Harry Potter Ultimatemode 救済と復活の章   作:純白の翼

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第8話 バックビーク

 翌朝。ロンやハー子と共に朝食を食っていた。相変わらず薬草学、魔法薬学、呪文学は合同だ。しかし、選択科目は全ての寮でやる事になった。時間割を渡された。今日の予定は、午前は変身術のみ。午後は魔法生物飼育学と古代ルーン文字学だ。

 

 最初の授業が無いので、目くらまし呪文で図書館へ。禁書棚へ直行した。記録の着火装置(レコード・ライター)で、紙媒体を燃やしていく。だが、燃やした物には何ともない。紙媒体の情報を炎が読み取ったからだ。これで、禁書棚の本は全て複製し終えたわけだ。そんなわけで、さっさとずらかった。

 

 変身術に向かった俺。占い学組のテンションが途轍もなく低い。どうしたのか聞いた。

 

「エリナの死が予言されたんだ。」みんな口を揃えてこう言い放ったのだ。

 

 だが、マクゴナガル先生から諭されて、占い学組は幾らか気分を取り戻したわけだ。ちなみに、授業のテーマは動物もどきだ。ああ、エリナが個人授業しているアレか。ノートを取りながらやり過ごした。

 

 昼食を食べてから、ゼロやハー子と共に古代ルーン文字学に向かった。意外にも、イドゥンがいた。エリナ、グラント、ロンはこの時間帯に関しては、お休みなのだ。

 

 やはり履修して正解だったな。未完成の口寄せ術式が、手に取る様に分かって来た。これで、動物の口寄せも理論が立てられる様になったのだからな。

 

 古代ルーン文字学が終わってから、魔法生物飼育学に向かった。ハグリッドの小屋へと向かっていったのだ。これを履修する4寮の生徒もある程度集まっていた。

 

「さあ、急げ!早く来いや。今日は皆に良いもんがあるぞ!すごい授業だぞ!皆来たか?よーし。付いて来いや。」

 

 禁じられた森が授業の場所なのではと身構えた。しかし、実際は森のはずれの放牧場が授業を行う場所だった。

 

「皆柵の周りに集まれ!そーだ――ちゃんと見えるようにしろよ。さーて。イッチ番最初にやるこたぁ、教科書を開くこった――」

 

「どうやって?どうやってこんな凶暴な教科書を開くんですか?」

 

 マルフォイが気取った声で言った。『怪物的な怪物の本』を取り出したが、紐でぐるぐる巻きに縛ってあった。周りを見渡すと、クリップに挟んでいたり、ベルトで縛っている奴が殆どだった。教科書が大人しかったのは、俺とエリナだけだった。

 

「ナデナデしたら、こんな感じで大人しくなったんだよ♪」

 

 エリナが、ドヤ顔で周りに説明していた。

 

「エリナ。いくらなんでもそんな事は……」

 

 ルイン・ローズブレードがエリナの言葉を返そうとした。まあ、誰もがそう思うよな。俺だってそうだったんだから。

 

「エリナが正解だぞ。みんな、こいつぁ撫ぜりゃー良かったんだ。ほい、ハーマイオニー。貸してみ。ほーれ。」

 

 ハー子から教科書を受け取り、スペロテープを剥がす。本は噛み付こうとしたが、ハグリッドの巨大な親指で背表紙を一撫でされると、ブルッと震えてパタンと開き、彼の手の中で大人しくなった。

 

「まさか、ハリーとエリナ以外誰も教科書を読んどらんとは。」

 

「気にしないで下さいよ、ハグリッドさん。俺なんて、予習はしねえ主義だから。普通の教科書でも授業で使わない限り開いたりしませんから。」

 

 グラントが元気付けるつもりでハグリッドを励ます。

 

「グラント。それはそれでどうなんだよ。お前、もっと気にした方が良いぞ。」

 

 ゼロがツッコんだ。

 

