ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子── 作:GIOGIO
さて、女子会も佳境に入る頃だね。ここで最初に聞くのは……
いろは「リアスさん達って丈城さん達の事をどう思ってるんですか?」
リアス「もちろん、好きよ」
それはわかるよ。嫌いな人を身近に置こうとは思わないものね?でも聞きたいのはそう言うことじゃあ無い。
いろは「違うんですよ。男女としての…」
リアス「そういう意味で好きと言ったのよ。しかも、少なくともここにいる全員が」
はい?ちょちょちょ!なんてすごいことをさらっと自白してるの⁉︎幻想郷とは逆でハーレムが完成してるの⁉︎流石に理解が追い付かない!
ゼノヴィア「小猫くらいじゃあないのか?ジョジョへの好意をカミングアウトしていないのは。私は子供さえ授かれば順番とかは気にしない方向でカミングアウトしている」
小町&陽乃&B陽乃&Aいろは&Bいろは「「同士!」」
いろはちゃんと同様に決意している八幡正妻(A陽乃と綾辻)軍団が息巻いている。いろはちゃん達は円陣を組んで手を重ねる。あれ?Aオーフィスちゃんも?なるほどなるほど。
白良さんの比企谷八幡とは違う比企谷八幡の正妻みたいなものなんだよね?………つまり、駒王の世界にも比企谷八幡が存在している世界があるということかな?
ゼノヴィア「ああ。お前達もそうなのか。しかし意外だな。静・ジョースターやめぐりなんかもそうだと思っていたのだが」
三浦「ねーし」
海老名「わたしも無いかな?」
雪乃「さっきも言ったけれど、比企谷君はアーシス仲間としての信頼関係しかないわ」
結衣「あたしも。好きな人が別にいるし…」
めぐり「私には露伴ちゃんがいるから」
静「私はお兄ちゃんと婚約してるし」
沙希「あたしはそれどころじゃあない」
留美&京華「まだそんな年じゃあないから…」
意外にも、八幡君を恋愛対象にしている人は少ないんだね。それは先ほど言いましたからわかると思うけどね。けーちゃんや留美もなついてはいるけれど、どちらかと言えば兄を慕う感じかな。川崎先輩は弟があれだから疲れてそうだね。
リアス「ゼノヴィアや朱乃には苦労してるわ。オーフィスやアーシアは認めてるのよ。お兄様も丈城との仲を応援している……と言うよりは、外堀を埋めてくれているわ」
兵藤君……既に仗助みたいになってるね。仗助さんもジョセフさんやスージーさんの策略で静ちゃんとは今みたいな関係になったわけだし、決定打はジョルノさんだったし。あ、セト神に嵌まって前世帰りしていたわたし(エリナ)とマチちゃん(リサリサ)も絡んでたみたいだね。
朱乃「あらあら、私が一番最初にジョジョと出会ったのよ?」
いろは「そうなんですか?」
朱乃「レッド・ホット・チリペッパー越しではあるけどね」
兵藤さんは複数のスタンドを任意で使えるようだからね。承太郎さんが持っていた漫画に出てきたスタンド限定のようだけど。
小猫「……違う。朱乃さんじゃあない」
え?違うの?
ゼノヴィア「そうだな。今回の事件には関わらなかったが、ジョジョにも幼馴染みがいる」
アーシア「イリナさんですね?」
いろはの前世みたいな名前だね。エリナだから。
リアス「私の勘ではあの子もジョジョの事を……はぁ」
小咲「幼馴染み率が高いですね…」
春「私達の場合はほとんどが幼馴染みですけどね」
そう言えばいろはちゃんの世界でも一条君(下の名前は楽君らしい)を巡る争いが勃発してたみたいだね。誰が将来を約束した本物の幼馴染みなのかで。
リアス「更に四大魔王のセラフォルー様もジョジョと意気投合しているし」
オーフィス「……時々木場やギャスパーも怪しい」
めぐり「え?木場君はあそこにいる彼だよね?それにギャスパー君って一色さんに声が似ている男の子の吸血鬼だった……戸塚君みたいに女の子みたいな子だったけど」
あっ!その情報はいりません!そんな事したら……あ、三浦ちゃんが既に片一方のスリッパ脱いでスタンバイしてます。
海老名「………愚腐………ジョジョキバ&ジョジョギャスキマシタワー!」
三浦「海老名!擬態しろっていつも言ってるっしょ!」
スパァァァーン!
