長い間読み専だったのですが、この度ハーメルンの先輩方に刺激されて拙作を投稿することに。……やっちまった。
ありきたりのオリ主ものですが、退屈で死にそうだというときにでも読んでいただければ駄作者が泣いて喜びます。
……よく見なくても原作沿いじゃなくてアニメ混ざってんじゃん。
突風が吹いた。
鋭く流動する大気は土埃を巻き上げ、乾いた大地に無数の傷を刻んでゆく。風は叩きつけるように力強く、また切り刻むような鋭利さも備えていた。青空を切り裂くように吹き荒れる暴風は、もちろん自然の風ではない。
『超能力』。
とある街の、とある学校の、とある少女の持つ力の片鱗だった。
学園都市と呼ばれる場所がある。
東京都の西部三分の一に渡って広がるこの都市は、人口二三〇万人の約八割を学生が占める学業の街であり、それと同時に世界最先端の科学技術を誇る科学の街としても知られている。厚い壁で隔たれた学園都市とその外部では、その科学技術に約二、三十年程の差があるとまで言われていた。
そんな学園都市のオーバーテクノロジーの一つが超能力、人工的に開発された異能の力だ。超能力者の開発は学園都市にとってもはや日常と化していた。
学園都市の第七学区にある私立常盤台中学校のグラウンド。現在、超能力の強度を調べる
超能力を扱う能力者達は六つの
下から、
「――総合評価4」
無機質な機械音声が辺りに響き、身体検査の結果を告げる。
少女が一人、それを気怠げに聞いていた。
女性にしては少し高めの身長、それに比べ華奢過ぎる体、透き通るような白い肌。それと対をなすかのように、肩まで無造作に伸びた髪と、心なしかげんなりしたような瞳は黒。中性的な顔立ちも相まって、どこか作り物のような印象すら受ける。
「……いつも通り、か」
超能力者に次ぐ大能力者判定を受けながらも、彼女はそれに全く興味を持っていない。
長い前髪を疎ましげに揺らし、青空に向けて少女、
身体検査を終え、百合花は学校内のシャワールーム、通称『
冷たい滴が体を伝い、夏の陽射しに灯された不快感を洗い流していく。弛んだ体から自然と息が出て行った。百合花は水滴の感触を楽しむように目を閉じていた。
「ゆ……風見さん」
と、そんな彼女にふと声が掛かる。
百合花はシャワーを止め、声のした方へと振り向いた。
視線の先には、茶色い髪を肩まで伸ばした少女がそわそわとした様子で立っている。
その少女を見て、百合花はほんの少し、困ったように眉を下げた。
「みこ……御坂さん? どうしたの?」
「えっ、いや……身体検査の結果、どうだったかなー、と思って……ほら! 私他の場所で測ってたからさー、あはは」
百合花に声を掛けた少女は御坂美琴、超能力者序列第三位の『
気後れして笑う美琴に百合花は素っ気なく、
「ん、いつも通りのレベル4だったよ」
「あ、そうなんだ……」
会話が途切れた。
気まずい雰囲気が二人の間に流れる。そこそこ親しい友人であるはずのこの二人は、ある出来事を切っ掛けにギクシャクとした関係になってしまっていた。
「こ、このあとゲーセン行かない!? ほら、最近一緒に遊んでないじゃない!」
沈黙を破ろうと、意を決して美琴が口を開いた。
よほど緊張したのだろう、所々声が裏返ってしまっている。
当初は百合花が一方的に美琴を避けていただけだったが、数ヵ月も続くと美琴もおいそれと彼女に話しかけることが出来なくなっていた。
美琴の言葉を聞き、百合花が微かに瞳を陰らせる。
「ごめんね、急ぎの用があるんだ……、じゃあ、私はもう出るから」
美琴から目を逸らし、手早く体を拭いて制服を身に着けた。百合花は足早にシャワールームから去っていく。
「え、待っ」
美琴の声は届かない。伸ばした右手が空しく宙を切る。寂しげに、彼女はそのまま立ちつくした。
