ハイスクールD×D ―魔法使いと龍― 作:shellvurn 次郎
毎度毎度、時間が空いてしまってホントに申し訳ありません。何分受験生なので、合間合間に投稿するしかない状態でいます。
さて、ニトラさんのことと龍霊界、ドラゴニアの事について触れました。
今回はドライグちゃん視点から入っていこうかと思います。
―お知らせ―
実はこの作品、一時非公開となった時がありました。
運営様からの通達で、クロスオーバーのタグをつけるようにと言われたためです。
タグにクロスとありますが、今のところ、他作品のキャラ、世界観を持ち込むことは無いです。あとはタグどおり、他作品の魔法をヒントにしたものなどにとどめるつもりです。
―ドライグSIDE―
やっほー。私はドライグ。
今、私はかつてない存在と遭遇し、驚愕している。
神器としてイッセーに宿っていた私のほかにも、もう一体、ドラゴンが宿っていたの。
そのドラゴンはジルニトラといった。昨日は名だけしか教えてもらえなかったから、今日、こうしてイッセーの精神世界にて、色々聞かせてもらっている。
そのドラゴンからはその存在を認識した時から強烈なオーラ、プレッシャー、そして魔力を感じていた。それも強烈なものだ。私とて、長い間生きてきてはいたが、このレベルの力は本当に初めてだ。
今まで相対してきたヤツラとは比較にならなかった。いや、比べる価値すらないほどだった。そんなぶっとんでいる存在の口からきける話というものはどんなものなのか――私はかなり面白い話を聞ける、そう確信していた。そして未知なる存在にワクワクいた。
だが、このドラゴンはいい意味で私を裏切ってくれた。
私が想像していたもののはるか上をいっていたのだ。
龍霊界、ドラゴニア、次元の狭間の最深部・・・・そしてグレートレッド。
私が知りもしなかったことが次々と出てくる。そして、あの不動の存在、グレートレッドのことも。
あげく、私でも滅多に入ろうとはしなかった次元の狭間でもお構いなく喜々として戦闘を繰り広げ、さらには次元の壁をも突き破るなんて言う意味不明なことをやってのける二体のドラゴン。
私の知らないものがこれでもかと出てくる。それは私にとってもとても有益なことであった。私はその地へ赴き、戦いに興じてみたい。しかし、私の希望は打ち砕かれた。私では通用しない。瞬殺されて終わりだと告げられた。私はこの言葉を突き付けられ、内心ショックだった。私は戦いで力をつけ、この世界ではほぼ最強というところまで到達し、二天龍と呼ばれるまでになった。それでも、龍霊界、ドラゴニアでは全く通用しないということだ。私自身、それなりに自身も、プライドもあった。それだけにこの事実は私の心を打ち砕くのに十分すぎるものだった。
さらには・・・・
[私か・・・・?そうだな・・・・・これといった適切な言葉が見つからないが・・・そうだなぁ・・・・お前たちが不動の存在と呼んでいるドラゴン、グレートレッドならば、片手間で捻りつぶせる、といったところか―――]
「!?!?」
イッセーが何となく聞いたであろう、どれくらい強いのか?そんな疑問にそのドラゴンはとんでもない爆弾を投下して返した。
そして私は怖くなった。グレートレッドを片手間でひれりつぶせるって・・・・
私の想像の域を超えていた。そこで、私は声に出したのだ。
「あ、あなたは・・・・一体なにものなの・・・・?」
いや、自然と声に出た。私はこんな話をきいて正気を保っていたのかわからない。
[私の名は、ジルニトラ。かつて捨てた名は、
私は最初にそう聞いたとき、ジルニトラというドラゴンの存在が良くわからなかった。
もはや、それはドラゴンなのか。
神格を持つドラゴンなど、聞いたことが無い。ただでさえ、強力な力を持つ種族、ドラゴンに神格なんてものがあったら、それこそ無敵にもほどがある・・・・・
ドラゴンにも神はいたのだ。
確かにそれを聞けば、このドラゴンがグレートレッドを超え説明がつく。確かに、あのグレートレッドや、オーフィスでさえ、神格はもっていないだろうし。
[私のことはジルニトラでも、イッセーのようにニトラと呼んでくれても構わない。]
ジルニトラはあんなとんでもないことを言い、絶対的な力を持ってても、気さくに私たちに接している。私はとりあえず、ジルニトラとよぶことにした。
すると、ニトラは突然輝きだし、なんと人間の姿になった。器用なのね・・・・・
「綺麗・・・・・」
するとイッセーはジルニトラの美貌にくぎ付けになってそんな台詞を自然と口にする。
ムスッ
私は何故か機嫌が悪くなった。
私の中でとある感情が渦巻いていた。私のこの感情は・・・・・嫉妬なのだろうか?
