「ガ、ァ……」
がくり、と
苦しげに見上げた先には、今まさに彼を打ち負かした天才たる
「そうか。そうか……。最初から、私に勝ち目など無かったのだな」
彼の宝具【
完全なる敗北。
だが、不思議とファントムの心の内にあった暗い感情は失われつつあった。それは、目の前の
【王統の音色:B+】
「マリア……それがお前のクリスティーヌなのか。アマデウス」
「マリアはマリアだ。君は……。いや。ちょっと何を言っているのか分からないな」
勝者であるにも関わらず、アマデウスは憮然とした表情でファントムに言葉を返した。
「フフ……感謝するぞ、アマデウス。私は今日、一つの理想を見た。音楽家と歌姫の存在によって高められる音楽の可能性だ。そして、確信を得た。私と、私の選んだクリスティーヌの才能は。必ずやお前のマリアをも凌駕する。
そして私は、今日の敗北を糧とし、かつての私よりもなおクリスティーヌに相応しい導き手となるだろう……!」
言い終わるかどうかというところで、ファントムの肉体の構成魔力が限界に達した。
霊基が金色の粒子となって夏の日差しの中に溶けていく。参戦していたプレイヤーたちが、背後でワッと歓声を上げた。
【MISSION CLEAR!】
【討伐ミッションを達成しました】
【達成報酬──】
その一部始終を見送りながら、アマデウスは大きく息を吐く。
「……ふぅ。ずいぶんとまあ、手こずらせてくれちゃって。おまけに訳の分からない勘違いまでしていたようだし。マリア、怪我はなかったかい?」
「ご心配ありがとう、私は大丈夫よ。それよりアマデウス、あなたはどうなのかしら?」
「僕? 見ての通りピンピンしているさ。演奏の一曲や二曲や百曲や二百曲、生前のあれこれに比べたら軽いもんだね!」
「そう……。でも、無理はしないでね」
なおも心配そうな顔をするマリーに軽口を二言三言飛ばしつつ、二人はプレイヤーと王軍に合流すべく元来た道を引き返す。
カルデアから大量の報酬を与えられたらしいプレイヤーたちのざわめきに隠れるように、アマデウスはポツリと言葉を漏らした。
「……今の、ファントムってやつ。僕の生前の知り合いとは似ても似つかない変な男だったけど……。どうしてかな、彼の演奏を聞いていたら、あのサリエリのことを思い出してしまったよ」
「彼、私のことをクリスティーヌのようだと言っていたわね。クリスティーヌ……彼の大切な人だったのかしら」
「さぁね。もしかしたらそうだったかもしれないが、もう終わったことだ」
「そうね……」
再びの無言。
しばらくして、今度はマリーがささやくような声で言う。
「悲しい歌だったわね」
「……そうだな」
アマデウスも、呟くように同意した。
> [1/1] ザ・ロンゲスト・デイ・オブ・オルレアン③【回想】
[PM 13:55 <Archive>]
かくして、
俺は動画の再生を止めた。戦いの一部始終を見届けていたプレイヤーがアップした討伐映像だ。
やはり、サーヴァントの相手はサーヴァントに任せるに限る。
そういう、オルレアンでの戦いを通じてプレイヤーが何となく理解してきたこのゲームの攻略スタイルがまたもや実証された形になるわけだな。
それもあってか、今の所プレイヤーとNPCサーヴァントの関係は基本的に良好だ。彼らと仲良くしておくことが対サーヴァント戦における勝利フラグにもなるし、運良く敵サーヴァントを打倒する瞬間に居合わせられれば、撃破報酬だって山分けされる。
つまり、百利あってほぼ害なし。
損得勘定ができる奴なら誰にだってわかることだ。そして損得勘定ができないゲーマーはいない。なぜって、ゲームを遊ぶということは、それ自体が無数の損得勘定の繰り返しに他ならないからである。
ゲームプレイ開始時の初期状態からレベルを上げて金を稼ぎ、装備を整えていく。
敵の情報を収集し、場面に応じて最適なアクションをとる。
それらはつまり、「より勝てそうな」選択肢や「より利益が大きそうな」選択肢を選び続けることに等しい。ゲーム中の行動選択肢によって得られる利得の累積が一定基準値を超える瞬間こそ、すなわちステージクリアであり、それを様々なシチュエーションでこなしていくことでゲームクリアが達成される。
……そういうふうに言うとなんだか味気ねぇな? やっぱり言い換えよう。勝つのは楽しいし、儲かるのも楽しい。楽しいことがゲームだ。だからゲーマーってのは、得をする選択肢が大好きだ。
だが……。いや、だからこそと言うべきか。何にでも例外はあるもんで。
ま、理屈はわかるさ。
サービス開始以来、プレイヤーは様々なミッションから報酬を獲得し、攻略はその報酬の魅力に導かれて進んできた。
では、サーヴァントほどの強敵がもたらす撃破報酬とはなんだ?
