ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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すいませんッ!

この回と次の回の出す順番を間違えてしまいました‼︎

本当にすいませんでした‼︎

承太郎「ダメだね」

作者「そ、そんな‼︎」

承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!」

作者「ヤッダバァァァァァ‼︎」


第11話 美少女が作る料理はだいたいダークマター

登校中───

 

桐崎さんは登校中に鼻歌を歌っている。

 

承一郎「…なんだい?えらく上機嫌だね。なんかあったのかい?」

 

千棘「私は今日こそ友達を作るって決めてるんだから…!今日は調理実習の日よ‼︎」

 

キング・クリムゾン‼︎

 

学校内、調理実習室───

 

千棘「…今日の課題ってケーキでしょ?みんなもびっくりするような美味しいケーキが出来ればお友達なんて向こうからやってくるってものよ!」

 

承一郎「…そんなに上手くいくのかい…?まぁ、僕は大惨事が起こらないことを祈るよ」

 

千棘「言ってなさいアホダーリン。ほえづらかかせてあげるわ‼︎」

 

承一郎(ま、何事も前向きなのは結構だけど…、しかし意外だな。桐崎さん料理なんて出来たのか…)

 

と思って桐崎さんの方を見てみると、桐崎さんがバサァ‼︎と薄力粉を全部ぶちまけて計量器からはみ出ていた。

 

千棘「…90gってこのくらいかな」

 

やれやれ、先が思いやられるな…。

 

女子達「───」「アハハ…」「ねぇねぇあんたは誰にあげるのよ?」「えー?実は〜…」

 

承一郎「…?…何だ…?」

 

集「おやおや?なんだ知らないのかね一条君は。今クラスで今日のケーキを好きな奴に渡すっていう流れが出来てんのさ。おかげ様でバレンタインよろしく男子は皆そわそわしてるってわけ!」

 

承一郎「…へー…」

 

集「でもお前はいいよな承一郎!確実にくれる彼女がいてよ!」

 

承一郎「…胃薬用意した方がいいかな…」

 

集「は?」

 

まぁ、そんなことがあるなんて知らなかったな。

 

るり「へー小咲にあげる相手なんていたんだ。誰?」

 

小咲「え?」

 

という小野寺君達の話を聞いていたのだが、

 

千棘「───えーと…次は卵をゆっくりかき混ぜる」

 

そして、次の瞬間ガシュッ‼︎という音を立ててボウルの中の卵が全て吹っ飛んだ。

 

僕は急いて別のボウルで落ちてくる卵を全て受け止めた。

 

承一郎「危ないな‼︎もうすこし気をつけてくれ‼︎」

 

千棘「な!なによ…!余計な事しないでくれる⁉︎」

 

その他小野寺君と話すチャンスはあったのだが、桐崎さんのフライパンが燃えたりエプロンに火がついたりetcetc…。その度にチャンスがなくなる。

 

しょうがないので桐崎さんを手伝おうとしたのだが、

 

千棘「なっ…‼︎ちょっ…あんた誰が手伝ってって言ったのよ…!これは私が一人で…」

 

プッツン!

 

そこで何かが切れた音がした。

 

承一郎「喧しいッ!鬱陶しいぞこのアマッ!さっきから無茶しやがって!お前はケーキができる前に地獄をつくるつもりか⁉︎」

 

千棘「な…な…⁉︎」

 

承一郎「…すごいケーキを作るんだろう…?」

 

承一郎「…だから計量カップを使えって‼︎違う‼︎バニラオイルは後だ‼︎食器の水気は取れと言っただろう‼︎」

 

千棘「うっ…うるさいないっぺんに言わないでよ‼︎」

 

集「…オレあんな承一郎初めて見たわ…」

 

男子「オレも…」

 

キング・クリムゾン‼︎

 

承一郎「…出来た〜〜‼︎桐崎特製ショートケ〜〜キ〜〜〜……」

 

集「……何コレ、チョコケーキ…?」

 

桐崎さんが作ったケーキは真っ黒でプスプスとすこし煙が立っている。

 

桐崎さんはケーキを見てすこし泣きかけている。

 

承一郎「うおおお…‼︎な、泣かないで‼︎」

 

集「承一郎〜〜〜‼︎当然お前は食うよな⁉︎愛しの恋人のケーキだもんな…‼︎」

 

承一郎「なぁ…⁉︎」

 

集は自分に被害が及ばぬように僕にケーキを食べさせようとしてくる。

 

桐崎さんは目に涙を浮かべている。

 

承一郎「ぐっ…‼︎…当たり前だろ‼︎」

 

僕は覚悟を決めてケーキを食べた。

 

集「おおー‼︎」

 

承一郎「……うまい…‼︎」

 

集「え⁉︎ちょ…うそだろ…⁉︎」

 

千棘「…ホント?」

 

桐崎さんがケーキを食べる。

 

千棘「…おいしい‼︎」

 

クラスメイト達「ホントだうめー‼︎」「なんで⁉︎こんなに焦げてんのに…」「すげーうまいよ桐崎さん…‼︎」

 

千棘「……ありが…と…」

 

似合わないと言いたいが、言ったら怒りそうなので言わなかった。

 

当初の目的はある意味で果たせたのでまぁいいんじゃあないのかな……。

 

キング・クリムゾン‼︎

 

調理実習室の外───

 

小野寺君のケーキを渡す相手が分からなかったが、小野寺君と外で出会った。

 

小野寺君に渡す相手を聞いてみたら、どうやら彼女の母親らしい。嬉しくもあり、悲しくもあった。

 

小咲「…あの、実は私も一条君に…」

 

承一郎「…え?」

 

小咲「じっ…!実は…‼︎余った生地で小さいケーキを作ったんだけど…、良かったら食べてくれる…?」

 

承一郎「え⁉︎いいのかい…⁉︎」

 

小咲「うん…!ちょうど誰かに味見して欲しかったの…!」

 

小咲(…桐崎さんに悪いかな…?このくらいいいよね…?ただのクラスメイトとしてなら…)

 

小咲「で…ではどーぞ…!」

 

承一郎「あ…ありがとう…!」

 

小野寺君のケーキはとても綺麗で美味そうだ。流石和菓子屋の娘だなと思った。

 

承一郎「…では、いただきま〜〜…」

 

口に入れた瞬間、ボフン‼︎という爆発音のような音が出た。まるでどこかの殺人鬼の髑髏の爆弾戦車スタンドが口で爆発したかのようだった。

 

そこで僕の意識は途切れた……。




キャラプロフィール

宮本るり

年齢:15歳 身長:140cm

小咲の中学からの親友で小柄な少女。

赤茶っぽい長髪をポニーテールにしており、眼鏡をかけている。痩せの大食い。

普段は冷めた性格で、男っ気も全くないほどさばさばしているが友達思いな一面がある。非常に短気で極度の暴力癖があり、たびたびセクハラ発言をする集に制裁を加える。

成績はかなり良く、水泳部に所属している。

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