ハイスクールD×D ―魔法使いと龍―   作:shellvurn 次郎

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いまさらなのですが、この作品はシリアスが過半数以上の割合を占める作品となっております。しかし、いまさら路線変更をすることはありません。


したがって、おっぱい、エロ成分はこれから開始する新作のほうが担当します。なので、エロ、おっぱい成分のほうを満喫したい方は魔源の赤龍帝をお楽しみください。そちらのほうは、おっぱい、エロ成分を過半数以上といった構成にさせていただきます。用は原作と同等、またはそれ以上のお色気作品となります。


No,LVIII

 ―――◆◇◆◇◆―――

 

「よし、ゲオルク。出発だ」

 

「ああ、了解だ。霧よ・・・・・・」

 

 英雄派、白龍皇一派が禍の団(カオス・ブリゲード)のアジトへ帰還した数日後、ひっそりと英雄派はアジトから姿を消した。ゲオルクが操る神滅具(ロンギヌス)絶霧(ロストディメンション)によって転移していった。魔法や魔術と違い、神器(セイクリッド・ギア)であればひとかけらも痕跡を残すことはない。よって、禍の団(カオス・ブリゲード)では常に独断行動をとることができた。もっとも、英雄派にとって好都合でしかなかった。

 日の光が全くない世界。紫色の霧に包まれた英雄派たちが現れたのは青い空の広がる人間界と180度異なる世界。黒き空に灰色の雲。大地の草木はすべて枯れ果て、草一本生えていない不毛の土地。そのような何もない土地に、英雄派の首脳陣である曹操、ゲオルク、ジークフリートの三人は尋ねた。

 

「ふう、着いたな」

 

「初めてきたが、なんともいえないな。ここは」

 

「言いたくはないが、あまり長居したくないね」

 

 英雄派三人はひそひそと聞こえないようにつぶやく。そこに、黒いマントを被った髑髏顔の飛行物体が近づいてきた。足は体を覆うほど大きいマントによって見えない。極めつけは、大人一人くらいある大きさの刀身を持つ巨大な鎌、死鎌(デスサイズ)である。これは死神。魂を管理する存在である。その死神は曹操たちの前で止まる。しかし言葉を交わすことはなく、すぐに振り返り、宙に浮きながらゆっくりと移動した。

 

「・・・・・どうやら、彼が案内役のようだ」

 

 曹操は死神の意図を理解したのか、死神についていく。ゲオルクとジークフリートはその曹操についていく。不毛な土地をぞろぞろと歩いていくと巨大な神殿が現れる。死神と曹操たちはその神殿に侵入していく。そして、とある部屋に招かれた。

 

「ふっ、来たか。貴殿らか、儂に会いたいという人間は」

 

 その部屋にはとてつもない死のオーラを放つ者。法衣を身にまとい、ミトラを頭部に被る死神。ギリシア神話、オリュンポス三柱神の一角、ハーデスであった。ここは冥府。ハーデスが支配する領域である。

 

 ―――◇◆◇◆◇―――

 

「お初にお目にかかる、冥府の神ハーデス殿。私は曹操。禍の団(カオス・ブリゲード)のリーダーの一人です」

 

「私はゲオルク。同じく禍の団(カオス・ブリゲード)のリーダーです。」

 

「僕はジークフリート。お会いできて光栄だよ、ハーデス様」

 

 英雄派の態度がいつもと違うのは当然のこと。目の前の存在は、神である。さらに神の中でも人間にとってはもっとも重要な存在の一つだと過言ではない。実力でも地位でも世界上位の神であることは曹操たちはよく理解していた。

 

「ファファファ・・・・知っておるぞよ、貴殿ら禍の団(カオス・ブリゲード)のことは。鴉の小僧どもを困らせているという英雄派という名の集団じゃったな」

 

「ええ、おっしゃる通りです。しかし、ハーデス様が我々のことをご存じとは」

 

「ファファファ・・・・何、儂とて世界で起きていることに無関心ではいられんよ」

 