実際、気になるところではあるだろう。そして、少なくとも俺は部分的にそれを知っている。
【ファーストオーダー】地下大空洞での戦いでは、アルトリアの撃破報酬こそ出なかったものの──システムアナウンスすら出なかった──後日
もし、運営(ないし制作)が設定したサーヴァント撃破報酬こそが聖晶石なら、サーヴァント召喚者ほど新たなサーヴァントを召喚しやすくなるという状況が発生する。ユニークアイテム獲得者が、その力でどんどん新しいユニークアイテムを独占していく構図だ。なろうVRMMOあるあるといえばそうなのだが……。そんな言葉で納得できる奴がどれだけいるかは別の話だ。少なくとも俺ならムカつくね。
結局、さっき言ったサーヴァント積極攻撃論者というのは、そういう独占状況が発生する可能性に対する警戒や焦りみたいなものが生んだ存在だ。
それだけに、既存のサーヴァント召喚者のことはとりあえず吊し上げて叩こうとする。俺なんて酷いもんよ? 生放送に出ちまったからな。あれは悪目立ちの極みだった……。いつの間にか掲示板には俺の専スレすら立っていて、常時炎上の体を見せている。もとはオルレアン攻略本スレで始まった炎上なんだが、本スレを追い出されてからは特にひどいな。オルレアンの牢獄に閉じ込められていた俺が勝手にイベントを進めた結果、
別にそんなクソスレ監視したって一文の得にもならんので、わりと人聞きの話だが。
炎上させる気持ちはわからんでもないよ? 俺だってこいつらの立場だったら同じように怒るだろうけどさ。
しかし俺にも言い分はあるということを分かって欲しい。「事実は小説よりも奇なり」という名台詞があるだろ? それよ。これはVRMMOだからな。ゲーム中で発生するイベントだって、そこらの
……フゥー。俺は深呼吸した。
ま、まあ、そんなことはどうでもいい。
大事なのは、運営がサーヴァント召喚者を増やそうとしているということだ。これは俺が
絶賛炎上中のオルレアンでの二重スパイごっこだって、最終的にはジル・ド・レェ撃破に結びついたんだから中々のモンだと思わねぇ? いや、俺が手を下したわけでも戦闘に参加してたわけでもないから、撃破報酬とかは特に無かったけども。カルデアにニュース速報したらお金は一杯もらえたので不満はない。
……また話がずれたな、どうも悪い癖で困る。
とにかく重要なのは、運営がサーヴァント召喚者を増やせば、掲示板で俺を燃やして遊んでるゴミどもの憎悪のはけ口が増えるというところ。リツカはどうか知らんが、俺が運用できるサーヴァントの数は正直これ以上増やせそうにない。運用リソースである魔力とやらが根本的に足りてねぇからだ。よそのゲームで例えるなら、資材がないのに戦艦やら正規空母やら新規建造したって意味ないだろ? 艦これの話な。
つまり、サーヴァント召喚者が増えることは俺にとって百利あってほぼ害なし。大いに協力していきたいね。
となると、どうやってサーヴァント召喚者を増やすかって話になる。運営が特定プレイヤーに対して召喚権を気まぐれ
もう一つは、こっちでサーヴァント撃破タイミングを調整することで、同時参戦者すなわち報酬山分けプレイヤーを選別することだ。俺が能動的に選別を掛けられるところがいい。問題は、俺が手持ちの戦力で確実に敵サーヴァントを撃破できる状況を作らなきゃならんことで、これまでほとんど遭遇戦しか経験していない俺にはハードルが高そうなところだな……。
