ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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お久しぶりです、かなり長い間待たせてすみません。

つい最近、ウチの家にアレ(・・)が出たので、思いついて書きました。しかもベランダに小っさいのも二匹いて…思わずゾッとしましたね。全部潰したけど。

それでは、どうぞ。


Gの襲撃!一条邸の決戦!

某夏の日、一条邸───

 

一応知っていると思うけど、僕の家である一条邸はかなり広い。ウチでは多くのヤクザが住んでいて、皆が父さんを慕っている。

 

今からッ!これからこの屋敷(の野郎共)は消滅するッ!

 

 

 

千棘「承一郎、なんかお菓子あったりする〜?あたしお腹空いちゃったわ」

 

承一郎「君っていつもそればっかのような「なんか言った?」イイエナンデモ」

 

今日は千棘さんや小野寺君などいつものメンバーで勉強会だ。

 

小咲「アハハ…そういえば最近暑くなってきたね」

 

万里花「そうですわね、私の家は冷房を一日中つけないと体が持ちそうにありませんもの」

 

るり「私は扇風機をよく使っているわね」

 

集「オレも扇風機かな〜」

 

鶫「私は特には。この程度の暑さ、訓練の時に比べたらどうって事ありません」

 

承一郎「僕もそんなには暑く感じたりしないかな。ウチは結構吹き抜けの構造があって風通しがいいからね」

 

ちなみにひどく暑い時は気化冷凍法の応用で少しだけ体の体液を蒸発、その吸熱反応で体温を下げている。熱帯雨林での任務中に非常に役立つ能力だった。

 

承一郎「まぁ確かにそろそろ出したお菓子がなくなりそうだな…竜、悪いが台所からお菓子取ってきてくれるかい?」

 

竜「へい、坊っちゃん!了解しやした!」

 

竜は即座に台所へと急行する。言っちゃあ悪いが、他にやる事はないのだろうか?

 

竜「ギニャァァァァーーーーーz__________ッ‼︎」

 

しかし、台所から突如竜の悲鳴が聞こえてきた!

 

承一郎「ッ…!」

 

千棘「えっ、何…?」

 

承一郎「…僕が見てこよう」スッ

 

僕は急いで立ち上がり、さっき竜が向かった台所に素早く向かう。

 

承一郎(波紋探知では竜ともう一つ反応があるがかなり小さい…虫型のスタンドか?)

 

バン!とドアを開いてみるとそこには腰を若干抜かした竜がいた。

 

承一郎「竜!何があった!スタンド攻撃か⁉︎」

 

竜「ぼ、坊っちゃん!あ、アイツ(・・・)です!現れやした!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

承一郎「アイツ…?何を言ってるんだ?」

 

竜「アイツ(・・・)ですぜ!チクショウ、突然出てきやがった…!」

 

カサ…

 

カサカサ…

 

承一郎「ま…まさか…」

 

竜「そうですぜ…あれは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──G(ゴ○ブリ)ですぜェェーーーッ‼︎」

 

カサ…カサカサ…

 

や、野郎…隅に……しかも、台所でだと…⁉︎

 

承一郎「緊急事態宣言発令だッ!急いでゴキ○ェット持ってきやがれェェーーーッ!」

 

G、それは人類の敵。某火星で突然変異する漫画では「じょう」とか言いあっという間に人間の首をもぎ取る筋肉モリモリマッチョマンの変態へと変貌する。まぁそれはフィクションだが、問題はその生命力と繁殖力にある。そのしぶとさと増殖性で日本ではとても忌み嫌われており、病害・食害を引き起こす。

 

しかし外国では食用・薬用として使われている地域も多く、東アジアでは油揚げが一般的らしい。僕は食べたくない。

 

竜「坊っちゃん、スタンドで潰さないんですかい⁉︎」

 

承一郎「却下だ、潰れたら卵が撒き散るだろ!それに、スタンドでやると感触も伝わるんだよ!」

 

承太郎「どうした、承一郎!」

 

ジョルノ「承一郎、何が⁉︎」

 

承一郎「人類の敵ですよ!」

 

組員「坊っちゃん!アー○でいいっスか⁉︎」

 

承一郎「あそこだ、発射しろォォーーーッ!」

 

シューッ!

 

カサカサカサ!

 

僕の指示で発射されたゴキジェッ○はGには命中せず、

 

ブーーーーー!

 

羽音を立てながら飛行した!

