ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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前回からかなり間を空けてしまいましたが、メキシコ支部戦続きです。

今回は三人分の視点でやってみたのと、サンタナにオリジナル設定があるのでご了承下さい。

それではどうぞ!


第92話 因縁はいつも突然にその③

承太郎「そのスタンドはッ!まさかッ!」

 

承一郎「…世界(ザ・ワールド)かッ!」

 

DIO?「…チッ、この世界(・・・・)だとオレの二つ目の能力(THE WORLD)は有名になりすぎているな。面倒だ」

 

サム「まぁ確かにな。だがそれはそこの承太郎に倒された(・・・・)あんただ。もう一つの能力は初見じゃあ防げねぇさ」

 

DIO?「…フン、いいだろう。こっちもやる事は終わったからな」

 

ジョセフ「あやつは…サンタナッ!」

 

徐倫「しかもサンタナに入っていってるのは…DISCッ!『ホワイト・スネイク』のDISCよッ!」

 

約70年ぶりに目覚めた最後の『柱の男』、サンタナの頭部には円盤状の物体──『ホワイト・スネイク』のDISCがズブズブと差し込まれていた。

 

承一郎「まさか、サンタナをDISCで操っているのか⁉︎」

 

サンタナ「……オレ…は…サンタナ……。『愛国者達(らりるれろ)』の…メンバー…」ズブズブ…

 

承一郎「こ…こいつ、英語を喋っているぞッ!なんて頭脳だ!」

 

ジョセフ「なんていう事じゃ、あの『柱の男』を服従させる程とは…!」

 

サンタナ「……お前、JOJO(ジョジョ)か。オレはあの時から何年眠っていた?」

 

ジョセフ「……70年以上も前じゃ、サンタナよ」

 

ジョセフはかつての仇敵に流れた月日を伝えた。

 

サンタナ「フム……老いたな。その姿、波紋がさらに強まったのを感じるがやはりお前も人間、老いには勝てないというわけか。…だが一人、ここに人間ではない者がいるな」

 

そう言い、サンタナは承一郎を見つめた。

 

承一郎「……」

 

サンタナ「お前か、だが妙な感じがするな。ただの吸血鬼(食料)というわけではないという事か」

 

承一郎「…穿て、『村雨』ッ!

 

一点集中の水の奔流が波紋を帯び、サンタナへ襲いかかる!しかし、

 

ドグォォォンッ……‼︎

 

サンタナはそこの部分だけ骨格を弄って回避した。

 

承一郎「…その体、骨格を変化出来るってのはそういう事か」

 

サンタナ「面白い、スタンド……流法(モード)に引けを取らん力だ」

 

承一郎「ジョセフさん、こうなったらここで奴を消し去るしかありません。ですが、生憎僕の波紋は独学なので倒しきれないと思います。だから、承太郎さんと徐倫さんはあのDIO似の男を、ジョセフさんにはサンタナを相手にしてもらえますか?僕はサムを相手にします」

 

徐倫「任せて、あの恐竜の能力になら対策はあるわ」

 

承太郎「奴の『世界(ザ・ワールド)』なら私の『スタープラチナ』で対応出来る、大丈夫だ」

 

ジョセフ「なるほどのぉ…ワシも今ちょうど策が浮かんだところじゃ。承一郎君、君はあの男と何か因縁があるのじゃろう?なら、相手をするべきじゃよ」

 

承一郎「すみません…行くぞサム!」

 

サム「フッ…いざ、参る!」

 

承一郎対サム

承太郎&徐倫対DIO?

ジョセフ対サンタナ

 

戦闘開始ッ!

 

〜承一郎side〜

 

承一郎「それじゃあ皆さん、お願いします!」

 

脳内の制限(リミッター)を解除、世界から伝わる情報がよりクリアになる。僕はその膨大な量の情報から今の戦闘に必要な情報だけ伝わるように絞り込む。

 

サム「ッ‼︎(剣速が上がった!)」

 

承一郎「せあっ‼︎」

 

『村雨』がサムの眼前に迫るも、サムはその一閃を防いでみせる。

 

サム「くっ…!」

 

承一郎「まだまだァッ‼︎」

 

袈裟斬りを仕掛けてから下がる勢いを利用してそのまま右回りに回転しながらの右斬り上げ!