「お姉様? どうかなされたのですか?」
しばらくして、とり残された美琴に声が掛かる。
「黒子……ううん、なんでもない」
彼女は曇った笑顔でそう答えた。
七月十六日、初夏の暑さで熱された道路を三人の少女が歩く。
「うちの生徒会長は頭が堅いんですよ! 学校のパソコンをちょっと改造するくらい良いじゃないですか!!」
頭に付けた大きな花飾りを短めの黒髪と共に揺らし、柵川中学
教職員で構成される
「……初春。それは流石に止められても仕方がないと思いますの……お姉様もそう思われますわよね~?」
初春の言葉に呆れ顔になりながらも、ここぞとばかりに黒子が美琴に抱きついた。美琴の顔に青筋が浮かぶ。
「いちいち引っ付くんじゃないわよ。ってどこ触ってんだ黒子ぉ!」
常盤台中学に二人いるレベル5の片割れである御坂美琴は、幾度と無く自分に変態行為を働く一つ下の後輩にいつも通り軽く電撃をお見舞いした。
バチリ。肩ほどまである茶色の髪から青白い火花が散る。
「ああっ、お姉さまっ! そんなに激しくなさっては、黒子はっ、黒子はぁっ!」
茶色のツインテールから煙を上げて悶える変態には、傍観者の初春も苦笑するしかなかった。
「あれ? そういえば初春さん風邪でも引いたの? マスクしてるけど」
ひととおりお仕置きを終えたらしい。美琴は少し疲れた表情で尋ねる。ちなみに、変態は煙を上げて沈黙していた。時折体がピクピク動いている。
「実は少し風邪気味なんですよ」
「ん~、どれどれ?」
言いながら、美琴が額をくっつける。初春の頬は微かに紅く、額は少し熱かった。
「少し熱があるみたいね、早く帰って休んだ方がいいんじゃない?」
美琴の言葉に、しかし初春は物憂げなため息を返す。
「休めたらいいんですけど……最近風紀委員のデータベースにしょっちゅうクラッキングを仕掛けてくる人が――」
初春の言葉を遮り、んなぁっ! と黒子が叫ぶ。いつの間に復活したんだコイツ。美琴が頬を引き攣らせる。
「初春なぜ顔を紅くしていますのお姉様とおでこをくっつけ合うなんて羨ましい黒子だってお姉様とおでこをくっ付けあってあんなことやこんなことを……ぐへ、ぐへへへへへへ」
「くぅろぉこぉ?」
バチリ、再び火花が散る。白井黒子、懲りない女だった。
見かねた初春が話題を変えようと試みる。初春飾利は苦労人であった。
「あ! そういえば、常盤台の生徒会長さんってどんな方なんですか?」
「会長様ですの? 一言で言うならば、落ち着きのあるお姉さま、といったところでしょうか」
「どーいう意味よ?」
バチリ。先ほどから何度も聞いた音が耳に入る。何気ない一言が逆鱗に触れてしまったらしい、このままでは本日三度めの電撃は必至。
やばい、なんとかしなくては。黒子は慌てふためいた。
「み、御坂さんにそっくりってことは、とても優秀な方なんですね!」
すかさず初春がフォローする。
「そ、そうですの! 生徒からの人望も厚いですし、風紀委員として何度かお話しさせていただきましたけれど、落ち着いた頼りがいのある方でしたの!」
「ちっ……そうね、私も結構話すけどいい娘だと思うわよ」
なんとか死地は脱した。舌打ちなんて聞こえなかった、黒子はそう思うことにした。
「お、お姉さまも会長様とお話しに?」
「そりゃ話すわよ。……友達、だし」
美琴は少し自信なさげに言った。表情に僅かな陰を落として顔を俯ける。
美琴の陰った表情を黒子が目敏く察する。自称ながら御坂美琴の露払いを名乗るだけのことはあった。
「お姉様? お悩みがおありでしたらいつでもこの黒子めにご相談くださいな」
「もちろん私を頼って貰ってもかまいませんよ!」
初春も黒子に続く。レベル5といえど美琴は同じ人間、やはり心配なのだ。
