ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子── 作:GIOGIO
いやぁ、やっとコラボ出来た…(苦笑)
一応断っておきますが、この
だから本編ではこの物語に登場するキャラ達は認知しておりません(承一郎の部隊以外)。
あと、コラボ中は本編がストップしてしまうので、申し訳ありません(大汗)
それでは、まず承一郎がパラレルワールドに飛ばされるところからどうぞ!
別世界に来たのに既に知ってる事が多い
僕が別の世界に飛ばされたのは突然の事だった。
いきなり知らない金髪カールロン毛男に
?「どジャアァァ〜〜〜〜〜ん」
とか言われて僕は国旗(多分アメリカの)を被せられた。
承一郎「うわっ!なっ!何をするんだァーーーーーーッ!…ってえ…?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
僕が国旗を取ったら、
承一郎(?)「「えっ…?」」
と次の瞬間、
?「どジャアァァ〜〜〜〜〜ん」バサァ
また金髪カールロン毛の男が今度は
承一郎?「うわっ⁉︎」
男が国旗を取ったら、今度は
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
承一郎「なっ…⁉︎」
?「…
男は今度は自分の体を国旗に被せた。
承一郎「…消えた…」
調べてみると、なんだか男のらしい手紙があった。
『拝啓、一条承一郎様
初めまして、承一郎君。私の名はファニー・ヴァレンタイン、アメリカ合衆国の大統領だ。
いきなりの無礼を詫びよう。君は今私のスタンド『
ちなみに一つの世界に別世界の同じものが出会うと一つになって死んでしまうからこの世界の君を君が元いた世界に飛ばしたのだ。
ここまでしたのは君に頼みがあっての事だ。
プッチ神父、と言ったら分かるだろうか。我が合衆国の神父で、『天国に行く方法』を実行しようとしている男なのだが、君にはある任務に就いて欲しい。
神父の邪魔をする者達を妨害して欲しい。再起不能程度にしてくれればいいが、最悪殺害してくれ。
また、プッチ神父の望む『天国』とやらがどんなものか、調べて知らせて欲しい。それが我が合衆国になにかしらの害をもたらすものだったのなら、神父を抹殺して欲しい。こっちの方が最優先事項だ。
以上の任務を遂行することが出来たら君を元の世界へ返す事を保証しよう。
本作戦は『
本作戦での私の無線の周波数は140.85だ。何か分かったら無線で連絡して欲しい。では、幸運を祈る。
親愛なるヴァレンタインより』
承一郎(…案外別世界に来たのに随分と知ってるワードが出て来たな…。しかも過去の別世界とは…)
JOJO(だが、これでやるしかないって事は理解したぜ)
元いた世界に返らなければならない。なにより、また彼女達に会いたい。
そう思い、僕は無線の周波数を合わせると、
ヴァレンタイン『…承一郎君、やってくれるかね?』
承一郎「…これより、『ステアウェイ・トゥ・ヘブン作戦』を開始する」
そう言い、僕は空間を繋げた。
アメリカ、SPW本社前───
SPW本社ビルの前に止めたベンツに、黒いコートを着た僕は時代遅れのカウボーイの男と、一人の女子と一緒に乗っていた。ひどくシュールな図になっている。
絢斗「良いな?奴等がターゲットだ。子供の男の子を除いては、全員始末しても構わない」
神父の手下である彼女、綾瀬絢斗は億泰さんとミスタさんを見て言う。
ホル・ホース「良いぜぇセニョール。奴等には貸しがあるからよぉ、お嬢ちゃん達を殺さなくちゃあなんねぇのは心苦しいが、まぁ、出来るだけ苦しまないように殺してやるさ」
かつて
承一郎「え?でもあの人はミスタさんと億泰さん…」
絢斗「彼等は君が知っている彼等ではない。彼等は世界の人々が平和に天国へ導かれる神父の計画を滅茶苦茶にしようとしているんだ。それに、あの少年は君の父、 DIOの魂が転生した存在。君は
『DIO』…その男がどんな存在かなんて僕自身が最も良く知っている。転生なんて『スタンド』という存在がある時点で特に驚かない。
だが DIOの転生者なんてどーでもいい。転生してあのクズがまた世界征服なんてやろうとしてるならすぐにジョースター家が生かしておくわけがないし、ジョースター家と行動を共にするわけがない。
