ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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どうも皆さん、メリクリ‼︎

いやぁ、投稿遅れてすみません(苦笑)

最近ちょっと色々と忙しくて…。

JOJO「ほぉ、ゲームばかりやっていて忙しいだと?」

作者「ギクゥッ‼︎」

JOJO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーッ‼︎」ドコドコドコドコドコドコォ‼︎

作者「アプギャーーーッ‼︎!」ドッゴォーーン!

作者「ボンドにずみばぜん…でじだ…」ボロォ

JOJO「ヤベ、やりすぎたか…」



第41話 許嫁とのデート

波乱の許嫁が登場した翌日、学校───

 

千棘(…ったくあのアホもやし、許嫁だからなんだか知らないけどデレデレしちゃって…。…でも考えてみたらあのバカがあんな事(・・・・)する度胸なんてないってすぐ分かるハズなのに。…なんで私あんなにイライラしたんだろ)

 

千棘(あの写真の時はすぐ分かってやれたのに──)

 

千棘(…さすがに殴ったのはやり過ぎたかな。なんかこのままなのも気分悪いし一言くらい謝ってやっても──)

 

千棘「おはよ〜」ガラッ

 

千棘が教室に入ろうとすると、

 

万理花「承一郎様〜‼︎おはようございます〜‼︎」だきっ‼︎

 

承一郎「わーーーー‼︎だから人前でくっつくなって…‼︎」

 

千棘「‼︎」サッ

 

千棘はとっさにドアに隠れた。

 

千棘(…あれ?なんで隠れたんだろ私…)

 

承一郎「…あのねぇ、こっちは君のその態度のせいで散々なんだよ。女の子には遠まきにヒソヒソされるし、男子共には体育のドッジボールで集中砲火されるし…」←波紋で全てを避け切った男

 

万里花「まぁ、承一郎様はやっぱり人気者なのですね」

 

承一郎「…えーと、話聞いてた?」

 

万里花「だって私もっと承一郎様とお話がしたいのです。昨日は色々と邪魔も入りましたし。なので明日デートに行きませんか?」

 

承一郎「な…デート‼︎?」

 

千棘「……」

 

承一郎「ムリムリムリムリ‼︎だから…言っただろう?僕にはその…恋人が…ね?」

 

万里花「ああ…やはりダメなのですね…。私はずっと承一郎様を想ってきたと言うのに…。恋人がいるんじゃあ仕方ありませんよね…。ああ、この事をお父様が知ったらどんなにお嘆きになるか…」

 

万里花はすごくわざとらしい演技をする。

 

承一郎「‼︎」

 

JOJO(…もしそれでウチがガサ入れにでもあったら…)

 

拒否権はない。基本的に一条承一郎は不幸なのだった。

 

承一郎「…やれやれ、分かったよ。僕も君と少し話をしたいと思ってたんだ」

 

万里花「まぁ本当ですか‼︎私嬉しいです…‼︎」

 

そしてその言葉に反応する者達が千棘の他に三人…。

 

千棘・小咲・るり・鶫((デート…‼︎?))

 

 

キング・クリムゾン‼︎

 

翌日、街の中───

 

承一郎(やれやれ、どうしてこんな事に…)

 

JOJO(でも考えようによっちゃコレって10年前の事を聞くチャンスかもな…。結局桐崎には言わずに来ちまったけど…。別に大丈夫…だよな…?)

 

承一郎(…それにしても待ち合わせ場所アバウトだな。すぐ見つかるって言ってたけど…)

 

そう考えながら歩く承一郎の前に、大量の警察官とパトカーが並んでいる。

 

万里花「あ!承一郎!おはようございます!お待ちしておりましたわ」

 

承一郎「…ねぇ、コレってまさか…」

 

万里花「はい、私のお付き方々です。あ、皆さんもう構いませんよ」

 

警察官「「良い休日を」」

 

承一郎(…どうしよう、僕やっぱりとんでもない子に目をつけられているんじゃあ…)

 

JOJO(諦めろ、もう普通の生活なんてヤクザの息子である時点で出来ないからな…)

 

万里花「…あの、何か思い出しました?」

 

