その前に次話へ送ってやる!
-放課後、臨時HR-
「さて、学園祭の出し物は何にする?」
「はい!織斑一夏とアームレスリング!」
「いやいや、織斑一夏とボディービル対決でしょ!」
「そこは、ウエイトリフティング対決よ!!」
「(客が)くたばっても知らんぞ。」
「・・・間を取ってボディービル喫茶は?」
「・・・喫茶は何の間だ?」
「ソレを知ったら、死んじまうぞ。」
「大佐、メニューは特盛りクレープで如何です?」
「飯トレ喫茶でもしようってのか?」
「だが、それでは客は喜ばん。違うか。」
「なら@クルーズみたいにメイド喫茶はどう?」
「「「!!!」」」
「シャルロット。お前、まだ根に持っているのか?」
「!?な、何のことかなラウラ?」
「まあ、いい。メイド喫茶で決まりか?」
「「「OK!」」」
ズバンッ!←判子押した音
「――というわけだ。」
「OK。受け取ろう。しかし、こんなのを発案したのは誰だ?陛下か?それともリアーデのアホか?」
「シャルロットだよ。」
「なるほどな。じゃあ、この申請書に必要な道具やら材料を書いてこい。期限は学園祭1週間前までだ。」
「よし、分かった。・・・失礼しました。」
バタンッ・・・
「やあ。」
「動くな!殺されてえか!」
「ど、どうして警戒されているのかしら?」
「最初の出会いでインパクトを与えすぎた。違うか?」
「それはどうかしら?」
「用は何だ?お前と立ち話している間にも筋肉が鈍っちまう。」
「じゃあ言うわ。私が君のISコーチをしてあげる。どう?」
「そりゃ良いな。気に入った。(燃費の良い)乗り方を教えてくれ。」
「じゃあ、決まりね。早速――」
「覚悟ぉぉぉぉ!!」
ドベキシッ!「オフィッ」【1/100】
「踏み込みに無駄が多い。」
「えぇ!?」
ヒュッ・・・バリィンッ!←矢
「学校を壊すな!」←お前が言うか!!
\デェェェェェェェェェェン!!!/
ドゴォォォォォンッ!【1/100】
「ちょ、殺しは――」
「してない。安心しろ、爆竹みたいなものだ。」
バンッ!
バタンッ!ガチャッ・・・
「そこ(掃除ロッカーの中)に立ってろ。」
「織斑一夏君、あなた一体何者なの?」
「俺からしてみればお前の方が謎だ。俺の情報網で調べられないとはお前何者だ?」
「私は生徒会長よ。」
「そんなことは分かってる。お前が来た途端、なぜ俺が襲われているのかを教えてくれ。」
「知らないの?IS学園の生徒会長は、最強の肩書きでもあるのよ。」
「最強?お前がか?全くお笑いだ。1組の生徒がいたら、奴らも失笑するでしょう。」
「それはどうかしら?生徒会長はいつでも襲撃して良いの。そして、勝ったらその人が生徒会長になる。そのシステムがあるのに私が生徒会長なのは、私が強いからじゃないかしら?」
「なるほど、そりゃものぐさなアイツらが喧嘩を仕掛けないわけだ。」
「そう言えば、昨日会ったときに気が付いたらいなくなったけど?」
「お前が勝手に寝ただけだ。俺は何もしてない。」
「そう・・・。」
「で?いつから(燃費の良い)乗り方を教えてくれるんだ?」
「生徒会室に寄ってからよ。」
「眠・・・夜――」
「しっかりしなさい。」
ガチャッ
「アホが寝てるんだってな?目覚ましのいい方法教えてやろうか?」
\デェェェェェェェェェェン!!!/
「いいや結構~!遠慮させてもらうのだ~!」
「!!これからもお願いしていい?」
「今回が(最初で)最後だ。」
「残念です。・・・あ、会長。おかえりなさい。」
「そこにかけてて。虚ちゃん、織斑一夏君にお茶を。」
