\デェェェェェェェェェェン!!!/
・・・何の話だっけ。
-カフェにて-
「すまない、私が余計な買い物をしたばっかりに予定が狂ってしまった。」
「いや、大丈夫だよ。誤差、誤差。」
「だが、良い買い物ができた。」
「折角良い服買ったんだから、着て帰ればいいのに。」
「駄目だ。」
「何で?最初は一夏に見せたいから?」
「最初に見たのはお前だぜ。違うか?」
「そ、そうだけど・・・。」
「デザインは良いが、動き辛い。」←やっぱり脳筋
「」
「――いは?」
「え?あ、ごめん聞いてなかった・・・。」
「午後の(予)定だ。帝を出せ!」←
「生活雑貨を見て回ろうよ。そうだなぁ~、僕は時計を見に行きたいんだ。日本の腕時計は性能が良いって言うし。」
「時計?太陽の角度で分かるだろ。」
「いや、実用性のあるアクセサリーとして。」
「なら、発光式のやつはお勧めしない。アレは地下で目立ちすぎる。敵に自分から居場所を教えることになるからな。」
「いや、普段使いだから・・・。」
「戦闘はいつ発生するのか分からん。用心するに越したことはない。OK?」
「OK!」
ズバンッ!
「誰だお前は。」
「ルームサ・・・、@クルーズの店長。」
「この紙は何だ。」
「求人票。」
「何の用だ。
「うちの店でバイトしてくれない?今日だけで良いから!」
「悪いな、先約があるんだ。」
「そこを何とか!!」
「どうする。」
「(制服が)上げ底に見えなくもないけど。」
「あー、違うなアレは本物だ。・・・間違いねえ。あんなのに袖を通してみてえ。」
「!!」
-@クルーズにて-
「いや~助かるわ!今日は、本社から視察が来るって言うのに、突然二人駆け落ちしちゃって消えたのよ!」
「全くひでぇ話だ。」
「酷いけど・・・確かに酷いけど何で僕は執事の格好なのでしょうか。僕もメイドの格好ならスッキリするのに。」
「そこらの男よりも格好いい顔をしてるのはオメェだぜ。」
「それ褒めてるの?」
「貶――」
「大丈夫よ!凄く似合ってるもの!!」←大声
「そ、そうですかね。」
「店長!喋ってる暇あったら手を動かして下さい!」
「はいよ!」
-バイト中-
「デュノア君!主砲テーブルにアイスティー二つお願い。」
「主砲?」
「四番のことだろ?」
「へぇ・・・・・へー・・・。」
「コーヒーとレモンティー。それからカルボナーラ入りました!」←厨房
「手先ばかり達者なトーシローばかりよく揃えたもんですなぁ。まったくお笑いだ。大佐がいたら、奴も笑うでしょう。」
「ラウラさんだっけ?うちのスタッフは、みな働き者だ。」
「ただのカカシですなぁ。大佐なら瞬きする間に、調理できる。忘れないことだ。」
「是非紹介してくれない?うちの厨房に置いておきたいの。」
「1000年後ぐらいでどうだ?」
「直ぐだな。」
「二人とも!仕事して!!」
「今行く。おっと、客が来たな。」
「ようこ――」
「助けてくれい!」
「兄貴!違います!」
「あぁ、ま、間違えた!!」
「ラウラ、本物に見える?」
「あー、違うなアレは上げ底だ。・・・間違いねえ。私には分かる。シークレットブーツだ。」
「全員、動くんじゃ――」
「@クルーズにようこそ!ご入店の目的は?ポイントカードはお持ちですかぁ?」
「「「」」」
「ポイントカードはお持ちでない。では、お水は如何?!」
ザバァアァァァンツ!【【【100/500】】】←強盗
「何しやがる!」
ガチャッ!←
「面白い奴らだな。気に入った。ぶっ飛ばすのは今にしてやろう。」
\デェェェェェェェェェェン!!!/
「あー、君達は警察に――」
カチッ、ドガァァァァァンッ!!!
「ら、ラウラ、警察来てたけど大丈夫なの?」
「いいんだ、観客観客が来ただけだよ。」
「店員さんですか?警察のものですが、先程の音は?」
「安心しろ、何でもない。」
「到着は早かったでしょうか?」
「手遅れだ、マヌケ・・・。」ガクッ・・・←強盗
「コイツは?」
「あぁ、『リア充爆発しろ』って言って、『あり得ないんだぜ。』って倒れた。」
「あぁ、なるほど・・・。で、先程の音は?」
「花火みたいなものだ。気にするな。」
ダダダダダッシュ!
「ラウラ!今ここにテロリストが来なかったか!?」
「!!大佐!今ぶちのめしたところです。」
「・・・違う、コイツは只の
「手伝いは?」
「千冬姉がいる。」
「なら安心です。」
「あまり遅くなるなよ。寮に門限はあるからな。」
「はっ!」
-夕方・公園-
「思ったよりも早く切り上げられたから、クレープでも食べていこうよ。」
「甘いお菓子が死ぬほど食いたかったんだよぉ!もう半日もマトモな菓子食ってねえやってられっか!」
「・・・そう。で、この公園のクレープ屋さんでミックスベリーを食べると幸せになるっておまじないがあるんだって。」
「幸せになる?マッチョの方が嬉しいな。」
「・・・ま、まあ、食べてみようよ。」
テクテク・・
「すいません!クレープ2つ下さい、ミックスベリーで!」
「あぁ、ごめんなさい。今日の分は売り切れたんですよ。」
「残念・・・、なら僕は苺で。ラウラは?」
「なら、ブルーベ・・・ブドウをくれ。」
「お買い上げ有難うございます。」
「お待たせしました。」
「あぁ、どうも。・・・あそこに座って食べるとしよう。」
「うん。」
「・・・シャルロット、あの店は違うんじゃないか?ミックスベリーというのはなかったぞ?」
「よく見てるね。」
「当然だ。テロリストの偽装だったらどうする。真っ先に制圧する必要があるだろ?」
「グレネードが爆発したらとか考えないの?」
「爆発したら、携帯電話を盾にすれば良い。」
「携帯?・・・ISか!」
「そうだ。それからな、爆風を潰すのは、蚊を叩くようだぜ。」
「」
「おっと、もう一つ。あの店はベリーとつくものは苺しかなかったぞ。」
「そうなの?」
「そうだ。では、頂くとしよう。」
「ん!美味しい!」
「・・・中身は何だこれ?食べ覚えのある味だな。」
「え?そう?」
チュドォォォォォォォォォォォォン!!!
「!?」
「何してるんだ?こんな所で。」
「大佐!・・・あぁ、大佐手作りのクレープの味だ。」
「だろうな。俺のレシピブックを盗んで商売してやがった。」
「もしかして一夏、テロリストって言うのは?」
「奴らのことだ。」
「・・・飯テロか!」