ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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これからも応援よろしくお願いします!感想も待ってます!

今回はやっと鶫が登場します!長かった…。やっとスタンドが登場するなぁ……。


第2章─目覚める能力─
第18話 ヒットマンがやって来る その①


承一郎「え?今日転校生が来るのかい?」

 

集「らしーよ。なんか突然決まった事らしくてさ、生徒にゃ連絡が遅れたんだと。しかもその転校生『男』なんだとよ。しかも噂によると『美男子』‼︎マジテンション下がるわー」

 

集が明らかに嫌そうな顔をする。

 

承一郎(…ホント分かり易いなコイツ…)

 

千棘「私はちょっと楽しみだわ」

 

承一郎「…僕は転校生というものにいい思い出がないからなぁ…」

 

千棘「なんか言った?」

 

承一郎「もう少しで蹴りが顔面にシュート‼︎されそうになった人のことを考えてよ。原作のニセコイでは当たってたんだから」メメタァ!

 

ガラッ!という音を立ててキョーコ先生は扉を開けた。

 

キョーコ「よーしお前ら、突然だが今日は転校生を紹介するぞー。入って鶫さん」

 

?「はい」

 

承一郎「!」

 

鶫「初めまして、鶫誠士郎と申します。どうぞよろしく」

 

クラスの女子達「キャーーーー‼︎どうしようすっごいイケメン〜‼︎」「モデルさん⁉︎」「顔ちっちゃ〜い」

 

女子達の黄色い悲鳴が教室を埋め尽くす。

 

キョーコ「空いてるとこに」

 

鶫「はい」

 

僕は転校生の怪しい点に気がつく。

 

承一郎(ん…?よく見るとこの転校生、女じゃあないのか?それに制服から微かな金属音…。銃を持っているのか…?)

 

僕は確かめる為にポケットに手を入れた。転校生はチラッとこっちを見る。僕は近づいて尋ねる。

 

承一郎「ねぇ、君はなんで男の服を着ているんだい?」

 

クラスの女子達「「えっ?」」

 

鶫「あんなヒラヒラしたものを着用していてはいざというときに対応出来んだろ」

 

クラスの女子達「「ええーー⁉︎」」

 

女子達は驚く。まぁ確かに僕は若干驚いた。だが僕はポケットの中で手を銃の形にして転校生に突きつける。

 

すると、転校生は本物の銃を取り出し、撃ったのだ!

 

鶫「何ッ⁉︎フェイクか!」ガーン!

 

当たると思ったが、驚くべきものが見えた。

 

腕だ。僕の体から『三番目』の腕が出てきて、圧倒的なスピードで転校生が撃った銃弾を指ですこしずらし、軌道をずらしたのだ!

 

バスッ!という音とともに銃弾が僕から数センチ横の壁に当たった。

 

女子達「「キャーーー‼︎」」

 

女子からさっきとは別の意味での悲鳴を上げた。

 

承一郎(この僕の体から出ている腕は多分承太郎さんが言っていた『スタンド』なのか⁉︎だが…)

 

転校生は承一郎を見ていた。いや、正確には承一郎の体から出ている『スタンド』の腕を見ていた!

 

承一郎(やれやれ。『スタンド使い』は『スタンド使い』と引かれ合うか、承太郎さんの言っていた通りだ…。ここはスタンドに気付いていないフリをしよう)

 

承一郎「いきなり撃ってくるとは思わなかったよ。やれやれ」

 

千棘「鶫!あんた何やってんのよ!」

 

鶫「お嬢、お会いしとうございました!」

 

人の話など完全に無視である。

 

どうやら話によると、クロードの部下らしい。いきなり撃ってくるとは…。普通にいい奴かと思った僕が馬鹿だった。

 

キング・クリムゾン‼︎

 

昼休み───

 

集「なぁジョジョ、なんで転校生が女って分かったんだ?」

 

承一郎「額を見たんだよ」

 

集「額?」

 

承一郎「ああ、女子の額はいつも平らなんだ。だけど男子の額はいつもしわが寄っているんだよ」

 

集「あ、本当だ!よく知ってんな!」

 

承一郎「どこかで聞いた事があるんだよ」

 

と話していると、鶫さんがやって来た。

 

鶫「一条さん、少し聞いてもよろしいですか…?」

 

承一郎「ん?ああ、いいよ。僕も少し君と話したかったんだ」

 

学校の屋上───

 

鶫「先程の無礼、お詫びしたい」

 

承一郎「いいよ、僕が仕掛けたのが悪いんだし。…鶫さん、一つ聞きたい事があるんだ」

 

鶫「いいですよ」

 

承一郎「それじゃあ単刀直入に聞こう。君は何故、さっきの騒ぎのとき、『何もないところ』を見ていたのか?普通あの状況だったら弾丸とか僕を見ると思うのだけど…」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

承一郎「ねぇ、教えてくれるかい?最近『相棒』を見ているものだから、細かいことが気になってしまうんだ」

 

鶫「……私からも質問です。お嬢の事を本当に愛していらっしゃいますか?」

 

承一郎「オイオイ、質問に質問で返さないで欲しいんだけどな。礼儀に反するってものだろう?」

 

鶫「……どうなんですか?」

 

承一郎「…その話を無視するの、やめたらどうなんだい?…まぁいい。当たり前だよ」

 

僕は平然と嘘を吐く。

 

鶫「お嬢のためなら死んだっていい?」

 

承一郎「ああ、もちろん」

 

さも当然であるというように嘘を吐く。

 

鶫「…そうですか。安心しました」

 

鶫「…では死んだ下さい」バシャン‼︎

 

そう言い、銃を勢いよく取り出した。でもそうは僕も同じだった。

 

承一郎「それはお断りだな」ガシャァン‼︎

 

お互い銃を構える。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

鶫「‼︎貴様、銃は持っていないのでは…⁉︎」

 

承一郎「君みたいに公衆の場で銃を出すような事なんてしないよ」

 

鶫「…分からん、お嬢はなぜこんな男を…」

 

鶫「てゆかぶっちゃけ絶対私の方がお嬢の事を愛してるのにーーーー‼︎!」

 

承一郎「………(この人、脳みそがクソになっているのか…?)」

 

鶫「フッ…、まぁいい…。私は正々堂々貴様からお嬢を奪ってみせる…‼︎すぐに証明してやろう、お嬢の隣にふさわしいのはどちらかを…‼︎」

 

構えを解いた鶫さんは僕に背を向け、屋上を去ろうとする。余計な言葉を言いながら。

 

鶫「貴様らのような山猿ばかりの組など、恐れるに足らない…」

 

プッツーン☆という音が聞こえた。

 

承一郎「…おい、待ちな!好き勝手言ってくれやがって。誰があいつのそばにふさわしいかって?あいつはオレの恋人だ‼︎誰にも渡さねぇ…‼︎」




やっとだ……。やっとスタンドバトルが描ける……(泣)

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