「ああ、僕達って、なんて愚かだったんだろう!撫ぜりゃー良かったんだ!どうしてそんな簡単な事を思いつかなかったのかねえ!」

 

「お……俺はこいつらが愉快な奴らだと思ったんだが。」

 

「ああ、恐ろしく愉快ですよ!僕達の手を噛み切ろうとする本を持たせるなんて、全くユーモアたっぷりだ!」

 

「黙れマルフォイ!」ロンが感情的に言った。

 

 今回は別に、アイツの言ってる事も強ち間違っちゃいないわけだ。万が一俺の手に噛み付こうものなら、それを買わせた教師に文句の1つや2つ、言いたくなるのも無理はないだろうな。当のハグリッドはうなだれている。しばらくしてから、魔法生物を連れてくると言って、森に入っていった。

 

「全く!この学校はどうなってるんだろうね!あのウドの大木が教師だなんて!!父上に申し上げたら憤慨するだろうなぁ――」

 

「うるせえぞ!フォイ!」グラントがマルフォイにそう言っていた。

 

「何か不快。」エリナが俺にボソッと言った。

 

「確かに。でもまあ、ハグリッドの教師としての適性は高いとは言えんからな。それに関しては、否定はしないよ。それでも成功させてやりたいんだろう?エリナ。」

 

「まあね。怪物ばかり扱うのは目に見えてるけどさ。」

 

 その直後、ハグリッドが森から奇妙キテレツな生き物を10数頭連れてきたのだ。胴体に後ろ脚、尻尾は馬で、頭部はまるで鷲だ。背中には立派な翼がある。前足には鋭い鉤爪があり、人間相手なら簡単に引き裂けそうにも見えた。ハグリッドが怪獣を柵につないだ時には、皆がジワッと後ずさりした。エリナを除いて。

 

「……ハグリッド、その綺麗な生き物は?」エリナは、キラキラと目を輝かせている。

 

「喜んで貰えて光栄だ、エリナ!こいつは、ヒッポグリフだ!美しかろう。え?」

 

 ハグリッドはその後、ヒッポグリフについて説明した。誇り高いから侮辱してはいけない、お辞儀をして返してくれたら近づいても良い等々。

 

「お辞儀か。あんまり良い思い出が無いんだよな。変態ヘビを思い出すぜ。」

 

「え?変態ヘビって何?」ルインが俺の小言を聞いていたらしく、俺に質問して来た。

 

「こっちの話だよ。」何とかはぐらかした。

 

「よーし――誰が一番乗り……」

 

 ハグリッドは言葉を失った。1匹のヒッポグリフがエリナに近付き、お辞儀をした。それで、エリナに撫でて貰ってる。

 

「…………」動物に好かれやすい人柄でも持ってるのかと感じる俺であった。

 

「そんじゃ、ハリー。お前さん、バックビークとやってみようかい。」

 

 何とか体勢を立て直したハグリッドは、俺を指名した。ドラゴンやアクロマンチュラよりは幾分かマシだが、1番誇り高そうな奴とやれなんて無茶ぶりにも程があるぞ。マルフォイは、意地悪そうに目を細めていた。

 

「さあ、落ち着け、ハリー。目を逸らすなよ。なるべく瞬きするな――ヒッポグリフは、目をしょぼしょぼさせるやつを信用せんからな……」

 

 目が潤んできたが瞬きしなかった。俺は、バックビークに軽くお辞儀をした。正直気が進まなかったが。バックビークは、気位高く俺を見据えていた。

 

「あー……よーし――下がって、ハリー。ゆっくりだ――」

 

 しかし、その時だった。驚いた事に、突然バックビークが鱗に覆われた前足を折った。深々とお辞儀を返したのだ。

 

「よーし!良くやったぞ、ハリー!グリフィンドールに10点。後、エリナ。ハッフルパフにも10点を与える!!」

 

 おや、得点源が増えたみたいだな。クィディッチさえ乗り切れば、今年も独走出来るかもしれんな。

 

「触ってもええぞ!嘴を撫でてやれ、ほれ!」

 

