ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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今回はコラボのラストバトル!

プッチは今日のボス化してもらいます!

それでは、どうぞ!


レクイエムとの邂逅

懲罰房の上の階に戻った僕達。

 

そこでは意識を取り戻した女性陣達が待っていた。

 

ジョルノ(忍)「ちょっと待っててね。すぐに体の部品を作るから」

 

忍さんはジョルノ兄さんに変身して、女性陣達の欠損した体のパーツを作り始めた。

 

パーツはすぐに造られ、失った血液も補充。

 

全ての体勢は整った。

 

整ったのだが…、

 

八幡「悪いが、俺はここで待っている」

 

承一郎「八幡?」

 

忍「ここまで来て、どうし……いえ、そうね。万が一を考えたら、そうなるのよね」

 

プッチのスタンド、ホワイト・スネイクは特殊だ。

 

アイツのスタンドは記憶と能力を奪える。

 

ザ・ジェムストーンと名を変えているが、アレは元がザ・ワールドだ。

 

奪われてしまえばここまでの苦労が水の泡だ。

 

八幡「俺の手で決着を着けたいところだが、それを考えるとな…俺のやることはザ・ワールドを奪われないことだ。最後を見届けられなくて残念だが、後は頼む」

 

自分の手で決着をつけたいのだろう。悔しさを顔に滲ませている。

 

八幡「行けよ、承一郎。お前はわざわざ異世界に連れてこられてまで力を貸してくれていたんだ。お前には資格がある」

 

承一郎「そうか…任せてくれ。八幡。お前の代わりに僕がプッチを止めてくる」

 

僕は走って承太郎さん達の方へ向かった。

 

 

兄さん達はまとまっていた。奴の能力に警戒してなのだろう。

 

承一郎「兄さん!」

 

僕は兄さん達と合流した。

 

ジョルノ「もう1つの目的は終わらせて来たんだね?承一郎」

 

承一郎「ええ。綾瀬絢斗とサンタナは始末しました。女性陣は静さんを除いて危なかったですが。特に小町義姉さんと陽乃さんは死にかけましたし」

 

仗助「何ぃ!小町が!?」

 

承太郎「無事なのか!」

 

徐倫「助かったのよね!?みんな!」

 

エンポリオ「これ以上の犠牲は嫌だよ⁉︎」

 

ジョルノ「どっちなんだ!承一郎!小町と陽乃は僕にとっても妹みたいなものなんだ!無事じゃあなかったら、僕達はゆるさないぞ!」

 

兄さん達は戦いの最中だと言うのに僕に詰め寄った。

 

承一郎「落ち着いて下さい!戦闘中ですよ!死に『かけた』と言ったじゃあないですか!ちゃんと生きてますよ!忍さんが兄さんに変身して陽乃の両足と、小町の欠損した両腕と右足を血液と一緒に作って治療をした後に、いろはが痛みを消してくれたから、今は八幡達と一緒に僕達を待ってくれています!だから皆さん、離して下さい!流石の僕も揺さぶられてはプロテクターとか関係なくダメージ受けますから!」

 

僕が必死に説明してので、兄さん達は僕を離した。

 

承一郎「ハァ、ハァ…この世界の兄さん達は家族愛が強すぎて、たまに付いていけない…」

 

仗助「その八幡達はどうした?何でここにいない?」

 

承一郎「ホワイト・スネイクのスタンドをディスクにする能力を警戒してです。本人も内心は悔しがっていましたけどね。僕だけを行かせてくれました。僕には資格があるって。他のみんなは送り出してくれました」

 

承太郎「そうか…ならば共に行こう。これが最後だ」

 

徐倫「‼︎父さん!」

 

承太郎さんに向けてプッチがナイフを投げてくる。

 

億泰「よっと」

 

それを億泰さんがザ・ハンドで軌道をそらし、そして代わりに自分に向かったナイフを再び消した。

 

僕も対処しようとしたが、同じく気付いていた億泰さんに場を譲った。

 

