ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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もうすぐ万里花の登場だ!…ということで皆様に万里花のスタンド案を出してもらいたいです…(汗)

JOJO「おいおいおい、ヒロインのスタンドは決まったんじゃあなかったのか?」

すいません、小咲と千棘のスタンドは決まったんですけど、他のヒロインの方々がまだ……(大汗)

JOJO「ふざけるな‼︎」ブンッ‼︎

や、やめて!吸血鬼のパワーはダメぎゃああああああ‼︎!


第38話 10年前の写真

小咲(────今の写真、…千棘ちゃん…?…どうして一条君が…もしかして…もしかして一条君は───)

 

 

キング・クリムゾン‼︎

 

一条家───

 

承一郎「…ただいまーー」

 

ヤクザ達「「おかえんなせぇ坊っちゃん‼︎」」

 

僕は家に帰り夕飯の支度をしていく。

 

承一郎(…結局、約束の女の子がどっちなのか分からないままだ。でもどうすればこの先それが分かるんだろう…)

 

僕はカレーを作りながら考える。

 

承一郎(あ〜あ、こんな風に当時の写真でも残ってれば少しはヒントになったかもしれないのに…)

 

一征「あ?写真?ああ確か残ってるぞ?」

 

父さんが驚きの事を言った。

 

承一郎「…ええぇえーーー‼︎?ちょっ…そんなものどこにあったんだ‼︎?僕はこれでも何度も屋敷中探し回った事あるんだよ…‼︎?」

 

スタンドが月まで吹っ飛ぶこの衝撃……。

 

一征「ああーーそれじゃあ見つかんねーわなー。写真は倉ん中にしまってっからよ」

 

一征「…例の10年前に旅行行った時の写真だろ?確かにあの時の写真は少ねぇが倉の奥にまだ一枚残ってたハズだ」

 

JOJO(…マジかよ。こんな身近にまだ“あの子”のヒントが残ってたなんて…。でももしかしたらこれで一歩真実に近づけるかも…)

 

一征「確かおめーにせがまれて鍵持った女の子と撮ったんだっけ。何やらその子と大事な約束がどーとか言ってたが…」

 

承一郎(なっ…‼︎鍵持った女の子…‼︎?それに大事な約束って…‼︎)

 

JOJO(おいおいなんてこった…‼︎一歩どころかもしかしたら…‼︎その写真に写っている女の子がオレ(承一郎)が約束した“あの子”なのかもしれねぇ…‼︎)

 

承一郎(その写真さえ見つかれば…‼︎)

 

キング・クリムゾン‼︎

 

翌日、学校───

 

承一郎(うーん、一晩ずっと探したけど全然見つからないな…)

 

集「…おーいジョジョ〜〜」

 

承一郎「…なんだい?集」

 

集「よぉ承一郎。今日放課後ヒマ?帰りにマックで一緒にお勉強とかしたくない?」

 

承一郎「…なんだい急に…」

 

集「だってほら〜もうすぐ期末だし?一条君は何か対策でもしてるのかな〜って」

 

承一郎「何が一条君だ…。対策なんていうのは普段からしっかり準備をしてない奴がするものなんだよ。それに僕は今日大事な探し物が…」

 

集「小野寺も来るけど?」

 

 

キング・クリムゾン‼︎

 

マック内───

 

店員「…いらっしゃいませーー」

 

…来てしまった。集の奴わざと溜めて言ったな…。

 

承一郎(…まぁいいか、写真は逃げないし…)

 

承一郎(…しかしちょっと前まではこうして帰りに小野寺君とマックに寄るなんて考えられなかったのにな…)

 

…もうすぐ分かるかもしれないんだよね。小野寺君が約束の女の子かどうか…。

 

一体どっちがそうなんだ…?記憶が曖昧でどうしても思い出せない。

 

そもそも髪の毛の色は?黒?金?そんな特徴でさえ考え込んでいると全く違う色だったんじゃあないかとさえ思ってくる。

 

承一郎(ダメだ…考えた所で分かるわけないな…)

 

集「さてと、皆どーやって座ろうか?」

 

るり「…小咲は一条君の横に座ったら?前みたいに教えて貰えるし」

 

小咲「ええ⁉︎えと…」

 

承一郎「‼︎……」

 

小咲「…ううん、いいよ。一条君は千棘ちゃんの隣がいいんじゃあない?やっぱり恋人だし」

 

承一郎(……ん?あれ…?なんか今小野寺君がいつもよりよそよそしかったような…?気のせいか…?)

