ハイスクールD×D ―魔法使いと龍―   作:shellvurn 次郎

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どうも、超時空殲滅魔法です。

前回書いててとても楽しかったです。
今回も楽しめました。

今回は悪魔どもとの戦闘第二弾と神器、イッセーの中にある龍の正体の一部があかされます。

では、どうぞ~~~


追記 誤字修正。あと、一部を改良しました。


No,V  ~真なる覚醒~

 ―イッセーSIDE―

 

 [さて、それを踏まえてだ、イッセーよ。お前は外にいる三下どもをどうしたい―]

 

 やあ、僕はイッセー。

 おとーさんとおかーさんを殺され、自分も袋叩きに遭い、僕はクソ悪魔どもの眷属にされようとしていた。でも、その時、僕の中にある力が目覚めた。ドラゴンのちからに。そして、聞こえてくる声に誘われ、力に飲まれようとしていた。

 

 しかし、突然気高く、透き通った声が僕の心に届いた。そして、その龍と精神世界で遭遇した。聞けば、力に飲まれるところを助けて貰った。その龍には感謝してもしきれなかった。僕の精神世界にはその龍のほかに、綺麗で美しい赤き龍にも出会った。あれだけ夢見たドラゴンが、龍が今僕の目の前にいる。それも二体。それだけで、僕は嬉しかった。

 

 そして僕はその龍に、ニトラに聞かれた。「どうしたいか?」って。つまり、僕たちを襲った悪魔どもをどうしたいかってことだ。僕はニトラに隠すことなく本心を告げる。

 

 「許せないよ、絶対に。僕のおとーさんとおかーさんを奪った。あまつさえ、僕を悪魔に変えようとしたんだ、殺してやりたい。」

 

 ニトラの問いに嘘偽りなく答える。するとニトラはこう返してくる。

 

 [復讐か?それもいいだろう。だがイッセー、お前は復讐のことしか考えず、結局力に飲まれる選択をしたんだ。今ここにいる二人の人間たちの忠告を聴かずにな。復讐の為に力を、求め、飲まれるのか?そんなことをしても結局は自身で身を亡ぼすことになるのだぞ?]

 

 ニトラは核心に迫る質問をした。僕を試しているんだろう。ああ、そうだ。僕は一度過ちを犯したんだ。両親だって、何度も言っていたじゃないか。復讐だけを考えすぎるなって。

 そこで僕は悟った。僕はまだまだ、未熟だったんだな。僕は両親の教えを結局実戦で生かせなかった。それを思い改め、ニトラの問い、いや、試練に応える。

 

 「そうだ、僕は一度力に飲まれるという、間違った選択をしてしまった。ニトラが居なかったら、僕は身を滅ぼしていた。でも・・・・・でもっ!ぼくは両親を殺したあいつらがっ!悪魔が憎い!このままじゃあ、僕はその憎むべき悪魔にされてしまう!だから・・・・・」

 

 僕は必死に頭の中で言葉をつなげて吐き出した。

 

 [だから?]

 

 「だから・・・・僕に力をかして!貸してください!」

 

 僕はニトラに頭を下げながら言う。

 

 [ほう。]

 

 「僕一人じゃ、できない。ひとりじゃ、力に飲まれる。でも、二人がいてくれたら、飲まれずに正しく使える気がするんだ!」

 

 「もうあんな力に、危険な力に飲まれて身を滅ぼしたくない!それに、あんな奴を今ここで討たなきゃ、また、僕と同じ不幸な目に遭う人が出てきちゃう!」

 

 僕は必死に言葉をつなげ続ける。

 

 「だからお願い!!お願いします!力を貸して!僕に、戦い方を教えてください!」

 

 僕は考えられること全てを話した。ニトラにこれが届くだろうか・・・・断られたら、どうしよう。心配になったが、それは杞憂になった。

 

 [っふ、良い答えだ、イッセー。その言葉を私は待っていたのだぞ。合格だ、イッセー、お前は我が力を与えるに相応しい男だ。これで、あのようなことはもう起きまい。]

 

 ニトラは嬉しそうな表情をしながら答えてくれた。やった、僕の願いが通じたんだ!