 前置きを少し置き、ハーデスは不意に真剣な雰囲気をうかがわせた。

 

「して、おぬしらがなぜこのようなところを訪ねてきた?おぬしらは活動に忙しいのじゃろう?このような死者の魂が集まるだけの不毛な土地に来ても何も得るものはないぞよ」

 

 オリュンポスの神ハーデスは自身の領域(テリトリー)を自ら堕とすように言う。しかし、曹操は首を横に振った。

 

「いいえ、ハーデス殿。それはちがいます。私たちはハーデス殿、あなたに少しばかりの用がありまして」

 

「ほう、儂にか。これはまた、物好きなやつよの。いいだろう、申してみよ」

 

 ハーデスのもとを訪れたとしても、ハーデスが一介の人間を相手にするはずもない。しかし、冥府などという危険地帯に足を踏み入れる人間もこれまたいない。ハーデスは目の前の若造が何を言い出すかのか、以外にも楽しそうにしていた。

 

「はい。回りくどい言い方はしません。単刀直入に言います。ハーデス殿、この冥府、詳しくは冥府の最下層に眠るドラゴン、サマエルを我々に貸してほしいのです」

 

「フフフ、ハハハハハ・・・・・・・曹操とやら、まずは、サマエル(アレ)が封印されている場所を突き止めたことをほめてやろう」

 

「ありがとうございます」

 

 曹操が口に出したのは、サマエル。かつて、天使として聖書神話のエデンに存在した生物であった。

 

「かつて、エデンに住み、アダムとイブを誑し込み、聖書の神に抹消され、神の悪意、呪い、毒をその一身に受けた存在か。貴殿ならば、サマエル(アレ)がどれほどの存在か、すでに知っておろう」

 

「左様。その性質から我々はサマエルを龍喰者(ドラゴン・イーター)と呼んでいます」

 

龍喰者(ドラゴン・イーター)か、言いえて妙じゃな。それで、先ほどの回答じゃが却下だ。さすがにサマエル(アレ)は貸し出すことはできない。その理由もない。我々冥府に協力する理由がな」

 

「ええ、ハーデス殿のおっしゃる通りです。我々も、無条件で貸していただけるなどという甘い考えは持っていません」

 

 世界に害を成すサマエルを解き放つわけにいかないハーデス、そのサマエルを利用したい曹操、ゲオルク、ジークフリート。ここから交渉は本格的になっていく。

 

「ハーデス殿、我々英雄派のことをご存じならば、禍の団(カオス・ブリゲード)のこともご存じですね?」

 

「多少なりとはな」

 

 曹操、ゲオルク、ジークは三人でハーデスに挑む。

 

「では、無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)、オーフィスについてもご存じのはず」

 

「ああ、あれがお主らテロリストの首魁であることくらいは有名じゃが、それが?」

 

「実は、我々にはある考えがありましてね。それを実行するにはコキュートスにあるサマエルが必要なのですよ」

 

「ほう・・・・・」

 

「ハーデス殿、ご興味は、ありませんか?」

 

「・・・・・話を聞こう」

 

 三人はハーデスの興味を引き付けることに成功した。三人は交渉を続ける。

 

「実は、無限の龍神の力を我々のものにすることができる可能性を算出したのです」

 

「なに?」

 

「オーフィスは、我々に自身の力を切り分けて与えていました。それを我々は通称蛇とよんでいますが」

 

「それで、その蛇の力をオーフィスから強制的に吸い上げることができれば、その力を十全にこれまで以上に使える。それには・・・・・・」

 

「なるほど、それにはサマエルが必要というわけか」

 

「ええ。いかに世界最強と言えど、ドラゴンである以上サマエルであればこちらにも勝機はあります」

 

「なるほどな・・・・・確かに一理ある」

 

「ハーデス殿、これは貴殿にとってもメリットとなると思われます。今回の作戦が成功すれば、ハーデス殿にもオーフィスの力を扱えます。これはあなたにとって少なくとも損ではないはず」

 