承一郎「え?いや、悪い…、正直今のところは…全然…。…ゴメン」

 

万里花「いえ、いいんですいいんですゆっくりで!さぁ参りましょう」

 

その二人の後をつけている者達がいた。

 

るり「…目標の動きはどう?小咲」

 

シャーロック・ホームズのような格好で話す二人組。るりと小咲だ。

 

小咲「えっ…目標…?えーと…今待ち合わせで合流したみたい…。…ホントに尾行なんてするの〜?」

 

るり「当たり前でしょ。あなたには危機感が足りない。だって許嫁だよ許嫁!あの二人を放っといたらどうなるか分かんないでしょ?せっかく変装もしたんだし…」

 

小咲「かえって目立ってるよるりちゃん‼︎」

 

そんな二人とは別に、承一郎と万里花を尾行する者が一人。

 

鶫(…一条承一郎め、許嫁とデートだと…?お嬢という人がいながらふざけた真似を…断じて許しておけん…‼︎変装や尾行なら私の専売特許だ…‼︎変装のコツの一つは普段の自分からどれだけ離れられるか…任務の場所に溶け込めるか…。私の場合…)

 

鶫の格好はいつもの男装からかけ離れた、モデルのような姿だった。

 

鶫(どうだ‼︎奴もまさか私がこんな格好をするとは夢にも思うまい…‼︎昨日コンビニで買った雑誌を研究したかいがあった。これならよほど接近されない限りバレる事はないだろう…)

 

鶫は変装の意味を理解していないんじゃあないのか?というような格好だ。どれだけ変装しても、目立っては意味がないということに気付いてないようだ。

 

鶫(奴の動向を監視しお嬢に報告せねば…!そう!これは私が気になるからではなくお嬢のため…!む?しまった…奴はどこへ…)

 

鶫が二人を見失っていると、

 

承一郎「あのー、すみません。ちょっと道を聞きたいんですが…」

 

承一郎が鶫に近づいていた。

 

鶫(ブウ‼︎?うおおおお一条承一郎…⁉︎しまった…!この距離で注視されてはさすがにバレ…‼︎)

 

承一郎「…この地図にある店を探してるんですが分かりますか?」

 

鶫「…ああコレなら向こうのビルで看板を見ましたよ」

 

承一郎「そうですか、ありがとうございます」

 

そう言い、承一郎と万里花は鶫に気付いた様子はなく通って行った。

 

鶫(…気づかれなかった。なんだなんだ‼︎少しは気付いたらどうなんだこの鈍感め…‼︎)ダンダン

 

鶫は気づかれなかったことに地団駄を踏んだ。

 

JOJO(…ププ……ww)←気付いてる

 

そしてさらにもう一人、二人を尾行している者がいた。

 

千棘(…ったくあのアホもやし。何よデートだからってデレデレしちゃって…。私達が恋人のフリしてるんだしあいつがヘマしないように見張っとかないと…。大丈夫、変装は完璧!これなら誰も私だと気付かないハズ…)

 

千棘の格好は上下黒のフード付きジャージにサングラスとマスク、完全に不審者と化している。

 

千棘(フフフ…完璧な変装)

 

警官「あーーそこの君、ちょっとこっちで話聞かせて貰えるかな」

 

無論怪しまれる事は必然である。

 

そして千棘は逃げる。

 

警官「あ!こら待ちなさい‼︎」

 

千棘(ハァ…ハァ…危なかった…。ちょっと変装ハリきり過ぎたかしら…)

 

そんな千棘に万里花はクスリと笑い、

 

万里花「ねぇ承一郎様!私お腹が空いてしまいましたのでお食事にしませんか⁉︎」

 

ガシッと承一郎の腕に抱きついた。

 

千棘・小咲・るり・鶫「「‼︎!」」

 

承一郎「ちょっ…だからくっつくなって…!」

 

万里花「良いではありませんか、せっかくのデートなんですし…」

 

承一郎「いや、まぁそうなんだけど…」

 

千棘・るり・鶫((あのもやし…‼︎!))ゴゴゴゴゴ

 

承一郎(どこからとかなく殺気…‼︎?)