そして最後の一つ。サーヴァント撃破以外で聖晶石を獲得できるミッションが増えることだ。実際、それが期待できそうなミッションというのが特異点攻略の過程で時々発生し、プレイヤー同士の醜い争いに発展してきた。
その代表例が、鉤爪のアサシン戦に並行して繰り広げられていた『竜殺しのサーヴァント』救出ミッションだ。
動画が上がっているので見てみよう。
再生開始時刻は[PM 13:55]。
鉤爪のアサシンを味方NPCサーヴァントたちに
撮影場所は、リヨン中心市街からそれなりに離れた、建物の密集する住宅地らしき一画。
それでは、キュ~。
【PLAY】
ザザッ……。
『この辺りの建物が怪しいって掲示板で言ってたけどさァ……どんだけ敵出てくるんだよ!?』
はい。さっそく撮影者の方のコメントですね。
カメラ周辺では、死者と竜の群れに斬りかかりつつ後方からは弓を射掛けるプレイヤー軍団の勇姿が見て取れます。この一帯だけあからさまに敵の密度が高いので、まあ、朝から戦い詰めな皆さんのやる気も出るってもんだわな。あと一踏ん張り的な。
『このっ! くぬっ!』
『死ねっ、死ね!』
『これで終わりd……グェー!』
うーん。プレイヤーもわりと善戦してるんだけど、戦況を覆せるほどじゃないって感じかね。
つーか、こうして第三者的な視点から見てると、やっぱプレイヤーの視野って狭いんだよな。目の前のスケルトンを倒そうとしたところで上空のワイバーンにやられたり、逆にワイバーン倒そうと見上げたところで瓦礫の山からPOPしたゾンビに足掴まれたり。こいつらと五十歩百歩な腕前の俺が言えた話じゃないけどさ。なんなら俺の方が弱いまであるが。ただまあ、こういう乱戦が始まっちゃうとね。使い魔も活用できなくなるからね。
『フレファフレファ! 運営ー! こいつ俺の使い魔にフレンドリーファイアする!<通報>』
『バカヤロー! こんなとこにワイバーン連れてくんのが悪ィだろ!』
『GRRRR!』
『『アーッ!』』
今、クソみたいな言い争いの末に死んだ二人組がカメラに写りましたね? これが戦場のあちこちで起こってるわけで、乱戦時の使い魔運用はマジで混乱の元よ。一部じゃ使い魔機能そのものが運営トラップ呼ばわりされる始末だ。さっき言ったサーヴァントに対する嫉妬と需要の増加ってのは、ユニークNPCであるサーヴァントが確実にフレンドリーファイアを避けられるって面もあるんだろう。実際この動画にもウチのクー・フーリンがチラチラ写り込んでるんだけど、なんかプレイヤーとは次元が違う変態機動で無双アクションしてるからな。
おっと。そんなことを言ってる間にカナメ氏がカメライン。サーヴァント的な変態機動でこそないが、やたら絵になる動きをするので動画勢からは評価が高い。戦場が乱戦になって何を撮影したらいいか分からなくなったら、とりあえずコイツ周りを撮っておけば撮れ高にはなるというポジションだ。更にそうして上がった動画を見た連中が【陰陽】に加入することでクランも拡大するという仕組み……どこも勧誘には苦労してるってのにずるい。ずるくない? あとその胸にぶら下げた『わたしが戦犯です』って看板何なのさ。
さて、そんなカナメ氏は今回、魔女ジャンヌとの戦いで自分の剣を失ったハードモード状態だ。その辺で拾ったらしい、見るからにボロボロの剣をぶら下げている。それでも普通に突出するので当然敵に囲まれるわけだが、
『その剣いいね、