「確かに・・・・・・世界最強の存在、それほど邪魔なものはない。それを葬ることができるというのならば・・・・・・・・・・」

 

 ハーデスは少し考えるそぶりをして三人の来訪者たちに向き合った。

 

「・・・・いいだろう。今回は先行投資という形で、おぬしたちにあれを貸すことを許可しよう」

 

「ありがとうございます、ハーデス殿」

 

「しかし、かといって無条件というわけにはいかない。危険極まりない存在であることには変わりない。よって、フルパワーで開放することは禁ずる。サマエルにはいくつかの枷を設ける。最低限の枷を取り外すことは禁止、というところでどうか?」

 

「了解しました。それだけであれば結構です。我々も、なんの制限もないあのような化け物を従えることはできないでしょう」

 

「封印処理が施されているとはいえ、サマエルだ。毒やほかの技を使えばオーフィスにも十分対抗できるでしょう」

 

 交渉に成功し、なんとかハーデスの譲歩を引き出した三人。肩にのしかかった重みが取れたようにリラックスをする。すると、ハーデスは交渉の席から立ちあがった。

 

「せっかくだ。貴様らに見せよう。サマエルをな」

 

「いいのですか?」

 

「なに、遅かれ早かれサマエルを見ることになろう。それを操るとなれば先に見ておいてもよかろう」

 

 ハーデスの計らいにより、曹操、ゲオルク、ジークフリートは世界に厄災をもたらすサマエルを見る権利をもらうことになった。このような貴重なことは普通はない。

 

 ハーデスと交渉したところからさらに地中奥深くへと進んでいく。冥府のさらに下、地獄の最下層と呼ばれている極寒の地、コキュートスへと向かった。

 

「ここが・・・・・」

 

「コキュートスか・・・・・」

 

 そこは立っていることが困難なほどのブリザードが吹き荒れ、肌を突き刺すような寒さのする場所。光などなく、暗黒なる世界であった。

 

「こっちだ」

 

 ハーデスは驚愕している三人を連れ、目的の場所へと向かう。ブリザードの中を進んでいくと、それは突然現れた。

 

「こ、これはっ!?」

 

「っ・・・・これが・・・・・・」

 

龍喰者(ドラゴン・イーター)・・・・サマエルか!」

 

 見上げるほどの大きな巨体。上半身は黒き翼が生え、下半身はドラゴン。体には巨大な十字架に貼り付けられ、聖釘で打ち付けられている。それだけではない。幾重にも施されている枷、封印術が施され、全く身動きが取れないほどガチガチに束縛されていた。体はこのコキュートス特有の寒さで凍り付いている。見る人が見れば残酷なほどの封印を施されている。何重にも枷をかけなければならないほど、サマエルは危険な存在だということが伝わってくる。おそらく、この世界に存在する畏敬の中でも最凶の存在の一つであろう。

 

「・・・・・・じかに見るとすさまじいな。あれが絶対に動かないと分かっていても、足が竦む」

 

「ゲオルク、今回はお前がキーだ。サマエルはお前に託すが、行けるか?」

 

「・・・・そりゃ、これを見たら驚くに決まっているさ。だけどね、それと同時にワクワクするよ。こいつで、やつらを蹴散らせると思うとね」

 

 強力な封印が施され、いまここで動くことができないサマエル。しかし、それでもその体から放たれる威圧感はけた違いであった。世界の強者たちと戦闘をした三人でもサマエルが与える威圧感、オーラは凄まじいものであった。ゲオルクはこの化け物を前にしても笑みを浮かべていた。

 この化け物がオーフィスに襲い掛かるのも、すぐの話で合った。

 

 ―――◆◇◆◇◆―――

 

「よし、では作戦開始だ」

 

 曹操、ゲオルクたちを率いる英雄派が行動を開始したのを見計らった白龍皇、ヴァーリはそれに対抗して行動を開始した。ヴァーリは先日から英雄派たちがオーフィスに目を付けていることを察知した。白龍皇と龍神、この世界に影響を及ぼすほどの存在が手を組んだこと自体が異常である。ただそれだけの関係であった。しかし、この禍の団(カオス・ブリゲード)で過ごす中で別の感情を抱いたのか、そのオーフィスを英雄派の手から遠ざけることにしたヴァーリ。しかし、それだけではないようだった。

