例えば、組み分け帽子が性急じゃなくて。   作:つぶあんちゃん

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組み分け帽子

「イッチ年生はこっち!イッチ年生はこっち!」

 

汽車から降りると、ハグリッドが火の灯ったランタンを掲げて大声をあげている。

一年生が人の波を掻き分けながら、彼の元へ向かって行く。

ハグリッドはハリーたちに気付くと、にっこり笑って手を振った。

 

「ホグワーツにようこそ。 隣りにいるのはシャルか? 暫く見ねぇうちに、また綺麗になったな」

 

ハグリッドはシリウスと親しいらしく、ちょくちょくブラック邸に訪れている。

もちろんシャルロットもハグリッドと面識はあるし仲も良いが、ハリーほど頻繁に会っていない。

シャルロットとハリーも、忙しそうなハグリッドに手を振り返した。彼とはこれから長い付き合いになるだろう。

 

「イッチ年生はこれで全員か? 着いてこい! ボートに乗ってホグワーツまで行くぞ!」

 

突如、道が開け大きな湖の向こう側にホグワーツが見えた。

大小様々な塔が入り乱れたその建物は荘厳で、校舎というよりはまさに城だ。

あちらこちらに浮かぶ暖かなランタンの灯りが、城を優しく照らす。その様はあまりに幻想的で一年生の中から大きな歓声が上がった。

 

ボートは4人乗りだった。

ハリー、シャルロット、ロン、そして先程汽車の中で出会ったハーマイオニーも共に乗ってきた。

暗い湖面を、ボートは滑るように進んでいく。生徒たちは皆昂揚しているようで、話し声でざわついていた。

先ほどのハリーとシャルロットの呪文が気になって仕方ないのか、矢継ぎ早に質問をしてくるハーマイオニーとやや一方的な会話をしていると、すぐにボートは岸に着いた。

 

城の大きな扉が眼前に迫る。

ハグリッドが勿体ぶった手つきで、扉をノックした。

 

 

 

 

 

「新入生の皆さん、ホグワーツ入学おめでとうございます」

 

新入生たちは大きな玄関ホールを抜けて、小さな部屋へと通された。

エメラルド色のローブを纏った黒髪の魔女、ミネルバ・マクゴナガルは新入生に祝いの言葉を述べた。見るからに厳格そうな教師だった。

 

マクゴナガルは、グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、そしてスリザリンの4寮の説明をしていたが、シャルロットは既に父親や曾祖母から何度も聞いていたので目新しい説明は特になかった。

 

「もうすぐ組み分けの儀式があります。 皆さん、身なりを出来るだけ整えておきなさい」

 

当たりをキョロキョロ見渡していると、少し離れたところにいるドラコと目が合った。相変わらず隣りにクラッブとゴイルが居るが、ドラコはつまらなそうだ。

ちょうどハリーはロンと話しているので、シャルロットはドラコの元に行った。

 

「ドラコ、貴方はどこの寮かしらね?」

 

すると、ドラコはふふんと鼻で笑い、背筋をちょっぴり伸ばした。

 

「そりゃ、もちろんスリザリンだろう。 僕はマルフォイ家だからな」

 

「それもそうね。 私はどこかしら。 スリザリンに入れば曾祖母様は喜ぶだろうけど、パパと同じグリフィンドールも悪くないかも」

 

「・・・グリフィンドールなんて止めろよ」

 

ドラコが少し不機嫌そうに言った。シャルロットは驚いて、ドラコの顔をまじまじと眺める。

彼は熱心なスリザリン信者であるが、シャルロットの両親や、ハリーの両親と義理父がグリフィンドール出身であるため、今まで2人の前でグリフィンドールを悪く言ったことはなかった。

 

「あ・・・いや、ハリーはグリフィンドールの可能性が高いだろう? 両親もシリウスおじ様もグリフィンドールだし。 それで君までグリフィンドールになったら、僕だけ仲間はずれで寂しいじゃないか」

 

ドラコはあたふたと言い訳のように言った。

それを聞いて、シャルロットはクスクスと揶揄うように笑う。

 