 

 「!ありがとう!ニトラ!!」

 

 『私もよ!イッセー。私も、貴方に力を貸すし、戦い方も、神器の使い方も教えてあげるわ!!』

 

 ニトラだけでなく、ドライグもそう言ってくれた。

 

 「ありがとう!!!ドライグっ!」

 

 「ふふっ、当然よ。イッセー、貴方は今代の赤龍帝なのだから。」

 

 嬉しい。ドライグは僕を認めてくれたようだ。

 

 [そうだな、私も個人的にあの三下の悪魔どもは気にくわなかったのでな。さあ、あの悪魔どもを滅ぼそう。]

 

 「そうね、私も、あの悪魔どもが許せないわ。絶対に。イッセーのお父様とお母様の敵をとりましょう。」

 

 〈そうね!〉〈目の前の敵を倒す!〉

 

 ドライグも、そして、二人と一緒にいたおねーさんとおにーさんも同調してくれた。

 

 「おねーさんと、おにーさんは?」

 

 名前を知りたかったから二人に聞いてみた。

 

 〈私はエルシャ、エルシャ・エスタロッサ。よろしくね!イッセー君♪〉

 

 〈俺はベルザード、ベルザード・ディーべリウスだ。前赤龍帝だ。よろしくな、イッセー!〉

 

 〈あ、ちなみに私はあなたの二代前の赤龍帝よ♪〉

 

 金髪の綺麗な20代くらいのおねーさんはエルシャさん。茶髪でダンディーな髭を少し生やしているおに―さんはベルザードさん。二人とも僕の先輩。しかも、エルシャさん、ベルザードさん、僕と続いている。凄い偶然だ。この二人はあの時僕を止めようとしてくれた人だ。あの怨念達とは違って、姿、形もちゃんと見え、ニトラによって消されなかった。すごい、ニトラはちゃんと力の使い方がわかっているんだ、、、

 

 「二人はね、歴代最高で、最強の赤龍帝なのよ♪」

 

 と、ドライグが補足をしてくれた。

 

 「そうなんだ!!よろしくお願いします!エルシャさん、ベルザードさん!」

 

 〈おうよ!〉〈ええ、よろしくっ!〉

 

 そんな仲睦まじい光景が終わると、ニトラは話を切り戻してきた。

 

 

 [さあ、イッセーよ。私の力を貸してやる。私の手をとれ。]

 

 ニトラはそう謂って、僕の身長の数十倍はある人差し指を僕の前に差し出してきた。

 

 真っ黒に染まった指だ。でも、優しい感じがした。僕は迷うことなく、そのとっても大きな指をつかんだ。ニトラは僕が指をとると、ウムと満足そうにうなずい於ていた。ニトラだけでなく、ドライグも手を僕に向かって伸ばしてきた。ニトラよりもはるかに小さいが、それでも、僕より断然大きかった。僕はドライグの指を左手でとった。そうすると、ドライグはうふふっと笑みを浮かべる。かわいい・・・・

 

 〈俺たちもついているぜ!〉〈そうよ!〉

 

 エルシャさんと、ベルザードさんは僕の肩に手をのせる。僕は、僕たちの思いは一つになったような気がした。そして、僕の体から光が発せられた。

 

 [よし、イッセー、お前を現実世界へ戻す。悪魔たちはまだいる。気を抜くなよ?]

 

 [うん。分かったよニトラ。]

 

 [いい子だ。]

 

 ニトラは自分の子供をほめるかのように言う。

 

 「イッセー、大丈夫。私たちがついてるから。」

  

 ドライグがそう謂うと、エルシャさんとベルザードさんも同調してうなずく。

 

 「うん、ありがとう、ドライグ、エルシャさん、ベルザードさん。じゃあ、僕行くね?」

 

 「ええ、終わったらゆっくり話しましょ?」

 

 「うん!」

 

 〈頑張って!〉〈気をつけろよ!〉

 

 僕は4人に見送られながら現実へと帰還した。今度は絶対に飲まれない。そう肝に銘じて、、、

 

 ―イッセーSIDE OUT―

 

 ――――――――――――――――――――――――――

 

 ―悪魔SIDE―

 

 「・・・・!」「・・・・ください!」 「・・・!」

 

 誰かが俺を呼んでいた。

 

 「・・・・るじ!」「・・・・さま!」

 

 まだ視界がぼうっとしている。視界には緑色のようなもの映っている。

 

 「主様!」 「起きて下さい!」 「主様!!」

 

 しばらくすると、先ほどから聞こえてくる声がはっきりして来た。

 

 「主様!!」

 

 「!!」

 

 俺は主様、と聞こえたとき意識がはっきりし、すぐに体を起こす。

 

 「主様!やっと起きましたか。」

 

 「ああ、済まない。少しウトウトとしていた。」

 

 「もう、こんな時にですか?」

 

 「ああ、済まないとしか言えないな。」

 

 俺はどうやら少しの間気絶していたようだ。眷属の前で失態を犯してしまった。そして唐突に重要なことを思い出し、眷属に訊いた。

 

