ハイスクールD×D ―魔法使いと龍―   作:shellvurn 次郎

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ハイ皆さんこんにちは。超時空殲滅魔法です。
何とか書けました。
前回投稿してから一気に書くことが出来なかったので、一日30分だけしか書かないと決めて書きました。

それにしても、投稿し始めてから早4か月・・・・感慨深いですね。一つ思うことがあるとすれば、高2くらいから投稿始めればよかったと思う今日この頃。
さてさて皆さん。第弐章の二話目です。
誰がイッセーを迎えたのか気になっているでしょう。
それと、今回、オリキャラが出てきます!位置づけとしては原作イッセーの位置です。
というか、オリキャラ多くない?と思うかもしれません。自分の作品、オリキャラのオンパレードです。しかし、キャラを重視して作ったので期待していてください。

一応記しますが、エタルつもりはないです。今は受験なので週一投稿は無理です。今は一日の執筆時間は20~30分です。出来次第投稿しています。受かれば、こちらに力を注ぎます。

追記:オリキャラ、天野ユウマを黒野ユウキに変更


No,XVI ~仲間、そして駒王学園~

 

 

 イッセーが外出しているころ、イッセーの別荘では女性が一人と無邪気にじゃれ合っている小さな子供たちがリビングにいた。

 

 その家のリビングはこの現代の日本の一般家庭のインテリアだ。しかし、所々に一般の人間から見ればそれはそれは摩訶不思議なオブジェだったり、あり得ない現象がみられる。どれも現代の物理法則では説明できない代物だ。土台に支えられていない完全に空中に浮いている得体のしれない模様が描かれた魔法道具。壁にかかっている杖らしきもの。誰もいないはずキッチンで独りでに食器が洗われている。インテリアは現代のものだが、一般人が見れば驚くものばかりだ。一部だけを見れば、魔法使いの家であろう。

 

 そんな普通でありながら普通ではない部屋で遊んでいる子供たちは見たところ、小学生の低学年と言ったところだろうか。人数は4人。全員可憐な女の子だ。「わー!」「きゃー!」と大きな声を上げながらじゃれ合っていた。それに対してソファーに座りながら目の前で遊んでいる少女たちを見守るように優雅にティーカップを手に持ち、紅茶を味わっている女性は若い女性。大人びており、漂わす雰囲気は普通ではない。傍から見てもスタイルは抜群で美しさと可愛さを持っている。100人に「美人か?」と尋ねれば全員が肯定するだろう。

 

 「ねぇーねぇー、????ねぇ。」

 

 そんな中、先ほどまでじゃれ合っていた可憐な4人の少女のうち、1人の少女が女性に近づいて名を呼ぶ。

 

 「ん?どうしたんだ、ルル?」

 

 名を呼ばれた女性はルルと言う少女にそう訊き返した。

 

 「にいたん、いつ帰ってくるのー?」

 

 ルルは可愛らしく首をかしげながらその女性に訊いた。

 

 「イッセーのことか?すぐに帰ってくる。」

 

 その女性は首をかしげる小さな少女が愛らしかったのか、ほほえみ、ルルの頭をなでながら言った。

 

 「んー?すぐっていつー?」

 

 ルルは待ちきれないのか、更に詳しく訊いてくる。

 

 「心配するな。もう少しで帰って来る。だからいい子で待ってるんだ。」

 

 その女性は今度は少女の柔らかそうな頬っぺたをムニムニとしながら答えた。

 

 「んん~~ホント~~?」

 

 「ああ、本当だ。」

 

 その女性と少女は仲睦まじくスキンシップを取り合う。美女と美少女(美幼女)がこのようなスキンシップを取り合っている様子は傍から見ていてとても微笑ましい。

 

 「ただいま~~」

 

 そんな中、玄関の方から声が聞こえた。

 

 「あ!にいたんの声だ!!」

 

 その声にすぐに反応するルル。とても嬉しそうな表情をしている。

 

 「どうやら帰ってきたようだな。ほら、ルル。愛しのおにいさんを迎えてあげなさい。」

 

 「うん!!!」

 

 ルルは元気に返事を女性に返し、女性のもとを離れる。

 

 「みんなぁーー!!いっしょににいたんのところへ行こーー!」

 