億泰「最後に、俺にも見せ場を作ってくれてありがとよ、承一郎」

 

承一郎「同じ仲間ですから。ここまで一緒にやってきた仲じゃあないですか」

 

億泰「粋じゃあねぇか、承一郎。仁義ってのがわかっているな。ヤクザの跡取りってことらしいけど、良い組長になれるぜ、オメェはよ」

 

ジョルノ「僕の弟ですから」

 

僕はつい苦笑いをする。

 

こういうところは、やっぱり兄さんだ。

 

億泰「粋には粋で返さねぇとな。俺もここでリタイアするぜ。もっとも、危なくなったら乱入するけどな」

 

億泰さんはエンポリオ少年を連れて建物の屋根へと上がり、見物体勢に入る。

 

プッチ「おのれ、最下層の人間ごときがぁ!」

 

承一郎「億泰さんを下に見るな。プッチ。億泰さんは自分が頭が悪いとか自嘲しているけど、1番大切な事はわかっている。反対にお前はどうだ?学があり、人を導く神父でありながら、お前はやってはならないことを平然とやってきた外道。お前なんかが黄金の精神を持つ億泰さんを…いや、億泰さんだけじゃあない。このクリスタル・クルセイダーズのみんなやこの世界にはいない秀英組やビーバイブ…凡矢理高校の友達を下に見ることなんて許さない…。絶対に!」

 

僕はプッチに向かって怒りを露わにする。

 

承一郎「みんな、僕と同じ考えみたいだな。周りの屋根を見ろ、プッチ」

 

わあああああああああ!

 

音石「承太郎さん!頑張れ!貞夫さんに元気な姿をみせるんだ!」

 

ミドラー「承太郎!負けるんじゃあないよ!」

 

陽乃「承太郎!頑張るのよ!」

 

ダニエル「承太郎、あなたとの再戦ははたされていない!必ず勝つのです!」

 

承太郎「ミドラー…アヌビス神…ダービー…それにスターダスト・クルセイダーズのみんな。お前達に応援されるとはな…」

 

かつてはスターダスト・クルセイダーズの敵であった者達が、彼らの代わりに応援する!背後に金髪のドリル髪と重なったアヴドゥルさん、赤い眼鏡(この人を見ると寒気がするのは何故だ?)の少女と重なった花京院さん、ミニチュアダックスフンドと重なったイギー、ジョースターさん(今の姿はこの頃の姿なんだよな)、昔の姿のポルナレフさんの幻影が見える。

 

露伴「東方仗助!今だけは応援してやろう!」

 

間田「仗助!君は八幡君の兄貴分だ!負けるんじゃあないぞ!」

 

未起隆「仗助さん!私だってやれました!次はあなたの番です!」

 

玉美「東方仗助!康一さんの舎弟が応援するぜ!」

 

由花子「仗助!必ず勝ちなさい!」

 

トニオ「やって下さい!仗助さん!」

 

噴上「約束は果たしたぞ!東方仗助!次はお前だ!」

 

億泰「わざわざ場を譲ったんだ!負けたりしたら承知しねぇからなぁ!仗助!」

 

静「お兄ちゃん!勝って婚約発表だよ!頑張って!」

 

仗助「静、億泰、露伴、間田、未起隆、玉美、噴上祐也、トニオさん、由花子…それに重チーに玲美さん、猫草まで…」

 

静さんを始めとした杜王町のみんなが仗助さんを応援する。

 

それに、ふわふわな雰囲気の女の子と重なった杜王町の守り神の杉本玲美さん、比企谷家の飼い猫のカマクラと重なった今は枯れてしまった猫草、頭がごつごつした少年、康一さん、そして若返る前のジョースターさんの幻影も見える。

 

ミスタ「ジョルノ!我らがジョジョ!必ず勝てよ!覚悟の見せる時だ!」

 

