IS《ISの帝王:MAD版》   作:只のカカシです

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B Zzz・・・
A おい。
B !!春期!
A ISの帝王!
作 MAD版!!!

ハイテンションなんだかρテンションなんだか・・・(柄にもなく弱気)


第33話 偶にはショッピングでもするか

 「ここがどこだかわかるかね?ラウラ・ボーデヴィッヒ少尉。」

 「・・・。」〈精神的に・・・いや、筋トレができない分、筋肉にくるな。〉

 「気分はどうだ、少尉。顔色が良くないわよ?」

 「・・・。」

 「3日間の不眠と断食はいかがだったな?典型的な尋問だが実に効果的な方法でね、大昔から使われてるのだよ。不眠と断食をさせ、永遠と水滴の音だけを聞かせる。」

 「・・・。」

 「さて、尋問を開始しよう。君は、愛国心を持ち合わせているのか?」

 「誰がなくすものか、このクソッタレ。」

 「どうかな?愛国心は欠片も持っていないんじゃないのかい?」

 「さっさと失せな、ベイビー。」

 「・・・仲間はどこにいる。規模と装備のレベル、バックアップを洗いざらい話してもらおうか。」

 「ここから南方へ50km。規模は私の部下が3人。装備はテントとバーベキューコンロ。後は、ナイフとライフルだ。バックアップは日本に2人いる。」

 「・・・何、キャンプでもしてんの?」

 「そうだ。」

 「・・・だったらこう聞くべきね。筋肉はあるの?」

 「ある・・・じき手前をぶっ殺してやる・・・」

 「あらそう・・・どうやって殺す気?」

 「まず手前をとっ捕まえて盾にして、あそこにいる見張りの男を殺る・・・腕に乗っかってる軍事用の筋肉で。それから手前の首をへし折るってのはどうだ?」

 「どうしてそんな事があなたに出来ると思うの?」

 「手錠を掛けられてるのに?・・・外したよ!イ゛ェアアア!!!」

 

 「ア、アノ・・・、ラウラサン?」

 「む、夢だったか・・・。」

 『チュン、チュン』

 「待てやタンパク質!!」

 ズドドドドドドドドドドドッ!←0Hit

 「ら、ラウラ。そんなんで撃ったら、木っ端微塵になると思うよ?」←慣れた

 「そうか。では、次回は別のを使おう。」

 「ところで、随分とうなされてたけど、どうしたの?」

 「シャルロットは知らないほうがいい・・・。私だって、出来ることなら忘れたい。」

 「そ、そう。・・・ところでラウラ。」

 「なんだ。」

 「服買いに行かない?」

 「普段着の話か?それとも寝間着か?」

 「寝間着。・・・幾ら体が強くても、風邪引くよ?」

 「安心しろ、寝袋さえあれば冬の北極でも寝られるように鍛えてある。さて、シャワーでも浴びてくるか。」

 「あ、僕も浴びようかな。冷や汗かいちゃったし。」

 「一緒に入るか?」

 「それ脅してんの?」

 「冗談だ。」

 バタンッ・・・ガチャ

 「あー、スッキリした。」

 「早っ!?」

 

- 食堂 -

 

 「朝からステーキなんか、よく食べられるね。」

 モグモグモグモグ・・・

 「何を言う、朝だろうが昼だろうが、食いたいと思ったらそのときにそれを食べる。夕食の取り過ぎが太る原因とか言ってる奴らもいるがクソ喰らえだ。消費しきれなかったエネルギーは翌日使う。それだけだ。それに、戦場ではいつ次の飯が食えるとも分からんしな。」

 「最後の食事になったらとか思ったりしないの?」

 「やられる前にブチのめせばいいだけだ。違うか?」

 「・・・誰から聞いたの。予想は付くけど。」

 「教官と大佐からだ。」

 「だろうね。軍隊にあるまじき脳筋思考だもん。」

 「・・・何だ?それは。」

 「マカロニ。」

 「見りゃ分かる。シャルロット、君は私をおちょくっているのか?私は、何故フォークにそれを通したのかを聞いている。」

 「何となく。」

 「面白い食べ方だな。気に入った。私は、フォークに全部通してから食べてるとしよう。」

 〈やるんかい!〉

 チクチク

 「ところでシャルロット。買い物はいつ頃出かける予定だ?」

 「うーん、10時くらいかな。1~2時間お店を見て回って、それからランチしようよ。」

 「よし分かった。そう言えば、大佐がこの間『服の通気性が抜群になった』と言ってたな。誘うとするか。」

 「え、・・・んーまぁ、そうだね。」

 

