- 宇宙空間にて -
「急ごう!サッと行って引き上げよう。」
「早さが肝心。」
「見えた。あれだ。」
「待て、様子がおかしい。」
ビシューンッ!!
「何だ!この出力は!」
「肌を焼くのにも物足りない。折角こんな所まで来たってのに。」
「行こう。長居するだけ無駄だ。」
「ところで、さっきからハエがうるさいな。」
「バカね、アンタ。これは宇宙ゴミよ。」
ボンッ!【39999/40000】←箒
「あ、壊れた。」
「所詮、IS何てこんなものだ。大気圏に向かって投げとけ。」
「そうしよう。」
「ちょっと待ちなさいよ!ここ空気ほとんどゼロなのよ?なんで音がするわけ?」
「だってお前、これは小説だって言ったじゃないか。」
「」
- 地上、管制室 -
「あれ?織斑君のバイタルサインが消えた?!」
「気にするな。どうせ白式のガス欠だろ。」
「それって大変じゃないですか!!」
「予備がある。」
「予備って何ですか?!」
「しらんのか?アッ――」
バタンッ
「残念だねぇ!ちいちゃん!!いっくんは死んだのさ!」
「そりゃご苦労。」
「あれ?驚かないの?実の弟が死んじゃったのに。」
「死んだ?お前には一夏は殺せない。」
「白式に細工をしたんだけどなー。」
「言ったろ。予備がある。」
「予備?そんなのはあり得ないのさ。なんたって、この世界は私が描く小説の世界なんだから!」
「操り人形だよ!」
「これがその装置。ちいちゃんなら何の装置か分かるはずだよ!」
「自爆装置だろ。付け忘れた。」
「そうそう。って、あっれぇ?!」
「ぶっ飛べ!」
チュドォォォォォォンッ!【150/15000】
「ゲフッ・・・。」
「なんで今ので生きてるんですか?」
「細胞単位でオーバースペックなのさ。」
「私達ほどじゃないがな。」
「あは、あははははは・・・・。あ、織斑先生。それでさっきの続きなんですけど、予備って何ですか?」
「アッシーだ。」
「アッシー?」
「ISだ。織斑の。」
「ちょ、ちょと待って下さい!!織斑君のISは白式ですよ?」
「だから予備だと言ったろ。」
「何で、一人でISを二つも?!」
「デュノアもそうだ。違うか?」
「違いませんけど、おかしいですよ!IS二つなんて。」
「だって山田先生、これは小説だって(束が)言ったじゃないか。」
「」
「え?作ったかな、そんなIS?」
- 再び宇宙空間 -
「行くぞ!」
「待て!分列したぞ!」
「構わん突っ込め!」
「各機、大佐に続け!突撃ィ!
「私が二つ片付けよう。」
「ラウラ、鈴。一個片付けるか本体に突入。どっちを選ぶ。」
「決まってるでしょ。アンタが片付けて。」
「大佐が突っ込む。以上だ。」
「思いやりがあるなぁ。」
ドカッ、ベキッ、ボキッ、ゴリィ!【0/2000】×4←攻撃衛星
「「クリア!」」
- 再び管制室 -
「!!エクスカリバーのエネルギーが急上昇!」
「あ?一夏が落としたんだ。攻撃衛星を。」
「攻撃衛星?」
「資料読め。」
「で、でもこれは!?ISの速度を遙かに超えた物体が移動中!」
「デブリか一夏君か、2つに1つってところね。」
「楯無。それは違う。デブリと一夏だ。」
「「「?!」」」
- BT加速器内部 -
「そろそろ終わる頃ですかしら。」
ドッタン、バッタン
「・・・賑やかですわね。」
「『ダイブ・トゥ・ブルー』を寄越せ!チェルシー・ブランケット!」
「お断りします。」
スーッ・・・
「逃がすか!」
ドカァンッ!【0/200】←壁
「出てこいくそったれぇ!!うわぁぁぁあぁぁぁぁあ!!!」
チュバババババババッ!【0/200】←ドア
「そこ!」
「くっ!」
「こいつで強制解除してやる!」
「いやぁ!お代官さまぁ!」
ブチッ
「うるさくってよ!」
チュドォォォォォォンッ!←ロケラン
「「はい・・・。」」
「おっくれて登場、楯無お姉さん。取り敢えず、一斉爆破でいっちゃおう?」
スザザザッ!
「どうしてセシリアちゃんが逃げるのよ!」
「あなたに勝ったら、生徒会長をしなくてはならないからですわ!」
「まだ有効なの?!」
「寧ろ有効ではないのですか?」
「いや、有効だけど・・・。」
「クククッ、相打ちになればISが三機も!」
「どうやって?」
「こうやってな!」
パッパッ
「え?!ISが?!」
「リームバーですわね。」
カチャ、ズドォォォォォンッ!【0/40000】
「この手に限りますわ。」
「」
「あら、保護者さん?」
「ま、そんなところね。」
「す、スコール・ミューゼル?!」
「口の利き方を知らないのね。」
「私もそう思いますわ。ところで、御用は何でしょうか?」
「奴らはヤバイ奴らはヤバイ奴らはヤバイ奴らは野蛮・・・・・・。」
「エムに加勢、と言いたいところなのだけれどねぇ。またこんな状態になっちゃったから、今日は引き上げるわ。」
「また会いましょう。」
「最新刊でね。」
- 何度目かの宇宙 -
「これが衛星の中か。」
「見ろ、誰か倒れてる。」
「おかしいわよ!一夏。真空でも音は聞こえるし、挙げ句、無重力なのに人が倒れてる。説明して頂戴!」
「だってお前、これは小説なんだろ?」
「おぉやだ!」
「こいつら、ダリルとフォルテか。」
「何故こんな所に?」
「生きてるか?」
「あ、あぁ・・・。裏切り者だ、コロセ。」
「俺達はレスキュー部隊だ、殺し屋じゃない。ここを爆破して地上に戻るちょうどティータイムだ。」
「一夏、せめて舌の根くらい乾かしなさいよ。」
「もう一人いるぞ?」
「いぇぇぇあ!面倒だ!衛星ごと持って帰ろう。」
- 後日、セシリアの誕生日会場の外 -
「で?何で中には入れないわけ?」
「俺達は網の外だ。」
「蚊帳の外だよ。」
「マジな話し、何で?」
「俺達がパーティーを滅茶苦茶にすると思ってる。」
「仕方ないわね。」
「何だよ、久しぶりに頑張った手のに。」
「それにしても、中は良いな。暖かいし、美味しい料理もあるんだろうし。」
「なあ、シャルロット。」
「何、一夏?」
「ここイギリスだよ?」
「あっ。」
読 (プロテインの)中身は何だこれ?
作 知らない方が良い