 ルルは遊んでいた3人のもとへ行き、一緒に迎えに行こう、と誘う。

 

 「おにいちゃんの!!」

 

 「うん!行く行くー―!!」

 

 「おにいさま・・・今行きますよ。」

 

 遊んでいた3人の少女たちはルル呼びかけに答えて遊びをやめて立ち上がり、4人一緒に玄関の方へとてとてと早歩きで向かった。

 そんな姿をソファーに座っている女性は微笑みながら見守っていた。

 

 「ふふふ♪本当に可愛らしい♡本当にいい子たちだ♪こんな生活ができるのも、可愛い妹分とスキンシップを取ることができるのもイッセーのおかげだな。」

 

 その女性はティーカップを持ちながら言い、紅茶を嗜む。

 

 「ふふふ、さて、私も行くとするか。愛する我が弟のもとへ――――」

 

 女性はカップをテーブルに置き、先ほどの少女たちの後を追って玄関に向かった。

  

 

 ―――――――――――――――――――――――――――――――

 

 イッセーSIDE

 

 先ほどの子たちと別れ、自分の別荘に向かう。

 それから歩き続け、この都市のはずれにある自分の家に続いている道に入る。

 そして、この道に張ってある()()をくぐり抜ける。この結界は他者を近寄らせない、侵入させないようにするために張った俺特性の超特殊結界だ。過去幾度となく異形の奴らと戦い、それらの経験を生かして作った。ここにまた悪魔や堕天使が襲撃してこないとも限らない。だから久しぶり真剣になった。

 この結界はそこら辺にいるような三下どもには絶対に突破されない。結界があることすら気づかないだろう。もし、こいつを突破できる奴を挙げるとすれば、各神話の主神クラスでも上位の実力を持ったヤツラだけであろう。

 そんな結界を後にして、門をあけ、庭を通って玄関にたどり着く。

 扉を開けていつものあいさつを言う。

 

 「ただいま~~~」

 

 「「「「おかえり~~~~!!!」」」」

 

 俺がいつものあいさつをすると、奥の方からおかえり、と返してくれる。

 すると、奥からとてとてと4人の少女たちが出迎えてくれた。

 

 「にいたん!!おかえり!!」

 

 「おにーさん、待ってたよ!!」

 

 「おにいちゃん、私たち、ちゃんといい子で待ってたよ。褒めて?」

 

 「おにいさま・・・・遅いです・・・」

 

 4人の美少女たちは笑顔で出迎えてくれたり、頬を緩ませていたり、ほんのちょっと不機嫌だったりしている。しかし、みんな違ってみんな可愛い・・・

 4人の可愛さに心を討たれ続けるわけにもいかず、俺は少女たちに言った。

 

 「ユキ、ルル、イズナ、アウローラ。ただいま。ごめんな?少し散歩していたら遅くなっちゃったんだ。みんなあとで一緒に遊んであげるから、おにいちゃんのこと許してくれないか?」 

 

 俺は少し困った顔をしながら4人にそう言った。

 

 「うん!約束だからね!!」

 

 「おにーさん、私は許すも何もおこっていないよ。」

 

 「おにいさま・・・かっこいいです・・・」

 

 「おにいちゃん大好き!!」

 

 よかった。4人ともそう言ってくれて。本当にかわいくていい子たちだ・・・・・俺、この子たちに嫌われたらちょっと立ち直れないからな。

 この子たち、今は俺の妹、みたいな位置づけだ。勿論、実妹ではない。ましてや、人間でもない。ドラゴンだ。

 俺のことをにいたん、と呼ぶこの子の名前はルル。上級種のドラゴン、朱炎龍(フレイム・ドラゴン)の幼体だ。赤いさらさらとした髪をもつ元気な子だ。

 次に俺のことをおにーさん、と呼ぶ他の3人よりも少しだけ大人びている子の名はユキ。同じく上級種のドラゴン、氷雪龍(ブリザード・ドラゴン)の幼体。白い綺麗な髪を持つ大人しい子。

 次に俺のことをおにいちゃん、と呼ぶこの子の名はイズナ。この子も同じく上級種のドラゴン、蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)の幼体。青色の髪を持つお兄ちゃん子。