何故かイッセーがジルニトラだけをほめているのが気に入らない・・・・
それに、ジルニトラは頬を赤く染めているし、、、
私はそんなイッセーとジルニトラのやり取りを複雑な気持ちで眺めていた。私だけこんな仲間外れみたいでいやだった。
[ははは、ドライグよ、お前もこれを覚えたいか?]
私の心の中が分かっているのか。ジルニトラはまるで私の今思っていることを当ててきた。
「そ、そうだよ!私だけ仲間外れはや!」
本音が出てしまった・・・・しかも言葉遣いもなんか幼くなってしまっているし。
[ふふ、分かったよ、あとで教えてあげるから。]
「や、約束よ!」
[ああ、わかっている。]
ジルニトラはなんだかんだいって優しい・・・・・
私がさっきまで抱いていた嫉妬の感情がいつの間にか無くなっていた。私はそんなニトラの優しさに浸っていた。
―ドライグSIDE OUT―
―――――――――――――――――――――――――――――
―イッセーSIDE―
―――パチリ
「ううん・・・・戻ってきたか。」
目を開けると僕の目には天井が映る。精神世界から戻ってくるのはこれで二回目だが、それにも慣れてきたところだ。これからは自分の意思でいけるようにしないとな。
「しっかし、驚いたなぁ・・・・」
そう、さっき精神世界でニトラから聞いた話には驚きしかなかった。僕らの知らない存在。龍霊界、そこにいるドラゴンたち。ドライグをも超える存在。次元の狭間。この事とはおとーさんとおかーさんも知らないことだろう。だが、とても興味がわいた。そんな世界にいるドラゴンたちは一体どんなやつなのか。ドラゴンたちと戦いたかった僕はさらにその衝動が強くなった。これから強くならねばならないからね。
そんなことを思いながら僕は体を起こし、とりあえず朝食を食べようと寝室を後にした。
いつもご飯を食べるところで朝食を食べていると、声が聞こえてきた。
『それにしてもイッセー?昨日悪魔を葬り去った魔法、凄かったわね。』
「ああ、最後の二人を葬ったやつ?」
『そうそう、それ。』
「あれは少し前にまあまあ名のある魔術書に載っていた魔道収束砲だよ。もちろん魔法の一種だね。あれはただ見ただけで練習もしてなかったけどね。あのときできて良かったよ。」
『・・・・イッセー?あのレベルの魔法を一発で発動させたってこと?』
ドライグは声を少し震わせながら聞く。
「うん・・・・まあ結果的にはそうだけど。」
『やっぱりあなたとんでもないわね・・・・ホントに・・・・』
ドライグは半分呆れながらいう。
「いや、たいしたことないよ。」
『いやいやいや!とんでもないわよ!全盛期の私ですら当たれば無事じゃ済まないあれだけの魔法を即興で発動させるとか十分おかしいわよ?』
〈おいおい、全盛期のドライグに致命傷を与えるのか?あれは・・・・〉
〈だとしたらあれはオーバーキルもいいところね・・・・・〉
そんなことをドライグと話していたら、エルシャさんとベルザードさんも加わってきた。最強の赤龍帝までそういうんだ・・・・
「えへへ、ありがとう二人とも。最強の赤龍帝にそう言われたら照れるよ・・・・」
僕は頭の後ろを書きながら言った。
『何言ってるの?イッセー?歴代最強の赤龍帝はもうこの二人じゃないのよ?』
そう言ってドライグは僕の言葉を否定する。
〈そうだぞ?イッセー。まず9歳でバランス・ブレイカーに至ってんだからな?しかも普通のバランス・ブレイカーの状態で俺の切り札と同格かそれ以上なんだからな?〉
〈そうよ、イッセー。しかも亜種の禁手に至ってるのよ?あの凶悪な武器にドライグのあの絶技が伴っているってもうおかしいのよ?〉
すると歴代最強の二人もそう言葉を重ねる。
「そ、そう?ありがと、二人とも。」