「お姉さま、初春は頼りがいがありませんわよ、お気をつけあそばせ?」
黒子が初春の宣言をすかさず茶化す。初春が顔を真っ赤にして怒ってもどこ吹く風、初春と黒子のやり取りはとても微笑ましい。ポカポカと涙目で黒子を叩く初春を見て、美琴も思わず笑ってしまう。
「二人とも、ありがとね」
言いながら見上げた空は、さっきよりも雲が少なく見えた。
その建物には窓もドアも廊下も階段もエレベーターも、通気孔すら存在しない。
そんなとあるビルの一室で、とある二人が向かい合っていた。
広い部屋にポツンと置かれたガラスの円筒を、辺りの機材が微かに照らしている。
その円筒の中を覗き込むように、少女が一人立っていた。
黒。彼女を表す言葉はこの一言に尽きる。闇を思わせる濡れ羽色の髪を揺らし、深淵をそのまま写しこんだかのように昏い瞳を、ガラスで出来た巨大な水槽へと向けた。
身に付けた黒づくめの衣服も相俟って、まるで夜を纏い従えているかのような少女だった。
「調子はどうだ?」
平坦な口調で、円筒に満たされた赤い液体に浮かぶ部屋の主が少女に問い掛ける。
「元気だけど」
だが、少女は的外れな答えを素っ気なく呟くのみだった。これには彼も流石に呆れるしかない。滅多に動かない表情を苦笑に歪めた。
「そういう意味で言ったわけではないのだが。全く……君には『
注意しても無駄だと予想はできるが、そうせずにはいられない。それほど彼にとってそのプランとやらは重要であり、またそれにおいて大きな役割を果たすこの少女にも欠けてもらっては困るのだった。
だが、彼女にとってそんなことはどうでもよかった。
「目立たず騒がずお静かに。分かってるよ、私は相変わらずの平凡な一能力者だ」
「……」
本当に分かっているのか、小一時間問い詰めたくなるほどなげやりな調子で彼女が言葉を紡ぐ。
「……でも、どこからか情報が漏れてるよ? 第二位や第四位辺りから探り入れられてうっとおしいんだけど」
疲れたように少女が肩を落とした。
「『未元物質』辺りが下手な考えを起こさない為の囮も君の役目だ」
どうやら少女の現状は目の前の人間によって作られたらしい。
ほんの少し、決して答えに辿り着けない程度に撒かれた極上の餌。それに夢中になっている内は彼等が他の餌に食い付くことはない。
相変わらずの彼らしい陰湿なやり口、そう少女は評価を下した。
「ひっどいなぁ。正体バレたら私殺されちゃうよ?」
少女は冗談めかした声で言い、楽しげに笑う。言っている内容はとても笑えたものではないが。
「……もういい、帰りたまえ」
何か言う気力も失せたらしい、げんなりした様子で言葉を発する彼の姿にはどこか哀愁が漂っていた。
「ん、じゃあ帰らせてもらうよ。ここは窓が無くて息苦しいからね」
言いながら、少女は彼に背を向けた。
赤茶色の髪を二つにまとめた案内人の少女が少女を転移させ、部屋に沈黙が戻る。
暗い闇の中に残されたのは、逆さに浮かぶ『人間』だけだった。
しばらく後、先ほどとは一転して部屋の主は微かに笑った。焦がれるように、愛しむように、言葉を紡いでいく。
「一方通行、未元物質、
プラン。得体の知れないこの『人間』にとって、その言葉はどれほど重い意味を持つのか。想像できる者は、おそらくいない。
「まずは、予行演習といったところか」
動き出す未来は彼にも予測出来ないほど複雑で混沌としていた。
太陽が照らす建物の外で、案内人の少女に礼を言って黒い少女は歩き出す。
悪魔の掌の上、それを知ってなお恐れずに。
「……クレープ、食べに行こうかな」
少女の呟きは虚空に溶けて消えた。
「ゲ、ゲコ太ぁ」
地面に手をつき落ち込む美琴。すすり泣く声まで聞こえる。そんな彼女を周りの人間は一様に奇異の目で見つめていた。
