ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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異常なまでの恐怖症八幡

白良さんが僕と閣下と小町と雪ノ下、それに他の四人や忍さんを連れて来た。なんでも白良さんの息子の八幡を並行世界から呼ぶみたいだ。

 

話を聞くと女子によるいじめで触れるだけで気絶してしまうほどの重度の女性恐怖症らしい。今ここに集まっているのはほぼ女子なので僕達が呼ばれたというわけだ。

 

閣下や僕達はわかるとして何で小町と雪ノ下さんを連れてきたんだ?特に小町は異世界の自分が嫌いらしいし。まぁ、B小町のお陰で幾分かは解消したけれど。

 

白良「二人の八幡、承太郎君、丈城君、承一郎君、忍君も小町も雪乃さんも是非ともお礼したいって」

 

雪乃「オーフィスさんに聞いたわ。白良さんとオーフィスさんがいなければ実は私も危ない状況にいたって。だから私もお礼をしに来たのよ」

 

小町「小町もね……。白良さんがいなければカーズどころの騒ぎじゃあなかったって」

 

A八幡「更に別の世界の俺なんて滅多に会えないからな」

 

B八幡「俺達も料理が苦手じゃない」

 

G承太郎「うちでは俺がいつも作っている」

 

丈城「うちでもアーシアやリアが来るまでは俺が作っていたんだぜ?」

 

承一郎「集英組でも僕が組員のご飯を作っている。クリスタル・ファングでもな」

 

忍「あちしはカフェのマスターだから知っているわよね?」

 

ヴァレンタイン「全員が白良さんに感謝したいといってきたのだが、この8人が代表して来ることになった。白良さんの世界の八幡君の話を聞く限りでは女性は少ない方が良いだろうという判断だ。それでは白良さん、準備は良いですか?」

 

閣下がD4Cを展開する。早速異世界へと行くつもりなのだろう。

 

白良「ええ。お願いね♪ファニー君」

 

ヴァレンタイン「どジャアァァァン!」

 

いつものどジャアァァァン!で閣下と白良さんは消えていった。

 

雪乃「それでは比企谷くん。私にも何品か作らせてもらえないかしら?」

 

小町「小町にも作らせて。白良さんの世界のお兄ちゃんと小町に何か食べて貰いたいし」

 

いろは「そうですね。みんなで作りましょう!あっちの世界のハチ君が満足してくれる至高のメニューを!」

 

いろは…君は海○雄山?美食倶○部?それとも美味○んぼなのか?

 

G承太郎「さて……久々の現代科学の厨房だ。腕が鳴るな」

 

そういえば幻想郷って忘れられた者達が集う場所だから必然的に古い料理場しかないんだったっけ。

 

丈城「パールジャムもやるか?」

 

承一郎「止めとけ。よっぽど酷い目にあったんだろう。対人恐怖症になったらどうする」

 

丈城「それもそうだな。初めての人間にパールジャムは刺激が強すぎるな」

 

A八幡「冬乃さん仕込みの腕を見せてやるよ。料理では負けねぇぞ?」

 

B八幡「こっちは遥仕込みの腕だ。陽乃さんや一色にも鍛えられたがな」

 

忍「あちしは高校時代にバイトしていた店の料理を作ろうかしら?」

 

八幡「俺はいつものイタリアンだ」

 

いろは「ではわたしはブリティッシュで行きます」

 

小町「承太郎さんはいつもの家庭料理かな?多分、八幡さんならいつもの小町の料理が良いだろうし」

 

全員でワイのワイのと料理を作っていく。女子によるいじめか……。

 

人間は悪意だけではない。だけど、善意だけでもない。そして、絶対多数は集団にとって正義となる。人間の性というものだからしょうがないのだろうが、そこまで異常とは…。

 

僕も一度学校で孤立していたが…集のおかげだな。

 

四人とも手際が良いな。日常的にやっているのがわかる。負けられないな。

 

ヴァレンタイン「どジャアァァァン♪」

 

白良「お待たせ♪みんな」

 

異常なまでの恐怖症八幡(I八幡)「は、初めまして…(プルプル…)お、俺が3人もいる……」

 

I小町「は、初めまして…って首筋に星の痣がある。お母さん、この人たちってオーフィスちゃんの水晶玉やあのスマ○ラもどきに出ていた人達じゃ……」

 

ス○ブラもどきって何だろう…気になる。

 

白良「こっちの話よ♪気にしたら負けよ?DIO♪」

 

閣下に連れて来られて白良さんの子供である比企谷兄妹…つまり八幡と小町が現れた。背後にある段ボールが…この感じ、同志だ!←ダンボール好き

 

八幡「よぉ、初めまして。白良さんの息子の俺と小町。白良さんにはかなりお世話になったからな。白良さんへのお礼として二人には俺達の料理を食べてもらいたくて来てもらった」

 

I八幡「そ、そっちの俺の料理?だけど……」

 

いろは「大丈夫ですよ?事情は白良さんから聞いています。わたし達が最初に食べれば良いんですよね?」

 

小町「そっちの小町も楽しんで行ってね♪小町はエリザベス・ジョースター♪リサリサでも良いよ?まぁあと二人、ここには小町がいるんだけど、小町代表はリサリサ小町が代表して来ました♪」

 

I小町「あ……サンシャイン・ルビーの小町だ」

 

I八幡「小町が好んで使う小町だよね?怖い(プルプル)」

 

小町「え……何でめちゃくちゃ怖がられてるの?」

 

八幡「気のせいか俺も怖がられている気がする」

 

雪乃「気が合うわね。私もよ?」

 

5人「「俺(僕)達もだな」」

 

何で?女性恐怖症だから小町や雪ノ下さんは理由が付くとしても男の八幡まで何で怖がられてるんだ?