僕は純粋嬉しくて二人にお礼を言った。
〈お、おう・・・・・〉
〈うっ・・・・なによあの笑顔・・・・反則よ・・・・〉
『っ~~~~~~~!?』
すると3人はなんか様子がおかしかった。なんでだろう?そんな空気をドライグがただすように変えた。
『ゔっゔん・・・・話題変えちゃうけど、イッセーの禁手・・・・あれは亜種なんてものじゃないわ。もはやあれは禁手の上位種いいえ、バランス・ブレイカーを超越したといっても過言じゃないわ。』
〈言われればそうだな・・・・〉
〈あれを見せられたらね・・・・〉
二人とも、ドライグの言うことに同意した。
「そうなのかなぁ・・・・」
『私が言うのだから、間違いないわ!あんなのは前代未聞よ!しかも、初のバランス・ブレイカーに至りながらもその状態であれだけの【倍 加】【譲 渡】【透 過】の能力を軽々と使えるなんてね。普通は初めてバランス・ブレイカーに至ったときは発動させながら能力を使用するなんて出来ない事よ。』
「えっ!?そうなの?」
僕はドライグの説明に驚いた。
『ええ。ベルザードだって、最初に禁手に至ったときは【倍 加】も【譲 渡】も使えなかったのだから。』
〈ああ、そうだったな・・・・それから時間がたってイッセーのように使えるようにはなったがな。ま、その【透 過】というやつは最後までできなかったけどな。始めてみたぜ。まさか敵の攻撃を受けずにすり抜けさせるとはな。〉
『いいえ、私の【透 過】は本来、敵の防御をすり抜けて攻撃を直接当てさせるものよ。あの使い方はイッセーの応用よ。』
〈えぇ・・・・まさか応用までやってのけたていうこと?イッセーといい、ドライグといい、あなたたちはやっぱりとんでもないわね。〉
〈まったくだな。〉
みんなが言うように僕はそれだけのことを初めてやってのけたらしい。それはそれで嬉しいな。
『イッセーは私が持っている4つの能力のうち、早くも3つ発現させたわ。これなら、最後の能力も発動させる可能性は十分あるわ!』
するとドライグはそんなとんでもないことを言った。
〈嘘!?ドライグ!あなたまだそんなのがあったの?!〉
〈おいおい・・・・それは聞いてないぜ・・・・〉
「あと一つ・・・・ドライグその能力って?」
これにはエルシャさんもベルザードさんも初耳だったようだ。
『その能力とはね、【増 加】よ。』
「【増 加】・・・・」
〈ドライグ、それはどんなやつなんだ?〉
〈私も聞きたい。〉
『その名の通り、あるものを増やす能力よ。』
「何を増やすの?」
『臓器とか骨とかかな・・・・』
するとドライグは意外なものを口に出す。僕はそのワードが不可解で仕方なかった。なんで体の内部のものをふやすんだろう・・・・それにドライグも心なしか歯切れが悪かった。
〈ん?よくわかんねぇなぁ。〉
『この能力は余りあてにならないというか、とある天敵に対抗するための能力よ。私はその昔、生前の時のことよ。私は毒を打ち消す龍ともいわれた事もある。でも、これを知る者は片手で数えるくらいなんだけどね。』
〈毒を、ねぇ・・・・・〉
「ドライグ、その天敵って?」
ドライグが天敵に対抗するためと確かに言った。僕は更に深く追求した。
〈なあ、ドライグ、それってもしかして・・・・・〉
『ええ、ベルザード、あなたが思い浮かべた存在で間違いないわ。』
「ベルザードさん、その存在って?」
〈そいつはな、
「白い龍・・・バニシング・ドラゴン・・・・それがドライグのライバルだったの?」
僕はドライグに確認してみる。
『ええ、私と同レベルのドラゴンよ。名はアルビオン。アルビオン・グウィバー。』
「アルビオン・・・・」
ドライグからはそのドラゴン、バニシング・ドラゴンの名を聞いた。アルビオン・・・確か、白い丘って意味だったようなきがするが。