 最後に俺のことをおにいさま、とまるで中世のお嬢様のように呼ぶこの子の名はアウローラ。この子はとても珍しいといわれていて、個体数が他の上級種のドラゴンと比べて圧倒的に少ないといわれている種、虹 龍(スペクター・ドラゴン)の幼体。虹と言う言葉通り、七色のとてもきれいなグラデーションの髪を持つ礼儀正しい子。

 出会った当初、大体2,3年前だがみんな幼い龍の姿だった。しかし、この子たちを教育していくと、人間の姿を取れるようになった。最初は時間制限があったものの、今ではその制限はない。

 この子たちの親ももちろんいて、その親全員にこのことは話してある。この子たちを預かっている、という言い方もできる。この子たちを育ててほしい、と言われたときは驚きはした。それはそうだろう。ドラゴンの子供を育てるなんて、魔術師でも滅多にない経験だ。しかし、俺は嬉しかった。俺はこの子たちに愛情持って接した。

 

 [ふむ。愛情持って接すのは良いことだが、少し度が過ぎないか?]

 

 すると、ニトラが俺にそう言う。

 

 「そうか?俺はそうは思わない。むしろもっと必要だと思うが。」

 

 俺はニトラに反論する。

 

 [しかしな・・・この子たち、どう見てもブラコンだろう・・・]

 

 「いいじゃないか。俺はこの子たちに好かれているんだ。それで十分だ。」

 

 [はあ・・・イッセーもシスコンだったか・・・]

 

 ニトラは少し呆れ気味に言った。

 失礼な・・・・大体、兄としてこんな可愛い子たちに好かれたら誰でもシスコンになるだろう。抱き着い来るこの子たちを突き放すことが出来ようか?いや、絶対にできない。

 

 「うへへ~~~おにいちゃん・・・・・」

 

 「うぅん♪にいたん~~~~」

 

 「あっ・・おにいさま・・・気持ちいいです・・・・」

 

 「おにーさん・・・もっとしてぇ・・・・」

 

 妹たちが呆けた幸せそうな顔をしている。

 俺はどうやら無意識のうちにこの子たちを抱きしめ、頭をなでていたようだ。

 だが、この子たちが嬉しそうにしているから続けよう。

 

 「おお、イッセー帰ったか。それにしても相変わらず、妹たちのことが好きだな。」

 

 俺が玄関で妹たちとスキンシップを取っていると、奥から一人の女性が近づいてきた。

 

 「ああ、ただいま、ティア。と言っても、ティアもこの子たちは好きだろ?」

 

 俺は4人の妹たちの頭を撫でながらティアに訊き返した。

 

 「ああ。この子たちは可愛すぎる。」

 

 と、俺が訊いたことに肯定したこの女性はティア。もちろんティアもドラゴンだ。しかも、ティアはただのドラゴンじゃない。伝説に名を遺す、龍王、天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)ティアマット。腰まで伸びた綺麗な青い髪をもち、誰もがうらやむスタイル抜群のプロポーションを持つ。

 

 「ありがとな。この子たちの子守りをしてもらって。」

 

 「いや、気にするな。私としてもこの子たちを見守るのは楽しいし、退屈しない。」

 

 「そうか。あとの4人は修行か?」

 

 俺はティアにもう4人の妹たちについて聞いた。

 実はいうと、俺の妹たちは4人ではなく、8人だ。しかし、今は家にはいなさそうだ。

 

 「ああ。4人とも張り切っていたぞ。イッセーに褒めてもらいたいだろう。」

 

 「ははは、嬉しいな。妹たちが強くなるのを見るのも。ジルニトラもこんな感じだったのだろうな。」

 

 俺はジルニトラの気持ちが分かった気がした。いざ、こちらが見守る側に立つと、違う感じ方もするのだろうな。

 

 「そうだろな。ジルニトラはイッセーをもう数百年一緒にいるのだろうからな。ま、とにかく大丈夫だろう。今修行をしている4人には、もう一人、頼れるお姉さんがついているから。」

 

 「違いないな。」

 

 俺とティアはそう笑いあった。

 

 「さて、取りあえずリビングに行くか。さっきからずっと玄関にいるからな。」

 

 「そうだな。ルル、ユキ、イズナ、アウローラ、行くよ。」

 

 「「はーい♪」」

 

 「うん!」

 

 「分かりました。」

 

 俺が妹たちに呼びかけると、みんな快く返事をしてくれた。

 そしてみんなとてとてと歩き始め、リビングに入った。

 そして妹たちは遊び始めた。

 

 そんな姿を見て、俺はまた自然と頬を緩ませる。

 そして、窓の外を見上げながら俺はある人に呼びかけた。

 

 ――――かあさん、とうさん、アーサー兄さん、アルトリア、見ているかい?俺の大切な仲間が、一緒にいてくれる仲間が、こんなにも増えたよ。――――――

       

 良かったわね、イッセー   

 

 イッセー、その幸せを、ぜってー離すなよ?