 

サム「シッ‼︎」

 

サムはそれを防いで右側に回り斬り込む!

 

ギィィィィンッ…‼︎

 

そこを僕は骨剣を生成して防ぐ。

 

サム「強くなったな、あの時よりもッ…‼︎」

 

承一郎「第二ラウンドだ。さぁ、死合おうか!」

 

〜承太郎side〜

 

なるほど、人間は本通常出している力は本来持つ力の約2割か3割程の力でしかない。吸血鬼は石仮面の骨針を頭に打ち込む事でその制限を外して圧倒的なパワーを得る。

 

だが承一郎の場合その制限解除を意図的に操作する事が出来るというわけか。やれやれ、味方としたらこれ以上に頼もしい奴はいないな。

 

さて、私達はこの目の前の男に集中しよう。

 

承太郎「…一つ聞いておく、お前の名は?」

 

ディエゴ(以下Dio)「…ディエゴだ。ディエゴ・ブランドー」

 

やれやれ、姓まで同じとはな。ますます奴に似すぎている(・・・・・・)。この世には同じ顔の人間が三人いるとは言うが、こいつの場合纏う雰囲気もあの時とそっくりだ。

 

Dio「…まぁ、そんな事どうでもいい。お前らはオレのスピードに追いつけないし、今ここで始末されるからな」ピキピキ…

 

言うや否や、Dioの顔にヒビが入り口が顎まで裂ける。しかし姿は人型を保っている。なるほど、人としての姿を保ったままの状態になる事も可能なのか。

 

徐倫「行くわよ父さん、私に合わせて!」

 

承太郎「そういえば、お前と一緒に戦うのは久しぶりだな。行け、徐倫」

 

徐倫「『ストーン・フリー』ッ!」

 

SF(ストーン・フリー)『オラオラオラオラオラオラオラオラァッ‼︎』

 

徐倫のスタンドのラッシュはDioの恐竜の動体視力で躱されてしまう。

 

Dio「忘れたのか、このオレの動体視力をッ!WRYYYYYYY(ウリィィィィィィィ)‼︎」ドババババッ!

 

Dioのラッシュを捌くが、その内の一発が徐倫の体を貫く!

 

徐倫「やれやれだわ…こんな手、もう使いたくないって思ってたのに」

 

Dio「ッ⁉︎」

 

しかし、徐倫は体に風穴が開いてもケロッとしていた。さっきのラッシュの際に拳と共に糸を出して自分の体に穴を開けていたのだ。

 

徐倫のスタンドは糸、つまり徐倫の体が糸になる。この応用力の高さは目を見張るものがある。

 

徐倫「見えなかったでしょ、拳よりも遅く出していたから。そして、その出した糸もッ!」

 

Dio「ハッ!」

 

SF『オラァッ‼︎』

 

ビシィッ!

 

張り巡らせた徐倫の糸がDioを拘束した!これで奴は逃げられない!

 

Dio「WRYYYYYYY(ウリィィィィィィッ)、ギャアアアーーースッ!」メリメリィ!

 

承太郎「ッ!」

 

急に縛りつけた奴の体が膨張する!マズイッ!こいつ、恐竜の姿へ完全に変身して糸を引き千切るつもりか!

 

徐倫「やると思ったわ…変身して無理にでも引き千切ろうとするってね。だけど『糸』に(パワー)はいらないわ。柔軟さだけではなく強靭さも兼ね備えているのよッ!」

 

Dio「ギャアアアーーースッ⁉︎」ミチミチィッ!

 

恐竜に変身して大きくなって分、徐倫の糸がDioの体を締め付けくい込む!

 

Dio「(マズイ、こいつッ!スピードはオレよりない代わりに応用性に富んでいるッ!)ぐっ!行けッ、『スケアリー・モンスターズ』ッ」

 

Dioが叫ぶと、先程と比べて小さい恐竜が駆けてくる。

 

恐竜「ギャアアアーーーース!」シュッ!

