Mokepon ~DarkSide Story of Pokemon~   作:Mitchell

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大都市に来たはいいがシルゲの戦略により行き場を失ったシャトシ。

別に急ぎもしないけど、通れるようにはしておきたいよなー…


#29 危険な香り

きっとここの警備員は通してくれないだろう

 

こいつらだって家族がかかってる、博士を敵に回すことはしないだろう

 

 

正攻法で行っても仕方ねぇ

 

ここは一つ実験がてら…

 

 

「ったくあんなガキ(シルゲ)に脅されるなんてついてないよなぁー」

 

「でもガキ(シャトシ)1人止めるだけで20万なら仕方ないよなー…」

 

「…あれ、こんなところに飲み物が…喉渇いてたんだよな、もらうとするか」

 

 

よしよし飲んでる飲んでる

 

あいつ喉渇いたって言ってたもんな

 

 

実はさっき買っておいた水にあの「小麦粉」を溶かしてみたんだが

 

本当にあの粉は「小麦粉」なのか、こいつで試してやるwww

 

 

「…あれ…なんか…何も考えられなく…なんか気持ちよくなって…き…」

 

 

なにがおこってるのかなー?ぼく子どもだからわかんなーい☆

 

…いずれにせよ小麦粉でないことは確かなようだ

 

あとはこの様態を動画にでも取ればすんなりゲートは開けてくれるだろう

 

 

ペットボトルってのは最初に開封するとき「パキッ」という音がする

 

あれはフタと継ぎ目に切り取り線のようなものがあって

 

そこが切り取られることによってそれが未開封なのか既開封なのかが判別できる

 

 

警備員が正常な状態ならそのような単純なことにも気づけたろうが

 

あの喉の渇きようでは正常な判別すらできまい

 

 

砂漠で脱水症状を起こしかけたとしたら、我々だってそんなことは考えないだろう

 

ま、そんなに粉は入れてねぇよ、脅しの画像だけ取れりゃ十分だ

 

 

 

しっかしおっかねぇな、この街にそんなやべぇモノが落ちてるって…

 

これだけの大都会だ、どこぞの渡航者が持ち込んだのかもしれんけど…

 

 

いやいや待て待て

 

そう考えるとこの街は何か違和感だらけだ

 

 

街を歩いている奴らはどうにもガラが悪い

 

全員ではないにしろ、どっかで感じたことのある落ちぶれた不良臭…

 

 

しかもその人数も半端じゃない

 

話しかけてみようかとも思ったが多勢に無勢、巻き込まれたらさすがの俺でもやばい

 

 

でも虎穴に入らずんば虎子を得ずとも言うしな

 

きっとこの街には何かあるぜ

 

 

てわけで散策を続ける

 

すると南の方にすり抜けられる木があった!

 

 

抜けていくと植物園のような場所に女がたくさんいる…

 

少し恰幅のよい中年の男が出入りしているようだ

 

看板もなにもない建物だが…

 

 

おぼこい少年のフリして近くのおっさんに聞いたら

 

「ここは子供の来るところじゃない、帰れ!」と言われてしまった

 

 

なるほどな、どうやらここでいかがわしいことが行われている事は確かなようだ

 

どっからどう見ても合法なビジネスとは思えねぇ

 

だが万が一、合法あるいはグレーゾーンの経営だったら俺の立場がやばい

 

 

まあいい

 

この街にはまだ怪しい匂いをさせてる場所がたくさんある

 

そして最も怪しい場所に、次は行ってみるとしよう

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