 

「ふふ、ヴァーリ様がこのようなことを言い出すなんて思いもしませんでしたわ」

 

「ええ、まったくです」

 

 ペンドラゴン兄妹は苦笑しながら術式の準備をしていた。

 

「それだけ、ヴァーリはオーフィスに入れ込んでいるってことだにゃ~~」

 

「バカをいうな。曹操たちがおかしなことを企てているのは間違いない。あれを放置するわけにはいかないからだ。それに、奴らを好きにさせていてはのちにその力で我々も襲われる」

 

「へぇへぇ、そういうことにしておくぜ」

 

 ヴァーリが思いつく限りの方便を口にするが、周りはなかなか納得してくれるはずもなかった。

 

「いいからやるぞ。英雄派はそろそろ仕掛けてくるぞ」

 

 ヴァーリは英雄派との戦いを見据え、チームを急かせた。

 少々時間が過ぎたところで準備が完了した。

 

「よし、美猴たのむぞ」

 

「へいへいっと。変化の術!」

 

 伝説の妖怪、孫悟空の末裔である美猴は妖術、仙術などに長け、あらゆる術を得意としている。才能にあふれた戦士だ。

 

「これでどうだ?」

 

 煙が晴れるとそこにはオーフィスがもう一人いた。

 

「おー、我そっくり」

 

「へへ、どんなもんよ」

 

 普段から感情を見せることはないオーフィス本人が認めるほど、美猴の変化の術は完ぺきな完成度であった。さらに、声質までもオーフィスその本人であった。伝説の妖怪、孫悟空直伝の術の完成度、再現度は恐ろしいほど高かった。

 

「だめだ、美猴。オーフィスはそんな口調ではない。そうでなければそれをやる意味がない」

 

 見た目がオーフィス本人とはいえ、ヴァーリは苦言を呈した。

 

「うげぇ、そうだった。オーフィスの口調って難しいな」

 

「そうよねぇ、声はオーフィスだけど、口調がもう美猴なのよねぇ」

 

「ん、頑張って、美猴」

 

 オーフィスそっくりに変身した美猴は指摘を受けて試行錯誤する。

 

「ん、我、オーフィス」

 

「・・・・・・まあいいだろう。口数を極端に少なくすればまあ、ましにはなるはずだ」

 

 結果、ヴァーリはその様に結論を下した。これはヴァーリにとって、曹操たち英雄派を欺くために必要不可欠な要素。下手に取り繕うよりも、黙ることを選んだのだ。

 

「よし、ではここから行動を始める。黒歌、ルフェイ、ジャンヌ、うまくやれよ」

 

「うん」

 

「まかせてにゃ」

 

「承りました、ヴァーリ様」

 

 黒歌、ルフェイ、ジャンヌはオーフィスとともに魔法陣の上に乗る。その魔法陣によって彼女ら四人を別の場所へと送る。ヴァーリ、美猴、アーサーは四人を見送る。

 

「よし、俺たちはこのままここに残って、英雄派たちをおびき出し、かく乱する」

 

「はい」

 

「・・・・・・・」

 

「曹操たちが来なければ始まらないが・・・・とりあえず奴らが帰還するまで待機だ」

 

 アーサーは短く応え、美猴はコクリとうなずいた。三人は禍の団(カオス・ブリゲード)のアジトの最上階、オーフィスがいつもいる部屋である。ヴァーリは本物のオーフィスが完全に姿をくらますまでの囮。それゆえに曹操たちの姿がなければそれの意味がなかった。曹操が来るまでの間、この最上階の部屋は静寂そのものだった。ヴァーリは腕を組み、椅子に座ったまま動かない。アーサーは立ったまま仮眠をとっていた。オーフィスの姿をした美猴は何もしゃべらず、テーブルに座って足をパタパタと動かしているのを繰り返した。しぐさなどは完ぺきにオーフィスに似せていた。