 『おかけになった電話番号は――』

 「くそ、この無能携帯電話が!!大佐の行くところぐらい、電波を飛ばしておけ!」

 「そっち!?一夏にじゃなくて電話会社に怒る!?」

 「当たり前だ。何のための通信手段だ。えぇい!まどろっこしい!プライベート・チャンネルで繋いでやる。」

 「あ、待って!よしなよ!ISの機能は一部使用でも勝手に使ったらまずいよ!」

 「クソッタレ共のルールなんか守って嫌気がしないか?」

 「いや、だとしても・・・。」

 「・・・あぁ、大佐!ISは携行して下さいとあれほど言ったのに!」

 「どうしたの?」

 「大佐のヤツ、部屋にIS置いたまま出かけたようだ。あれ程便利な携帯電話は他にはないというのに。」

 「一応聞くけど、それを言ったのって・・・。」

 「教官だ。」

 「ですよねー。」

 「仕方ない。二人で出かけるとしよう。」

 「う、うん。行こうか。・・・ところでラウラ、それって軍服じゃないの?」

 「これは公用の服だ。動きやすいから私服代わりに使っている。」

 「それって、勝手に着て本国の人に怒られない?」

 「・・・ドイツの連中は睨めば黙るが、テロリストに目を付けられたら厄介だな。大人しく制服にしておくか。」

 

-バスの中にて-

 〈ISは比類なき世界最強の携帯電話だ。しかし、連絡網を築くほどの数はない。一般に普及している携帯電話や固定電話との連絡をとるには、かける側も同じ種の電話が必要となる。〉

 〈あ、なんか変なこと考えてる。・・・あ、駅前だ。〉

 〈折角ISは電波が整備されてないところでも使えるのだから、電話へと繋げる通信装置を開発するのは当然とみる。それだけでなく――〉

 「ラウラ、もうじき着くよ。考え事は帰りにしてね。」

 「分かった。」

 ゴソゴソ・・・ピラッ←地図

 「よし、この順路で行くのが効率的だね。」

 「随分と下調べが良いな。どれくらい掛かったんだ?」

 「この為に5日も無駄にした・・・。」

 「ふむ。その努力をフイにするわけにはいかんな。今日は任せるぞ。」

 

 「ラウラ、スカートとズボ――」

 「スカートで。」

 「そういうところ、一夏と似てるね。」

 「教官と部下が似るのは当然だろ?」

 「うーん、そうなのかなぁ・・・。」

 「ところで、何で階を上がっているんだ?下から見ればスッキリするのに。」

 「逆だよ。上からの方がスッキリするの。」

 「どうして。」

 「上の階は夏の売れ残りをセールしているから、売り切れになる前に攻めるの。下の秋物は在庫があるから後回し。」

 「秋物?服なんか羽織れて暑くなければ年中どれでも良いだろ。」

 「季節感は大事に。それに、女子は季節を先取りするものなの。」

 「そうか?教官や大佐は戦闘になってから武器や装備の調達に行っていたが?」

 「兵士は準備がいるでしょ?」

 「単機で突っ込めば良い、違うか?」

 「・・・普通の部隊視点で話してもいい?」

 「あぁ、そう言う考え方か。納得した。ところで、男物も安売りがあるのか?」

 「?多分あるけど?男装でもするの?」

 「いや、大佐への土産だ。」




 ストレス解消法だよ。MAD版の観賞、MAD版へ感想をやり、特別なトレーニング法に定期的な腹筋崩壊、そしていい語録を聴く。気が落ち着く。くだらない気休めだと思うかもしれんが、ユーモア欠乏症の精神手術を受ける羽目になるよりはマシだ。

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