 

組員「ギャー!来たーーーッ!」

 

承一郎「『ブラッディ・シャドウ』ッ‼︎」

 

ジョニィのスタンドを借りGを付かず離れずのジェットの射程範囲の位置を留めようとするが、

 

ブーーーーー!

 

承一郎「なっ、なんだこの不規則な軌道変化はッ…!」

 

門のように構えた空間を避けるように飛んで回避した。ヤバイ、Gが廊下へ…!

 

承太郎「『スタープラチナ・ザ・ワールド』!」

 

ドォォォォーーーーーz__________ンッ‼︎

 

世界が色を失いモノクロへと変わり、承太郎以外の全ての動きが停止する。

 

承太郎「やれやれ、悪いが少し借りるぜ」

 

承太郎は組員が持っていた○キジェットを持ち、Gに向かって発射しようとするが、

 

ガキッ…!

 

承一郎「何ッ…!レバーを引けない…これでは発射出来ない…!」

 

そう、承太郎は今まで停止した時の中で『スタープラチナ』の拳以外の物を使った回数はあまり少ない。あるとしても木を高速で擦って火を起こす、銛を投げた程度である。

 

故に彼は停止した時のルールを知らない(・・・・・・・・)

 

この作品とは違う本史(オリジナル)の世界(と言える?)のDioは停止した時で銃の引き金を引こうとした時、引き金が動かなかった。それをDioは弾丸に撃鉄の代わりに衝撃を与えて銃に装填、動き出した瞬間に弾丸を撃ち出すという事をしていた。

 

止まった時の世界では物は動かしたり投げたりする事は可能だが、何かのアクションを起こして使う物はそれが動かず使用不可になるのだ。

 

承太郎はそれを経験した事がなく、だからこの5秒を無駄に消費してしまった。

 

ドォォォォーーーーーz__________ンッ‼︎

 

組員「あれっ?どうしてあっしの手からゴキジェッ○が消えたんですかい…?」

 

承太郎「…しまった」

 

……承太郎さんがゴキ○ェットを持っている事から承太郎さんが時を止めたのだろう。しかし、何も変わっていない?

 

承一郎「承太郎さんッ!何をやっているんですか!無敵の『スタープラチナ』でなんとかして下さいよォォーーーッ!」

 

承太郎「まだ時を止めたばかりだ、また停止可能になるのはあと少し時間がかかる」

 

そうこうしている間にGは玄関に向かっている!ここでケリをつけなければッ…!

 

ガラガラッ!

 

徐倫「ハァーイ、承一郎と父さんいる?久しぶりに来たわよォ〜〜」

 

なんと玄関には徐倫さんが扉を開けて姿を現した!

 

承一郎「なっ…⁉︎」

 

承太郎「徐倫ッ…!」

 

ジョルノ「徐倫さん!」

 

徐倫「へ…?どういう状況…?」

 

ブーーーーー!

 

こ、このままではGが徐倫さんにッ!

 

承一郎「ま、マズイ!徐倫さん!」

 

徐倫「…なるほどね…『ストーン・フリー』ッ!」

 

SF(ストーン・フリー)『オラァッ!』

 

ゴシャアッ!

 

向かってくるGをなんと徐倫さんは『ストーン・フリー』で叩き潰したのだ。

 

承一郎「……え?」

 

徐倫「こっちに来ていきなりゴキブリが飛んでくるなんて…ホント、やれやれだわ」

 

承一郎「……え?」

 

徐倫「あっ、そう言えば千棘ちゃん達いる?久しぶりに彼女達と話したいし」

 

……後で話を聞いたのだが、彼女は冤罪で監獄にいる間、なんと潰れたGを(スタンド能力のせいでもあったが)食べた事があるらしい。しかもホットドッグとセットで。……タフだなぁ〜〜。

 

 

千棘「あっ、承一郎。さっきの悲鳴、あれ結局何だったの?」

 

承一郎「…ああ、何でもなかったよ。あと…」

 

徐倫「あら、千棘ちゃんに小咲ちゃん、皆いるじゃあないの!」

 

小咲「徐倫さん!いつ日本に?」

 

徐倫「今日着いたばっかりよ!さ、今日は一緒に楽しみましょ!」

 

承一郎「……やれやれだぜ」

 

 

<=to be continued=




はい、という事でG襲来回でした。ガッツのGではなかったぜチクショォーーーッ‼︎

暑くなったら出てくるらしいですけど、まさか8月始まったすぐに出てくるなんて悪夢でした…。

皆さん是非とも気をつけて下さいね!(迫真)

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