『そのドラゴンの能力と対になる、私の【透 過】はそんなものよ。でも、あいつは
「自分で?嫌ってたの?」
僕はその真実にはすこし疑問を持った。
『ええ、だから、余り触れないであげて。』
「うん、わかった。」
ドライグは少し真剣だった。なので僕はこのことはすぐに忘れようとした。
〈しかし、白龍皇か・・・・〉
するとベルザードさんから初めて聞く言葉が頭に聞こえた。
「ん?白龍皇?」
〈さっきのドラゴンの二つ名よ。ほら、ドライグだって、赤龍帝っていう名があるじゃない?〉
「なるほど、そういうことか。それにしても、かっこいいよなぁ。白龍皇って。」
『ムスッ・・・・』
〈あっ、〉
〈ドライグが拗ねた。〉
そんなことを口走ったらドライグが不機嫌になった。
『ねぇ・・・・イッセー・・・・』
なんか少しばかり冷たくてトーンの低い声がした。
「ど、ドライグ、もしかして怒ってる?」
『んーん?全く。私全然怒ってないもん。』
なんか少し口調が幼くなった。
『ねぇ。それよりイッセー!私の赤龍帝はかっこよくないの?』
少し怒りが混じったような声で聴いてきた。かっこいいかだって?応えるまでもないだろう?
「カッコイイに決まってるよ!僕好きだよ?赤龍帝ってなまえ。」
『うふふ!そうでしょそうでしょ!?』
こんどはドライグが凄い上機嫌になった。
〈こんなドライグ初めて見た・・・・〉〈ホントにね・・・・〉
ドライグはキャッキャウフフのような空気を醸し出していた。
〈まあ、その白龍皇、今代はどうなんだろうか・・・・〉
「ん?今代って・・・・もしかしてそのドラゴンもドライグと同じように神器に?」
〈察しがいいな。イッセーの言う通り、神器になってる。ドライグとアルビオンは神器になっても戦っている運命なんだよ。〉
「そうなんだ。じゃあ、ぼくm『ダメよ!イッセーそんな運命にはさせない。』ドライグ?」
さっきのウフフな雰囲気はどこへやら。ドライグはいつになく真剣だった。
[イッセー?白龍皇は毎回そうだったけど、力に飲まれているの。遭わない方がいいわ。赤龍帝と白龍皇がぶつかれば、どちらが勝とうが負けようが、戦地になったところ一帯が更地になるから。まあ、あなたが負けることは無いだろうけど。それに、もう私はあいつと戦う興味なんてこれっぽっちもないわ。多分弱すぎて話にならないだろうし。まあ、イッセーに届くやつが現れれば考えるけど。]
「う~ん、僕もまだやりたいことあるしなぁ。魔法の研究もしたいし。ドライグの言う通りにするよ。」
『ホント?!ありがとうイッセー!』
「んーん。こちらこそ、心配してくれてありがと、ドライグ。」
〈ほんと、ニトラの教えが生きてるわね。〉
〈けどよ、あってしまったらどうすんだよ?〉
ベルザードさんはもしものことを言う。僕はその疑問に迷いなく答える。
「僕からは合わないし、仕掛けない。まあ、もし僕の居場所を探し当てて、ここへ来るのなら、容赦はしない。それだけ。」
〈ウフフ、頼もしいわぁ。〉〈ハッハッハ!!ヨユウだな!イッセー。〉
『流石最強にして最高の赤龍帝ね。』
「ねえ、ドライグ。そのバニシング・ドラゴンのこと、もっと詳しく聞かせてよ。それにさっきベルザードさんが言った切り札って?」
『いいわイッセー。時がたったら教えてあげる。』
〈俺もだ。神器使った鍛錬するんだろ?そんときの暇なときな。〉
「ありがと!約束だよ!」
〈おう!〉『ええ!』
そんな仲睦まじい会話をしていると、あっという間に時間がたってて、朝食も食べ終えていた。
すると、ニトラはその時を待っていたかのように僕に話しかけてきた。
[イッセーよ。]
「ん?ニトラ、どうしたの?」
[ああ、イッセーはこれからどうするのだ?]
