ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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次の話は承一郎の初めてのスタンドバトルを書いてみようかなと思います!


第4話 目覚め

病院内、手術室前───

 

小咲「一条君……」

 

一征「イチはここか⁉︎」

 

小咲「あ、一条君のお父さん…!」

 

一征「嬢ちゃん、イチの同級生か。イチのやつはどうなったんだ⁉︎」

 

小咲「……わ、私を庇って『矢』のようなものが胸に刺さったんです‼︎」

 

一征「な、何だって⁉︎」

 

竜達「「組長(オヤジ)ーーッ!坊ちゃんは無事なんですか⁉︎」」

 

一征「うるせぇぞおめぇら‼︎病院の中だぞ‼︎静かにしろッ‼︎」

 

竜達「「へ、へい!」」

 

医師「すみません、承一郎さんの親御さんはいらっしゃいますか?」

 

一征「ああ、俺がそうだが…」

 

医師「ああ、そうですか。そちらのお嬢さんもどうぞ」

 

小咲「あ、はい……」

 

 

別室───

 

医師「結果を申し上げると、心臓が穴が開いていて、搬送されている間に血が大量に出てしまって、ほぼ死亡が確定していました」

 

小咲・一征「「……‼︎!」」

 

医師「しかし、驚いたのはその後で、一応輸血が施されたのですが、それと同時に傷が再生し始めて、やがて心臓の穴すら埋まったのです」

 

小咲「えっ……⁉︎」

 

一征「………」

 

医師「こんなことは生まれて初めてのことです。親御さんは何か知っていますか?」

 

一征「…いや、初めて知ったことです。先生、イチのやつは……」

 

医師「はい、承一郎さんは生きています。早ければ明後日には退院出来ます」

 

小咲「えっ!やった‼︎」

 

医師「ですが、今日と明日は安静にしておかなければいけません」

 

一征「ありがとうございます、先生」

 

医師「いえ、私は何もしていませんよ。彼は一体、何者なのだろう……」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

〜承一郎side〜

 

あるところで、2人の少年が出会った。一人は誰よりも強い野心を、もう一人は誰よりも高い誇りを持っていた。

 

数年後、二人は成長して、野心を持った青年は、世界を支配する為に人間をやめ、誇りを持った青年は、それを封じる為に、父や師を失い、それでも信念を貫き通し、相討ちとなり、お互い海の底に沈んだ……。

 

百年後、宿敵の肉体を奪った邪悪の化身は新たな力を得て、宿敵の末裔を根絶やしにしようとするが、その末裔が自分と同じ『時を止める』能力に目覚め、敗北し、太陽の光で塵になって消えた……。

 

これは誰の記憶なんだ?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

翌日

 

教室内───

 

キョーコ「えーと、一条は昨日から入院していて、今日は休みだ。明日から退院出来ると親御さんから連絡があった」

 

集「マジかよ?あいつ入学早々に何をやったんだよ」

 

小咲「今日、一条君に見舞いに行くんだけど、みんな行く?」

 

千棘「………」

 

 

病室内───

 

小咲「一条君…昨日のことはありがとう…。一条君が庇ってくれなかったらきっと私……」

 

承一郎「気にすることはないよ。体が勝手に動いただけさ。」

 

集「ジョジョ、あんまり無理すんなよ」

 

承一郎「ああ、ありがと、集。桐崎さん、授業のノート貸してくれてありがとう」

 

千棘「勘違いしないでね。私は現国のノートのときの借りを返しただけだから」

 

小咲「あ、そういえばこのペンダント、一条君のだよね?」

 

承一郎「あッ!ありがとう小野寺君!失くしたかと思ったよ」

 

小咲「一条君が倒れたところに落ちてあったの」

 

承一郎「ありがとう。明日から学校に行けるから、傷は大丈夫だよ。胸に傷跡は残るみたいだけど」

 

集「そうか。それじゃあ俺は帰るよ」

 

るり「じゃあ私も」

 

千棘「私も」

 

承一郎「そうか。気をつけてね」

 

集「お前が言うなよ」

 

承一郎「それはそうだね」

 

るり(小咲、一条と一緒にいてあげて、好感度アップよ!)

 

小咲(む、無理だよるりちゃん!)

 

承一郎「小野寺君、宮本さん、何を話しているんだい?」

 

るり「小咲がもうすこし一条君と一緒にいたいだって」

 

小咲「る、るりちゃん‼︎」

 

承一郎「うん、別に大丈夫だよ」

 

るり「じゃあ私達は帰るわ」

 

承一郎「わかったよ。それじゃあね」

 

集達がいなくなる……。

 

小咲「一条君……」

 

承一郎「わかっているよ。医師が言っていたよ。『生きているのは奇跡だよ』ってね」

 

小咲「本当にありがとう、一条君…。でも、無茶はもうしないでね」

 

承一郎「わかったよ。約束する」

 

そして、いくつもの運命が動き出す

 

 

<=to be continued=




キャラプロフィール

空条承太郎

年齢:41歳 身長:195cm 体重:82kg

最強のスタンド、『スター・プラチナ』の使い手。常に寡黙かつ沈着冷静だが、根は激情家で正義感が強い。沈着冷静な性格が承太郎の強さの要因のひとつになっている。

娘との関係は最悪だったが、プッチとの戦いで娘の徐倫が父を理解し、親子の関係が回復した。

ちなみにアナスイの徐倫へのプロポーズは認めていない。

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