Harry Potter Ultimatemode 救済と復活の章   作:純白の翼

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すみません。死の秘宝まで行ったんですが、プロットの練り直しとかやっていく内に風呂敷が大きくなり過ぎてしまえなくなりました。本当に申し訳ございません。

取り敢えずは、炎のゴブレット編を投稿します。今更需要があるかは分かりませんが。
これ、2年近く前に書いたものです。

今やってるポケモン小説で実力を上げてから、今作をリメイクしたものに挑戦していこうかと思ってます。

読んで下さった方には申し訳ございませんが、ご了承願います。


炎のゴブレット
第1話 シリウスの新居


1994年7月1日。学校が終わってから、すぐにシエル、ルインがマーリン勲章を受章した。俺的には大分助かったけどな。あの2人には感謝しなくては。

 

1994年7月2日。俺は、細胞分身を使って宿題を片付ける事にした。臭い消し呪文の恩恵で、魔法省にはバレないがな。

 

「よし。後この問題で終わる。」

 

朝の10時から始めて今は夕方の6時。自分で作っておいたランチを食べながら、宿題をこなす。

 

「……終わった。解。」宿題が終わったので、細胞分身を解除する。

 

突然、急激な疲労が俺の身体にのしかかってきた。その場に倒れる。

 

「ハア……ハア……細胞分身は便利だが、疲労やストレスまで還元されるとはな。もっと体を鍛えないとな。」

 

その時、ガチャリとドアが開く音がした。アドレー義兄さんがやって来たのだ。

 

「大丈夫かい?」

 

「まあ。何とか。宿題を今日1日で終わらせようと思って、細胞分身をさっきまで使ってたんだ。アドレー義兄さんは、休暇なの?」

 

「そうだね。任務が終わったから、こっちに戻って来ても良いかなって。ほら、ディナーはここに置いておくよ。じゃあね。」

 

テーブルにディナーを置いてくれた。メニューはアラビアータのスパゲッティだ。僅かに残ってる体力を使ってテーブルに足を運び、食事にありつく。食べ終わった後に歯を磨いてから就寝した。

 

7月3日。6時に起床。食堂に移動する。サラダ、ベーコン、卵、ミルク、パンを皿に乗せる。今日は、やる事がある。それにしても、ここ最近は手紙が多い。狼人間やその家族から。魔法省がシエル、ルインから権利を奪い取るような形で手にした。極めて高い値段で購入する代わりに。だから、2人を通してこう約束させたよ。お手頃な値段で売れって。購入者は増える一方で、その効果が実証されている。

 

「それで。ロンドン郊外の高級住宅地に3階建ての一軒家を建てたわけなのか。シリウス用に。大きな犬小屋って事かな?」

 

「いくら初孫が世話になった先輩だからって、そこまでする必要はあるのかよ?アドレー。」

 

「大丈夫。メリンダさんと結婚を前提にした同居もしているので、新居としての意味合いも強いんだ。ああ、そうそう、彼の就職先は闇払いだ。」

 

「おい。何だよ、それは。」

 

英国魔法界に疎いキットが、アドレー義兄さんにそう質問する。

 

「闇の魔法使いを探し出して捕まえるのが仕事さ。重要人物の護衛も良くやる。というか、ヴォルデモートがいないからそっちの職務の方が圧倒的に多いんだけど。」

 

「この国の魔法省の情報でも入れておきたいのかな?そう言えば呪文学の先生も、前はそこにいたんだ。軽犯罪を中心に仕事をやっていて、治安を良くしたんだって。」

 

「フォルテさんか。良く姉上と成績でトップを争っていたな。だけど、良きライバルだった。時々連絡もし合ってるんだよ。」

 

「確かに。フィールド先生が俺を気に掛けてくれるのは、そう言った背景があるのかな?」

 

「そうだね。しかも、弟のゼロ君もいるし、彼もハリーとは仲が良いから尚更ね。」

 

「そういや今日は、シリウスの家の引越しの手伝いか。予め、グリモールド・プレイス12番地以上の保護魔法を掛けておいたんだよな、ジジイって。」

 

「ダンブルドアも真っ青のね。」

 

「爺さんは何て言ってた?」

 

「ロイヤル・レインボー財団に自分と組めって。だけど、お祖父様は断固拒否。元よりハリーを、半ば無理矢理ホグワーツに編入させたような人だ。信用は出来ないって。」

 

