IS《ISの帝王:MAD版》   作:只のカカシです

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おはよう諸君。今朝は冷えるなぁ。えぇ?(午前三時)
こういう日は筋肉デェェェェェェェェェェン!!!に限る。そうだろ?(意味不明)


第29話 脳筋と筋脳

- 朝 -

 「・・・おい、一組の連中、誰も来てないぞ。」

 「これは、遅刻か?奴ららしくもねえ。」

 シュルシュルシュル・・・

 「時間でも間違えたんじゃないのか?」

 シャッ、シャッ、シャシャーッ・・・

 「そんなマヌケなこ――!?おん!?!?」

 「何だ?・・・は?いつの間に整列した?」

 「俺たちなら、瞬きする間に整列できる。忘れないことだ。」

 「「「」」」

 

 「揃ったな。では、班ごとに分かれてISの装備試験を行え。専用機持ちは、専用パーツのテストに当たること。では、始め!」

 「「「はい!」」」

 「篠ノ之、ちょっと来い。」

 「何だ?重りでも付けて実習させようってのかい?」

 「あぁ、そうだ。」

 「ちーちゃ~~~ん!!」

 ド、ド、ドド、ドドド、ドドドドドッ!

 「私を覚えてるかねちーちゃん!」

 「誰が忘れるものか、このゲス野朗。ISでどれだけ苦しめられたか・・・。」

 「え~?誰も苦しんでな――」

 「「「ISごときが俺(私)の動きに付いてこれると思うな!!!」」」

 「グフフフ・・・、相変わらず、容赦ない愛の表現だ――」

 \デェェェェェェェェェェン!!!/

 「ごめんなさい!悪かったよ!!だからチェーンガンは仕舞って!!!・・・ぐへへ、久しぶりだね、いっくん。大きくなったね、胸が。」

 「毎日、鍛えているからな。で?何のようだ?」

 「お、織斑先生?ここは関係者以外の立ち入りは禁止なのでは?」

 「気にするな。諸君、こいつが伝説の天災、篠ノ之束だぞ。失礼されないように気を付けておくこと。」

 「んも~。ちーちゃんったら恥ずかしがぁぁぁぁぁぁ!!!」

 「口開けろ!あけやがれこのぉ!舌ぁ引っこ抜いてラボに送ってやるぜ、舌が授業の邪魔しないようになぁ!」

 「ぐぬぬぬ、相変わらず血も涙もない脅しだね。」

 「姉さん。何しに来たんだ?」

 「箒ちゃん!流石我が妹!よく聞いてくれた!!!コレを見よ!!」

 「箒、昼飯なに食う?」

 「折角の旅館だ。チーズとペパロニのグッチョマイピッツァがいいな。」

 「聞いてー!お願いだから無視しない――」

 グサッ【1000/15000】

 「グボヘッ!?」

 「突きますよ?」

 「酷い!突いてから言った!しかも、日本刀の切っ先で突いた!」

 「痛くないでしょ、このくらい。」

 「む~、箒ちゃんが酷い!!束さんジェラシーだよ!よって、カモーン!」

 ドスッ!

 「何だ?この金属製の棺桶は。」

 バタンッ・・・

 「コレが!箒ちゃんの専用機!その名も――」

 「早く言ってくれ。待っている間に、(筋トレで)だいぶマッチョになったぞ?」

 「・・・その名を『赤椿』。全スペックが現行のISを上回る、お手製のISさ!さあさあ、フィッティングとパーソナライズを始めよう!!」

 「・・・随分と貧相な機体だな。」

 「フッフッフ。驚くことなかれ!箒ちゃんの得意な近接格闘――」

 「あれ?篠ノ之さんって、チェーンガンぶっ放してなかったっけ?」

 「・・・だけじゃなくて万能型に調整したから安心だね。っと、話していたら終わっちゃった!流石私!」

 「・・・あの専用機って、篠ノ之さんが貰うの?・・・邪魔にならないかな?」

 「だよねぇ。絶対邪魔だと思う。」

 「フッ。歴史を勉強してみなさい。人類有史以来、平等になっ・・・邪魔?寝言言ってんじゃないわよ。束さんの最高傑作だからね!・・・ところでいっくん。白式見せて。」

 「気が済むまで見ていってくれ。何なら持って帰ってくれて良いぞ?動きにくくてしょうがない。」

 「・・・不思議なフラグメントマップを構築してい・・・あれ!?コレ筋繊維だ!え?なんでデータ領域にまで筋繊維が出来ちゃってるの!?」

 「良い傾向だな。」

 「良いわけないよ!まあ、自己進化するようには作ったけどさぁ・・・。というわけで、箒ちゃん。テストフライとしてみよう!」

 ブワッ!