「大丈夫よ。 もし、寮が離れてもドラコとは仲良くしてあげるわ!」

 

でも、出来ればドラコと一緒がいいなぁ。もちろんハリーも。

シャルロットがそんなことを考えていると、大広間に繋がる扉が開け放たれた。

 

いよいよ、組み分けだ。

 

 

 

 

 

一年生はマクゴナガルの引率で、二重扉を通って大広間へと入った。

 

何千という蝋燭が大広間の上に浮かび、四つの大きな長テーブルを照らす。

上級生は既に席につき、テーブルの上には金色のお皿とゴブレットが置いてある。

広間の上座にもう一つ長テーブルがあり、先生たちが座っていた。

 

端の方にセブルスとレギュラスを見つけた。

シャルロットは手を振りたい衝動に駆られたが、自分がセブルスの娘というのは隠すよう言われているので我慢した。

 

マクゴナガルは、四本足のスツールの上にボロボロのとんがり帽子を置いた。帽子がピクピクと動いた。

 

 

「私はきれいじゃないけれど

人は見かけによらぬもの

私をしのぐ賢い帽子

あるなら私は身を引こう

山高帽子は真っ黒だ

シルクハットはすらりと高い

私はホグワーツ組み分け帽子

私は彼らの上をいく

君の頭に隠れたものを

組み分け帽子はお見通し

かぶれば君に教えよう

君が行くべき寮の名を

 

 

グリフィンドールに行くならば

勇気ある者が住まう寮

勇猛果敢な騎士道で

他とは違うグリフィンドール

 

 

ハッフルパフに行くならば

君は正しく忠実で

忍耐強く真実で

苦労を苦労と思わない

 

 

古き賢きレイブンクロー

君に意欲があるならば

機知と学びの友人を

ここで必ず得るだろう

 

 

スリザリンではもしかして

君はまことの友を得る

どんな手段を使っても

目的遂げる狡猾さ

 

 

かぶってごらん!恐れずに!

興奮せずに、お任せを!

君を私の手にゆだね(私は手なんかないけれど)

だって私は考える帽子!」

 

 

歌が終わると、拍手が沸き起こった。

 

「なんだよ! 僕たちは帽子被ればいいだけか!」

 

「よかった・・・! フレッドのやつ、やっつけてやる。 あいつ、トロールと戦わせられるって僕に言ったんだ!」

 

ハリーとロンがそう話してるのが聞こえた。

テストのようなものでなかったので、シャルロットも取り敢えず安心した。

 

マクゴナガルが長い羊皮紙の巻紙を手にして、一歩前に進み出た。

 

「ABC順に名前を呼ばれたら、組み分けを受けてください」

 

シャルロットは自分の鼓動が早くなるのを感じた。

 

「アボット・ハンナ!」

 

金髪のおさげの女の子が前に出た。頬はピンク色に染まり、興奮していることが窺えた。

 

「ハッフルパフ!」

 

女の子が帽子を被ると、帽子はすぐにそう叫んだ。ハッフルパフのテーブルから割れんばかりの拍手が起こる。

女の子は帽子を脱ぐと、少し照れたようにテーブルへと向かった。

 

 

「ブラック・ハリー!」

 

ハリーの番だ。

 

「ねぇ。 今ハリーって言わなかった?」

「私、こないだ雑誌で見たわよ。 『生き残った男の子、今年ホグワーツ入学か!?』って記事」

 

前の方でハッフルパフの上級生がひそひそと話し始めた。

多くの人が同じことを考えたようで、俄かに広間がざわついた。

 

ハリーは四本足のスツールに向かって歩きながら前髪をかきあげると、稲妻の傷をそのハッフルパフの女子生徒に見せつけてニヤリと笑った。

きゃあっと女子生徒が黄色い悲鳴をあげる。

 

 

「じゃあ、本当だったのね! ハリー・ポッターがブラック家の養子として迎えられてるって噂は」

 

「何でもブラック家の当主って、ハリー・ポッターの父親と親友だったらしいぜ」

 