 

小さい恐竜が私達に飛び込みながら液体をかけた!これは…

 

徐倫「しょ…‼︎小便をかけられた!」

 

SP(スタープラチナ)『オラオラオラオラオラオラオラオラァッ‼︎』

 

『スタープラチナ』のラッシュで恐竜達を迎撃する。恐竜達は姿が戻ると…

 

承太郎「鼠か…やれやれ、トコトンろくな思い出がないな」

 

徐倫「ヤバイわ父さんッ、さっきの小便は目標を『固定(ロックオン)』するものッ!私達に向かってさらに向かってくるわッ!」

 

恐竜達「「ギャアアアーーーーーースッ‼︎」」

 

恐竜達が一斉に襲いかかる瞬間、

 

Dio「『THE WORLD(世界)』ッ‼︎」

 

ドォォォォーーーーーーz______ン‼︎

 

時を止められたッ!マズイッ、奴との距離が少し遠いッ!

 

ズバズバッ!

 

野郎、『糸』を切断したかッ!だがッ!

 

SP『オラオラオラオラオラオラァッ‼︎』

 

THE WORLD(以下TW)『WRYYYYYYYYYY(ウリィィィィィィィィィッ)‼︎』

 

ドガガガガガガガッ‼︎

 

『スタープラチナ』と『世界(ザ・ワールド)』のラッシュが炸裂する。だが、

 

SP『オラァッ!』

 

Dio「ぐあっ!」

 

拳を少しだけずらしてバランスを崩して奴へ一発叩き込む。まさかあの時とは逆とはな、やれやれだぜ。

 

ドォォォォーーーーーーz______ン‼︎

 

徐倫「ううっ…!」ブシュッ!

 

そして時は動き出し、徐倫は糸が切れた反動で負傷してしまった。

 

SP『オラオラオラオラオラオラオラオラァッ‼︎』

 

徐倫を庇うように『スタープラチナ』のラッシュで恐竜達を迎撃する。

 

承太郎「大丈夫か、徐倫」

 

徐倫「ええ、大丈夫よ父さん。これくらいの傷は縫い治せるわ」

 

徐倫は糸で自分の傷を縫合する。この柔軟性は私にはなかったものだな。

 

徐倫「まだまだ行くわよ父さん!」

 

承太郎「ああ、任せておけ」

 

Dio「チッ…!いいだろう、これからは…『えぐり出す』」スッ…

 

そう言うと、Dioは拳を手刀に構え直す。

 

Dio「学習したからな……お前達の肉に切り裂いて臓器を床に順番に並べてやるッ!」

 

やれやれ、やはりあいつと似て厄介すぎるぜ。

 

〜ジョセフside〜

 

ジョセフ「まさかおぬしともう一度戦う事になるとはのぉ…歳は取ってみるもんじゃな」

 

サンタナ「オレももうあのまま石化したままだと思っていたが…だからこそ『愛国者達(組織)』についたのだ」

 

DISCの影響でもあるようじゃが、こやつの言っとる事は本心じゃろう。こやつとの戦いは二度目じゃがより集中しなければならん。

 

皆DISCが差し込まれているところだけしか注意していなかったようじゃが…差し込まれていたDISCは二枚あった(・・・・・)。おそらくスタンド能力のDISCじゃろう、スタンド能力に目覚めとる。

 

人間を超越した肉体を持つスタンド使い…ワシは承一郎君の他にもDIOを知っておる。あやつの力は以上じゃった。承一郎君が半分だけでよかったと今でも思う。本来はありえない二つのスタンド能力、相反する技術と体質を持ちながら消滅しない肉体。敵にするとなると考えただけでゾッとするわい。

 

そして今、ここにもう一人そのイレギュラーというべき男、サンタナがおる。『柱の男』達を倒す事はワシら波紋戦士の遥か昔からの使命、それを静や承一郎君に受け継がせる事があってはならん。

 

ジョセフ「どんな能力か分からぬが、『スタンド能力』に慣れていない今なら倒す勝機は十分!いくぞサンタナ、『隠者の紫(ハーミット・パープル)』ッ‼︎」ドヒュンッ!