 

JOJO(……)ビシッ←敬礼のポーズ

 

キング・クリムゾン‼︎

 

レストラン───

 

承一郎と万里花はすごい高そうなレストランで食事をしていた。

 

万里花「ここは父がこっちに来たら是非にと勧めた店なんです。お口を合えば良いのですが…」

 

承一郎「いや、とても美味しいよ。最近はこんな所に行く機会があまりなかったからね」

 

万里花「…私がお支払いしますか?」

 

承一郎「いや、僕が払おう。女の子に払われたら男が廃るというものだよ」

 

そんな事を話しながら二人は食事を続けた。

 

万里花「それにしてもテーブルマナーがお上手ですわね」

 

承一郎「一応、父が英国貴族だからね。これくらい出来ないと」

 

そう言いながら、父の事を考える承一郎。

 

承一郎(…父ってどんな人だったんだろう…。記憶を見たのは死ぬ間際のところだったからな…)

 

万里花「…恋人の事でも考えていたのですか?」

 

承一郎「ん?まぁそんなところかな」

 

万里花「私にはなぜ承一郎様があのような野蛮そうな方を選んだのかが分かりません。絶対私の方が承一郎様にふさわしいと思いますのに…」

 

承一郎「まぁそう言っちゃダメだよ。あれでも良い所とか多少…少し…微量には含まれてるんだから。僕は多分君と彼女は仲良くなれると思うよ?話してみれば意外と…」

 

万里花「……いえ…残念ですが私、髪の長い女性が嫌いなので」

 

JOJO(自分だって髪長いじゃん…)

 

万里花「…さて、承一郎様。私そろそろ二人きり(・・・・)でお話がしたくなって参りました」

 

承一郎「君もか。僕もだよ」

 

承一郎は尾行に気付いていた。

 

 

るり「ん、小咲。いつの間にかあの二人がいない…!」

 

小咲「え⁉︎あ…⁉︎」

 

るりと小咲はアイスを食べている間に尾行失敗(主にるりが)。

 

 

鶫(くっ…!私とした事が見失ってしまうとは…!)

 

鶫は街中で(ry

 

 

 

公園───

 

承一郎と万里花は公園のベンチに座っていた。

 

承一郎「さて、これくらい走れば問題ないかな」

 

万里花「さぁ!何をお話ししましょうか。何か聞きたい事があるのでしょう?」

 

承一郎「ああ、そうだね」

 

千棘(…ったく、危うく見失うとこだった。いきなり走り出したりして怪しいわね。何話してるんだろう…)

 

承一郎「僕が聞きたいのはコレの事なんだけど」

 

そう言い、承一郎は倉にあった写真を見せた。

 

万里花「!まぁ懐かしい‼︎こんな写真をまだ持っていて下さったんですか⁉︎」

 

承一郎「…やっぱりこの写ってるのは君なのかい?」

 

万里花「はい!なんだ!やっぱり私の事覚えていて下さったのですね!私感激です!」

 

承一郎「わーー‼︎違う違う‼︎」

 

千棘(…⁉︎何よ、ずいぶん盛り上がってるじゃあない。…もう少し近くに…)

 

千棘はゆっくりとベンチの近くの草むらに移動する。

 

承一郎「…悪いけど、僕が覚えてるのは10年前にある女の子と約束したってだけなんだよ。それが誰なのかずっと気になってたんだけど…」

 

承一郎「僕が約束したのは君なのかい…?それとも…」

 

万里花「……確かに私は承一郎の求める答えを全て知ってます。10年前のあの約束の真相を」

 

千棘(え…?今なんて…?なんでこの子が…10年前の約束の事なんか…)

 

万里花「…教えて差し上げても構いませんが、そのかわり…」

 

承一郎「‼︎」

 

万里花が自分の鍵を取り出して承一郎に見せる。

 

万里花「あの恋人と別れて貰ってもよろしいですか?」

 

承一郎「……え?」




承一郎(まぁぶっちゃけ波紋の生命探知で尾行してるのバレてるけど…)

JOJO(そこはスルーしてやれ…)

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