「え、じゃあブラック先生がハリー・ポッターの父親なの?」

 

「馬鹿ね。 レギュラス・ブラック先生は確かブラック家の次男だわ。 それにあの人、スリザリンじゃないの!」

 

騒然とした大広間もハリーが帽子に手をかけると、シンと静まった。

ハリーは自信たっぷりといった様子で、帽子を被った。

 

「グリフィンドール!」

 

間髪開けずに、帽子は叫んだ。

端のグリフィンドールのテーブルから雄叫びが上がる。

ポッターを取った!ポッターを取った!と叫ぶ上級生に、ハリーは困ったように自分の苗字はブラックだと訂正していた。

 

「あーあ。 ハリー、グリフィンドールになっちゃったわね」

 

「・・・まあ、予想通りだな。 それに君だってグリフィンドールの可能性あるだろ。両親2人ともグリフィンドールなんだから」

 

「やぁね、ドラコったらすっかり拗ねちゃって。そんなにハリーがロンと仲良くなったのが気に入らないわけ?」

 

図星を突かれたのだろうか? ドラコはちょっと悔しいような恥ずかしいような顔をした。

 

 

「ち、ちがうよ。僕は・・・」

 

「グレンジャー・ハーマイオニー!」

 

汽車の中で会った少女の名前が呼ばれた。

 

「あら、汽車で会った子だわ」

 

「グレンジャー? 聞いたことのない名前だな。 マグル生まれじゃないか?」

 

ドラコが顔を顰めた。

ハーマイオニーは待ちきれないとばかりに、帽子を被った。

 

「グリフィンドール!」

 

ロンが呻いてるのが聞こえた。

組み分けはとんとんと進んでいく。

 

「マルフォイ・ドラコ!」

 

ドラコの名前が呼ばれ、彼は背筋を伸ばして前に出た。自信に溢れたその態度はまさしくマルフォイ家の一人息子らしい。

 

ドラコが組み分け帽子を被る。

帽子は一瞬だけ迷うような素振りを見せて。

 

「スリザリン!」

 

大声で叫んだ。

彼は満足そうに、スリザリンのテーブルに向かう。マルフォイ家の子息ということで、大勢の上級生が立ち上がって彼に握手を求めた。

スリザリンから一番遠いグリフィンドールの席にいるハリーが、残念そうにドラコを見つめていた。

 

だんだんと待っている人の方が少なくなっていく。

そして、ようやく。

 

「プリンス・シャルロット!」

 

自分の番だ。

ちらりとセブルスの方を見た。セブルスは誰にもばれない程度に小さく頷いた。隣りでレギュラスも見守っている。

 

「プリンス・・・? 久しぶりに聞く名前だ」

 

「魔法薬に優れた家だったか。 まだ血が続いていたとは」

 

純血名家に詳しいスリザリンの上級生の間ではそんな声が上がっている。

 

「シャルはこの僕の幼馴染なんだ」

 

気取ったようなドラコの声で、さらに注目を浴びているのをシャルロットは感じた。

それもそのはず、プリンス家は長らく表舞台から姿を消していたし、セブルスもスネイプ姓を名乗っている。

こればっかりは仕方ないな、とシャルロットは帽子を被った。

 

「ほぅ! プリンス家の子とは久しいな」

 

帽子が、頭の中に語りかける。

 

「君の父上のことも母上のこともよく覚えているよ。 特に、君の父上はスリザリンにいれようとして、すんでのところでグリフィンドールにしたんだ。 ・・・さて君はどうしたものかな」

 

「そうねぇ。グリフィンドールとスリザリンの二択かしら」

 

「そうであろうな。 まあ、レイブンクローの素質もあるが、概ねその二択だろう。 私としてグリフィンドールを勧めるが、君はどちらがよいかね?」

 

どうやら、帽子は自分に選ばせてくれるらしい。

シャルロットは帽子に、あること(・・・・)を望んだ。

すると、帽子はくすりと楽しそうに笑う。

 