 

そして、勉強会が始まった。

 

集「これで勉強会は2回目だね。誠士郎ちゃんって勉強出来る方?」

 

鶫「いや…多分人並みには…。クロード様には『どこの大学入試でも楽に入れるようにしておけ』と…」

 

集(わ〜お、それってとんでもないレベルなんじゃあ…)

 

それから勉強会は続いた。

 

集「あ、そうだ。テスト勉強も大事だけど今日は英語の宿題も出てたんだった。まーオレ達には桐崎さんがいるから怖くないけどね」

 

小咲「あ、そっか。千棘ちゃん英語しゃべれるもんね」

 

集「というわけで桐崎さん!いっちょこの英文を訳してみてくれない⁉︎」

 

千棘「え?うんいいわよ。それでは……(頼られた…)」

 

千棘『…ちょっとジョージ!あの女は一体誰なの⁉︎』『知らないよリサリサ!身に覚えのない事だ!』

 

一同「「⁉︎」」

 

なんかどこかの修羅場みたいな英文に皆驚いた。

 

千棘『しらばっくれないで!ならこの髪の毛は誰の物だって言うの⁉︎』『誤解だ!話を聞いてくれ!」

 

一同「「……⁉︎」」

 

千棘『私とあの女どっちが大事だって言うの…⁉︎』

 

あの先生は…‼︎*英語担当はキョーコ先生

 

承一郎(あ、小野寺君がツボってる。カワイイ…)

 

…小野寺君はどことなく記憶の中の“あの子”と雰囲気が似てる気がする…。小野寺君も多分僕がそうなんじゃあないかって言ってたし…。

 

桐崎さんは…どう考えても僕には“あの女の子”には思えないけど『ザクシャ イン ラブ』って言葉を知ってて鍵まで持ってて…。

 

 

一旦落ち着こう。あの写真さえ見つかればハッキリするんだから。“あの子”がどっちかなんて…。

 

集「…で?ジョジョはどっちの方が好きなんだ?」

 

承一郎「ん?そりゃあもちろん小野で…」

 

皆が硬直する。

 

集「…バニラシェイクとチョコシェイク、どっちが好きって聞いたんだけど?」

 

承一郎「お…小野寺君はどっちが好きなのかな…?」

 

小咲「え…⁉︎わ…私は…ストロベリーの方が」

 

承一郎「あーそっか!僕も好きなんだよストロベリー…!」

 

危なかった…‼︎!危うくこんな所で公開告白をする所だった…‼︎

 

JOJO(承一郎…お前ホント勇者だなw)

 

承一郎(笑わないでくれ!本当に焦ったんだからな!)

 

承一郎(でも…さっきの考えを整理するとやっぱり小野寺君が“あの子”なんじゃあないかと思えてくるな。だって桐崎さんじゃあイメージが違いすぎ…)

 

千棘『…いいえ違うわジョージ、私こそあなたの運命の人なのよ!』

 

承一郎「‼︎?」ブゥッ‼︎

 

桐崎さんの台詞に驚き、僕はストロベリーシェイクを口から吐き出してしまった。

 

千棘「…?何やってんの汚いわよ」

 

承一郎「…別に」

 

JOJO(なんとまぁいいタイミングで……)

 

キング・クリムゾン‼︎

 

一条家、倉の中───

 

承一郎(あっ!あった!あれが父さんの言ってた箱だな…⁉︎)

 

僕は父さんに10年前の写真がしまってあるという箱を見つけた。

 

承一郎(…この中に10年前のあの時の写真が。それを見ればずっと探してた“あの子”の正体が───…!)

 

どっちなんだろう…。小野寺君と桐崎さん…一体どっちが約束の…。

 

承一郎(いや…そんな事はもう見てみれば分かる…‼︎)ガパッ‼︎

 

僕は箱を開けた。

 

承一郎「……これ…は…」

 

写真はある草原だった。父さんが僕と女の子の後ろに立ち、僕は女の子の手を繋いでいた。

 

だがその女の子を僕は知らない(・・・・)。栗色のショートヘアの女の子。花の形の髪飾りをつけている女の子。

 

僕はこの女の子を知らない(・・・・)

 

承一郎「……誰、なんだ…?」

 

JOJO(…厄介事が増えそうだな……)




千棘の読んでいた英文にジョージとリサリサ出てましたね(笑)

やっぱり髪の毛の人ってペネロペですかね(笑)

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