ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子── 作:GIOGIO
今度はアヴドゥルさん編だ。途中で死んでしまう人のIFのストーリーがどうなるかが楽しみだ。
場面は空港。当時の羽田は国際線をやっていなかったから、ここは成田空港だろう。つまり、場所はここ、千葉。
そこでホリィさんを抱き止めるジョセフさんを遠巻きで見ているアヴドゥルさん。
アヴドゥル『三年前に知り合ったジョースターさんの、孫に何か悪いことが起こったと聞いて、ジョースターさんと共に日本に来たのだが……』
ジョセフ『ホリィ、承太郎の事じゃが、確かに悪霊といったのか?』
ホリィ『そうよ、得体の知れない悪霊にとりつかれたって……』
ジョセフ『よし、承太郎に会いに行こう。おい、アヴドゥル!』
アヴドゥル『では、急ぎましょう……』
ここから始まると言うことは、最初の敵は……
第1話 裁くのは誰だ!
やっぱり承太郎さんか。デモは承太郎さんのストーリーと全く同じだ。勝利した後も全く同じ。特筆することはなにもない。
ちなみにプレイヤーはアヴドゥルさんの転生である三浦さんとの事。結構たどたどしいプレイだ。
あの三浦さんのイメージだと確かにゲームをやるような人には見えないしな。恐らくは大半の女子と同じように携帯ソシャゲーくらいしかやらないのだろう。
第2話 誇り高き騎士
次はポルナレフさんだ。ここもポルナレフさんの物語で見たデモと変わらない。せいぜい返り討ちにする場面がなく、最初からポルナレフさんが倒れているところぐらいしか変わらない。
そしてここで全てのアヴドゥルさんの技が解ったので解説しよう。
『クロスファイヤーハリケーン』。アヴドゥルさんの代表的な技だ。♀の形をした炎を飛び道具として発射する。ただし、一発だけ。
『ファイヤーウォール』。昇龍拳のようにマジシャンズ・レッドが炎を纏って飛び上がる対空技だ。三浦さんも使っていた技だな。八幡は三人チームの格闘ゲーム、『THE KING OF FIGHTERS』の主人公の草薙京というキャラが使う『鬼焼き』にそっくりだと言っていたが、僕はそのKOFをよく知らないからわからない。材木座君が昨日言っていたことによれば当時のCAPCOMとSNKはお互いパクりパクられの間柄だったらしい。今はSNKという会社はなくなったようだが。
『炎の探知機』。ケニーGを察知した技だ。炎の車輪のような物がフワフワと浮いて滞空している。対戦相手にとっては邪魔だろう。トラップ技だな。
『ファイヤーイーグル』。空中専門技だ。一旦空中で止まり、そして斜め上から急降下して蹴りを放つ技だ。ここでもSNKという会社の技にそっくりな物があるらしい。仗助さんの今の髪型にそっくりなキャラだとか……。どうでも良い情報だな。
『地獄の轟火』。投げ技だ。相手の首を掴み、炎を爆発させる。またもや草薙京の名前が出てきた。『琴月・陽』?CAPCOM…パクりすぎじゃあないか?後で聞いたところによると、SNKは倒産直前にCAPCOMと共同で『CAPCOM VS SNK』というほとんどストリートファイターVSザ キング オブ ファイターズというコラボをやったのだとか。『KOSF』?それは本城淳の別作品だ!
次にスーパーコンボ
『クロスファイヤー・ハリケーン・スペシャル』。前方に画面半分ほどを埋め尽くす程大量に撃ち出されるクロスファイヤー・ハリケーン。見た目だけでも凄まじさがわかる。
『ナパーム・ボム』。三浦さんが『バーニング・ファイヤー』として使う炎の爆発を前方から画面端まで順番に飛ばす技だ。
アヴドゥルさんのキャラクターは強い。必殺技に隙がない。三浦さんの足りない腕をアヴドゥルさんのキャラ性能がカバーしている。
ホルホースもこれだけ性能が良ければ苦労はしなかったのに……。
第3話 恨みの傷を持つ男
デーボだな。
デーボ『うけけけけ』
アヴドゥル『貴様!確か一度だけ見たことが…!その顔の傷は…殺し屋デーボ!』
え?デモはこれだけ?史実と違う部分は結構雑だなぁ。
アヴドゥル『DIOめ……いったい何人の暗殺者を雇っているんだ……』
第4話 砂漠を走る刺客の水
ンドゥール戦。ここも特に他の人と変わらない。途中で倒れているアヴドゥルさんがいないくらいだ。
第5話 恐怖の女教皇
ミドラー戦。
ミドラー『……………』
アヴドゥル『あの女、怪しいぞ』
ミドラーはただ立っているだけだ。確かにほとんど裸みたいな格好をして立っているので怪しいと言えば怪しいのだが。
いきなり地面からブルドーザーのシャベルが沸いて出てくる。