 ゆっくりと近付いてバックビークに近寄った。手を伸ばして、嘴を撫でる。すると、バックビーグはそれを楽しむかの様にトロリと目を閉じた。マルフォイ一味を除くクラス全員が拍手した。

 

 その後、俺はバックビークの背中に乗る事になった。乗り心地はお世辞にも良いとは言えないが、俺は両手を広げてしばしの飛行を楽しんだ。

 

 俺の成功に励まされて、他の生徒たちも恐々牧場に入ってきた。皆、ヒッポグリフ相手にお辞儀を始めていた。ネビルは、お辞儀を返して貰えずに慌てて逃げていた。ロンとハー子は、栗色のヒッポグリフで練習していた。グラントは、ルインと一緒に漆黒の個体で練習してた。ゼロは、嵐の空の様な灰色の個体にお辞儀している。皆、概ねお辞儀を返されて初授業が成功に見え掛けた。その時までは。

 

 事は起こったのだ。エリナが、仲良くなったヒッポグリフと共に長時間の空の旅から帰って来た時の事。何かヒソヒソしていたマルフォイが、クラッブとゴイルを引き連れてバックビークに近付く。バックビークがお辞儀をしたので、マルフォイは尊大な態度で嘴を撫でていた。

 

「簡単じゃあないか。ポッターに出来て僕に出来ない事は無いね。簡単に違いないと思ったよ。実際その通りだったけどさ。正直言って、こんな醜いデカブツの野獣風情にお辞儀するのはイヤだけど……」

 

 一瞬、バックビークの鉤爪が光った。

 

護れ(プロテゴ)!』

 

 だが、少しだけ遅かった。ある程度軽減出来たとは言え、鉤爪はマルフォイの腕のローブを引き裂いたのだ。奴は、情けない声で悲鳴を上げている。更にバックビークは、マルフォイを襲おうとしている。一方のマルフォイはと言うと、みるみる血に染まっていき、草の上で身を丸めていた。

 

「死んじゃう!僕、死んじゃう!!見てよ。あいつ、僕を殺した!」

 

「仕方のねえ野郎だぜ!」マルフォイのローブの首元を掴み、遠くへ追いやった。

 

 それが終わってから、バックビークの方を向く。

 

「バックビーク!」魔力を放出させ、ウイルスモードも発動させて威圧する。

 

 バックビークは、誰がいるのか分かったらしく、攻撃をやめようとする。が、遅かった。鉤爪が、俺の腹部の前部分を切り裂いてしまったのだ。

 

「「「「「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」」」」」

 

 途端に、周りから悲鳴が上がった。俺の事を快く思っていない連中でさえもだ。

 

「…………」

 

 この位の怪我なら、ほっといてもW-ウイルスの力で治るな。とは言え、痛い事に変わりは無いけど。

 

「ゼロ!エリナちゃん!」

 

「ああ!」

 

「そうだね!」

 

 しかし、3人ほど動じない者がいた。ゼロが呪文を唱えた後に、グラントがバックビークを羽交い絞めにし、エリナが失神呪文で気絶させる。

 

「ハグリッド!さっさとバックビークを隔離させろ!」

 

 ハー子は、自分の判断でゲートを開ける。ハグリッドがバックビークを連れて行った。

 

「ハリーよぉ、大丈夫かぁ?」

 

「こんな傷如き、問題無い。俺には、あの力がある。だから、自分の力で立てる。」

 

「それでもだ。曲がりなりにも、お前はフォイよりも重症なんだ。無理すんじゃねえよ。俺が肩貸すから、早く医務室へ行こうぜぇ。」

 

「分かっている。」グラントに支えて貰いながら、医務室へ向かう事になった。

 

「おい、マルフォイ。お前、立てるか?」ゼロの声が聞こえる。

 

「……」ショックの余り、黙っているマルフォイ。

 

「返事がない。只の屍の様だ。」ゼロが小さく呟いた。

 

「ぜ、ゼロが何か物騒な事言ってるわ。」シエルがツッコむ。

 

「ゼロ。それ、ドラクエで使われてるメッセージだよね?」

 

 エリナが一応確認を取ろうとする。魔法生物飼育学を履修しているマグル生まれの生徒は、ゼロの言った事に強く反応していた。殆どの奴がドラクエを知っているのだろうか?