 「!!?そうだ!状況はどうなっている!?」

 

 俺は途中からの記憶がない。だから眷属に訊くしかない。

 

 「はい、ターゲットに主様が近づいたとき、とてつもない波動が起き、主様を吹っ飛ばしました。そのあとです。ターゲットは尋常ではないオーラと魔力を放出し続けました。私たちですら近づけないくらいのレベルです。」

 

 「そんなことが・・・・」

 

 眷属はさらに続けた。

 

 「さらに悪いことが起きました。」

 

 「なんだと?悪いことが?」

 

 「はい。」

 

 俺はまだそんなことがあるのかと尋ねた。

 

 「ターゲットが神器を発動させました。」

 

 「!?なんだと!?」

 

 「はい。」

 

 俺は驚いた。まさかあの魔力に加えて神器まで持っていたことに。調査ではそんな兆候は見られなかった。それに、表情を見るに事態は相当深刻なようだ。それに加え嫌な予感がした。

 

 「・・・・・ちなみに、神器はなんだ?」

 

 すると、眷属はとんでもないものを口に出した。

 

 「神滅具(ロンギヌス)赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)です。」

 

 「なっ!?なんだと!?・・・・赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)だと?!」

 

 俺は耳を疑うようなことを聞いた。まさか、あの、世界に13しかない神器の名を聞くなど。過去に一度、赤龍帝と相対したことはあった。まさか、狙っていた奴が今代の赤龍帝だったとは。何という偶然なのか。

 

 「事実です。さらに、一時的に禍々しいオーラを放ち、ドラゴンの姿になりかけていました。」

 

 「何だと!?なりかけていただと!?」

 

 俺は、ドラゴンの姿という言葉に反応した。あれだ。恐ろしい力のことだ。あの力は本当に苦労した。だが、俺は成りかけていたという言葉に疑問を持った。

 

 「はい、何故か、元に戻っていったのです。そして今は強固な結界の中に。」

 

 「そうか。」

 

 俺はその言葉を聞いてほっとした。あの厄介極まりない力を自ら解除するとはな。俺はその隙をつこうと思い、指示を出す。

 

 「良し、ならば、結界から出てきたところを叩くぞ。いいな?」

 

 「御意に。」

 

 俺はそれから眷属を集め、再度、指示をだした。この作戦を必ず完遂させる。赤龍帝を眷属にした、そんなことがなって、冥界に広まったら俺の地位と未来は完全なものとなる。俺が目指していたものがもうすぐそこにあった。

 

 「ククク、まさか赤龍帝というとんでもないおまけもついていたとはな。クックック、アーッ八ハッハ!!これで俺は更に上へのし上がれる!!」

 

 俺は未来の自分を想像しながら向かっていった。

 

 ―悪魔SIDE―

 

 ――――――――――――――――――――――――――

 

 ―イッセーSIDE―

 

 パチリ

 目を開けると、僕がいた世界が目に映る。ちゃんと戻ってきたようだ。そして、僕はいつの間にか、結界でおおわれていた。それを疑問に思っていると、頭の中に声が聞こえてきた。

 

 [その結界は私が張ったものだ。イッセーを覇 龍から戻すときにな。それは魔法の一種だ。イッセーなら、意のままに操れる。]

 

 ニトラはそのように説明する。僕はニトラの言うように、操作すると解除できた。

 

 [流石だな。もうできるようになるとは。]

 

 そうでもないよ。

 

 そのようなやり取りをしていると、さきほどの悪魔たちが視界に映った。

 

 「よお、ガキ。てめぇ、赤龍帝なんだってな。」

 

 さっき僕が吹っ飛ばした悪魔が言う。

 

 「ああ、そうだよ。僕が今代の赤龍帝だ。」

 

 僕は低い声で悪魔に向かって答えた。

 

 「俺も正直驚いたぜぇ。俺も、過去に赤龍帝の強さというのは身をもって体感済みだからよ。だが、こりゃあいい!!うれしい誤算だ!俺が、かの赤龍帝を眷属にすりゃ、さらに箔が着くってもんよ!!!やっぱ、てめぇを狙ってここまでやってきて正解だったぜ!!」

 

 悪魔は喜々としてそうほざいた。やっぱり強欲なんだな。悪魔って。というか、こいつ赤龍帝と戦ったことあるんだ。

 

 (ねえ、エルシャさん、ベルザードさん、もしかしてこの悪魔と相対したことあるの?)