そんなことを言いつつ、襲いかかるスケルトン君の剥き出しの眼窩に自分の剣先を突き刺した。よろめくスケルトン君の手首を蹴り砕いて、ややマシな剣を手に入れる。しかしそこに上空から襲い来るワイバーン……の喉元があっという間に切り裂かれ、だが当たりどころが悪かったのかカナメ氏の新たなる剣も即座に折れたので、近くのゾンビ兵に残った柄元を叩き込んだ。倒れ込むゾンビ兵の頭部を踏み砕きつつ錆びた槍を回収したところで、画面外からマシュさんが大盾を振りかぶって乱入する。
次いで清姫。『燃えまーすっ!』言葉と同時に火を吐くと、周辺一帯が彼女の炎に包まれた。
その炎に焼かれながら集まってきたプレイヤー共が清姫の周りで即席の陣形を構築する。そう、彼らこそ、きよひースレの住人である清姫狂信者……。ん? なぜかリツカが狂信者どもの陣形指揮を取っている。いや清姫のマスターなんだからこの場にいるのは当然なんだけど、混ざり方が自然すぎて一瞬気づかなかったわ。
『わたくしの炎、ご覧いただけましたか?』
リツカに向けてだろう、くるりと振り向いた清姫がニコリと笑った。偶然のカメラ目線。
『かっこよかったよー! きよひ~!』
応えるようにアホな歓声が響いた。カメラは苦笑しながら頷くリツカも捉えちゃいるが、事情を知らないヤツが見たら周りの濃さと騒がしさで完全にステルスされるだろうな……。
『ここはオレたちで引き受けます! 今のうちに【竜殺し】を!』
狂信者集団の頭目、もといリツカがそう言った。
その言葉に従う形だったのか、あるいは最初から敵の攻撃のスキを狙っていたのか。いずれにせよ、攻略組の精鋭たちはこのタイミングでリツカ&サーヴァンツ&取り巻きズに雑魚敵を任せて周辺の建物に突入し、屋内探索フェーズへ移行していたらしい。らしいというのは後日現場にいたクー・フーリンに聞いた話だからだが、カナメ氏含め突入班の中にはこの日の明け方近くまで例の怪談会*1に参加していた奴もそこそこいるわけで、なんつーか、よくやるよなぁ。
ちなみに当時の俺はというと、この数時間前に魔女様との対話を終えており、デオンさんに腹をぶち抜かれたまま牢屋に送り返され寝込んでいる状態だ。デオンさんがジル・ド・レェぶっ殺しモードに突入するのはこの日の夜なので、あと半日くらい牢屋でゴロゴロしていたことになる。暇だったんでオルガに連絡入れて、敵の増援でランスロットが来るよって伝えておいたはずだけど、まだ現地プレイヤーには通達されてないっぽいね。
そうこうしている内に、周囲の建物に飛び込んでいったプレイヤーが戻ってきてドアに小さく傷をつけていく。探索済みのマーキングか? 見ている感じ、虱潰しに探す作戦だったみたいだが……。
結論から言うと、俺はこの探索ミッションの
一言で言えば彼らは、もっと「雑」に探索を進めていた連中に先を越されたというわけだ。
──土砂崩れのような音が画面外から聞こえた。
慌てて音の方角に向き直る撮影者の視界に、ガラガラと音を立てて崩れる建物が映る。そして、異常肥大した腕をガントレットで覆った巨人の姿も。モンスターではない。プレイヤー用の礼装を纏った巨人……。異形種プレイヤーだ。撮影者が注目したからだろう、【やまいこ】という名前が巨人の頭上に表示される。【やまいこ】はのっそりとその右腕を振りかぶると、既に半壊している建物の壁へと拳を叩きつけた。