 

 俺を見守ってくれている父さん、母さん、アーサー兄さん、アルトリアがそう言ってくれたような気がした―――――――

 

 イッセーSIDE OUT

 ―――――――――――――――――――――――――――――

 

 ????SIDE

 

 チリリリリリリリ

 朝日が窓に差し込む。

 目覚ましの音で俺は眠りから目を覚ます。

 

 「ううん・・・・・」

 

 カチッ

 俺は睡魔に負け、目覚まし時計のアラームを止めて二度寝をする。

 

 「誠一~~~朝よ~~~起きなさ~~い!」

 

 下から母さんの声が聞こえる。

 いつまでたっても起きない俺を起こしてくれる。

 俺は朝が得意な方ではないからいつもこんな感じなのだ。

 

 「ん~~~~今行くーーーーー」

 

 俺はやるせない返事をしてベッドから身を起こす。

 

 「さぁ~~~てと。今日も張り切っていきますか。」

 

 時計を見てみると、もう7時をとっくに超えている。まあ学園には十分間に合うな。

 俺は支度をして朝食を食べ、家を出る。

 

 「行ってきま~~す。」

 

 「気を付けてね~~」

 

 俺の名前は布藤 誠一。両親、同級生は俺のことをそのまま誠一と呼ぶ。

 青春を謳歌している高校二年生だ!

 通っている学校はこの都市に住む人なら知っているであろう駒王学園だ。あそこは他のがっこーよりも偏差値も高く、小中高大とエスカレーター式の学校の上、就職、進学実績も素晴らしいとか。

 だが!!勘違いしないでもらおう。俺はその為だけにここに入学したんじゃない!この駒王学園は女子が多いのだ!実はこの学園、ほんの数年前までは女子高だったんだ。それが男女共学となり、男子も一昨年から入れるようになったんだ!

 俺は運がいい。とてもな。当時中学生だった俺は駒王学園が男女共学になったと聞いたときは嬉しさのあまり発狂したレベルだ。

 俺が通っていた中学からも毎年のように頭のいい女子たちや、美人な子たちが駒王に進学していた。そんな学校に行けるなんて夢のようだった。

 だから俺は友人2人と一緒にガチ勉強を中学二年の夏から始めた。そのかいあってか、今こうして念願の学園生活を送っている。

 俺はこの学園でハーレムを創る!!いつか絶対に実現させると夢見て今日も張り切っていくぜ!!

 

 いつもの通学路を歩いていると、立派な校門が現れる。

 

 「あっ!おはよー!リリカ」

 

 「あ、おはー、ユウキ。まったく、あんたは朝から元気ねー」

 

 「元気なのは良いことじゃん。」

 

 「ま、そうだけどさ。」

 

 この時間帯は一番登校してくる人数が多い。みんなあいさつを交わし合っている。

 くぅーーーー!俺も朝「おはよう」、と挨拶してくれる女の子が欲しいぜ!!

 そんなことを思いながら俺は校門を通って、校舎へ向かう。

 ドゴッ 

 

 「ボヘェッ」 

 

  向かっている途中、俺は急に後ろから背中を叩かれる。

 

 「よう!!誠一。相変わらず一人だな!!」

 

 俺を鞄で攻撃するやいなや、俺にそう言ってくる奴とその連れ。

 

 「んだよ松田かよ。」

 

 「んだよとはなんだ。一人寂しく女っ気一つないお前にからんでやってんだよ!」

 

 「それを言うならお前もだろ、松田。おまえこの学園に入学した時、彼女の1人や2人、余裕とかほざいといていまだゼロじゃねえか。」

 

 「グハッ!!」

 

 俺の返しに松田はダメージを受ける。今ダメージを負ったこいつは松田。頭を丸刈りにした野郎だ。

 

