ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!

『いつの間にかUAの合計が3000以上、お気に入り件数が30件になっていた』

な……何を言っているのか分からないと思うが(ry

とっても嬉しいですッ‼︎

作者「最高に『ハイ』ってやつだぁぁぁぁ‼︎」ドスゥッ!グチャグチャグチャ!


第13話 暗闇の中での災難

承一郎「スタンド使いが殺人を繰り返しているということですか⁉︎」

 

承太郎「そうだ。現にM県S市の杜王町で、連続殺人犯がスタンド使いになったことがあった。どれも凶悪な能力を持ったスタンドを身につけていた」

 

承一郎「そんな……‼︎」

 

承太郎「元々私はそれを調べる為にここに来たんだ。私の娘や君の兄弟が来るのも、『矢』と『スタンド使い』を調査する為なんだよ」

 

承一郎「……つまり、すでにスタンドを悪用している輩がいるということですか?」

 

承太郎「そういうことだ。今日来たみんなにもこのことを伝えて、一応注意を呼びかけてくれ」

 

承一郎「…分かりました…」

 

僕は部屋を後にした。

 

承太郎(やれやれ…。昔私が燃やしたDIOの『天国に行く方法』が記されたノート……。それを実行しようとしている者もいるかもしれないが、今は言わないでおこう……)

 

キング・クリムゾン‼︎

 

一条家、庭───

 

僕と桐崎さんは竜達に頼まれて蔵に向かっている。

 

千棘「…ったくなんなのよ?突然二人で来てくれなんて…」

 

承一郎「…なんか裏の蔵にお高いお茶取りに来て欲しいんだって」

 

承一郎(…『スタンド使いの殺人鬼』…みんなにどう伝えればいいんだろう…)

 

千棘「あ、蔵ってこれのこと?」

 

承一郎「ん?ああ、そうだね。入ればすぐに分かるって言ってたけど…」

 

桐崎さんが蔵の前でフリーズしている。

 

承一郎「?どうしたんだい?」

 

千棘「…あんたさっさと取ってきなさいよ」

 

承一郎「?いや、ちょっとは手伝…」

 

千棘「嫌」

 

承一郎「……」

 

こんなところでグダグダしていても意味がないので僕はドアを開けた。

 

そしたらいきなり竜達が飛び出してきて、僕と桐崎さんを突き飛ばし、蔵に鍵をかけた!

 

承一郎「おーい‼︎ここを開けろー‼︎」

 

勿論返事はない。

 

承一郎(…やられた。あいつらはこのために僕達を…‼︎きっと今頃「あっしらにできることはここまでッス…!」とか思っているんだろうなぁ…。蔵を出たら『波紋』の拳を叩き込むッ!)

 

僕は少しキレぎみに考えながらも、

 

承一郎「ごめん、桐崎さん。ウチのモンが。後で厳しく言っておくから…」

 

と桐崎さんに謝る。

 

桐崎さんは黙ったままだ。

 

承一郎「…?どうしたの?妙に大人し…」

 

僕が言いかけたときに、桐崎さんが僕にくっついて来た。

 

承一郎「えっ⁉︎ちょ、ちょっと桐崎さん⁉︎」

 

千棘「うっ…!うっさいちょっと黙っててよ‼︎こっち見たらブン殴るからね‼︎?」

 

桐崎さんは後ろでカタカタ震えている。

 

承一郎「…‼︎君…まさか…怖い…のかい…?」

 

そう言ったらいきなり殴られた。

 

承一郎「ウゲェッ‼︎」パゴム‼︎

 

初めて殴られたが、とても痛い。

 

千棘「こっち見たら殴るって言ったでしょ‼︎」

 

承一郎(…理不尽な……)

 

千棘「…苦手なのよ、昔からこういう暗くて狭い場所。昔洗濯機にハマって5時間動けなくなったあの日以来…」

 

承一郎(なぜそんな事に…⁉︎)

 

千棘「わっ…私だって好きであんたなんか掴まないわよ…‼︎でもこうしてなきゃ耐えられないの!分かったら黙って掴まれてて‼︎」

 

ヤバい、このままでは理性が崩壊してしまいそうだ。

 

とSAN値がガリガリ削れて僕に桐崎さんが声をかけた。

 

千棘「……あ、ねぇあれ見て!はしご!あれならその窓から出られない?」

 

承一郎「ん…?…まぁ確かに出られるだろうけどさ…、君そんな状態で出られるのかい…?」

 

千棘「うっ…、私はちょっと…無理だけど…。…でもあんただけでも先に出て、人を呼んでくれれば…」

 

承一郎「やれやれ、痩せ我慢をするんじゃあないよ。そもそも君に掴まれているから動けないしさ」

 

千棘「うう……、じゃあどうするのよ!」

 

承一郎「う〜ん、じゃあ『波紋』を使うか」

 

千棘「え…?」

 

承一郎「コォォォォォ……」

 

僕は独特のリズムの呼吸をしながら、

 

バリバリバリィッ‼︎

 

と桐崎さんに波紋を流し込んだ。

 

千棘「きゃっ‼︎え、足が勝手に……‼︎」

 

桐崎さんはいきなり立ち上がり、梯子を上がり蔵の窓を開け、飛び降りた。

 

千棘「やった、外に出れたわ!」

 

今の動きは桐崎さん本人の意思ではない。僕の『波紋』で動きをコントロールしたのだ。

 

そして僕も窓から飛び降りた。

 

その後、蔵の鍵をかけた竜達に一発ずつ波紋の拳を叩き込み、一応小野寺君達に僕を矢で射抜いた奴がまだ捕まっていないことを告げ、注意を促した。

 

こうして、波乱の勉強会は幕を閉じた。




キャラプロフィール

東方仗助

年齢:29歳 身長:185cm

スタンド、『クレイジー・ダイヤモンド』の使い手。

リーゼントヘアが特徴的な男。ジョセフと不倫相手の朋子の間に生まれた。爬虫類全般が苦手。

普段は温厚な性格だが、激昂すると手が付けられなくなる。特に自分の髪型を貶されると誰であろうと見境い無く容赦の無い攻撃を加える。

髪型の由来は幼少の頃にリーゼントに学ランの少年に命を救われて、その少年の髪型を真似る事にした。そのため仗助にとっては『髪型を貶す=彼を貶す』事になり、激昂する。

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