ジョルノ「ミスタ。それにブチャラティ、ナランチャ、アバッキオ、フーゴ、トリッシュ、ポルナレフさん、ココ・ジャンボも…」

 

ミスタさんが兄さんを応援する。

 

生きている人の中ではミスタさん一人だが、黒髪ロングの少女と重なったブチャラティさんを始めとしたかつてのブチャラティチーム全員の幻影が揃っていた。

 

エルメェス「やっちまえ!徐倫!」

 

アナスイ「F・Fとウェザーの仇を取れ!」

 

エンポリオ「勝って!徐倫お姉ちゃん!」

 

徐倫「エルメェス、アナスイ、エンポリオ…それにF・F、ウェザー…来てくれたんだ」

 

エルメェスさん、アナスイさん、エンポリオ少年が徐倫さんを応援する。その背後にはおかっぱの少女と角の生えた帽子の大男がいた。彼等がF・Fとウェザーなのだろう。

 

いろは「承一郎さん!頑張って下さい!」

 

小町「承一郎お兄ちゃん!頑張れ!」

 

忍「頑張るのよ!承一郎ちゃん!」

 

沙織「頑張れ!承一郎ちゃん!最後の戦いよ!」

 

ヴァレンタイン「行け!一条君!」

 

承一郎「いろは、小町、忍さん、沙織さん。それに平行世界を越えてまで来てくれたんだね。父さん、母さん、小野寺、千棘、万里花、春、集、宮本さん、竜、鶫、クロード。そして五十年前の波紋の戦士達、それに…」

 

エリナ義母さんと重なったいろは、リサリサ義姉さんと重なった小町、忍さん、沙織さん、大統領が直々に僕を応援してくれる。

 

その後ろには僕の家族や、大事にしている仲間達、そして太った体の男子と重なったシュトロハイムさん、女なのか男なのかよく分からない人と重なったスピードワゴンさん、水色のポニーテールの少女と重なったツェペリさん、同じく水色の髪の少年と重なったシーザーさんなど、色々な幻影が僕を応援しに世界や時代を越えて集まっていた。

 

そして幻影の中には…、

 

承太郎・仗助・ジョルノ・徐倫・承一郎「「八幡…」」

 

死んではいないが、事情からここに応援をしにくることも出来なかったジョナサン、父さん(DIO)の幻影と重なった八幡の幻影があった。

 

プッチ「DIO…あなたまで私を裏切るのですか…」

 

幻影達は一様に頷くと、それぞれの体の場所へ…そして天へ…時空の穴へと消えて行く…。

 

プッチ「DIO!どこへ行かれるのですか!私と共に天国を目指すのではないのですか!DIO!待ってくれ!友よ!私を導いてくれ!」

 

プッチは嘆きながら八幡とジョナサンの幻影と共に消えて行くDIOの幻影に手を伸ばして叫ぶ。

 

承一郎「もう、お前は終わりだ、プッチ。一人寂しく、看とる者も、迎える者もいない世界へと消えて行け。兄さん、今こそポルナレフさんから預かったアレを使う時です!この男に与える結末は、最悪であるのが相応しい!」

 

プッチはやけくそになって数本のナイフを僕に投げる。

 

僕の腕に刺さるナイフ。

 

だが、その腕は骨のプロテクターで守られている。ダメージはない。

 

僕はそのナイフとクリスタル・ボーンの力で自分の骨から作った大量のナイフを取り出し、構える。

 

承一郎「無駄無駄無駄無駄ァ!」

 

ジョルノ「無駄無駄無駄無駄ァ!」

 

僕が投げたナイフにジョルノ兄さんの力を加える。

 

ナイフは蔦やピラニアに変わり、プッチに突き刺さったり噛みついたりした。

 

その間にジョルノ兄さんはゴールド・エクスペリエンスにポルナレフさんから託された矢を突き立てる。

 

ジョルノ「うおおおおぉぉぉぉぉぉ!」

 

ゴールド・エクスペリエンスに変質が起こり始める!

 

あれが、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムか!