アヴドゥル『やはり……新手のスタンド使いか!』
終了後
アヴドゥル『女とはいえ、油断できんな』
本当に雑に淡々と……この辺りが限界だったのか?シナリオスタッフ。
第6話 心を奪う美しき名刀
チャカ『モハメド・アブドゥルだな?お前の命を頂く』
アヴドゥル『我がスタンド『マジシャンズ・レッド』の炎で焼ききってくれる!』
確かにアヌビス神とマジシャンズ・レッドではマジシャンズ・レッドの方が相性良いだろう。
勝利後。
アヴドゥル『刀がスタンドの敵とは、私でさえ知れない敵がいったい何人いるんだ!』
いや、僕も含めてスタンドは多種多様だと思う。アルカナタロットカードや9英神だけがすべてじゃあないですよ?アヴドゥルさん。
第7話 亜空のしょうきヴァニラ・アイス
ついにここまで来た。どうなるんだ?史実のアヴドゥルさんはポルナレフさんのストーリーでもあったようにここで死んでしまう。突然現れるクリーム。
アヴドゥル『⁉︎ポルナレフ、イギーッ!危ない!』
史実ではここで呑み込まれてしまうアヴドゥルさんだが、このストーリーでは生き残った。
ヴァニラ・アイス『惜しかった。今度こそお前達を暗黒空間に吹っ飛ばしてやる』
アヴドゥル『な、何だこいつは!いきなり現れた!』
そして対戦が始まるのだが、三浦さんの奮闘はここまでだった。今度は代わりに材木座君が始めるらしい。そして相変わらずの技量でヴァニラアイスを撃破。
終了後のデモはポルナレフさんのデモと同じだ。イギーが死ぬところまで……。そしてアヴドゥルさんが炎でヴァニラアイスを燃やす。
アヴドゥル『吸血鬼だったとはな……』
ポルナレフさんとの違いはここでイギーの魂が上っていくシーンが無かったことだ。アヴドゥルさん…あんたがイギーを連れてきたんだろ…。そして、DIOの棺前。
先程まで無かったアヴドゥルさんの驚く表情が追加されたくらいで内容は同じのデモが流れる。
最終話 DIOの世界
場所はジョセフさんとDIOが戦った大通り。
アヴドゥル『DIO!』
DIO『フン、アヴドゥル。お前にこの私が倒せるのか?』
アヴドゥル『私はお前を倒す為にこの旅をしてきたのだ!』
DIO『良かろう。やってみろ!』
史実ではあり得なかった戦いだ。エンディングではどうなるのか?
アヴドゥル『終わりだ…DIO!』
DIO『死ね!アヴドゥル!』
アヴドゥルさんはクロスファイヤー・ハリケーン・スペシャルでDIOをバラバラにして倒す。
DIO『バカな!?このDIOが!』
アヴドゥル『終わった……やっと』
そして夜の街。ここまで空港のシーンがあったが無くなっている。その場面を見たかったんだけどな……。無いものは仕方がないか。
ナレーション『DIOを倒したアヴドゥルは彼の占いの店があるハングリーリに戻っていた』
アヴドゥル『このスークに戻ってくるのも久し振りだな。また占いが出来るとは……早速占ってみるか』
ここで二枚のカードが裏返しで出てくる。最後の最後でプレイヤーが選択するのか。
アヴドゥル『さて……右か左か……』
材木座君は左を選んだらしい。そのカードは……
『世界』のカード。………え?
アヴドゥル『ザ・ワールド!ま、まさか……そんな!』
DIO『ふふふ……久し振りだな。アヴドゥル』
スタッフロール。
…………意外すぎて言葉がでない。
仗助「やっぱりそういう反応だよな?俺達も…八幡自身もアングリと口を開けて固まっていたからよぉ」
承一郎「いや……だって確かに死にましたよね?DIOは」
八幡「だよなぁ……ホントにどうやって生きていたんだろうな?」
承一郎「じゃあもう一枚のカードは……」
八幡「俺達も気になってもう一度三浦にアヴドゥル編をやって貰ったんだよ」
八幡が言ったように三浦さんが操るアヴドゥルさんのストーリーがもう一度流れる。
二度目ということもあって今度は三浦さんもヴァニラアイスに敗れる事はなく、DIOを撃破した。
そしてあの選択肢。三浦さんはまたも左のカードを選択する。ランダムだったようで、今度は魔術師のカードが出てきた。
アヴドゥル『よし、明日から店を再開しよう』
スタッフロール。
……………………( ゜Д゜)ポカーン
それだけ⁉︎期待していたのに中身はそれだけ⁉︎この肩透かし感は何なんだ!?
一度見たことがある八幡達はニヤニヤしている。相変わらず性格が悪いな!知っていたなら口で言えばいいだろ!
八幡「いやぁ、これで良いんだよ。次の花京院と裏花京院は結構ショッキングだからな。一色の義母さんは見ない方が良いとまであるんですが……」
どういうストーリーなんだ!?嫌な予感がするが…。
<=to be continued=