ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子── 作:GIOGIO
すみません、あれは嘘です。キリッ
すみません、ちょっとニセコイ原作に沿っていくのに精一杯で……。
破壊音とともにやって来たのは、眼鏡をかけ、髪をバックに整えたスーツ姿の男だった。後から部下らしいやつが続く。
?「…見つけましたよお嬢…。集英組のクソ共がお嬢をさらったというのは本当だったようですね…」
千棘「ク…クロード‼︎!」
クロード「ご安心下さいお嬢…。お嬢を守るのがビーハイブの幹部としての私の役目…。不肖このクロードめがお迎えにあがりました」ニコッ
千棘「いやさらわれてなんていないから私…‼︎」
ヤクザ達「「大丈夫ですか組長ーー‼︎!なんじゃあ今のは…。あ!こいつらビーハイブ‼︎」」
竜「おぅおぅビーハイブの大幹部さん…。こいつぁちょいとお痛が過ぎやしやせんか…」
竜「今までぁ手加減してやったけんどのぉ…今度という今度は許さへんぞ…‼︎」
クロード「ふん…猿共が…お嬢に手を出したらどうなるか教えてやる…」
クロード「この街ごと消し飛ばしてやろうか…。ついでに貴様らの大事な跡取りもバラして売りさばいてやる…」ゴゴゴゴゴ
竜「やってみぃやゴルァ…。坊っちゃんに手ェ出したらビーハイブに関わる者全て二度とお郷の土踏めんようにしたらぁ」ゴゴゴゴゴ
千棘「えっ、えーーー‼︎?」
やれやれ、桐崎さんはビビっているな……。
二人の話が物騒になってきたので、僕はすこし語気を強めて言ってみた。
承一郎「やかましいッ!うっとおしいぞッ!お前ら‼︎」
竜「坊っちゃん!」
クロード「なんだ、この小僧!」
承一郎「竜、てめぇは黙ってろッ!クロードさんって言ったな、あなたも黙っていてくれないか?」
竜「へ、へい!」
クロード「…ふん!」
一征「相変わらず、イチは人をまとめるのが上手いな」
アーデルト「そうだね」
一征「あ───君達、ちょっと誤解してるんじゃあないかね若ぇの」
クロード「ん…?なっ…!ボ…ボス…⁉︎」
一征「嬢ちゃんをさらったなんざとんでもねぇ誤解だぜ?なんせ…」
アーデルト・一征「「こいつらぁラブラブの恋人同士だからね」」
ギャング・ヤクザ達「「なっ…なぁあにぃいいーーー‼︎?」」
こ、このタイミング言う普通⁉︎
クロード「……ボス…本当ですか…?」
アーデルト「ああ。僕らが認めた仲だ」
承一郎・千棘「「………」」
ギャング・ヤクザ達「「…そ……そりゃすげーー‼︎」」
ヤクザ達「「坊ちゃんついに彼女が出来たんスかーーーー‼︎」」
千棘・承一郎「「⁉︎」」
竜達「「いやーーずっと心配だったんスよーーー‼︎この歳になって彼女の一人も出来ねぇから…。いやーーこいつは本当にめでてぇ‼︎」」
承一郎「君達…言っていい事と悪い事があるんだが……」
ゴゴゴゴゴ
ドス黒い笑顔で言うと竜達が竦み上がる。ほとんど君達が原因じゃあないのかい…?
桐崎さんの方もすごい。クロードさんが号泣しているのだ。
何だこの状況?いい年こいたおっさん達が号泣している。こんなの見たら誰だって混乱する。誰だってそうする。僕もそうする。
竜「なぁなぁ嬢ちゃん。どっちからどうやって告られたんですかい?」
千棘「え⁉︎」
竜が桐崎さんに質問をしてきた。
千棘「え…え〜とそれは…」
が、頑張って桐崎さん!
千棘「かっ…彼から『一目惚れです、付き合って下さい』って……とか?」
桐崎さんの顔が赤くなり、蒸気が噴き出ている。
竜達「「おおーーー‼︎坊っちゃん一目惚れだったんスかー‼︎」」
ギャング達「「いいなー青春だなー‼︎」」
クロード「…ああそうだ。私も坊っちゃんに聞きたい事があるのですがいいですか?」
承一郎「ああ、はい。どうぞ」
クロード「お嬢の好きな音楽と食べ物はなんでしたっけ?ラブラブなら当然答えられると思うのですが…」
なっ…もしかしてこの人、疑っているのかな……?
でも僕は彼女の好みは知らないんだけど…。当てずっぽうで言うしかないな……。
承一郎「く、クラシックとリンゴ…?」
クロード「…ふん……」
え?これ良かったの?桐崎さんが隣で手でグッジョブとしている。
竜「じゃあ最後に一つだけいいっスか嬢ちゃん。大事な話を聞いてやせんでした…」
千棘「⁉︎」
竜「お二人はもうキスを済ませたんで…?」
全員「‼︎!!」
全員にどよめきが走るッ!
承一郎「そっ…それはもちろん…」
竜「坊っちゃんは黙ってて下せぇ…!」
頼む、桐崎さん!嫌でもしたと言ってくれ…!
千棘「……し……し…し…し…ってするわけないでしょーーー‼︎!なんで私がこんなぁ…‼︎」
お…終わった……と思ったら、
ギャング・ヤクザ達「…ブラボーーー‼︎!」「それでこそ青春の恋人だァ‼︎」「プラトニーック‼︎」「最強のカップルの誕生じゃーー‼︎!」
と言ったきた。こ、これは良かったのかな…?
竜「いやー良かった良かった。もしも二人が…4日でキスを済ませるような不純な恋愛をしてるようなら血を見る事になってやしたよ」
あ…危ない……‼︎良かった……。
竜「しかしまぁお二人方!もし仮に」
ギャング・ヤクザ達「「ウチの坊っちゃん(お嬢)を捨てるような事があれば…、そん時ァ…責任取って貰いやすからね…?」」ゴゴゴゴゴ
「まっ!このお二人に限ってそんなはそんな事ないでしょーけどね!」「そりゃそーだ!ギャハハハハハハハ‼︎」
千棘・承一郎「「………‼︎」」
ちょっとヤバイ事になってきたがやっと質問が終わった。
スタンドプロフィール
ストーン・フリー
ステータス
【破壊力-A/スピード-B/射程距離-1〜2m/持続力-A/精密動作性-C/成長性-A】
一言で言うと糸のスタンド。
糸は本体の徐倫自身の肉体を解いたものであり、糸が切れたら徐倫も傷ついてしまう。糸はとても遠くまで伸ばすことができる。
糸を集めて人型にするとパワーが強くなるが、その分射程距離が短くなってしまう。
他にも、糸を使い傷を縫合したりできるなど、応用力が高いスタンドである。