 「どう?感触は?」

 「ただのカカシですな。」

 「カカシな筈無いよ!!いいよ、見せてあげよう!『空裂』出して!行くよ!コレ撃ち落として!!」

 ズバァァァァァンッ!

 「やることが派手だねぇ。」

 「でしょ?コレで分かって貰えたかな?」

 「あぁ。白式よりは使えそうだ。」

 バタバタバタバタッ!!

 「大変です!織斑先生!コレを!!」

 「特命任務レベルA?ハワイ沖で行っていた実験機の暴走でか?」

 「先生!機密事項です!」

 「機密事項?コレが?寝言言ってんじゃねえよ。」

 「す、すみません・・・。」

 「織斑、ちょちょっと指先の運動をかねて行ってこい。メンバーは任せる。OK?」

 「OK!箒、ラウラ、それからセシリア。暇だったら、シャルも突いてきて良いぞ?」

 「ダメだよいっくん。ここは、赤椿の高速性能を生かして――」

 「何、時間はあるんだ。皆でのんびり行くよ。」

 

- 太平洋上 -

 

 『名前は銀の福音、スペックも、驚くほどではない。超音速飛行をしているのだけは気を付けろ。』

 「・・・と言うことだ。ささっと片づけて昼飯にしよう。背中とお腹がくっついちまいそうだ。」

 「まだいいじゃないか。私なんか出る前から空腹過ぎてお腹が痛いぞ?」

 「はは、僕も・・・。」

 「シャルのは緊張だろ?違うか?」

 「う、うん、多分そう・・・。」

 「スクランブルは初めてか? ビビったっていいさ。私だって未だにビビってる。」

 「ラウラさんも?正直言って・・・変な気分だね。恐ろしい事なのに・・・。」

 「ああ、ワクワクしてるんだろ?なーに恥じる事はないさ。それはいたって自然な反応だよ。筋トレに似てる。やると・・・病みつきになる。」

 「それは一夏だけじゃないかな?」

 「それはど――」

 「見えてきましたわ!!」

 「どこだ?雲が多くて見辛い!」

 「右前方だ!!」

 「よし、俺と箒が正面で足止めをする。後は好きなところから回り込んで撃ってくれ。散会!」

 バシューンッ!!

 「うおおおおおおおおおおおお!!!」

 バキィッ!【91999/99999】

 「あいやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 ズドッ!【89522/99999】

 「La!」

 「うおッ!?」

 シュバババババッ【98999/99999】

 「クソッタレが!」

 バキィッ!【87888/99999】

 ボチャーン・・・

 「一夏、大丈夫か?」

 「気にするな。掠っただけだ。」

 「大佐!奴は何処へ!?」

 「海の中だ。叩き落とした。油断するな。まだ――」

 「い、一夏、あれ!」

 「なんだ、あとに・・・あぁ!?なんで船が!?」

 「ほっとくか?」

 「いや、後から難癖付けられるのがオチだ。」

 「クソッ!教師いねえのかい!用があるときは近くにいたためしがねえや。廊下で素振りをしてりゃすぐ現れるのによぉ!」

 「ここまで救援には来ない。戦闘領域を超えてまで来るガッツは教師にない。」

 「仕方ない、シャル。お前が一番防御が堅い。アレを守っててくれ。」

 ババババババババババババババッ!

 「「「!!!」」」

 「クソッ!姿が消えた!そのくせ攻撃してくる。これは厄介だ。」




くそぉ作Aめ・・・寝たか!ウォォォォォ!!!

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