 「誠一、それは触れてはならんぞ。」

  

 5のダメージを負った松田のフォローをしたこいつは元浜。キザっぽくカッコつけていて眼鏡を掛けている。こいつらとは中学からの友人だ。ともにこの駒王学園でのハーレムを夢見てきた同士でもある。

 

 「元浜、おめぇも彼女出来ねぇようだな。」

 

 俺は元浜にもそう言った。

 

 「ふ、愚問だな。彼女が出来てたら、今ここでお前たちとつるんでいるわけなかろう。」

 

 元浜は眼鏡をクイッと上げながら言う。カッコつけていても言ってることが残念だが。

 

 「とにかく行こうぜ。HRもうすぐだからよ。」

 

 「そうだな。」

 

 俺らはいつもと変わらぬ会話をしながら自分の教室へと向かった。

 

 ―――――

 

 昼休み。俺はいつものメンバーで机くっつけて昼食を食べていた。

 

 「お、元浜、誠一、見ろよ!窓の外。」

 

 松田が唐突に窓に張り付きながらそう言った。

 

 「ん?何だよ松田?おっ、リアス先輩と朱乃先輩に小猫ちゃんじゃないか。」

 

 「マジかよ!!」

 

 俺ら二人も窓に張り付く。と言うか、クラスのほとんどの奴らが外にいる先輩たちを見ていた。

 

 「かぁ~~やっぱリアス先輩はいいよなぁ~~」

 

 松田は先輩を絶賛する。

 

 「確かにな。この学園はマジでレベルたけぇ。」

 

 「同感だな。さらには俺たちのクラスの片瀬や村山、そして俺らの学年ならぶっちぎりで人気のあるユウキちゃんやリリカちゃんやアスカちゃんもいる。ホントこのクラスでよかったわ。」 

  

 元浜は涙を流しながら熱く語る。こいつは学年のお姉さまより同級生のほうを推しているらしい。

 

 「しかし、その人たちはよく告られていたりするが誰かと付き合ったという話は全聞かんが。」

 

 松田は疑問を投げかけた。

 

 「あの方たちと付き合える奴なんてそういないだろう。イケメンならともかく。」

 

 「クソッ!イケメンの話はするな。」

 

 イケメンね・・・・この学園に王子様とかいうやつがいたな・・・・女子の人気を一気にかっさらっていくいけすかねぇ奴が。

 

 「ちくしょ~~何故だ?何故こんなにも彼女が出来ないのか・・・・」

 

 「はぁ・・・言うな。余計悲しくなる。」

 

 俺たちはこの世の理不尽さに落胆する。やっぱイケメンなのか?そうなのか?

 

 「よし、お前ら、やるぞ。」

 

 唐突に松田が何かを決意する。

 

 「やるって、何をさ?」

 

 「決まってんだろう?いつものあれさ。」

 

 松田が言っているあれ。あれとは覗きである。剣道部の部室には外から更衣室が見えるようになっている。俺たちはそこに目をつけてやっている。

 

 「そうだな。いっちょやるか。」

 

 こうして俺たちはコソコソといつものクエストを実行した。しかし、結局ばれまして叩きのめされました。

 

 ――――――

 

 「くぅ~~~いてぇ~~~あいつら・・・・竹刀通り越して木刀持ち出してくるかよ・・・・俺じゃなかったら死んでたな・・・・」

 

 あのあと叩きのめされた俺は一人静かに校舎を後にしていた。

 ズキズキと痛むところを摩りながら。

 この学園特有の立派な校門を通った時のことだった。

 

 「あ、あの!ちょっといいですか?」

 

 これは夢なのだろうか・・・・・・

 俺に声をかけてきた子はすんごい美人だった。綺麗な黒髪清楚系の少女だった。

 

 「あ、はい何でしょうか?」

 

 俺は突然のことに超動揺した。きょどってしまった。

 

 「わ、私、天野夕麻といいます!あの!わ、私と付き合ってください!!」

 

 ゑ??聞き間違いかな?今この子、俺に告白したのか?

 

 「す、済まない。もう一度言ってくれるか?」

 

 聞き間違いだったら恥ずかしいので俺はもう一度言ってくれるようにお願いした。

 

 「あ、貴方のことが好きです!私と付き合ってください!!」

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!