 

 僕は疑問に思ったので先輩二人に訊いてみた。

 

 〈いいや、俺はこんな悪魔は知らないな。〉

 

 〈私も、この悪魔、マモンって言ったかしら?こいつとは戦ったことは無いわ。多分、私よりも前の赤龍帝のことじゃないかしら?〉

 

 そうなんだ。前の赤龍帝・・・・あの消えた怨念たちのどれかってことか。まあ何にせよ、僕はこんなふうにして好き勝手している悪魔に心底嫌悪した。悪魔はこんな奴しかいないのかと。

 やはり、生かしては置けないね。

 

 「ふん。さっきからそう言っているけど、僕が大人しく眷属になるとでも思ってんの?」

 

 「だよなぁ!!そうじゃなきゃ面白くねぇ!!てめぇをぶち殺して、眷属にしてやるよぉ!!」

 

 悪魔は大声で叫ぶ。他の悪魔たちも戦闘態勢に入った。

 

 「さあ、行けぇ!俺の眷属たちよ!!第三回戦だ!!」

 

 「はぁ!!」「行くぜ!」

 

 他の悪魔たちが地を蹴って、向かってくる。

 

 ッサッサ

 僕は向かってくる奴の攻撃をことごとく避ける。しかし、なんだろう?前よりも相手が遅く見える。さらに身体も軽い。もしかして、神器を発動させたから?そう予測を立てていると、また脳に声がする。

 

 『そうみたいね、イッセー。あなたが神器を発動させたことによって、変化が生じたみたい。』

 

 ドライグが答えてくれた。どうやら正しかったらしい。すべての攻撃を避け、カウンターをする。

 

 「グッ!?」「ガッ!」「クソッ!!」

 

 全員を退け、僕は呼吸を整える。そして、ある言葉を叫ぶ。

 

 「赤 龍 帝 の 籠 手(ブーステッド・ギア)!!!!」

 

 僕は神器の名を叫んだ。すると、僕の左手に赤い籠手が発現する。今度は無意識ではない。自分の意思で神器を発現させた。一発でやれるかと心配したが、成功だ。

 

 「ちぃ!!神器をだしたか!」

 

 僕が神器を出すと、悪魔は毒づく。

 

 「主様。」

 

 やはり、動揺はしているようだ。

 

 「うろたえるな!!あくまで出しただけにすぎねぇ!人数で畳みかけろ!!あの状態はそんなに脅威ではない!」

 

 「「「「「「「了解!!!」」」」」」」

 

 あの悪魔は全く動揺していないようだ。それどころか、さらに嬉しそうな顔をした。

 

 『Boost!』

 

すると、神器から声がした。その瞬間、僕の力が倍になった感覚がした。

 

 『イッセー、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の能力は10秒ごとに持ち主の力を倍加していくわ!』

 

 ドライグから説明を受ける。なるほど、だからブーステッドなんだ。

 それにしても、能力凄すぎない?

 

 『ウフフ、だから神滅具なのよ!』

 

 ドライグは自信満々に言った。

 

 ともかく、これで戦える!

 

 「はぁ!!」

 

 今度は僕から攻撃を仕掛ける。

 

 『Boost!!』

 

 ドゴッ!バキッ!ズガッ!

 

 「グァッ!!」「ガァッ!」「ック!」「チィッ!」「クソッ!」

 

 結界によって僕の本職である魔法は使えない。肉弾戦に持ち込む。相手の土俵ではあるが今までとは違った。身体が前より軽い。パンチの威力も上がっている。

 

 『倍加でイッセーの力が上がっているのよ。しかも、イッセーの地力が高いから数回の倍加でも、ここまでいけるのよ!!ホント、凄いわ!!』 

  

 「クソ・・・・・」「うぐ・・・」

 

 悪魔たちを一歩的に殴り続けている。全員を地に伏した後、強い力が来る。

 ドゴッ!!

 僕は突然来る拳に何とか反応してガードする。

 

 「ほう、完全な不意打ちに反応するとはな。とことんてめぇが眷属に欲しくなるぜ。」

 

 今まで高見の見物だった奴がついにしかけてきた。どうやら眷属じゃあ、相手にならないと悟ったようだ。

 

 「主様・・・・」「申し訳ありません・・・・」

 

 「お前らは見ておけ。こいつの相手は俺がやる。どうやら見くびっていたようだな。今のお前の力、波動、どう見ても上級悪魔を越してやがる。」

 

 悪魔は真剣な眼差しをこちらに向け、声を発する。

 

 「ふん、僕だって神器が無かったら、こんな力は出なかったさ。ドライグがいなきゃ、成しえなかったものだ!」

 

 そう、これは僕だけの力じゃない―――――みんなの力だ。

 

 「ハッハッハ!!そんな事を言うやつは初めてだぜ!!よし、俺も本気を出すか!!おれだってよ、鍛錬で力上げてんだぜ?」

 

 男はそういって力を解放した。ッ!!?凄い、この肌に伝わってくる波動、プレッシャー。

 こいつ、強い!!いうだけのことはある!!