黒いワンピースを着た少女など軽く一歩後ろに下がってさえいる。雲ひとつない青空が、美琴にはひどく憎らしいものに思えた。
クレープハウス
開店記念に先着百名までにゲコ太ストラップ(紳士服ver)をプレゼントしていたこの店だったが、どうやら美琴の順番が来る前にその先着百名とやらが終わってしまったらしい。ゲコ太マニアである美琴にはそれは大きな衝撃だった。
「あ、あの……」
すすり泣く美琴に軽く引き気味に、先ほど合流した初春の同級生、佐天涙子が声を掛けた。
屈んだ拍子に、綺麗に切り揃えられた彼女の長い黒髪がさらさらと揺れる。花の髪飾りがよく似合う少女だった。
彼女の声に美琴が涙目で振り向く。
「よかったら、コレ……」
佐天がストラップを差し出した。
「え! いいの? ホントにいいの!?」
美琴が目を輝かす。余程嬉しいようだ。そんな美琴に頬を引き攣らせながら佐天が頷く。
「ありがとう!」
「い、いえ……」
カエルのストラップを両手に握り締めて感激する女子中学生とは如何なものだろうか。思わず佐天の声は引き攣っていた。目線で同行している黒子と初春に助けを求めるも、二人はベンチで何やら格闘している。どうやら黒子は初春の頭の花飾りを狙っているようだ。何にせよ、助けが来ないことは明白だった。諦めきれずに佐天が辺りを見回して。
ふと、美琴達と同じ常盤台中学の制服が目に入った。ここぞとばかりに佐天は話題を変える。
「あ、あれ~? 御坂さん達の他にも常盤台の子が来てるみたいですよ」
「え?」
佐天の声に美琴が振り向く。
灰色のプリーツスカート、半袖のブラウスに加え、袖無しのサマーセーター 。常盤台中学の制服を着た美琴の友人は、幸せそうに、蕩けるような笑顔でクレープを頬張っていた。
「はじめまして。常盤台中学生徒会長風見百合花です!」
クリームを口元に付けつつ、少女、風見百合花はやけくそ気味な笑顔で佐天と初春に挨拶した。
美琴の姿を認めるや否や全力で逃走を図った彼女だったが、テレポーターである白井黒子によって確保され、退路を断たれてしまったのだ。
「は、はじめまして! 白井さんの同僚の初春飾利です!」
「その友達の、佐天涙子でーす!」
ややどもりつつ、初春が。それに続いて佐天が言う。
「佐天さんに……初春さんか。こちらこそよろしくね」
それに応え、百合花は人好きのする笑顔を浮かべた。
「あの~。クリーム、着いちゃってますよ」
佐天が口元に手を当てる。
「ああ、本当だ。ありがとう」
それを見て百合花が自分の口元に手を当てると、確かにクリームが着いてしまっていた。すぐさまそれを拭って口に放り込む。瞬間、 口の中に広がる甘さに甘党の彼女は思わず笑顔を零した。
そのすぐ隣では黒子がクレープ片手に美琴へと迫っていた。流石変態、周りの目などお構いなしであった。
思わず顔を見合わせ、三人が苦笑いする。
「ん?」
不意に、何かに気付いたかのように初春が声を上げた。
「どうしたの?」
つられて、佐天は初春の視線の先を見た。
「あの銀行……昼間から閉まってるっておかしくないです――」
か? 初春の声と同時、銀行の防犯シャッターを突き破り爆発、非常ベルが鳴り出す。感心したように百合花が口笛を吹いた。
風紀委員である黒子がこの非常事態にいち早く反応する。クレープを手早く頬張り、風紀委員の腕章を着けた。
「初春!! 警備員への連絡と怪我人の有無の確認をお願いしますの」
「はいっ!」
初春が頷く。
「黒子!」
荒事の気配を察し、美琴が黒子に声を掛ける。
「いけませんわ、お姉さま」
それを遮り、黒子は言った。
「学園都市の治安維持は
「えーと、餅は餅屋って言うでしょ? 本職に任せるのがいいんじゃないかな」
百合花が遠慮がちに声を出す。
二人の言葉に美琴は渋々頷いた。
