ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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皆さんに重大なお知らせです!

承一郎の初のスタンドバトルは鶫の登場からと決まりました!\(^o^)/

承一郎「いや遅過ぎだよ!波紋蹴りッ!」

作者「タコスッ!」

しょ、しょうがないじゃあないか!あんまりスタンド入れるタイミングがないんだよ!/by作者


第9話 学校でも恋人の演技をせよ!その①

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夢の中───

 

承一郎「……どうして…泣いているんだい…?」

 

月が出ている夜、昔の僕の前に小さな女の子が一人岩の上に座っている。

 

?「…この絵本 最後がね、とっても悲しいの…。…とっても大好きな本なんだけど…」

 

承一郎「……ふ〜ん…。…ねぇ!それちょっと貸して!こーして…こーすれば…‼︎」

 

僕は絵本の文章を持っていたペンで書き変えた。

 

?「わー‼︎」

 

承一郎「ほら!これなら二人とも幸せになってハッピーエンドでしょ?」

 

?「すごい‼︎すっごく素敵なお話…‼︎あなたお名前は⁉︎」

 

承一郎「僕?僕は一条承一郎!君は?」

 

?「わたしは──」

 

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朝、一条宅───

 

承一郎「……で、その『スタンド』っていうのは、本人の生命エネルギーが創り出すパワーある像なんですよね?」

 

承太郎「ああ、その通りだ。スタンドはスタンドでしか触れられないし、スタンド使いにしか見えない。それとスタンドが傷つくと本体も傷つく。例外はあるがな」

 

承一郎「なるほど…。あとスタンドには一つ能力があるんですよね。承太郎さんのスタンドの能力は?」

 

承太郎「私のスタンド、『スタープラチナ』は5秒ほど時を止めることができる」

 

承一郎「時を⁉︎そ、それはすごい……」

 

竜「坊ちゃーん!そろそろ時間ですよー!」

 

承一郎「ああ、今行く!…承太郎さん、僕はそろそろ学校があるんで行きます」

 

承太郎「ああ、分かった。あと昨日は言うのを忘れてたが、近いうちに君の兄弟と私の娘が来るらしい。そのときはよろしく頼む」

 

承一郎「はぁ、分かりました」

 

僕はそう言って家を出た。

 

キング・クリムゾン‼︎

 

 

学校、教室前───

 

僕は教室に入って、小野寺君に声をかける。

 

承一郎「小野寺君!」

 

小咲「…一条君!おはよう!」

 

承一郎「良かった。ちょうど話があったんだよ」

 

承一郎(昨日の誤解を解かないと…)

 

承一郎「あのさ…一昨日の事なんだけど…」

 

クラスメイト「おおっとー‼︎一条と桐崎さんじゃあねぇかー‼︎」「おーいみんな!二人が来たぞー‼︎」「よっ!待ってましたー‼︎」

 

承一郎「……え…⁇」

 

クラスメイト「「おめでとーー‼︎!」」 「「お前ら付き合う事になったんだってな‼︎」」 「「末永くお幸せにー‼︎」」

 

承一郎「なっ、何ィーーッ‼︎?一体何の話…⁉︎」

 

集「とぼけんなってジョジョ‼︎もーネタはあがってるんだ!一昨日の土曜日…‼︎街で二人がデートしてるのを板野と城ヶ崎が目撃してしまったのだよー‼︎」

 

千棘・承一郎「「‼︎」」

 

キョーコ「おー何何お前ら付き合う事になったわけ?いいねー青春だねー」

 

キョーコ先生までこの始末である。

 

しかも、教室の窓の外にはクロードが双眼鏡を持って木の上にいた。というか、よく不法進入で訴えられないのか不思議である。

 

つまり、僕達は学校でも恋人のフリをしなければならないのだ。もう泣きたい。

 

承一郎「はぁ…確かに僕達は付き合っているよ」

 

クラスメイト達「「おおーー‼︎」」

 

クラスから歓声が上がる。

 

さよなら、僕の輝かしい青春……。

 

桐崎さんは涙を流しそうだ。

 

そして、小野寺君と目が合う。静かに笑ってくれたが、何の感情を表しているのか僕にはよく分からなかった。

 

こうして、朝からヘヴィな1日が始まった。

 

キング・クリムゾン‼︎

 

 

放課後───

 

千棘「…あーもうなんでこーなるわけ⁉︎どーしてくれんのよ私の高校生活…!」

 

承一郎「はぁ…それは僕の台詞だよ…」

 

結局昼休みの時間も食事の時間もクロードが見張ってて、小野寺君と話すチャンスすら来なかった…。

 

千棘「じゃあ…私やる事あるから先帰ってて!」

 

承一郎「ん?ああ、分かったよ」

 

僕はそろそろ飼育小屋に向かおうと思っていたら、偶然小野寺君とばったり会った。

 

小咲「あれ?一条君今帰り?」

 

承一郎「いや、これから飼育小屋に向かうところだよ。それにしても…なんでこんな事になったのかな…?」

 

小咲「あ!またそういう…。ダメだよそんな事言っちゃ!……そりゃあ…桐崎さんが一条君の事をいいって思ったからじゃあない?」

 

承一郎「え?いやいやそんな事はないよ。別に僕は良いところなんて…」

 

小咲「あはは!そんな事ないよ。いっぱいあるよ。」

 

承一郎「そ、そうかい…?」

 

小咲「そうだよ。たとえばほら、まだ日本語が苦手な桐崎さんにこっそりノート取ってあげるとことか…捨てられた動物見ると放っておけないとことか、見知らぬおばあさんの為に何時間も探し物手伝ったりとか、友達が宿題を忘れたら自分も忘れたってウソついたりとか、友達が先生に叱られそうな時───」

 

小咲「自分も一緒に叱られに行ったり…。ほらね、いっぱいあった」

 

…小野寺君がこんなに見てくれていたのは嬉しいが…。

 

承一郎「でも桐崎さんがそんなとこで僕に惹かれたりはしないと思うが…」

 

小咲「…そうかな。でも…私は桐崎さんがどうして一条君を好きになったのか分かる気がすらけどな」

 

承一郎「え…?小野寺君…それってどういう…」

 

委員「あ、わりー」

 

小咲「!」ドンッ

 

委員の人が荷物を運んでいて、小野寺君にぶつかった。

 

そして、小野寺君の制服から鍵が落ちた。

 

承一郎「…⁉︎え…これって…」

 

小咲「‼︎」




キャラプロフィール

小野寺小咲

年齢:15歳 身長:157cm 体重:43kg

瞳の色:茶色好きな食べ物:大学芋、和菓子 嫌いな食べ物:こんにゃく

おっとりとした性格で心根が優しく、他人を気遣う優しさを持つが、しっかりしている面が度を越している部分がある。

実家は和菓子屋「おのでら」を経営している。妹が一人いる。

濃い目の茶髪で左側のサイドの髪が長い、アシンメトリーな髪型が特徴。

『矢』の一件のときに矢によって傷をつけてしまったが、スタンド使いになったのかは不明。

まぁ、小咲も原作通りです。(笑)

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