三浦ちゃんのスリッパが海老名ちゃんにヒットします。
信じられないね。この人、花京院典明の転生なんだって。しかも花京院典明はいろはちゃんの母の従兄だし。
それと、別に文句言っても仕方ないですけど、いろはちゃんと声が似ている今回不参加の人は吸血鬼の男の娘かぁ…。春は自分と同じ声の子多すぎて困惑してるだろうね。
リアス「ちなみに神器は時を部分的に止める力を持っているわ」
『ザ・ワールド』持ちなの⁉︎ディオなの⁉︎それにしても、幻想郷とはまるっきり逆だね。無自覚フラグか自覚フラグなのかの違いだけど。これはこれで疲れる関係だね。あ、そう言えば気になる事が……
いろは「リアスさん。さっきラブ・デラックスに反応してましたよね?何でですか?」
リアス「ディスクのせいで暴走したのよ。ラブ・デラックスのディスクをジョジョに差し込まれて……」
『ラブ・デラックス』のディスク?………!『ホワイト・スネイク』!
リアス「それで何か暴走しちゃったのよ。元の持ち主の影響なのかしら……」
小町「元祖ヤンデレです」
リアス「え?」
魔理沙「これなんだぜ」
魔理沙さんが仗助さんの時代の事を題材にした漫画のシーンを見せる。そう、康一さんの奥さん、広瀬由花子さん(旧姓・山岸由花子さん)の影響だね。間違いなく。
小猫「……こ、このスタンドって…」
小猫ちゃんはジョジョの漫画を読んであることに気付いた。
リアス「小猫?」
小猫「……このスタンド…見覚えがあるような…」
リアス「危ないスタンドね。それがきになるの?」
小猫「はい」
小猫ちゃんはめぐりちゃんを見て黙りました。いろはちゃんは小猫ちゃんに小声で聞いた。
いろは「どういう事ですか?」
小猫「…何故か懐かしいような…そんな気がするんです…」
それは……『キラー・クイーン』!そうだね。めぐり先輩の前世、杉本鈴美さんは『キラー・クイーン』の本体の吉良吉影に殺されたんだよね。
いろは「兵藤さんが使ったことがあるかはわかりませんが、『クリーム』『キング・クリムゾン』『ホワイト・スネイク』『メイドイン・ヘブン』は口にしない方が良いかも知れません。それらのスタンドによって前世が亡くなったり、仲間が殺されたりした方がここには多いのです。かく言うわたしやマチちゃん、ハルさんもクリームに殺されかけましたし、ホワイト・スネイクは四年前の戦いの元凶ですから、良い思い出は無いんですよ」
小猫「……わかりました。私も記憶が曖昧なので。今は黙っておきます」
でも、兵藤君が関係していそうみたいだね。時がくればわかるかもしれないね。
リアス「ゼノヴィアにとってのクレイジー・ダイヤモンド、私にとってのラブ・デラックスみたいなものね」
アーシア「クレイジー・ダイヤモンドやザ・ハンド、レッド・ホット・チリペッパーの使い手の方と共闘するとは思いませんでしたけどね」
ゼノヴィア「東方仗助が二人も現れた時はビックリした」
アーシア「それを言ったらこの世界で空条承太郎さん、ジョルノ・ジョバァーナさんにお会いした時は身構えました」
リアス「本当ね。東方仗助さんは偽物とは髪型からして違ったし、この世界の空条承太郎さんは年齢が違いましたから別人ってすぐにわかったけど、幻想郷の空条承太郎は偽物にそっくりだったから…」
本当に偽物は何者なんだろうね?
陽乃「いろはちゃん。本題を逸らしちゃダメよ?八幡くんの事を聞きたいんでしょ?幻想郷にも存在していた八幡くん。もしかしたら……」
陽乃さんはもう一人のオーフィスちゃんを見る。
Aオーフィス「………我の八幡は、元々我の世界の八幡じゃない。普通に千葉にいて、時々時空の壁の事故によって我の世界に来ていただけ。でも、この世界のアーシスが嫌いそうな千葉だった。白良が八幡とその世界の八幡の母親以外の八幡の周囲を粛清していた」
また白良さんか……。
Aオーフィス「でも、我が知っているのはそれだけじゃない。例えばリアスの兄、サーゼクスの子供だという八幡もいれば、赤龍帝だったり、逆に白龍皇だったり、とにかく規格外の八幡がいる世界もある」
どこの世界でも大変だね。でも………赤龍帝とか白龍皇とかはともかく、種族まで完全に変わってるって無理がありすぎない?それって既に比企谷八幡じゃあないよね?
リアス「それって私達も……」
Aオーフィス(プイッ!)
ああ……そう言うことか。もうパターン的にわかったよ。どこかずれた基本世界、ボーダー、幻想郷、凡矢理…他にもあるよ?六花、SAO、魔法学園…etc。
どの比企谷八幡もそうだったようだけど…ハーレム、またはそれに近い状況を作ってるパターンが多いんだよ!
小町(⌒‐⌒)
陽乃(⌒‐⌒)
小町&陽乃( ゜∀ ゜)ニタァ
いろは&A陽乃&遥&G霊夢&リアス&小咲「あ?」
小町&Aいろは&B陽乃&魔理沙&朱乃&千棘「お?」
正妻VS側室大戦勃発?(嘘です)
<=to be continued=