転生はしたんだろう。魂の繋がりというべき直感がそう告げる。だが、八幡とかいう少年の精神力が強いようだ。
魂が3つ同居している存在。
大統領には調べた事をある程度連絡していた。『時の無限の加速』による『世界の一巡』。だがその能力を手にした者がどうなるかは分からない。 記憶の中のDIOのノートにも書かれてなかった。
大統領は『もう少し探りを入れてくれ。プッチ本人がどうなるのかが分かったら君の今後の任務方針を改めて決めよう』と言っていた。
絢斗「安心しろよ承一郎。君は世界の為に英雄となり、世界を救うんだ。何の問題がある?安心しろ…君は白の中にいるんだ…そして君は英雄として、元の世界に帰れば良いんだ…」
何が英雄としてだ。彼女もプッチと同じくらい自分の行いを全て正しい事だと信じて疑わない『ドス黒い悪』だ。
彼女を見ていると、昔父に仕えていたヴァニラ・アイスという男を思い出す。
不死身の身体でもないのに自分の首をはねるような盲信的な男。彼女はあの男に似ている。
承一郎「……わかりました。やります」
実際のところ、殺すまでするつもりはない。負傷による再起不能程度がちょうどいい。大統領の任務内容でもそんな事を言われていたし、彼女達にバレない程度に加減をしておく。
承一郎「『ブラッディ・シャドウ』。行け、『スカルズ』達」
スタンド、ブラッディ・シャドウの空間から、クリスタル・ボーンの骨で覆われて太陽を克服した屍生人部隊、『スカルズ』が五体現れる。
僕とホル・ホースはミスタさん達が移動したイタリアレストランの外にいた。
ホル・ホース「頼りにしてるぜぇ、スカルズさん達よぉ」
スカル兵達「「……」」
ホル・ホースの言葉に答えず、スカル兵達は素早い動きでレストランの壁に張り付き、合図を待つ。
承一郎「ホル・ホースさん。そろそろです、お願いします」
僕が空間を繋ぎ、合図を送る。
ホル・ホース「アイ!アイ!サー!」メギャン‼︎
ホル・ホースの手から彼の銃のスタンド、『
ミスタ「チッ!あのカウボーイかぶれのオッサンよぉ、俺に銃撃戦を挑んでくるなんてよぉ、ちと頭がおかしいんじゃあねぇのかぁ?」
伏せて銃撃を避けたミスタさんは愛用のリボルバーを抜き、ホル・ホースに向けて発砲した。
ミスタ「行け、ピストルズ!」
No.1「チクショー!飯のジャマシヤガッテ!ブチマケテヤル!脳ミソブチマケテヤル!」
昼食の時間を邪魔されて不機嫌なのか、すごく口が悪くなって襲いかかるが、ホル・ホースはそれを躱す。
ホル・ホース「おっと危ねぇ。資料にあった銃弾を曲げるスタンドかよ。付いてきなぁ、マフィアの兄ちゃんよぉ、どっちが世界一の拳銃のスタンド使いか決めようぜぇ?そっちのトッポイ兄ちゃんは別の奴が遊んでくれるぜぇ?」
さすがホル・ホース。挑発行為をして二人を分断させる事をしたようだ。
ミスタ「上等じゃあねぇかよぉ!時代遅れのカウボーイのオッサンよぉ!億泰、他のがいるみてぇだから、そっちはよぉ、オメーに任せっからよぉ!」
ミスタさんはガラスを蹴破り、店から飛び出した。
拳銃のスタンド使い同士の戦い、見てみたいと思うが、僕にもやる事があるので、店から続いて出てきた億泰さんを迎え撃つ。
スカル兵「WRYYYYYY!」ドカッ!
力を抑えさせたスカル兵の攻撃。
男性1「うわあぁあ!何だあれはぁぁ!」
男性2「ハロウィンじゃあないのにコスプレ⁉︎」
男性3「いや、あれは本物だぁ!」
他の無関係の人間達が騒ぎ出すが、関係ない。
こうして、僕達とミスタさん達の戦闘が始まった。
<= to be continued=
はい、コラボ第一話、どうでしょうか?
初コラボという事で希望とヤル気がムンムン湧いてくるんですよね(笑)
作戦名、ステアウェイ・トゥ・ヘブンはレッド・ツェッペリンの曲で、プッチのスタンド、メイド・イン・ヘブンの名前に変更される前の名前なんですよ。
それでは、新たな部隊、『スカルズ』のプロフィールです!
承一郎の『クリスタル・ボーン』で生成した骨で身体を覆って、太陽を克服した屍生人部隊。
太陽を克服する為に骨を纏っているので、波紋は有効である。身に纏った骨から刀を作り出すことが可能。
元ネタはMGS5、ファントム・ペインのスカルズ。
それでは、本城凛さん、次回もよろしくお願いします!