二者択一。

 人生というものは、しばしば「AかBか」という単純な構造に落とし込まれる。
 誰かがそう言っていた。選択は慎重に、決断は迅速に――これが人生のコツだと。

 では、問おう。
 その二択が、どちらも崖に続いているとしたら?

 喜ぶか?
 怒るか?
 絶望するか?
 それとも、笑うか?

 ああ、できることなら笑いながらこう呟いてやりたい。
 「このクソッタレな茶番を設計した存在Xを、ぶち殺す」と。

 ──申し遅れました。私、ターニャ・デグレチャフと申します。
 第三帝国所属、国家保安本部直属・親衛隊中尉。齢十一。コーヒーは濃いめでお願いします。



ターニャ。黒服ラフ画(階級:SS少佐)
【挿絵表示】


セレブリャコーフ。黒服ラフ画(階級:SS少尉)
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※アニメ風
ターニャの副官設定のため肩には飾緒(しょくしょ/エギュイエット)を着用。
親衛隊(SS)において飾緒をつけることができる階級は、原則として少尉以上とされていました。

レルゲン。軍服ラフ画(階級:国防軍中佐)
【挿絵表示】

参謀将校の軍服には、肩章や制帽のパイピングなど、
いたる所にこのカーマインレッドが配されていました。

ハインリヒ・ヒムラー。野戦灰色勤務服ラフ画(階級:親衛隊全国指導者兼全ドイツ警察長官)
【挿絵表示】

史実では、SSを単なる護衛組織から、警察・情報・収容所・人種政策を抱え込む巨大組織へ拡大させた人物である。

本作では、ターニャの直接的な上位者の一人。
神秘主義的な側面を持ちながらも、単なる妄想家ではなく、思想・人事・警察権・組織拡大を束ねる制度構築者として描いている。

ハイドリヒが鋭い実務の刃なら、ヒムラーはその刃を置く鞘と、振るうための組織そのものを作った男である。

カクヨム連載中

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