 

プッチ「あれだ!アレを…」

 

仗助「ドラララララ!」

 

仗助さんがプッチを承太郎さんと徐倫さんのいる方向に殴り飛ばす!

 

徐倫「ストーン・フリー!」

 

徐倫さんのストーン・フリーが糸となり、プッチをサナギのようにぐるぐる巻きにする!

 

徐倫「この位置?」

 

承太郎「そうだ…その位置が1番…」

 

承太郎&徐倫「「拳を叩き込みやすい角度!」」

 

SP&SF「「オラオラオラオラオラオラ!」」

 

空条親子のダブルオラオララッシュがプッチを僕の方へと飛ばす!

 

プッチはジョルノ兄さんの前を通り過ぎ、僕のクリスタル・ボーンの前に飛ばされてきた。

 

承一郎「終りだ…プッチ…」

 

CB「オラオラオラオラオラオラオラオラァッ!」

 

プッチの体はあらゆる箇所に拳の跡を残しながら飛んで行った。

 

プッチ「ごふ…終わりなのは…貴様らの方だ…私はこれで…天国へと…到達する…」

 

プッチの手にはディスクが握られていた。

 

あのディスクは…ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムのディスクだ!

 

さっきのジョルノ兄さんの前を通過したあの一瞬でやったのか!

 

プッチ「この能力が何なのかはわからないが、スタンドの能力のその先にこそ、真実の到達に…天国への扉があるに違いない!私の勝ちだ!ジョースター!」

 

プッチはゴールド・エクスペリエンス・レクイエムのディスクを頭に差す。だが…、

 

承一郎「お前のぶちまいている天国論だが、僕達にはそうは思わない」

 

JOJO「俺達は既に到達していた。お前には永遠と到達しうる事の出来ない天国に」

 

承太郎「生き残るのは…」

 

仗助「この世の真実だけだ…」

 

ジョルノ「真実から出た真の行動は…」

 

徐倫「決して滅びたりはしないわ…」

 

JOJO「おまえの行動が真実から出たものなのか、それともうわっ面だけの邪悪から出たものなのか?それはこれからわかる」

 

承一郎「お前は果たして、滅びられずにはいられるかな?プッチ」

 

例え切り札を奪われたとしても、取り乱さない。

 

そんな事をしても無駄なんだ。だが、言っても無駄だろう。

 

プッチに差し込まれたはずのディスクはプッチごとジョルノ兄さんの方へと戻り、ディスクは兄さんの頭の中に、プッチは足元に落ちる。

 

陽乃「ディスクは取られていない」

 

静「矢は永遠にジョルノ兄さんの物だよ」

 

小町「プッチ、お前が求める天国なんて…」

 

いろは「その先にある平穏なんて、決して訪れない!絶対に!」

 

プッチ「何故だ…確かにディスクは奪ったはずだ!そのスタンドは確かに私の物になったはずなんだ!」

 

プッチが叫ぶ。

 

 

その瞬間、世界が黒で塗り潰され、その世界の中でレクイエムだけが動いていた。

 

何故僕は知覚できるんだ⁉︎兄さんは知覚していないようだし…。

 

プッチも知覚しているらしい。

 

ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム(以下GER)『お前は…』

 

プッチ「⁉︎」

 

承一郎「⁉︎これは…レクイエムの能力⁉︎」

 

一体、どうなっているんだ…?

 

GER『どこへも……向かうことはない…特に…真実に到達することは…決して』

 

プッチ「な、何だこいつは…」

 

承一郎「世界が止まっているように見える…なぜ僕には見えるんだ?」

 

父の記憶で見た止まった世界とは似て非なる現象…。これが、『スタンドを超えたスタンド』の真の能力なのか…⁉︎

 

GER『実際に起こる真実に到達することは!私の前に立つものはどんな能力を持とうと絶対に行くことはない!|それがゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』

 

プッチ「私は…どうなるんだ…」

 

GER『私のこの能力は、本体であるジョルノ・ジョバーナも知ることは決してない!天国への到達を失敗したお前へ、そのペナルティを与える者は鎮魂歌(レクイエム)こそ相応しい。さあ…罰を…鎮魂歌(レクイエム)を受け、この世界から浄化されろ。天国へと到達するべきはお前ではない。お前には地獄の中の地獄、コキュートスこそが相応しい』

 

GERが、罪人を処刑する執行人の如く、無慈悲なラッシュを叩き込む!