 

「ああ。」

 

「フィールド!縁起でもない事言うな!ちゃんと生きてるよ!ああ、でもこのままじゃ死んじゃう!あいつ!獣の分際で、僕を殺そうとしたんだ!父上や母上にもぶたれた事が無いのに!」

 

「ダドリーが昔見てたガンダムで、似たようなセリフを聞いた事がある様な気がする。」

 

「……世話の焼けるお坊ちゃまだな。」

 

 そんなマルフォイの有り様に呆れ、溜息をつきながらも、口寄せ呪文で担架を召喚したゼロ。これ以上怪我しない様に、細心の注意を払いながらマルフォイを乗せる。

 

「ゼロ!ボクも手伝うよ!」

 

 エリナもゼロのお手伝いをする。こうしてマルフォイも運ばれていった。そして、俺達は2人仲良く医務室で夜を過ごす事になった。

 

*

 

 当たり前だが、授業は中止になった。スリザリンの殆どが、ハグリッドに対して罵倒していた。していないのは、グラントとルインだけだったりする。

 

「あんな奴はクビにするべきよ!」金切り声でパンジーが言った。

 

「マルフォイが悪いんだ!」ディーンが抗議する。

 

「ハリーは大丈夫かなあ?」

 

 アーニーは、それよりは結果的に巻き添えを食らったハリーを心配していた。

 

「イヤ、マルフォイよりも重症なのに立ち上がってた辺り、大丈夫だと思う。ガリオン金貨賭けても良い。」

 

 アンソニーを含め、レイブンクロー生は問題無しとの見解を示していた。

 

「寧ろ、擦り傷だけで死にそうな表情をしていたマルフォイの虚弱体質は異常だろ?」

 

 テリーが呟いた。そんなわけで受講していた全員は、それぞれの談話室に戻っていった。

 

「ハリーとマルフォイは大丈夫かしら?」

 

 ハーマイオニーが心配そうに言った。

 

「問題無いだろ。あの程度の怪我なら、ここの医務室ですぐ治るさ。去年、ハリーの骨折を瞬時に直した位だしね。」

 

 ロンが言った。

 

「だけどさあ、初日にあんな事が起きたのは、やっぱマズいよね?」

 

 ネビルが心配そうな顔になりながら、2人にそう言った。

 

 3人は夕食を食べながら、そんな会話をしていた。案の定、ハグリッドはいなかった。ふとスリザリンのテーブルを見る。ドラコの腰巾着全員が、スリザリンのテーブルで何か周りに話してる。恐らく、魔法生物飼育学の一件なのは容易に想像がつく。

エリナ視点

 ボクは、夕食を食べた後にハグリッドの小屋へ行った。最初は出された呪文学の宿題をやろうかと思ったけど、居ても立っても居られなくなったの。幸い、宿題は30分で終わる位に難しくは無かった。だから、透明マントを使って小屋に行ったんだよ。ボクは、ドアをノックした。

 

「入ってくれ。」呻くような声がした。

 

 シャツ姿で、洗い込まれた白木のテーブルの前に座ってた。

 

「こいつぁ新記録だ。イッチ日しかもたねぇ先生なんざ、これまでいなかったろう。」

 

「お酒臭いよ、ハグリッド。まさか、クビになったんじゃないの?」

 

「いんや。だけんど、時間の問題だぁ。理事にまで話がいっちょる。ダンブルドア先生が庇ってはくれてるが、初めっから飛ばし過ぎだっちゅうんだ。今思えば、そう思っておる。レタス食い虫(フロバーワーム)くれぇ簡単なもんから始めていりゃ。こーんな事には。」