 

 

 『イッセー、あいつは中々の悪魔のようね。今のあなたでは届かないわ。』

 

 ドライグは僕に謂う。そうだ、あれはさっき僕がやった悪魔たちとは全く違う。魔力だってそうだ。

 

 「行くぜぇ!」

 

 キュウイン―――――バシュンバシュン!

 

 「クッ!!」

 

 男は魔力を飛ばしてくる。凄い魔力だ。しかも、こんな大量に!!魔力がぶち当たった地面はちょっとしたクレーターが出来ていた。

 

 「クソ!やはり強い!!」

 

 「オラオラ!!まだまだ行くぜ!」

 

 やはり、赤龍帝と戦って生き残っているだけあって強さは本物だった。

 

 「どうしたら!!」

 

 『イッセー、()()()よ。』

 

 すると、ドライグから言葉を発せられる。

 

 (おもい?・・・・・)

 

 ドライグの言葉にそう返す。

 

 『そうよ、おもい。神器は思いが強ければ強いほど、応えてくれる。今のイッセーなら、できるはずよ!!!』

 

 ドライグにそう言われ、その通りにする。思い・・・・・両親の敵・・・・強敵・・・・僕は・・・・こいつを倒したい・・・・倒さなければならない!

 自分の思いを確認したところで、声に出す。

 

 「神器よ、赤龍帝の籠手よ、僕に力を。あいつを、倒す力を。僕の思いに応えろ!!!ブーステッド・ギアァァァァァ!!」

 

 『Welsh Dragon Balance Breaker!!!!』

 

 すると、神器は赤い光を放ち、形状を変えた。

 

 『驚いたわ。まさか、この土壇場で成功させるなんて・・・・・イッセー、貴方は本当に面白くて最高よ。』

 

 [む?イッセーはやったのか?]

 

 『ええ、イッセーは至ったわ。禁手(バランス・ブレイカー)に!!』

 

 [それは、危険ではないのだな?]

 

 『ええ、そのとおり。これは神器本来の力。』

 

 僕は力いっぱい叫ぶと、神器は光を発し、僕の体を覆っていく。身体を赤い全身鎧(プレート・アーマー)で覆われていく

 

 そして、全身を覆い終える。そして、手には槍みたいな武器が現れる。背中からはドラゴンの翼が生えてきた。

 

 「な・・・馬鹿な、ここで禁手だと?俺が前に相対した赤龍帝とは比較にならないじゃないか・・・」

 

 悪魔がみるからにうろたえている。

 

 「これが、俺の禁 手(バランス・ブレイカー)赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)だ!!」

 

 『正確には亜種ね。こんなのは見たことないわ・・・そうね・・・赤  龍  帝  の  焱  方  天  戟《ブーステッド・ギア・スケイルメイル・ブレイズ・ハルバード》ってとこかしら。』

 

 「バカな・・・・こんなことが・・・・しかも亜種だと?・・・・・」

 

 悪魔のうろたえが尋常ではなかった。それもそうだろう、禁手を目の当たりにしているのだから。しかも、手には見るからに恐ろしい武器を持っていた。

 

 「主様!!」「私たちも戦います!!」

 

 すると、さっきまで倒れていた他の悪魔たちも参戦する。

 

 「ああ、頼むぞ。」

 

 「さあ、かかってこいクソ悪魔。誰が来ようと、関係ない。貴様ら全員、跡形もなく完全に滅ぼす!!!!」

 

 『ええ、イッセー。私たちの逆鱗に触れた愚か者どもを屠ってあげましょう。』

 

 「「「「はあっ!!!」」」」

 

 すると、悪魔は僕に集団で魔力攻撃を放つ。

 僕はすぐに倍加させる。

 

 『Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!』

 

  倍加させ、こちらに向かってくる攻撃を叩き切る

 

 「バカな!!」「ック!」

 

 「はあっ!!」

 

 ドゴッ 「「グハッ!」」

 

 その勢いで一人の悪魔の顔面を思い切り殴り、吹き飛ばし、方天戟の柄で突いて二人を同時に攻撃する。

 

 「させません!」「はぁ!」

 

 剣士二人が同時に切りかかる。だが、それは僕の体に届かない。

 キィン!!