「相当嫌われてんな。何すれば義祖父ちゃんを怒らせられるんだろう?」

 

「さあ。兄上や姉上すら知らされていない。アルフレッド兄様が関係するとは聞くけど。」

 

「それに去年のクリスマス休暇。スネイプを義祖父ちゃんが殴り飛ばしてた。息子夫婦がどうとか言ってたけど、それも理由の1つなのかな?」

 

「と、言うと?」キットが囁くように聞いた。

 

「ダンブルドアのジジイは、スネイプを信じているとほざいてたんだ。もし、スネイプがアドレー義兄さんのご両親を殺したとしたら、そんな奴を生かしておいている人間なんて信用出来ないんじゃない?」

 

「う~ん。私はね、余り両親と過ごした時間が無いから実感が湧かないんだ。だから、仇を取ろうっていう発想は無いんだよね。」

 

「ま、真相を聞かないと分からないけど、ジジイはあの様子だからな。闇か、墓場にでも葬るつもりなのかもな。そう言えば、今日の新聞見たか?」

 

キットが日刊預言者新聞を広げる。

 

「ピーター・ペティグリューが脱獄!?」あの野郎、逃げやがったな。

 

「というよりも、神隠しにあったかのように消えたらしいぜ。」

 

「逃亡の形跡は見当たらない……か。去年から物騒な事ばかり起きてるね。まあ、被害者の殆どが闇の陣営にいた連中だから、ざまあないね。」

 

アドレー義兄さんが吐き捨てるように言った。

 

「じゃあ、そろそろ行きますか。ハリー、キット。準備は?」

 

「問題ねえぜ。」

 

「口寄せ呪文で持ち込む物をいつでも取り出せるようにした。」

 

「決まりだ。行こう。」

 

行こうとしたが、待ったをかけられた。煌びやかな金色の髪、銀色の目を持った、人間とは思えない美しい容姿をした少女、マリア・テイラーがいた。

 

「あのー。もしよかったら、連れて行ってください。」

 

「どうすんだ?ハリー、アドレー。」

 

「俺は別に構わないよ。」俺は、連れて行って賛成の意見唱える。

 

「私も問題は無いね。それに、このメンツだけだったら、野郎だけになる。1人位華があっても良いだろうし。僕にキットの成人がいるんだ。大丈夫だろう。」

 

「だってさ。」俺がマリアに言った。

 

「あ、ありがとうございます!」

 

マリアも加わった4人でシリウスの新居へ向かった。付き添い姿くらましで、ロンドン郊外の高級住宅地から少々離れた所まで行った。住所まで行ったが、とてつもなく大きな豪邸だった。

 

「大きいな。どれ位金を賭けたんだろうか?」

 

「日本円で8桁はいってるだろうね、ハリー。」

 

「とにかく入りましょう。」マリアに促され、シリウスを呼び出す。

 

「いらっしゃい!よく来たね!さあさ、入ってくれ。」

 

シリウスが出迎えた。機嫌が良いな。

 

「初めて見た時より随分と持ち直したんだね。あれ、メリンダは?」

 

「ハリー。そう言って貰えると助かるよ。それでメリンダなんだが、仕事に行ってる。夕方には戻って来るそうだ。まあ、立ち話もなんだし、入ってくれ。」

 

「「「「お邪魔します!」」」」

 

4人で家に入った。ちなみに、実家の方から自分の私物は取り出したそうだ。

 

「それにしても、ちょっと散らかってるな。整理整頓が必要だね。」

 

アドレー義兄さんは、一振りで片付けた。3フロア全て。

 

「後は、新居に相応しい道具でも設置しようか。それじゃあハリー。アレを。」

 

「了解。口寄せ召喚せよ(アヴォカルク・ベカリット)!!」

 

家電製品を口寄せした。簡易式の口寄せの術式で発動出来るタイプだ。口寄せし終えると、契約は解除される。

 

「凄いな。ハリーが作ったのかい?」

 

「そうなんだよ。日本の口寄せを、ヨーロッパの魔法式で再現させたのさ。こうかとしては、契約した物なら、すぐ召喚出来る様にしておこうと思ってね。」

 

その内訳はテレビ、洗濯機、掃除機、電子レンジ、オーブントースター、冷蔵庫。いずれも最新式で、メイドインジャパンなのだ。説明書は、英訳してある。

 