 数時間が経過しただろうか。ヴァーリがピクリと反応した。

 

「来たか、曹操」

 

 禍の団(カオス・ブリゲード)のアジトの中で気配を察知したヴァーリ。どうようにアーサーもそれに気づいていた。ヴァーリにはそれが曹操たちだとすぐに断定する。ヴァーリには黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)からあふれ出すその力を熟知している。間違えるはずもなかった。

 曹操たち英雄派がこの最上階へとどんどん近づいてくる。ヴァーリの目論見通り、曹操がオーフィスに化けた美猴のもとに進んでいる。そのタイミングを見計らったヴァーリはここから逃げるための準備に入る。そして、オーフィスの部屋、最上階の扉が開かれる。

 

「オーフィス、ただいま帰還・・・・・おやヴァーリ、いたのですか」

 

 曹操、ゲオルク、ジークフリード、ペルセウス、ヘラクレス率いる英雄派は最大戦力と言っていいほど巨大な組織となってこの最上階へとやってきた。少数精鋭と言っていい白龍皇組とは違った組織を作り上げていた。

 

「ふっ、ずいぶん遅かったな、曹操。収穫はあったのか?」

 

「まあまあといったところさ。さて、ヴァーリ。我々はそのオーフィスに用がある。悪いが、一度この場から退出願おうか」

 

 曹操は内心ここで戦闘に入ることも考えたが、まずは穏健に事を済ませようとした。しかし、ヴァーリがそのような言葉に素直に従うことはない。

 

「貴様の言うとおりにする理由はない。オーフィス、行くぞ」

 

「ん」

 

 ヴァーリ、オーフィス、の姿をした美猴、アーサーは魔法陣の上に立つ。

 

「ふっ、ヴァーリ。一応聞いておくが、オーフィスを連れてどこへ行くつもりなのだ?」

 

「さあ、どこだろうな」

 

 涼しい顔をしながらヴァーリは言う。それによって、英雄派たちの殺気がヴァーリに向けられる。

 

「逃がすと思うか?」

 

 曹操の持つ神滅具(ロンギヌス)黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)を向けられる。ソロモンの七十二柱の悪魔とは違い、魔王ルシファーの血を引いているとはいえ、自身を容易く葬り去ることができる聖槍を向けられても涼しそうな顔をするヴァーリ。

 

「ゲオルクっ!!」

 

「霧よっ、奴らをつつめ!!」

 

 ゲオルクは空間を絶対的な力で支配する絶霧(ディメンション・ロスト)でヴァーリたちを捕らえることを試みた。しかし、

 

「させませんっ!」

 

 その霧はヴァーリに届くことはない。アーサーの聖王剣によって霧は晴れた。アーサーが聖王剣を一振り薙いだだけで、紫色の霧は消し飛んでしまった。

 

「バカなっ!神器の力をこうもあっさりと!?」

 

「聖王剣コールブランド・・・・・・あの剣はやっかいにもほどがあるな」

 

聖王剣コールブランド。この地上最強の聖剣の力はまだ謎につつまれている。聖書の神が作り出した神器、それも格の高い神滅具(ロンギヌス)の力を無効化してしまうほどであった。

 

「じゃあな、曹操」

 

 何事もなかったかのようにヴァーリ、アーサー、美猴は魔法陣によってどこかへと消えていった。

 

「ちっ、逃げられたか、すまない曹操」

 

「気にするな。だが、これで終わったわけではない。各員、全力をもって必ず探し出せっ!!いいなっ!!」

 

「ああっ」

 

「了解だ」

 

 いつもは冷静である曹操は珍しく声を荒げた。その様子に曹操をよく知るゲオルクは驚いたのだった。

 曹操たち英雄派すぐに各地に散らばり、ヴァーリたちの手掛かりとなる痕跡という痕跡を調べつくしたのだった。

 

今執筆中の小説に加えて、新作を同時並行するか、もしくは一本に絞るか。参考までに意見を。

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