ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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本当は鶫のスタンドはsoul'doutの『Catwalk』にしたかったんですよね。マジパテで猫のキャラだったから。(笑)

いよいよジョルノ登場!


第24話 兄さんはギャングスター その①

S県内の空港───

 

空港には、ある二人の男達がいた。

 

?1「ついに着いたな、日本に」

 

?2「ええ、そうですね。」

 

どうやら外国人のようだ。片方の男は父親と同じ金髪を煌めかせながら言った。

 

?2「やっと会える、僕の兄弟に…‼︎」

 

男の名はジョルノ・ジョバーナ。イタリアのギャング“パッショーネ”のボスであり、一条承一郎の腹違いの兄弟である。

 

一条宅───

 

〜承一郎side〜

 

承太郎「承一郎、今日は君の兄が来る予定だ」

 

承一郎「えっ⁉︎本当ですか⁉︎分かりました!」

 

承太郎さんから兄さんが来ると聞かされた。僕は一人息子だったので兄さんと会えるのがとても楽しみだ。

 

 

学校───

 

鶫さんと和解したのはいいのだけど、鶫さんはかなり僕に警戒しているらしく、ここ数日僕は桐崎さんとロクに近づけない。まぁそれで困る事は一つもないので別にいいんだけど……。

 

というか天井に張り付くとか、どこぞの吸血鬼だよ…。←自分の父親

 

飼育小屋───

 

承一郎「ねぇ桐崎さん先生が飼育係のエサ買ってこいってよー」

 

千棘「ええーー⁉︎なんで私達が〜?…ったく、そーゆーの普通業者に頼んで持って来て貰うものなんじゃあないの?」

 

承一郎「ウチは珍しい動物が多いからね。近くのペットショップで直接買うしかないんだよ」

 

千棘「あんた一人で行ってきてよ」

 

承一郎「重いんだよ」

 

?「お待ち下さいお嬢…‼︎」

 

承一郎「ん?」

 

次の瞬間、バサァッ‼︎と鶫さんが近くの草むらから出て来た。ポ○モンじゃあないでしょ君は…。

 

鶫「お嬢…!そのような買い出しならこの私が‼︎お嬢にそのような雑事をさせるわけにはいけません…‼︎」

 

千棘「つぐみ…あんたどっから…」

 

鶫「ほら行くぞ一条承一郎!グズグズするな!」

 

承一郎「やれやれ、分かったよ」

 

キング・クリムゾン‼︎

 

街中───

 

僕は街中で鶫さんを見つけたのだが…

 

承一郎「……どうしたんだい君?」

 

鶫さんは女の子らしい可愛い格好だったのだ。不覚にもドキッとしてしまった。

 

鶫「お嬢に来させられたのだ。男と間違えられないようにと…。武器まで取り上げられたしまった…」

 

承一郎「コーディネートは桐崎さんがやったんだね、かなり似合っているよ」

 

鶫「…‼︎なっ…‼︎/////バッ…バカにしてるのか貴様はァ‼︎」

 

承一郎「ええ⁉︎」

 

本当に女の子っていうのは分からない…。

 

キング・クリムゾン‼︎

 

鶫さんの意外な女の子らしさをペットショップで発見して、エサを買い終えた。

 

鶫「痛っ…!」

 

承一郎「⁉︎どうしたんだい?」

 

鶫さんの足を見ると、血が出ていた。

 

承一郎「うわっ!すごい靴ずれしているじゃあないか!大丈夫かい?」

 

鶫「貴様が心配する必要などない!」

 

承一郎「我慢する必要のない事を我慢しているのはただの馬鹿だよ。コォォォォォ…」

 

僕は波紋の呼吸を整え、鶫さんの足に流した。しばらくしたら、怪我は治った。

 

承一郎「全く…近くの靴屋でサンダルを買おう。そっちの方がいいよ」

 

 

その後、帰る途中に僕達はあるものを見た。奇妙な外国人の二人組だ。

 

一人は髪型の見えない帽子を被り、ヘソが見える短い丈のセーターを着ている。

 

もう一人は金髪で前髪に三つの穴(コロネ?)があり、ブルーの目をしていた。

 

何故か、どこかで会ったような感じがした。

 

帽子を被っている外国人が僕達に話しかけて来た。

 

?1「なぁ、そこのカップルさんたち。俺たちイタリアから来たんだがよ、道が分からなくてさ。ちょっと道を教えてくれないか?」

 

鶫「なっ…‼︎/////誰がこいつとカップルだ馬鹿者‼︎」

 

承一郎「すいません、僕はこの子とはそういう関係ではありませんよ。どこに行くんですか?」

 

?1「ああ、この場所なんだけどよ」ガサゴソ

 

外国人は地図を広げて見せる。その場所は僕の家だった。

 

承一郎「何か用事でも?」

 

?1「まぁそうなんだ。ちょっとした用事なんだ」

 

承一郎「へぇ…。そこに行くにはここを曲がってここを…」

 

?1「なるほど、分かったぜ!ありがとよ、行くぜ」

 

?2「分かったよ。ありがとうございました」ペコリ

 

承一郎「いえ、お構いなく」

 

二人の外国人は去って行った。

 

鶫「おい、一条承一郎」

 

承一郎「ん?」

 

鶫「あいつら、刺客じゃあないだろうな?」

 

承一郎「分からない。だけど二人でウチの組は倒せないよ。例えスタンド使いだとしても、幸い、今は承太郎さんがいるし、問題ないでしょ」

 

鶫「フン、まぁいい。とにかくこのエサを学校に持って行こう」

 

承一郎「そうだね、そうしよう」

 

僕達は学校に向かった。

 

キング・クリムゾン‼︎

 

エサを学校に届けて、家に向かった。

 

家には、承太郎さんとさっきの二人の外国人がいた。

 

?1「おっ!お前さんはさっきの!」

 

承一郎「こんにちは、えっと…」

 

ミスタ「グイード・ミスタだ。こっちはジョルノ・ジョバーナ。よろしくな、一条承一郎」

 

ジョルノ「よろしく、承一郎君」

 

承一郎「えっ?なんで僕の名前を?」

 

ミスタ「君の親父さんから聞いたんだ」

 

承太郎「承一郎、すでにこの二人とは面識があったのか?」

 

承一郎「あ、はい。学校の用事で…」

 

承太郎「今日言っただろう?君の兄がやって来ると」

 

承一郎「えっ、もしかして…」

 

承太郎「そうだ。ここにいるジョルノはギャング組織“パッショーネ”のボスで君の腹違いの兄だ」

 

承一郎「なっ、何だってーーッ⁉︎」




ちょっと番外編を描いてみようかなと思うんですが、アイデアありませんか?

クロスオーバーになっても大丈夫ですがあんまり世界観壊れないようにお願いします!

意見、感想、待ってます!

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