 

 「なっ!!!」「バカな!私の剣を!」

 

 僕は片方を人差し指と親指でつかみ、片方を方天戟で防ぐ。

 

 「はあっ!!」

 

 ザシュ!

 

 そして二人同時に切りつける。

 

 「くっ!かすっただけです。」「まだだ!」

 

 騎士二人はまだやれるって顔をしている。が、すぐにその顔が絶望へと染まる。

 

 「ぐあぁッ!!」「何だこれは!!」

 

 二人の剣士の傷口から炎がでて、身体を焼いていく。そして間もなく、二人は灰と化した。その時間、わずか数秒のことだった。

 

 「な!!なんだあれは!」「あり得ない!!」

 

 悪魔たちは何が起こっているのかわからない状態だった。

 

 「赤龍帝の炎なんだ。貴様らごとき、ものの数秒あれば灰になるさ。」

 

 『嘘・・・これは私の生前の力。燚焱の炎火じゃない・・・・まさか、封印が解けるなんて・・・・』

 

 これにはドライグも驚いているようだ。

 

 「さあ、どんどん行くぞ!!」

 

 そしてまた一人、二人と灰になってゆく。

 

 「クソ!!」「こいつ!!」

 

 「待て!距離を取れ!その武器の届く範囲に入るな!!」

 

 男は的確な指示を出し、眷属を冷静にさせる。そして、残った悪魔は宙に浮かんだ。

 

 「なるほど、空に浮かぶか。だが甘い!!」

 

 僕は一瞬で移動し背後を取る。

 

 「なっ!」「速い!?」

 

 「お前らが遅いだけだろう。」

 

 「グアッ!」「きゃあ!」

 

 僕はそう吐き捨て、三人を地に叩き落とす。メリッブチブチブチブチィ!!そして、一匹の悪魔の羽をつかみ、乱暴に引き抜く。その音は不快な音だ。

 

 「グァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

 男は痛烈な悲鳴を上げ、背から鮮血を散らせながら地に落ちる。どうやら翼には相当神経が集中しているようで相当痛いようだ。

 

 「クソが!!これでもくらえ!!」

 

 もう一人の男が魔力で大量の槍を形作り、僕に向かって放つ。男は間違いなく当たったと思っているだろう。しかし結果は違った。

 

 『Penetrate!!』

 

 「な!?」 

 

 僕に向かってきた槍は僕をすり抜けていった。しかし、男は繰り替えし魔力で槍を創って飛ばしてくるが、一つたりとも当たらない。

 

 「クソがァァァァア!!なぜ当たらねぇ!!なぜすり抜けんだよぉぉぉ!!」

 

 『Penetrate!Penetrate!Penetrate!Penetrate!Penetrate!Penetrate!Penetrate!Penetrate!』

 

 その声が聞こえるたび、攻撃は当たらない。そして、僕はその男の前に一瞬で移動し、殴り倒す。そして、足を片方踏みつぶす。

 

 「っがあああああああぁっぁぁぁ!」

 

 男は絶叫した。当然だろう、なんせ、骨まで砕いたから、もう足はぺしゃんこで使い物にならない。ホントに軽く踏んだだけなのに、足はペラペラになった。悪魔って、脆い。

 しかし、ここで終わらない。僕は自分の魔力を手に出現させる。

 

 「う~んと、こうだっけな。」

 

 僕は手の魔力を剣の形にする。

 

 「待て・・・・・何を・・・・・」

 

 男は逃げれないので、僕を見上げていた。

 

 「簡単には殺さない、、、」

 

 僕はそう吐き捨て、男に剣を向けた。男は絶望した顔になっていた。

 

 「待て!やめろ!そっ、そうだ!お前になんでも、お前が望むものをやろう!これでも俺は最上級悪魔だ。冥界じゃ、俺の影響力と権力は高い。金でも、地位でも、女でm「黙れ」グアァァァァァァァァ、痛い!!痛い!!痛いぃぃぃぃ!!」

 

 僕はためらわずまず、男の耳を切り飛ばす。痛みで発狂している。

 まったく情けない。

 

 「ま、待ってくれ!タノム!!悪かった!俺が悪かった!!だからタスk「うるさい」アァァァァァ!腕がぁ!!俺の腕がぁぁぁぁ!!!」

 

 僕はよくある命乞いを無視し、次は男の右腕を切断する。

 

 「そのように、お前に命乞いしてきた者を、騙し、挙句殺してきたのだろう?ならば次は貴様の番だ。因果応報というやつだよ。」

 

 「―――――――――!!!!!」

 