 

白良「小町?あのゲームでリサリサちゃんばかり使ってるでしょ?ダメよ?ルビーレーザーばかり使っちゃ」

 

I小町「だって小町の中では一番強いじゃんか。お兄ちゃんはどのお兄ちゃんも強いけど」

 

I八幡「ルビーレーザー怖い(プルプル)」

 

承一郎「あれは確かに怖い……」

 

G承太郎「食らったことがあるのか?」

 

両足が溶かされて消えました。

 

A八幡「光速だものな……うちの小町が波紋の適正が無くて助かった……」

 

B八幡「ボーダーを崩壊に追い込みかけたものな…」

 

小町「白良さん……まさか……」

 

なんとなくわかってきた。恐らくだが、この人…今回のオペレーション・リゲイン・ジェムストーンを題材にしたスマブ○もどきのゲームを作ったな⁉︎そのキャラがリアルで目の前に現れたらそりゃ怖いわ!

 

雪乃「ま、まぁ……とりあえず食べましょう?まずは私達が食べれば良いんですよね?」

 

雪ノ下さんが自分で作った物を食べる。うん、雪ノ下さんもプロが作った物と変わらないレベルで実に旨そうだ。小町やいろはも続いて食べる。

 

八幡「俺も食べた方が良いのか?」

 

I八幡「DIO怖い、DIO怖い(プルプル)」

 

八幡「………食べた方が良さそうだ……」

 

5人「「日頃の行いだろ。お前の場合は」」

 

八幡「しまいには泣くぞこんちきしょう」

 

丈城「真似すんな」

 

八幡「ヤレヤレだぜ」

 

G承太郎「真面目にやれ」

 

八幡「わたくし、大マジですわ」

 

ゴン×5

 

5人「「相変わらず真面目に舐めてるな!お前は!」」

 

さりげなく僕達五人はシンクロしてる。八幡被害者の会のシンパシーかな?

 

I小町「なんかホントに泣いてますよ?DIOさん」

 

いろは「自分に拒絶されてショックを受けているみたいです。ほら、ハチ君♪」

 

八幡はいろはに抱き締められて頭をなでなでしてもらう。

 

白良「ほら、八幡?もう大丈夫でしょ?さぁ、私達もいただきましょ♪小町も♪」

 

I小町「うん!いただきます♪」

 

I八幡「DIOの俺……ごめん。そういうのが一番辛いって俺がわかっているのにな。俺もいただきます」

 

白良さんの息子も食べ始めた。最初はおそるおそると…そして一通り食べるとニッコリ笑った。

 

I八幡「うまい……全員の料理……それに……誰かの料理をこんなに大勢で食べるのが楽しいなんて久し振りだ……(ポロポロ)」

 

八幡「ありがとよ。お前の母ちゃん程では無いだろうがな」

 

この完璧超人なら多分料理も上手いのだろう。張り合う気にもならないな。多分、他のみんなもそう思っているだろう。

 

 

白良「ホントに美味しいわ。ありがとう。みんな」

 

白良さん一家が喜んでくれるなら……。あれ?八幡の父とカマクラは?

 

I小町「皆さん。今回は色々あったんですってね?これからも頑張って下さい!」

 

小町「ありがと、小町。そっちのお兄ちゃんもいつかは女性恐怖症が治ると良いね?」

 

I小町「うん!リサリサちゃんってゲームじゃ言動が厳しいけど、現実だと違うね?」

 

小町「どういうイメージで作ったんですか?白良さん」

 

八幡の場合はとても非情に作られていそうだ…。

 

I八幡「ごちそうさまでした。ありがとう。三人の俺やスタンド使い達。それに小町と……一色だったっけ?(ガタガタ)」

 

八幡「いつか治ると良いな。恐怖症」

 

I小町「治ったらたっぷり甘えるからね?お兄ちゃん♪」

 

小町「同士よ」

 

八幡「お前のそれとは多分違うぞ」

 

がっちりと固い握手をする小町だが、恐らく……というか間違いなく超絶ブラコンのシズカの領域にいる小町は八幡の世界の小町だけ……

 

I小町「同士よ」

 

………僕は何も見なかった。多分、気のせいだ。

 

白良「あ、DIO。あなたにこれをあげるわ」

 

そう言って白良さんは段ボールを開けて中身を取り出すそれは……

 

八幡「ヒーロースーツ?」

 

白良「そう♪近い未来に必要になるわよ?草薙八神君」

 

誰だろう草薙八神。

 

白良「もし、あなたとまったく同じ存在を助けに行くときに必要になるわ。そうね……ヒントは承一郎君よ」

 

僕がヒント?僕すら皆目見当がつかない。僕と八幡が関わるとしたら四年前からの数々のイタズラ合戦…うっ、胃が…。

 

 

I八幡「おいしかった。今日の事は忘れない」

 

I小町「皆さん。今日はありがとうございました♪」

 

ヴァレンタイン「それでは二人とも。準備は良いかね?どジャアァァァン!」

 

閣下のD4Cに包まれ、白良さんの子供達は帰っていった。

 

八幡「蛙の子は蛙………か」

 

いろは「どういう意味ですか?」

 

八幡「規格外の子供は規格外って事だよ。女性恐怖症で丁度良いくらいかもな……」

 

ヤレヤレだ。


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