 聞き間違いじゃないよな!?この子、付き合ってくれと言ったよな?!

 この子の告白を聞いた瞬間、俺の中のテンションが急上昇した。

 この俺が・・・この俺が・・・・こんな可愛い子に告白されるなんて!!

 やっぱ、天は俺に味方したようだ。

 

 「あ、あの、それで・・・・返事は・・・・?」 

 

 俺が一人で勝手にフィーバーしていたら、この子を放置してしまっていた。いかんいかん!

 

 「も、もちろんOKだよ。俺の名前は布藤誠一。よ、よろしくな、えっと・・・夕麻ちゃん。」

 

 おれはもちろんOKした。だってそうだろう?童貞で彼女の一つも出来なかった俺がこんな美少女に告白されたんだからよ!!

 

 「あ、はい!よろしくお願いします!!誠一君と呼んでいいですか?」

 

 うぉぉぉぉぉーーーー!!!名前呼び!!!

 

 「ああ、ぜひそう呼んでよ。」

 

 「はい!!誠一君!!」

 

 夕麻ちゃんは凄い笑顔でほほ笑んだ。め、女神だ・・・・・女神が降臨なされた・・・・・・

 夕麻ちゃんの笑顔を見てこっちも自然と笑ってしまう。

 こんな可愛い子が彼女か・・・・こんなうまくいっていいのか・・・・今までなんだったんだ・・・・・

 

 「あの、メアドと電話番号交換しない?」

 

 来たァァァァァーーーー!!メアド&電話番号交換イベント!!

 

 「ああ、勿論だ。」

 

 俺は快諾し、メアドと電話番号を交換する。

 

 「ありがと、誠一君。あ、そうだ、今度の日曜日、デートしよ?」

 

 デ、デート・・・・・デート・・・・・待ちに待っていましたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

  

 「ああぜひしよう。10時に駅集合でいい?」

 

 「うん!いいよ!」

 

 俺の提案に彼女は笑顔で答えてくれた。ええ子や・・・・

 

 「じゃあね、誠一君!また日曜日ね!!」

 

 夕麻ちゃんはそう言って笑顔で手を振りながら俺の帰路とは反対の方向に帰っていった。

 うぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーー!!!!!!

 遂に、遂に、俺にも彼女が出来た!!!!!!!!

 マジでか!!!???夢じゃないよな!!!!???

 俺は頬を引っ張ってみる。

 

 「いってぇ・・・」

 

 ちゃんと痛みはある。

 ということは・・・・・現実だぁァァァァァ!!!!!!

 今、俺はあいつらを追い越して勝ち組になった!!

 

 「よっしゃぁぁぁぁ!!!」

 

 俺は嬉しさの余りバカでかい声を上げながら家に帰った。 

 

 誠一SDIE OUT

 

 to be countined―――――

 

 

 

 




はい、どうだったでしょう?
オリキャラの誠一君でした。
今話から聖剣騒動まで主に出てきます。
イッセーですが、聖剣騒動までは表立った行動はないです。イッセーが暗躍するのは聖剣騒動以降となりそうです。
どう考えてもライザーとは戦いませんしね。

では、また次回。

―――――――――――――――――――――――――――
設定ミニコーナー

布藤 誠一 
○一般人。これから物語に関係してくる脇役。駒王学園高等部二年。
 松田、元浜とともに駒王の三大エロガキと言われている。
 
○神器保有者

 神器:???????

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イッセーの妹たち

*ルル
 上級種のドラゴン、朱炎龍の子
 名前の由来 炎→熱い→シャルール(ドイツ語)→ルル
 イッセーを呼ぶときはにいたん 

*ユキ
 上級種のドラゴン、氷雪龍の子
 名前の由来 雪(ユキ)そのまま
 イッセーを呼ぶときはおにーさん 

*イズナ
 上級種のドラゴン、蒼雷龍の子
 名前の由来 雷→稲妻→イナズマ→イズナ
 イッセーを呼ぶときはおにいちゃん
 
*アウローラ
 上級種のドラゴン、虹龍の子
 名前の由来 光を司る神の名、アウローラから
 イッセーを呼ぶときはおにいさま 

イッセーの妹たちはあと4人います。これから出てきます。 
 
 
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