 僕は男を簡単に殺さないよう、切り刻んだ。方天戟(ハルバード)を使えば一瞬で灰にしてしまうので、良く切れる魔力の剣で、少~しずつ、少~しずつ切り刻んでいった。残っている、足、太もも、男性器、指、手、腕、耳、鼻、目、口、腹、顔、体の至る処を切り刻んだ。死なないように。さらに―――――

 

 【Transfer!!】

 

「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぐぼぉぉぉぉ!!」

 

 ドライグの能力の一つ、【譲 渡】を使ってクソ悪魔の痛覚を強化した。もう声がでないくらいの痛みだろう。ただ、痛みとショックで気絶することがあったので、その都度、魔法で意識を強制的に取りもどさせた。気絶したまま死なんて許さない。

 

 一番滑稽だったのは最初、自信満々で偉そうにしてた奴が 終始、泣き叫びながら命乞いしていたことかな。よく結界内に木霊していた。

 

 そして、男をしばらく切り刻んでいくうちに、反応がなくなった。

 否、もう残っているのが頭しかなかった。

 

 「ああ、もう終わりか・・・・早いなぁ・・・・」

 

 (こんなセリフを言ったのを両親に知れたら、やばいな・・・)そんなことを思いながら、汚らわしい刻んだ残骸を方天戟の焱で焼き尽くした。ついでに、翼をもいで叩き落した悪魔を回復魔法で起こす。

 

 「うぅぅ・・・・・主様?」

 

 こいつ、誰かと間違ってないか?

 そう思っていたら、その悪魔は間違いに気づいたようだ。

 

 「ひぃぃ!!」

 

 悪魔は悲鳴を上げ、逃げようとするが、そうもいかないので捕まえる。

 

 「タノム!!!お願いだ!!!!助けてくれ!!命まで取らないでくれ!!!俺たちは!ホントはこんなことをしたくなかったんだ!俺たちは、主に!!いやあいつに無理やりやらされたんだ!!だから!!頼む!!命だけは見逃してくれ!!!」

 

 男は恐怖のあまりか、こんなことを言い出し始める。おいおいこいつ裏切るのかな。今までノリノリでやってたじゃないか。はぁ・・・・・ホント悪魔ってのはしょうがないな。都合のいい時だけこーいうことを言い出すのか・・・・

 

『ふん!全く反吐が出るわね。早く屠っちゃいましょう、イッセー。』

 

[同感だ。今、この下種の記憶を見てみたが、無理やりなんてのは無かった。むしろ、この下種はイッセーの親をためらわず殺している。挙句の果て、真っ先に強姦までしている。]

 

 やっぱりな。ユルサナイ。

 

 「待ってk「待つわけないだろ。」そ、そんn、ぐぎゃあああああああぁぁぁっぁ!!」

 

 取りあえず、さっきの奴同様、耳を切り飛ばす。

 案の定、泣き叫んだな。

 

 「ック!お、お前に!お前に良心は無いのか!!」

 

 僕はそのセリフに耳を疑った。なんかおかしなこと言ってんな。

 

 「はい?良心?その言葉、そっくりそのままお前に返すよ?」

 

 「―――――――――!!!!!!!!!!!!!」

 

 そのセリフを言った後、さっきの奴と同様、簡単に死なないよう、切り刻んでいく。さっきは思ったよりも早く終わってしまったので、さらに丁寧にやっていこう。勿論、痛覚の倍加も忘れず、徹底的に。途中から触れただけで気絶したな。それもそうか、僕が譲渡した倍加数は優に20を超えている。痛覚が通常の2^20倍。数字にして104万倍だからな。空気に触れるだけで尋常じゃない痛みに襲われるはずだ。途中から「やめてくれ」から「もう、殺してくれ」って叫んでたな。おめでと。こんな体験、多分経験しないと思うよ。貴重な体験だったね。

 

 またもやこの結界内に声にならない悲鳴が鳴り響いた。まあ、さっきよりは長持ちしたな。更に細かく刈ったから。そして終わった後はきれいに火葬した。

 

 「ふう、終わったと。あ、まだ終わっていなかったなぁ。」

 

 「ひぃぃ!!」「あ・・・・」

 

 僕がまだやってない奴がいた。そう、結界内で魔法を使えなくした女二人だ。

 僕が振り向き、目が合うと、二人は怯え、失禁した。

 

 「うぐっ、ズビッ・・・あの・・・・お願いです・・・・うぇっ・・・謝りますからぁ・・・・貴方の奴隷にでもなんでも・・・・なりまずがらぁ・・・・・」

 