「なるほど! そんな理由で君はその寮を望むのかね。 おもしろい! シャルロット・プリンスは・・・・・・スリザリン!」

 

スリザリンから大きな歓声が巻き起こる。一番大きな声で、ドラコは歓声を上げた。

シャルロットはスリザリンのテーブルににこりと微笑むと、向かって行く。

 

「シャル! まさか君がスリザリンなんて・・・こんな嬉しいことはないよ! すぐに父上に連絡をしなくては!」

 

ドラコは大喜びで、シャルロットを隣りに座らせた。彼の隣りにもともと座っていた女の子--パンジー・パーキンソンがちょっと嫌な顔をした。

 

「初めまして、シャルロット。 これからよろしくね。 私はパンジー。 聖28一族のパーキンソン家よ」

 

彼女は、聖28一族というところを強調させて言った。

シャルロットも貴族らしく優雅に微笑んでみせる。

 

「シャルでいいわ。 長い付き合いになるわね。 よろしくね、パンジー」

 

「私はミリセント・ブルストロード。 プリンス家ってまだ続いてたのね。 没落したと思ってたわ。それもマルフォイ家と親交があるなんて」

 

「やめなよ、ミリー。 スリザリンに選ばれたということは、彼女もまた純血なんでしょ。 仲良くして、シャル。 私はダフネ・グリーングラス」

 

濃いブラウン色の髪の女の子が、困ったようにそう取り成した。顔立ちも上品で、他の子に比べるとどこかおっとりとしていそうだ。

 

「皆、よろしくね」

 

「そうだぞ。 シャルは聖28一族じゃないけど・・・すごく優秀だし、それに純血だ。 仲良くしてやってくれ」

 

ドラコが偉そうに言った。

どうやらシャルロットがグリフィンドールになると思っていたらしく、その予想が外れて先ほどは比べられないほど機嫌が良い。

 

ドラコはさらっと嘘をついてくれたが、シャルロットは祖父がマグルのため正しく言うと純血ではない。だが、スリザリンではそれを隠しておいた方がいいだろう。

 

ちらりと教員席を見た。

グリフィンドールと敵対するスリザリンに入ったことで、悲しませてしまったかと思ったがセブルスは優しい瞳でシャルロットを見守っていたので安心した。

レギュラスも自身が寮監を務める寮に入ってくれたからか、嬉しそうだ。

 

ロン・ウィーズリーがグリフィンドールに決まり、やがて組み分けは終わった。

 

アルバス・ダンブルドアが立ち上がった。腕を大きく広げ、にっこりと笑う。

 

「新入生の諸君、入学おめでとう! 簡単にだが、今ここにいる教員を君たちに紹介しよう。 まず、副校長兼変身術の教師マクゴナガル先生じゃ。 彼女はグリフィンドールの寮監でもある。次に、スプラウト先生・・・」

 

ダンブルドアが次々と教職員を説明していく。自分の名が上がると、先生方は立ち上がり一礼をした。

 

「・・・次に、闇の魔術に対する防衛術のクィレル先生。 そして、魔法薬のスネイプ先生じゃ。 例年通り、スネイプ先生は全魔法薬研究会に所属しているため、大変多忙である。 そのためスネイプ先生の都合が合わない時は、今年もレギュラス・ブラック先生が魔法薬の授業を担当する。 またブラック先生がスリザリンの寮監じゃ」

 

セブルスが素っ気なく一礼をしてとっとと座ったのに対し、レギュラスは優雅なお辞儀をした。

 

「先程一部の生徒が騒いでいたように、確かにハリー・ブラックは私の甥です。 ですが、特別扱いは当然しませんのでそのつもりで」

 

皆の前でスリザリン寮監がグリフィンドールの生徒にそう言い放ったため、意地の悪いスリザリン生徒はクスクスと笑った。

 

「全く馬鹿馬鹿しいな。 レギュラスおじ様は・・・いや、ブラック先生は当然のことを言っただけじゃないか」

 

「そうね。 まあ、ハリーはプライド高いからそう考えないでしょうけど」

 