 

ワシの手から出た紫の茨をサンタナは即座に回避した。やはり見えておる(・・・・・)な、スタンドをッ!

 

サンタナ「それがお前のスタンドか!」

 

ジョセフ「波紋戦士にとっては自分で殴った方が向いとるんでな!コォォォォ…」ダッ!

 

そう言いながらワシはサンタナへと波紋の呼吸を行いながら間合いを詰める!

 

サンタナ「……『アイ・アム・ア・ロック(I Am A Rock)』」ズギュンッ!

 

ジョセフ「ッ‼︎」

 

スタンドを出しおったか!だが波紋はあくまでも対生物用の技術、精神エネルギーが具現化したスタンドに波紋を効果はないからのぉ。ま、『女帝(エンプレス)』のように実体化しておっても効かないのもおるがの。

 

故にワシが茨で縛るのは本体であるサンタナのみ!

 

ビシィッ!

 

ワシの『隠者の紫』がサンタナの体を拘束する!

 

サンタナ「うっとおしいぞ…フッ!」ズバババッ!

 

サンタナはスタンドで茨を切断しおった。なかなかに器用じゃのう。しかし残念じゃったな、千切れたハズの茨がさらにサンタナを拘束したわい!

 

ビシィッ!

 

サンタナ「何だとッ⁉︎せ…切断したハズッ!」

 

ジョセフ「お前さんのスタンド、なかなかに器用じゃがワシも負けてはおらんぞ?その頭に入ったDISCにはロープマジックの知識なんて入っておらんハズだからのぉ!」

 

ワシは『隠者の紫』でわざと切断されてもいい部分だけを最初サンタナの前に仕掛けたんじゃ。だましの『手品』はまだまだ健在じゃのぉ!

 

ジョセフ「くらえサンタナ!波紋疾走(オーバードライブ)ッ‼︎」バリバリィッ!

 

サンタナへあやつを石化させた時よりも強力な波紋が流れる!

 

サンタナ「くっ…!」バチャ!

 

サンタナが承一郎の『村雨』という刀から出た水に触れた…まさかッ!

 

ジョセフ「ううッ、は、波紋で床の水がッ!」

 

ジュン!ジュン!ジュン!

 

ジョセフ「こ、これはッ!あの時と同じッ‼︎」

 

まさかッ!最初にエシディシを消滅させた(本当は脳だけ生き残ってた)時に不思議に思っておったが、奴の体は他の三人の『柱の男』達と別に進化したのかッ⁉︎

 

サンタナは他とは違い『柱の男』達特有の『流法(モード)』というものがなかった。じゃがその分波紋や太陽の光に耐性がつくように進化しておったら…‼︎

 

ジョセフ「マズイッ‼︎ワシの波紋ですら効果がないとはッ‼︎」

 

サンタナ「考え事とは余裕だなッ!」

 

ジョセフ「ハッ!」

 

ドバババッ!

 

奴のスタンドのラッシュがワシに直撃してしまった!

 

ジョセフ「ぐおおおっ‼︎」ギュオッ!

 

どうにか『隠者の紫』で衝撃を緩和したが、こやつのスタンドは近距離パワー型じゃ、しかも波紋が効かない!内側ならいけるハズじゃが(実際あの時はあやつの体を二つに裂けれた)、もうあやつがそんなヘマをやらかすとは思えん。

 

それに今サンタナのスタンドはワシに触れた。何か能力が襲いかかってくるハズ!どこじゃ!どこから襲ってくるッ⁉︎すると…

 

コロ…コロ……

 

何かが転がっていた。これは…財団の薬品の瓶かの?

 

サンタナ「確かにDISCにはロープマジックの知識はなかった…だがここにある有毒な薬品の知識はあったぞ」

 

コロ…コロコロ……コロコロコロ……

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

ジョセフ「一個じゃあないッ‼︎何個もッ、転がってきておるッ‼︎」

 

財団は石仮面やスタンドについて研究している企業じゃが、一応は医療分野の事業を主軸にしておる。だから医療の薬品などがあるのは知っておるが…

 

コロコロ…コロコロコロ…ゴロゴロゴロッ!