 

GER『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!』

 

ドババババババババババババババババ!

 

プッチ「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

プッチが海に向けて飛ばされて行くところで、プッチの動きも止まる。

 

GER『一条承一郎よ…そしてJOJOと比企谷八幡よ…』

 

承一郎「⁉︎」

 

八幡もGERの声が聞こえるみたいだ。

 

GER『残念ながら、この空間での出来事は、知覚できたとしても、その記憶がこの真実に到達することは決してない。それが私の能力だからだ』

 

承一郎「忘れる…ということか?」

 

GER『何が起きたと言うことだけは、ジョルノ・ジョバーナ同様に感じる事が出来るが、今のお前達では真実に到達することも、天国を超えることも出来ない。今はまだレクイエムに少し触れることが出来るだけだ。だが、いずれはその領域に踏み込む運命に到達することもあるかも知れない』

 

承一郎「真実…レクイエムや天国を超えた領域に…」

 

…僕には到達出来るのだろうか…。

 

GER『その時、再び私に会うことがあるかも知れないな。お前と会うのが私なのか、お前の世界の私なのか、その時の私がゴールド・エクスペリエンスなのかはわからないが…さて、もうお別れのようだ。さらばだ、一条承一郎、JOJO、比企谷八幡。次に会えることを願う』

 

承一郎「待ってくれ!もっと話を聞かせてくれ!レクイエム!」

 

だが、世界は黒一色からだんだんと色が着き始め、僕の意識はゼロに戻される。

 

 

プッチが吹き飛ばされ、海に落ちる。

 

レクイエムが何かをして、プッチがラッシュを食らったようだが、僕には何が起きたのかわからなかった。

 

承一郎「思い出せない…何が起きたのか…重要な何かを見て、知ったはずなのに…僕は何が起きたのか思い出せない!結果だけはわかるのに!JOJO!思い出せるか⁉︎」

 

JOJO(分からない…だが、レクイエムは全てのスタンドを超える能力を持っているという事だけは言える。『時間』や『空間』をぶっちぎりで超越した『世界』の理を捻じ曲げる程の能力だというのは、理解したぜ…)

 

仗助「ジョルノ!大丈夫か!」

 

承太郎「奴はどうなった!生きているのか!」

 

ジョルノ「わかりません。多分、生きてはいますが、もう終わりました。終わりの無いのが終わり…それがゴールド・エクスペリエンス・レクイエムなのです」

 

このスッキリとしない終わり方。

 

僕達はゴールド・エクスペリエンス・レクイエムをみる。

 

レクイエムはただじっと立っているだけで、何もしない。

 

語らない。

 

兄さんはスタンドを仕舞う。

 

矢はカラン…と乾いた音で地面に落ちる。

 

それを拾いあげ、兄さんはそれを仕舞う。

 

いつかまた、レクイエムを使うその時まで、これはポルナレフさんに預けるのだろう。

 

仗助「終わったぜ、みんな!オペレーション・クリスタル・クルセイダーズはたった今、終わったんだ!俺達の勝ちだぁ!」

 

わあああああああああ!

 

大歓声が刑務所跡に響く。

 

だけど、僕の気持ちは晴れない。

 

僕、そして建物から出てきた八幡からは大量の脂汗が出ていた…。

 

彼も、僕と同じものを感じたのだろうか…。

 

 

<= to be continued=




承一郎と八幡はレクイエムに近いものがあるから、知覚することだけは出来たって感じです。

次回、初コラボのラスト(泣)


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