「リリーがこういった物を紹介してくれたっけな。オートバイの魔改造もしたんだ。」

 

「何この人。ウィーズリーおじさんと同じ事しちゃってるよ。空飛ぶフォード・アングリアと同じく。」

 

「既に前例があったのは驚きだね。」アドレー義兄さんが苦笑した。

 

そんなわけで、ちゃんと住めるような状態にしておく。俺達4人は家事を一通り熟せるので、そんなに苦戦せずに終わった。1階が寝室、2階がリビング、3階がプライベートルームになった。

 

「何とか終わった。」

 

「次は、近くの店か市場で買い物をするか。」アドレー義兄さんが提案した。

 

5人で外に出る。丁度、市場がやっていた。

 

「折角のお祝いだから、少し奮発しても良いかな?」皆に聞く。

 

「良いな、それ!頼むぜ!」キットが真っ先に賛成してくれた。

 

「何食べたい?」作るの俺になるから、リクエストは聞いておこうか。

 

「ハリー。君は作れるのか?」シリウスが大変驚いている。

 

「彼の料理の腕前を侮らない方が良いぜ。シリウスさん。本当に美味いんだからさ!」

 

「まあキットの言ってる事も本当ですからね、シリウス。それじゃあハリー、パエリアをお願いしても良いかい?」

 

「私、ハンバーガーとポテト!」

 

「ピザ作ってくれ。マルガリータだ。」

 

「ビーフステーキを作って貰って良いかい?長い間、アズカバンにいたから食べてなかったんだ。」

 

「パエリアにハンバーガー、ポテト、マルガリータピザ、ビーフステーキね。了解。早速材料を買うとしよう。」

 

市場で材料を買った。後、1週間分もつ様に多めに買ったのだ。俺達は、家に戻る。買い物に行っていた間に、メリンダが帰って来ていた。

 

「あら。4人ともいらっしゃい。整理整頓して貰って悪いですね。」

 

「良いんですよ。2人共、忙しいのですから。じゃあハリー。料理の方をよろしく。」

 

「私もやる。少し経験があるから。」

 

「マリアも手伝ってくれるんだ。ゆっくりしてても良いのに。」

 

「ううん。将来の為にも、料理を覚えたいの。」

 

「そうか。」

 

俺とマリアで夕食を作った。2時間かけて全ての品を作り上げたんだ。

 

「美味そうだ!」キットが喜んでいる。

 

「いただきます!」シリウスが早速がっついた。思わず笑うメリンダ。

 

それが終わったら、リクエストに無かったデザートも用意する。

 

「プリンか。これもお手製?」

 

「そうだよ。マリアに主に作って貰った。」

 

プリンの方も大好評だった。食器をささっと片付けてから寝た。翌日は、1日中スーパーファミコンで遊び倒した。シリウスはゲーム機での遊びなんて初めてにも拘らず、早期に順応していた。メリンダはマグル世界で暮らしていたので、ゲームは難無く操作出来ていた。

 

その次の日、マホウトコロでの特別講師としての仕事があるので帰る事になった。また8月、今度はエリナと共に会おうと約束して。

 

「シリウス、メリンダ。また8月に来るよ。」

 

「今度はエリナも一緒にね。」

 

こうして、2泊3日のお出掛けは終わった。

 

*

 

「ワームテール。早速ヴォルデモートと接触出来た様だな。成る程な、エリナ・ポッターをおびき寄せる気か。彼女に宿ったリリーの護りの魔法を取り込むために、敵の血として採取し、それで肉体を取り戻すと。ククク。アッハッハッハッハ!!!それが命取りになるとも知らずにな。これからは、複数の地獄を体感する事になるだろうに。」

 

ダアトが嘲笑う。ワームテールの心臓に植え付けた呪印札を通して、ヴォルデモートの動向をどこか楽しそうに見ていた。そのヴォルデモートはというと、リトル・ハングルトンのリドルの館でフランク・ブライスというマグルの老人を殺していた所であった。

 

*

 

「良い事?でっち上げられた経歴を逆に利用して、ヴォルデモートをスパイするのよ。」

 

「了解です。表向きは死喰い人として振る舞いながら、その裏ではエリナ・ポッターを利用して、闇の陣営の破滅に導く行動をすれば良いのですね?」

 

「そうよ。」

 

「お任せください。行ってきます。」

 

男が出て行った。

 

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