ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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いつの間にかUAが合計2500を超えていただと……。

この作品は初めて書いたものなんですが、とても嬉しいです!

これからもハッピーウレピーヨロピクねー‼︎


第12話 一条家での勉強会

登校中───

 

女子「おっはよー、桐崎さん!」

 

千棘「お…お…お、おはよー!」

 

女子「ねーねー昨日のサッカー見た〜?」

 

どうやら前日の『黒ケーキ』の件によって桐崎さんは無事クラスに馴染めたようだ。

 

まぁ、元々友達に困るようなタイプの人間じゃあなかっただけにきっかけさえあればこれが自然な姿なのだろう…。

 

キング・クリムゾン‼︎

 

教室内───

 

今日はのんびりしようかなと思っていたら、宮本さんがやって来て、

 

るり「一条君!…今日私達あなたの部屋で勉強会開きたいんだけど構わない?」

 

と言って来た。小野寺君も一緒だ。また騒がしい日々が始まる。

 

 

一条家───

 

竜「お待ちしてやしたぜ坊っちゃぁ〜ん‼︎今日はお勉強会ですってねー‼︎?」

 

承一郎「…まぁね、お茶頼むよ」

 

竜達「「了解しやしたァ‼︎」」

 

僕は未だ状況が呑み込めない。

 

承一郎(なんで宮本さんが勉強会を…?しかも僕の家で…。駄目だ、全然分からない…)

 

るり「…なんであなたまで付いてくるの舞子君」

 

集「えー?まーまーいいじゃないの同じメガネのよしみでさぁ…!」

 

うわぁ、宮本さんが嫌そうな顔してるな。

 

と僕達が廊下を歩いていると、承太郎さんと会った。

 

承一郎「あ、こんにちは承太郎さん」

 

承太郎「やぁ、承一郎。そこの彼女等は?」

 

承一郎「ああ、みんな僕のクラスメイトです。紹介するよ、こちらは遠い親戚の空条承太郎さんだよ」

 

千棘・小咲・るり・集「「こんにちは」」

 

承太郎「承一郎から話は聞いているよ、よろしく頼む」

 

 

キング・クリムゾン‼︎

 

とりあえず、勉強会が始まった。

 

千棘「それにしてもあんたの親戚の人すごい大きいのね。190cm以上はあったわね」

 

承一郎「僕も今まで知らなかったんだよ。本当の父さんの家系はすこし変わっていてね」

 

千棘「え?本当の?」

 

承一郎「そうか、桐崎さんは知らなかったね。僕は一条家の養子なんだ。父さんは僕が生まれる前に死んでいて、母子家庭だったんだけど、母さんが事故で亡くなって知り合いだったこの家に引き取られたんだ」

 

千棘「へぇ、ところで承太郎さんって人の職業は何なの?」

 

承一郎「職業は海洋冒険家らしいよ。祖父はアメリカの不動産屋らしいよ」

 

千棘「なんて名前なの?」

 

承一郎「確か、ジョースター不動産って名前らしいよ」

 

千棘「えーーッ⁉︎ジョースター不動産って言ったら、アメリカではとても有名な不動産王なのよ‼︎」

 

承一郎「そのようだね。もっと前の事を調べてみたら、イギリス貴族の家系らしいよ」

 

こんな感じで勉強会は続く。

 

小咲「…ねぇるりちゃん、ここ解ける?」

 

るり「んー?ねぇ一条君ここ小咲に教えてあげて欲しいんだけど」

 

承一郎・小咲「「‼︎?」」

 

小咲「るっ…‼︎るるるるりちゃ…」

 

るり「あーごめん私これ全然ワカンナイから…」

 

小咲「…この前もっと難しそうなの解いてたじゃあ…」

 

るり「いいから行け」

 

小咲「よ…よろしくお願いします…」

 

承一郎「え、えーとこの問題は先にαを代入して……」

 

小咲「わ!すごい解けた!すごい分かり易いよ!」

 

承一郎「こんなのどうということはないよ」

 

小野寺君にいいところを見せれてラッキーと思っていたら、承太郎さんがやって来た。

 

承太郎「承一郎、すこし話がある。来てくれ」

 

承一郎「分かりました。みんなは進めといて」

 

千棘「あんたプリントは?」

 

承一郎「すでに終わっているよ。それじゃあ」

 

別の部屋───

 

承太郎「すまないな、友人との時間を割いてくれて」

 

承一郎「大丈夫ですよ。話ってなんですか?」

 

承太郎「ああ、話というのはな、この街の行方不明者数についてだ」

 

承一郎「行方不明者数…?」

 

承太郎「そうだ。私はスピードワゴン財団とのつながりがあってな、調べによるとここ数年で行方不明者が急激に増加している。なぜだか、君には分かるはずだ」

 

承一郎「……『矢』ですか…?」

 

承太郎「君のように『矢』の犠牲者になっている者が多数いるようだ。そして、もう一つ可能性がある…」

 

承一郎「もう一つ……?」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

承太郎「『この街にいる殺人鬼がスタンドに目覚めて、殺人を繰り返している』ということだ」




スタンドプロフィール

クレイジー・ダイヤモンド

ステータス
【破壊力-A/スピード-A/射程距離-D/持続力-B/精密動作性-B/成長性-C】

触れた物を直す(治す)能力。無機物・有機物を選ばず、復元するタイミング・範囲・段階まで任意で選べるため、結構応用が利く。

しかし、本体の仗助には適用されなかったり、死んだ者を生き返らせることは出来ない。(逆に死亡してさえいなければ対象がどんな致命傷を負っていたとしても完治出来る)

無くなった物は直せず(ザ・ハンドの空間を削る能力)、塵レベルになった物は直さないらしい(小説『OVERHEAVEN』より)

なお感情が昂ぶっている時に能力を使用すると歪んだ形に復元されたり、別の物と融合してしまうことがある(第4部の片桐安十郎は『岩』と、宮本輝之助は『紙』と融合して『本』になってしまった)

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