 「お願いです・・・・・殺さ、ころさないでぐだざぁい・・・・・・」

 

 またもや命乞いだった。ふむ、たしかに女をさっきのクソ悪魔たちと同じように刻むのは僕としても少し後ろめたい。しかも、二人はまあまあの容姿だ。なので・・・

 

 「そうだなぁ、僕もあなたたちのような女性を切り刻むのはちょっと気が引けるしなぁ。」

 

 「!!じゃあ!」

 

 僕がこういうと、二人は嬉しそう顔をした。助けて貰えると思っているのか。

 

 「ああ、なので・・・・・」

 

 二人はもはや神を見るような輝いた眼をした。悪魔なのにそんな手を合わせていいのか。

 

 「なので、せめて、苦しまぬよう一瞬で終わらせてあげよう。」

 

 僕がこういうと、二人は次は絶望した表情をした。コロコロ顔が変わるなぁ。面白い。

 

 「そ・・・・そんな・・・・」

 

 「逆になんで助けてくれると思ったの??ちょっと虫が良すぎると思わない?」

 

 そう言って僕は翼で再度宙に浮かぶ。

 

 「ま、でも安心してよ。せめて痛みを感じることなく逝かせてあげよう。よかったね、僕が女性に優しい紳士で。」

 

 僕は槍を杖替わりにして、魔法陣を浮かべる。別に魔法には杖は必要不可欠ってわけじゃないけど、武器や杖みたいな物があると力を集めるイメージがしやすいから魔法の速さや規模、強度も増すからやってみる。方天戟は長いから使いやすい。それで武器にもなるから一石二鳥だ。

 

 「それではさようなら,綺麗なおねぇさんたち。また来世で、悪魔以外の種族だったら、仲良くなろ♪広域殲滅魔道収束砲(カルネージ・ストライカー)!!」

 

 その瞬間、魔法陣からぶっといビームのようなものが照射される。これは、魔道収束砲。魔力を集めて打ち出すものだ。さらに、ドライグの倍加も当然使ってるから、直撃でなく、その爆風だけでも、消し飛ぶだろう。

 それをもろ受けた二人は跡形もなく消し飛んだ。

 

 「ふう、終わったか。」

 

 『イッセー、お疲れ様!!凄かったわよ!!』

 

 [ふむ、確かに圧倒的だったな。だが、あの切り刻むのは別にいいとは思うが、あそこまで痛覚を倍加させるのはある意味悪魔より悪魔だったぞ?]

 

 『いいじゃないのよ、あんな奴ら。慈悲なんてかける価値のない塵以下じゃない。いえ、それだと塵に失礼ね。』

 

 ニトラにそう言われる。ドライグは僕を擁護してくれたが、終わってみたら少し自分でもそう思ったが、後悔はしていなかった。

 

 [まあ、いいさ。]

 

 「ごめんね、ニトラ。あれはこれきりにするから。」

 

 僕はニトラに謝る。

 

 [いや、いいんだ。イッセーの気持ちを考えれば、分かるさ。こっちこそ済まない。]

 

 「ううん。いいよ。」

 

 こうして、悪魔たちを全滅させ、襲撃を乗り越えた。長いようで、短く、衝撃的な1日だった。

 そして、僕の心に深い傷を負った一日だった。

 

 ―イッセーSIDE OUT―

 

 

 to be continue  

 

 

 

 

 




ふう、どうだったでしょうか?
また、長くなってしまいました。
ニトラのことは次回にします。
それと、すみません。神器の亜種のルビふりが何故か出来なかったので
このような形式にしました。
では、また。
それと、2^20というのは、2の20乗という意味です。

感想、疑問があれば、書いてください。待っています。
また、要望、指摘などございましたら、メッセージの方に又は、活動報告の方に書いていただければと思います。

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ハイスクールD×D ~魔法使いと龍~ 設定ミニコーナー

イッセーの神器

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア) 

能力;10秒毎に力を倍にする。

禁手
赤龍帝の焱方天戟〘ブーステッド・ギア・スケイルメイル・ブレイズ・ハルバード〙
全身鎧(プレート・アーマー)に武器である方天戟をもつ亜種の禁手。
また、武器の方天戟はドライグの生前の力、【燚帟の炎火】が付随していて、
少しのかすり傷でも、焼かれて死亡する。これを防ぐには相当な実力を
有するものでないとできない。

>イッセーS☆A☆Nは悪魔に対しては超冷たいです。
 悪魔をゴミ以下としか認識してません。
>悪魔に対しては冷酷無比、残虐です。それ以外はフツー
 ドラゴンに対しては甘々。今のところは。 
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