- 6月頭、五反田家 -
カタカタチカタカタ・・・←ゲームコントローラー
「IS学園てのは、良いもんだよなぁ、一夏。」
「面白いことを言うな。」
「隠さなくたっていいぞ。へへ、美人に囲まれるってのはどうだ?」
「学園に来て確かめろ。」
「いや結構。お縄に罹るのは御免だから遠慮させて貰うぜ。」
「守衛はポンコツだ。お前でも突破できる。・・・来いよ弾。」
「・・・そんなにいいのか?」
「あぁ、良いぞ。毎日ドンパチ、賑やかだからな。」
「・・・お前のドンパチは、大抵ヤバイやつだからな。俺、IS学園行かなくて良かったと思う。」←ひでえ
「」
「・・・隙あり!!おっしゃ、俺の勝ち!」
「ウォォ・・・。クソッ、また負けか。」
「つーか、お前まさかボッチ?」
「いや、結構(筋肉で)話すぞ。それに、
「まな板!?奴は本国に帰ったはず。」
「あぁ、そうだ。だが、来日した。」
「ふぅん・・・。まぁ、アイツにとっておまえh―――」
「お兄ぃィィィィッ!お昼出来たってんだろ!早くこい!!」
ドコンッ!【201/300】←ドア
「い、一夏さん!?IS学園にいるはずでは・・・。」
「残念だったな。トリックだよ。」
「お兄、その口は閉じてろ。そのゲームも仕舞っとけ。」
「」
「それで、一夏さん。いつ、いらっしゃったんですか?全寮制ですよね?IS学園って。」
「家を掃除しに帰ってきたんだ。ここには1.1時間前に来た。」
「なぁ、蘭。ノックの一つぐr―――」
「殺されてぇか。」
「」
「あ、あの、一夏さん。よかったらお昼食べていきませんか?」
「いいのか?」
「はい、喜んで!!」
バタン←蘭退室
「(昼飯食わせて貰って)すまないと思っている。」
「いいって事よ。どうせ、定食の売れ残りだろ。」
「厳さんに聞かれても知らんぞ。」
「なぁに。お前と蘭がいれば余裕よ。それよか、飯食ったら街にでも行こうぜ。」
「あぁ。」
「・・・ッゲ!」
「何?文句ある?馬鹿兄。嫌なら一人で食べな。そ・と・で!」
「面白い提案だ。気に入った。食べるのは室内にしてやろう。」
「いや、うちの店、外席無いぞ?」
「だったら、作ればいいだろ!」
「うるせぇ!食堂で騒ぐな!」
ビュッ!ゴン!【9998/9999】
【13/50】←お玉
「ふざけやがってえぇ!!」
ギュンッ!ガッ!【3/50】
「いい返しだ。だがな、お前等の空腹を賭けるほど価値のある話か?」
「試してみr―――」
「ごめんなさい、直ぐに食べます!」
「・・・何故、謝った。」
「お前と爺ちゃんが戦ったらロクなことがない。」
「」
「早く食え。爺ちゃんの怒りが俺に向く前に。」
「「「いただきます。」」」
「・・・ところで蘭。その派手な服は何だ?さっきの方がスッキリしt――」
「今度余計なことを言ったら、口を縫い合わすからね。」
「」
「そ、それで一夏さん。私、来年IS学園を受験しようかと思っているんですけど・・・。」
「!?フォイ、ラハァン!ふぁみみって―――」←訳:おい、蘭。何言って
ゴオォン!【1/500】←中華鍋直撃
「うるせぇぞ、この馬鹿孫が。」
「弾。次、食いながら喋ったら、その椅子ごと室外追放だ。」
「だ、ダブルアタックは反則だろ・・・。」
「で、どうでしょうか?」←慣れてる
「いんじゃないかな。」
「いや、だけど蘭。お前筆記試験はいいとして、実技はどうするんだ?」
「ただのカカシですな。」
ピラッ
「こ、これは・・・適正試験!?何時の間に!?」
「忘れないことだ。お兄が瞬き(昼寝)している間に、(適性試験に)行ってきたんだよ。」
「・・・幾ら貰った。」
「A評価PON☆とくれたぜ。・・・それに、気に入ってるのは。」
「な、何だ?」
「値段だ!」
「!?まさか、タダなのか!?」
ゴオォォォンッ!!【0/500】←気絶
「少し黙ってろ・・・。ですので一夏さん、入学できたらISの乗り方、教えて下さい。」
「いいだろう。」
「ありがとうございます!」
「「ごちそうさまでした。」」
「・・・!!あ、おい!何で先に食い終わってんだよ!!」
「咀嚼の速さで、勝てると思うなよ。」
「クソッ!」
「ごちそうさまでした。・・・よし、一夏!街へ行こう!」
「いいだろう。」
「うひょー!お前と来るのは、久しぶりだなぁ!」
「ずっと学園内に閉じ込められていたからな。」
「よし、まずあのエアホッケーでもしようぜ!」
「ダメだ。」
「ダメ!?何で!?負けるのが怖いのか?当然だぜクソッタレ。10連敗中の俺がもう負ける訳ねぇ!」
「試してみるか?だがな、俺は敵を作りすぎた。ホッケー、ストラックアウト、パンチングマシン。全部壊してきたんだ。」
「!!・・・忘れてたぜ。」
「だが、もう過去の話だ。」
「いや、ダメだろ!・・・帰ってゲームの続きでもしようぜ。」
「(こんな目に遭わせて)すまないと思っている。」
- 17時、1025号室前 -
コンコン
「一夏いる?」
「こっちだ!」
「・・・何で廊下にいる訳?どこに行ってたのよ。」
「弾のところだ。」
「へー。じゃあ、あの声は弾だったんだ・・・。ちょっと後ろ向きなさい。・・・これ、何だと思う?」
「これは、まさか・・・髭剃り?」
「違うわ!マイクよ、マ・イ・ク!これで、アンタを盗聴してたの!」
「盗聴を堂々と宣言するとは。面白い。気に入った。」
「・・・よくも『まな板』って言ってくれたわね!」
「(まな板と言って)すまないと思っている。」
「ふん。まぁいいわ。ちょっと、弾のところに行ってくる。」
「ああ、行って・・・待て鈴!弾は関係ない!許してやれ!」
ビューン!
「クソッタレ!」
- 再び弾の家 -
「よ、よお、鈴。久しぶりだなぁ・・・。ま、まぁまて!落ち着け!は、刃物を突きつけられてはビビッて話もできやしねぇ!・・・あ、頭は無事か鈴。」
ズイ!
「少なくとも今のところはね。この先どうなるかは弾次第よ。無事、帰って欲し蹴れば、素直に謝まんなさい。OK?」
「OK!」
ズバァン!【300/500】
「ふざけるとはいい度胸だ。気に入った。弾、首出してみろ。一発で刎ねてやる。古い付き合いだ、苦しませたかねぇ。」
「や、止めろ鈴!しゃ、洒落になr――」
ゴォオオンッ!【0/500】
- 翌朝、弾の家 -
「・・・あれ?生きてる。・・・これは?」
『弾へ。安心しなさい。峰打ちだから。・・・刃の方で叩きたかったぜ!』
もう二度と、まな板発言をするまいと誓った弾であった。
コクマルガラス!そこにいるんだろう。光り物(学習ry)出て来い!只のカカシですだ。