「はい。」
「おりむ~、ケーキ食べる?賞味期限今日なんだけど~。」
「あぁ、どうも。」
「ところで会長。こちらの方は?」
「弟子よ。」
「弟子入りしたつもりはないが?」
「ねーねー会長、何でおりむ~呼んだの?」
「それは、織斑一夏君が弱いからよ。」
「会長~、寝言は寝てから言うべきだよ~。」
「本音、お嬢様が一般人相手に後れを取るとでも思ってるの?」
「只のカカシで――」
「まあ、待て布仏。俺だってISに関しちゃトーシローだ。」←誰も勝てないとは言ってない
「あら、随分と物わかりが良いのね。」
「俺だって馬鹿じゃない。」
モグモグ・・・
「おりむ~、フィルム頂戴~!」
「こんなんでいいのか?」
「これが良いんだよ~。分かってないなぁ~。ありがと~。」
ペロペロ・・・
「この意地汚い馬鹿妹が。」
ゴチッ【180/200】
「タコが。」
「・・・この紅茶美味いな。種類は何だこれ?」
「何だったかしら・・・。」←ど忘れ
「ローズヒップかと思ったよ。」
「いや違うな。」
「さて、食べ終わったみたいだし、行きましょうか。」
「会長~。気を付けてね~。」
「」
-畳道場にて-
「これは何だ?」
「袴よ。」
「そんなことは見れば分かる。俺が頼んだのはISの(燃費の良い)乗り方だ。」
「小手調べよ。まあ、ハンデとして織斑一夏君が私を床に倒せたら君の勝ちね。」
「随分と不利なハンデだな。」
「あら?まだ欲しい?」
「寧ろ緩めて欲しいね。」
「その余裕、良いわね。気に入ったわ。まあ、どうせ私が勝つけど。」
「・・・どうした?来いよ。」
「そこは男子からじゃない?」
「お断りだね。」
「じゃあ、お言葉に甘えて。」
ヒュッ!
スカッ!
「あれ?」
「どうした?俺はここだぞ?」
「・・・えい!」
ヒュッ!
ヒュッ!
スカッ!
スカッ!
ヒュッ!
スカッ!
「何で仕掛けてこないのよ!!」
「お前を倒したら、生徒会長をしなくちゃならんのだろ?」
「今回は別よ!」
「そうか。」
ヒュッ・・・・ズドォンッ!
「これで勝ちだな。」
「!?!?!?」
「帰って良いか?」
「ま、待って。まあ、水でも飲んで落ち着きなさい。」
「・・・で、話は何だ?」
「そうね。あなたは一体何者なの?」
「俺か?・・・俺は・・・。」
「・・した・?」
バタアァンッ!
-廊下にて-
〈大佐は何処に行った?電話にも出ない。〉
「どうした、ラウラ?」
「教か――織斑先生。大佐を見ませんでしたか?」
「一夏か?知らんな。ISで探せばすぐだろ?」
「(他の生徒に見られたら)条約違反(で通報されるの)では?」
「なーに。見られたらちょちょっと記憶を消せば良い。」
「了解しました!」
ゴソゴソ・・・
「どうだ?」
「・・・部室棟の保健室にいるようです?」
「アイツが?見てこい!」
「はっ!」←敬礼
-部室棟の保健室-
「・・・。」
「・・・睡眠薬よ。引っ掛かるとは思わなかったけど。」
「ここは?」
「地球よ。」
「」
「冗談よ。保健室。」
「死にたくなかったら、さっさと逃げるんだな。」
「?」
「時間切れだ。」
ガラッ!
「!!大佐ァ!」
「あら?嫉妬?フフッ、可愛いわ・・・ふっ!?」
「動くな。殺されてえか!」
「試しみ――」
スパッ!【0/200】←扇子
「次はお前のバラバラ死体が生徒会室に届くことになる。」
「ラウラ止めとけ。コイツに勝ったら生徒会長をやらなくちゃならん。」
「!?そいつぁー面倒だ。」
楯無がアンチ気味だって?心配するこたぁねえ。セシリアだって最初はカカシだった。