「では、行って参りますの」
そう言って黒子が消えた瞬間。
もう一度、爆発が起こった。
銀行の中から三人組の男が走ってくる。髪を逆立てた細身の男、筋骨隆々の巨漢、やや長めの髪をした男。中央の巨漢が残りの二人を急かす。
「ぐずくずすんな!」
「お待ちなさい」
彼らの前に、一人の少女が立ちはだかった。
「ジャッジメントですの。器物破損、及び強盗の現行犯で拘束します」
男達はしばらく硬直していたが、硬直が解けると何が可笑しいのか笑いだした。男達の嘲笑に黒子が眉を潜める。
「お嬢ちゃん、とっととどっか行かないと、怪我しちゃうぜぇ!?」
男達の真ん中に立つ巨漢の男が黒子目掛けて突っ込んでくる。屈強な体格の男だ。単純な力勝負では黒子に勝ち目は無い。しかし、黒子は余裕を崩さなかった。
「そういう三下の台詞は」
言いながら、巨漢の突進を軽く避け、相手の右手を引き、右足を蹴る。
たったそれだけで、巨漢の男は面白いように宙を舞った。
「死亡フラグですわよ」
言葉と同時、男の頭が地面に叩きつけられる。動きはない。どうやら気絶したようだ。
残る二人に動揺が走る。
「すごい……」
遠巻きにそれを見る佐天が熱に浮かされたように呟いた。
「ま、あの子ならあのくらいは出来るでしょ」
「白井さんは優秀だからね」
どこか誇らしげに言う美琴。それに百合花が頷く。
「っち!」
舌打ちしつつ、細身の男が掌に炎を灯す。
「今さら後悔しても遅いぜ。テメェには消し炭になってもらう」
「パイロキネシスト……」
呟いて、黒子は後ろに倒れている男に目をやった。巻き込んでも面倒だ、そう考えた黒子が正面から右側を駆ける。
黒子の行動を不審に思いつつも、男は炎を放つ。炎が迫り、そして着弾。先ほどまで黒子のいた場所を炎が焼き払った。ドッジボール大の火の玉がアスファルトを熱する。黒子の姿はどこにもなかった。
「がっ!?」
瞬間、男の背に衝撃。堪らず男は倒れ込む。空中で体勢を整え、黒子は地面に着地した。混乱する男を、突如現れた無数の金属矢が地面に縫い止める。
「テ、テレポーター!!」
一連の動作を見て、もう一人、やや長めに髪を伸ばした男が叫ぶ。黒子に背を向け男は逃げ出した。向かう先にはきょとんとした表情の百合花が立っている。どうやら彼女を人質にして逃亡するつもりらしい。
「駄目ぇ!!」
佐天が叫び、思わず目を瞑った。それでも男と百合花の距離は縮まっていき、ついにはゼロになる。
男が百合花の華奢な腕を掴む。そして、
次の瞬間、男の体は呆気なく投げ飛ばされた。
「……は?」
地面に叩きつけられ、男は何が起こったのかも分からず目を白黒させていた。
「とりあえず、お休み?」
とどめといわんばかりに、少女は踵を振り上げ、男の腹部目掛けて降り下ろした。みしりと、何かが軋んだような音がした。
「あーあ、やっちゃったか……」
美琴が呆れたように呟く。
「会長様! 些かやり過ぎですの!」
「せ、正当防衛だよ、正当防衛。……八つ当たりじゃあないよ?」
黒子に詰め寄られて、百合花が上擦った声を出す。そんな中、佐天は呆けたように立ち尽くしていた。
先ほど男を投げ飛ばしたときの黒子や百合花。まるで物語の
何? ネーミングセンスがない? オリ主の名前がダサい? 心配するな、自覚はある。
誤字構成表現テンポその他諸々どんどん指摘下さい。
感想は作者の励みになりますが、批評は作者の栄養になります。……たぶん。
でも、優しくしてね……?
………………すみません自分でもキモかったです。
真夜中と初投稿で謎のハイテンションになってます。
あまり書きすぎてうっとおしいと思われるのが怖いので、この辺りで。
最後にもう一度。拙作が皆様の退屈を少しでも紛らわせたのなら、それは望外の喜びです。