 

薬品の瓶の転がるスピードが速くなっておるッ!

 

ドヒュンッ!

 

そしてついにはワシに向かって真っ直ぐに飛んできおった!

 

ジョセフ「くっ、『隠者の紫』ッ‼︎」

 

ビシィッ!

 

『隠者の紫』で網を張って薬品の瓶を絡め取るも、

 

ジョセフ「なっ、なんじゃッ⁉︎この瓶、全てだんだんとパワーが強くなっておるッ!」ギシギシッ…!

 

こうも強くなってくると『隠者の紫』も保たなくなる!しかも数も徐々に増えてきて…

 

サンタナ「敵を前にして、随分と呑気なものだな?」

 

ジョセフ「ッ‼︎」

 

後ろを見せてしまったワシに、サンタナが攻撃を仕掛ける。マズイ、今は瓶を防ぐので手一杯じゃ!

 

ガキィッ!

 

しかし、その一撃は先程までサムと戦っておったハズの承一郎君が防いだ!

 

ジョセフ「承一郎!」

 

承一郎「危なかった…間一髪でしたね」

 

 

<=to be continued=




スタンドプロフィール

スケアリー・モンスターズ

本体:ディエゴ・ブランドー(Dio)

ステータス
【破壊力-B/スピード-A/射程距離-D/持続力-A/精密動作性-C/成長性-B】

自分を含め、生物を恐竜化する能力。自身を恐竜化する事で嗅覚や俊敏さなど身体能力、さらに動体視力を向上させて『スタープラチナ』の高速ラッシュですら避けきる事が可能。しかし動体視力が強化される代わりに視力は低下するのでスローな攻撃は回避不可。

今作ではスピードをBからAに変更しました。近距離パワー型のラッシュを回避する程ならAが妥当だと思いましたので。

元ネタはデヴィッド・ボウイの『スケアリー・モンスターズ』


THE WORLD

本体:上に同じく

ステータス
【破壊力-A/スピード-A/射程距離-C/持続力-A/精密動作性-B/成長性-B】

DIOの『世界(ザ・ワールド)』に酷似しているが、向こうが筋肉質なのに対してスリムである事や、肘や膝のパッドがハート型からDの形になっていたりなど、多少の差がある。

能力は『自分以外の時間を止める』。限界停止時間は5秒まで。『世界』は『世界を支配する』事で純粋に時を止めるのに対してこっちは自分以外を止める(『スタープラチナ』は上記の二つのスタンドのような概念的時間停止ではなく『スタンドのスピードが光速を超える』事で止めるという特殊相対性理論を用いている)。


アイ・アム・ア・ロック

本体:サンタナ

ステータス
【破壊力-C/スピード-B/射程距離-D(能力射程-5〜10m)/持続力-A/精密動作性-B/成長性-C】

触れる事で一種類のものを標的の肉体の中心に集めていく能力。集められた物は、『着地点』という終点へ向かうかのごとく、どんどん加速しながら中心に引き寄せられ、肉に食い込み体内の奥深くへと入り込む。

『集まる』パワーはかなり強く、一度食い込んだらちょっとやそっとの力ではでは決して引き剥がすことは出来ない。障害物等で防ごうとしても無駄で、それを押しのけたりあるいは迂回するなどして必ず標的の肉体めがけて集まってくる。

標的が一度射程距離から離れると能力は解除されてしまうという弱点はあるが、その代わり一度に複数の敵を標的に出来る。

元ネタはサイモン&ガーファンクルの曲『I Am A Rock』


サンタナのスタンドは八部に登場する八木山夜露のスタンド『アイ・アム・ア・ロック』に決定しました。理由は第八部に登場する岩人間と色々と共通点が多いからです。

今作のサンタナの太陽光、波紋耐性はオリジナル設定です。第二部でもジョセフがエシディシを倒した際の疑問に思っていた部分から考えました。サンタナの耐性はカーズ、ワムウ、エシディシの三人と別れた後に進化して獲得したものという扱いです(故にカーズのあの番犬発言)。

次回、『因縁はいつも突然にその④』

ついにメキシコ支部戦、決着。

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