 

「悪いのは、マルフォイの方だよ!」ボクは、真剣な眼差しで言った。

 

「ボクが証人になる!侮辱するとヒッポグリフが攻撃するって、ちゃんと言ってたじゃん!それを碌に聞いてなかったマルフォイが悪いよ!嘆願も集めるし、先生達にも報告するよ。ハリーは、何も言わない筈だから。」

 

 ハグリッドの目から、涙がポロポロ零れ落ちた。ボクを引き寄せて、骨が砕けるほど強く抱き締めたんだ。

 

「おう、ありがとうな。おめぇさんに会えてちったぁ落ち着いた。俺ぁ—―――エリナ!?一体何しちょる。え?」

 

 まるで、ボクの存在に初めて気づいたかのように言い放ったんだ。

 

「だ、だから……今日の事を励ましに……」

 

「エリナ、いけねえ!!!今の時間に出歩いちゃいけねぇんだ!危険過ぎる!」

 

あまりに急に大声を出したから、ボクは30センチも飛び上がったんだ。

 

「もう2度と、暗くなってから俺に会いにきちゃなんねぇ!呼んでくれりゃ、俺から行くから!だから頼む!」

 

 無理矢理、城まで連れ戻されたんだ。

 

*

 

 こんな波乱な1日になりながらも、医務室で大人しくしている。マダム・ポンフリー曰く、完治はしたが朝まで絶対安静しているようにとの事だ。ハア、ここに世話になるのは4度目かな。別に後悔はしてないけど。マルフォイは、まだブツブツと言っている様だ。父上が黙っていないとか、そんな言葉が聞こえてくる。

 

「愚かだな。」小さくボソッと言った。だが、マルフォイには聞こえたらしい。

 

「何だと!?」

 

「お前、自分の影響がどこまで広がるのか分かってて言っているのか?自分の持つ矛の大きさを。知らないのならば、迂闊にそんな戯言などほざかない事だな。ハッキリ言って迷惑なんだよ。」

 

 何か言おうとしているマルフォイだが、俺は無視して寝る事に。

 

 翌日の朝6時、退院して良いと言われた。早速俺は、ナイロックと共に必要の部屋へ向かった。以前、上級魔法薬を隠した場所を指定した。『半純血のプリンス蔵書』を記録の着火装置(レコード・ライター)で燃やし、本の内容を全てコピーしたのだった。

 

 一旦必要の部屋を出た。今度は、宿題をする部屋を指定した。昨日の変身術と古代ルーン文字学の宿題に取り掛かる。細胞分身を使って、作業分担した。本体たる俺は、古代ルーン文字を使って、今までブラックボックスだった動物の口寄せの術式を書いていた。1時間掛けて完成させた。宿題は、それよりも30分前に終わったけど。

 

 談話室に戻った時には、まだ寝静まってた。丁度良い。これから、口寄せ呪文の完成試験をする所だからな。誰もいない方が望ましい。もう既に、ナイロックとの契約は完了している。後は、呪文を唱えるだけだ。

 

口寄せ召喚せよ(アヴォカルク・ベカリット)!」

 

 何処にも異常が無い状態で、ナイロックが口寄せされた。

 

『旦那!実験は成功したな!』

 

『ああ。これで、口寄せ呪文は本当に完成したんだ!』

 

 今まで口寄せ契約したのは銀翼刃にニンバス2000、魔封石製の手錠、冒険者の地図(アーダチェス・マップ)記録の着火装置(レコード・ライター)7本、ノア、再生の水晶玉(プレバク・ピラクリスタル)、レッドスパーク、マールヴォロ・ゴーントの指輪、銀翼刃、妖刀『凶嵐』、ウソ発見器に敵鏡だ。そこにナイロックも追加された。ちなみに、グラントは銃火器ばかりを口寄せ契約しているけどね。

 

 とにかくこれで、呪文が完成したのだ。ウキウキしながら、朝食を食べに向かった。

 

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