漸く教員の紹介が終わる。

皆、お腹が空いて早く校長の話が終わることを願っているのが見て取れた。

 

「さあ、もう何を言っても皆の頭に入らないだろう! 宴を始めよう。 わっしょい! こらしょい! どっこらしょい!」

 

その言葉を合図に、テーブルの上にはたくさんのご馳走が並んだ。

 

ラムチョップ、ポークチョップ、ローストビーフ、ポテト、サラダ・・・。

 

シャルロットも早速手を伸ばした。

 

「ねぇ、ドラコ。よかったらお皿に盛ってあげましょうか?」

 

パンジーが甘えるような声色で言った。

 

「いや、シャルに取り分けてもらうから大丈夫だ」

 

「全く・・・そのくらい自分でやりなさいよね」

 

シャルロットは苦笑しながらも、ドラコからお皿を受け取りバランス良く盛り付ける。

ますますパンジーから敵意のこもった目を向けられたが、まあこれは仕方ない。

 

「ねぇねぇ、プリンス家って今何してるの? 私も今日シャルに会うまでは、プリンス家ってもうなくなったのかと思ってたよ」

 

ダフネが訊くと、周りも興味津々に耳を傾けた。

しかし、シャルロットより先にドラコが答えた。

 

「そんなことはないぞ。 僕の父上は、シャルの父親と友人だしよく会っている。 ただ…そうだな、あまり社交界に顔を出すタイプではないな」

 

「何の仕事をしているの?」

 

「シャルの父親の仕事は、あまり他人に言わないよう強く言われているんだ。 だが、立派な仕事だよ」

 

今その父親がすぐ側にいるというのに、ドラコが上手く誤魔化した。やはり、ドラコやセブルスと話を合わせておいてよかった。

 

「そうなんだ。 シャルのお母さんは?」

 

「私のママは病気で、もう長いこと入院しているの」

 

「あっ・・・ごめんなさい」

 

この質問にはシャルロットが答えたが、訊いたダフネは慌てて謝った。

シャルロットはこの子と同じ部屋だといいなと思った。

 

楽しい晩餐会は進んでいく。やがて、テーブルの上の料理は消え去り、デザートが現れた。

皆が食べ終わった頃、ダンブルドアが再び立ち上がった。

そして、廊下で魔法を使わないようにとのこと、クィディッチの予選が行われることを話した。

 

「1年生がクィディッチチームに入れないなんて、絶対おかしいよ」

 

拗ねたようにドラコは呟いた。

 

「そして・・・とても痛い死に方をしたくない人は、今年いっぱい四階の右側の廊下に入ってはいけません」

 

ダンブルドアの言葉に、笑った生徒はほんの数人だった。

 

「一体何のことかしらね?」

 

「さあ・・・?」

 

シャルロットもダフネと2人で首を捻った。

 

何ともふざけた歌詞の校歌を歌って、漸く宴会はお開きになった。

スリザリンの監督生に誘導され、大広間を出る。ハリー達におやすみの挨拶を言いたかったが、無理そうだ。

 

スリザリンの談話室は湖の底にあった。エメラルド・グリーンの色合いと銀色のランプが、目に優しくて綺麗だ。

何人かの新入生ははしゃいで談話室を見て回っていたが、あいにく自分にはそんな元気は残っていなかった。

 

「シャル! 部屋いっしょだよ! パンジーとミリセントも!」

 

一足先に部屋に入ったダフネが、喜びの声を上げた。どうやら寮は4人部屋らしい。

寝室は歴代の有名なスリザリン生のタペストリーが飾られていて、アンティーク調のベットが置かれている。

 

部屋には、既に自分たちのトランクが届いていた。

おやすみの挨拶もそこそこに、シャルは緑色の毛布を引っ張ると意識を手放した。

 




スリザリンオリ主の親友みんなダフネ説。

原作とは反対に、組み分け帽子はハリーを迷わずグリフィンドールに入れ、ドラコの組み分けには少し迷いました。
でも結局原作通りですね。

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