その一撃で決定的な崩壊を迎えた建物に、巨人の影から別の異形プレイヤーが駆け込んでいく。あっという間に探索を終えたらしいそいつは、巨人の隣に立っている上級スケルトンみたいなプレイヤーのところへ戻ってきて何やら報告し、また別の建物へと向かっていった。【やまいこ】もハズレだった建物に背を向けて、周囲の家屋を破壊し始める──
……いやあ~、こうして見てても真似できねぇわ。真似しようとも思わねぇ。
お・
つまり、今こいつらが無造作にブッ壊している建物のどれかに中立ないし味方のNPCがいたら、例えば同行してるフランス軍の兵士あたりがうっかり巻き込まれでもしたら、その時点で「本日のゲームは早くも終了ですね」となりかねないわけだ。全体のミッション報酬にマイナス査定が入る可能性すらありえる。いつぞやの俺みたいな軽い
そういう事情から、味方サーヴァントに敵をなすりつけつつコッソリお行儀よく探索を進めるのが一番リスクとリターンのバランスを取れる『もっともらしい』戦略だったというわけだ。だが今回は、異形種プレイヤーたちによる害悪プレイ一歩手前の拙速戦略が一枚上だった。いやまあ、互いに総当りで建物探索ガチャ引いて、結果早く『アタリ』を引き当てたのが連中だったってだけの話なんだけど。
しかしそれでも勝ち組は勝ち組、負け組は負け組だ。
ぐったりと衰弱した銀髪ロン毛のサーヴァントを崩壊した建物の瓦礫から引っ張り出した蟲人間タイプの異形プレイヤーが、高らかに勝利宣言する。そのときの、その他攻略組の顔ときたらな。現地にいたら俺間違いなくそっち側だったし、牢屋で寝ててよかったわー。
【STOP】
俺は動画再生を停止する。
常時監視中の掲示板では、勝ち組となった異形種プレイヤーどものクラン関連スレが今日も盛大に荒らされていた。
なにせ、『竜殺し』の救出成功報酬は相当なものだったと噂されているからな。一人勝ちなど許されるわけがない。くくっ……お前らも晴れて俺と同じ炎上仲間ということだ。いい気味だナ?
今立ってる奴らのスレが匿名設定だったので、俺も連中がやらかしたNPCを巻き込みかねない害悪プレイについて苦言を呈しておく。分かりやすく燃えてるスレを伸ばしてやれば、こっちのスレを炎上させてる連中の矛先も多少はそれるだろうという目算だ。いやー、みんなの協調を無視して独断専行する利己っぷりにはまったく困ったもんですなァ。
しかし、俺が1レス書き込むまでに俺のアンチスレには41レスがついていた。クソみてぇな炎上速度だ……。
ざっと流し見てみる。全部別IDか。スレ立て野郎が匿名設定で立てたせいで、ヒデェことになってやがるな。だがまあ、折角だ。たまにはコイツらが投げた便所のラクガキ以下の書き込みを読んでやろう。どれどれ……。
……。
……? ……!?
……!!?! ッ!!! ■■■■!!!1!!11!1
チッ! この! クソどもが!!!!
俺は顔真っ赤にして吐き捨てた。
どいつもこいつも、この俺を協調性に欠けるだの利己心まみれの独断専行野郎だの、口を揃えたように好き勝手言ってくれやがって……! つーかこの速度、どっかで誰かが炎上工作してると見たね。覚えとけ、いずれ必ず倍返ししてやるからな……。
ハァ~、やっぱ人間ってゴミだわ。俺は人類の愚かさを嘆いた。
俺も俺以外も、どいつもこいつも互いに排撃し合うばっかりで、まるで思いやりの気持ちってヤツがねぇ。
いつの世も
相互に炎上させあう人たち。炎上するウロボロス。
主人公の炎上耐性については、いずれまた。