ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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世界を越えた女子会ニセコイ編

女子会はついに最後である私達の世界の話になった。

 

いろは「そういえば、皆さんは昔承一郎先輩と会っているんですよね?」

 

小咲「あんまり覚えていないけどそうみたいだね」

 

千棘「そう考えるとなんだか奇妙な巡り合わせね。高校で皆がほぼ同じ時期に会うなんて」

 

鶫「そうですね。でも一条承一郎のそばにはもう一人私と同じように少年がいたと思うのですが…」

 

え?男の子?確かにもう一人いたような…。

 

陽乃「ねぇ、どう思う?」ヒソヒソ

 

雪乃「どうやら承一郎君はあの『村雨』の持ち主が死亡している事を隠しているみたいね。罪の意識からかしら?でもここは黙っておいた方がよさそうね」ヒソヒソ

 

いろは「そうですね…」ヒソヒソ

 

鶫「?どうしました?」

 

雪乃「いえ、なんでもないわ…」

 

いろは「じゃあ皆さんには再会した時の事を教えてもらいましょうか。では千棘ちゃん!」

 

千棘「えっ、私⁉︎」

 

結衣「あ、私もそれ気になる!」

 

千棘ちゃんと同じ声の結衣ちゃんが催促する。

 

千棘「…えっと、アメリカからパパと一緒に日本に来て学校へ転校して、初日に遅刻しそうで塀を飛び越えた先に承一郎がいて…お姫様抱っこされたの」

 

いいなぁ、私もやって欲しいな。←魔法少女になる並行世界でお姫様抱っこされてる

 

結衣「いいなー!羨ましいー!」

 

陽乃「女子としてはお姫様抱っこは憧れるよね」

 

いろは「ふふーん、実は私ハチ君にしてもらった事があるんですよ!」(中学編『東方仗助、恋人に遇う2』参照)

 

小町「私は承一郎先輩にしてもらった事はあるけど、やっぱりお兄ちゃんにやってもらいたいな。じゃあ今度は小咲さん!」

 

次は私の番になった。

 

小咲「えっとね、私と一条君が再会したのは中学の頃なんだ。2年生の時に同じクラスで、3年生の時からよく話すようになったんだよ」

 

いろは「ちなみに匿名の情報で最初は中華丼を承一郎先輩の顔面に叩きつけたらしいですよ」

 

小咲「るりちゃん⁉︎」

 

なんでそんな事話すの⁉︎ううっ…知られたくなかったよぉ。一条君は気にしてないみたいだけどこっちは恥ずかしいのに…。

 

小町「あー……基本世界の小町みたいな人だよね…無駄に策略巡らしたり勝手に比企谷八幡の情報を雪乃さんや結衣さんに渡すところなんてそっくりだよ…」

 

皆ちょっと苦笑いしてるよぉ…ううっ、穴があったら入りたい…。

 

雪乃「そ、そう…それはかなり衝撃的ね…。それじゃあ次は鶫さんね」

 

鶫「私はですね、銃撃です」

 

このとんでも発言に一同騒然となった。

 

鶫「最初はお嬢を騙しているクソ猿だと聞かされていたものですから。その後に決闘で負けて奴を認める事にしたのです」

 

陽乃「へぇ…鶫ちゃんって承一郎君に何か思うところとかないの?」

 

鶫「い、いえ!奴はお嬢の恋人というだけですので!」フルフル

 

鶫ちゃんはそう言って首を横に振る。そういえば一条君と千棘ちゃんがニセモノの恋人って知らないのは私達の中で鶫ちゃんだけだよね?

 

陽乃「ふーん…じゃあ次は万里花ちゃんね」

 

万里花「私は再現が可能ですからやって見せましょうか?」

 

いろは「?はい、お願いします」

 

万里花ちゃんは一条君の方を向いた。まさか…

 

万里花「承一郎様ーーーーーーッ‼︎!」ダッ!

 

万里花ちゃんは勢いよく走り出して、一条君に抱きついた(ほぼタックル)!

 

承一郎「うげぇっ⁉︎」

 

一条承一郎(クリスタル・ボーン)…再起不能(リタイア)

 

主人公達「「じょ、承一郎⁉︎」」

 

すぐに千棘ちゃんは万里花ちゃんの首元を掴んでこっちに連れ戻す。

 

千棘「あんたねぇ…事あるごとに承一郎に抱きつくのやめなさいよ!」

 

万里花「それはあり得ませんわ、私は承一郎様の許婚ですもの!」

 

千棘「私は恋人よ!」

 

千棘ちゃんと万里花ちゃんはお互い目から火花を散らしている。なんだかこの光景も見慣れたものになっているから不思議だね。

 

いろは「それじゃあ春ちゃん、あなたはどのように?」

 

春「!」ビクッ!

 

春がプルプル震えてる。確か春と一条君のって…。

 

春「…言わないとダメですか…?」

 

いろは「お願いしますよ。大丈夫です、絶対に内緒にしますから「…見たんです」…え?」

 

春「一条先輩…私のパンツを…見たんです…!」プルプル…

 

この一言で全員が一条君へ視線を集中させる。あ、川崎さんも何かを思い出したのかため息をついている。

 

女子達(一部除く)「「……最低」」

 

承一郎「風なんだッ!不可抗力だッ!」

 

八幡君もウンウン頷いている。あ、川崎さんが拳骨を落とした。一条君は弁解してるけど八幡君は開き直っているね。

 

春「でも、クマさん見ましたよね⁉︎」

 

承一郎「…申し訳ありませんでした」(土下座)

 

小咲「まぁ春、一条君も謝っているんだしこのくらいで、ね?」

 

春「…お姉ちゃんがそう言うならもう言いませんけど」

 

いろは「とりあえずエクセスいきましょう」←O☆NA☆JI☆KO☆E

 

どうやら二人共らしい。

 

承一郎「What's⁉︎」

 

既に八幡君は幻影の波紋で消えている!あ、比企谷隊長、捕まえてくれた。あ、そのまま比企谷隊長を引き摺って逃げている!その辺りは相変わらずの鬼畜だね!

 

小咲「いろはちゃんも落ち着いて!」

 

小町「…まぁひとまずこれで皆の再会した時の話は終わったね」

 

春「いろはさん!あの根性曲がり、捕まえるんですね!?」

 

白良「了解よ?春ちゃん、エリナちゃん♪」

 

八幡「え?あんた女子って年齢じゃあ「オラァ!」げふぉお!」

 

ガクッ!

 

比企谷八幡(ザ・ジェムストーン)…再起不能(リタイア)

 

復活したばかりなのにアホな事を……相変わらずの。

 

春「バカ、ボケナス、承一郎」

 

承一郎「おい、承一郎は悪口じゃあない!」

 

女子「ぶふっ!」

 

まさか別の世界の人からコレが出るなんて。

 

霊夢「バカ………」ププ

 

リアス「ボケナス……」ププ

 

小咲「承一郎………」ププ

 

魔理沙「バカ、ボケナス、承太郎」

 

小猫「バカ、ボケナス、丈城」

 

Aいろは「バカ、ボケナス、八幡」

 

Bいろは「バカ、ボケナス、八幡」

 

千棘「バカ、ボケナス、承一郎」

 

ププププ………クスクス………ゲラゲラゲラゲラ!

 

会場全体に広がり………

 

「バカ、ボケナス、○○○(主人公達)!」

 

主人公達「なんの羞恥プレイだこれ!」

 

やれやれだね。

 

 

<=to be continued=


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