ニトラは心配してくれているのだろうか。僕の今後のことについて訊いてきた。
「そのことなんだけどさ、とりあえず、僕は両親の意思を継ぐ。だから、魔法を、極めようかと思う。」
[ふふふ、魔法か。]
ニトラは嬉しそうに言った。
「うん。僕は魔術師と魔法使いの子だから。」
[私と同じ道を歩むのか。私は嬉しいぞ?]
「ニトラも?」
[ああ、だからイッセーとも気が合うのは私たちの本質が似ているからだろう。]
「そんなの?だとしたら嬉しいな。」
[私もだ。それに魔法なら私も共に教えながら研究できるぞ?]
ニトラから思ってもみないことを聞いた。
「ホント!?魔法の神様、しかもドラゴンさんから学べるのか~~嬉しいよ!」
[ふふふ、そうか。]
「その前に、おとーさんとおかーさんの部屋、片付けるよ。魔法の研究とか残ってそうだから。」
[そういえば、イッセーの両親は中々の魔術師だったな。]
「うん。そう聞いてるよ。」
[なるほど、楽しみだ。人間の魔法の研究を見るなど、初めてだからな。]
「うん。僕もわくわくしてるよ。」
ニトラと会話しながら僕は朝食のかたずけをパパッと済ませて、水回りの場から出て、とある部屋の扉の前に立った。
そう、他でもない、今は亡きおとーさんとおかーさんの部屋だ。
ガチャ
僕は少し躊躇ったけど、意を決してその扉を開け、その部屋に入る。
「おお~~~~」
[ほう・・・・]
僕の視界には大量の本やら、紙の束やら他にも宝石?みたいなものやら杖、剣に至るまで、いろんなものがあった。僕はこの壮絶な景色に度肝を抜かれた。
ニトラはというと、かなり関心があるようだ。
「これ、凄い・・・全部魔法のことに関しての物なのかな?」
余りの多さにびっくりした。
[いくつか手に取ってみたらどうだ?]
「うん。」
ニトラにそう言われて取りあえず一番近くにあった本棚にぎっしり詰まっている本のうち、一冊を手に取ってパラパラとページをめくってみた。
「うん。魔法の本だね、これは。」
少し確認したら、次から次へと本を漁っていく。どれもこれも魔法に関する本ばかりだった。
僕はこれらの本に夢中になってしまって、読んでしまっていた。
[ちょっと、イッセー。読むのは良いが、散らかってきてるぞ。]
するとニトラは呆れたように僕に謂う。
「ああ!いけない。」
気づかないうちにもう本の山積みが出来ていた。
[全く。時間を忘れて魔法にのめりこんでしまうとは。昔の私を見ているかのようだよ。]
僕はニトラからそんなことを聞いてきょとんとした。でもそれはすぐ嬉しさに変わった。
「ニトラもそうだったの。僕たち、とても似ているね!」
[ああ、ほんとだな。]
そんなやり取りをニトラとしていると、不意に声が聞こえてきた。
『ねえねえ、イッセー、何してるの?』
声の主はドライグであった。
「ああ、ちょっとおとーさんとおかーさんの物を整理しようかと。エルシャさんとベルザードさんは?」
『二人は暇だとか言って鍛錬みたいなことやってるわ。魔法なんだよね?ちょっと見せてよ。』
「いいよ。」
そう言って僕は手に取っていた本を開く。ドライグやニトラは僕の目を介してその景色を見れるらしい。
『・・・・何が書いてあるかあまりわからないわ。』
[だろうな。ドライグが魔法の知識があるわけがないだろうからな。]
『うっ・・・・それはそうだけど・・・・』
[これは、初歩的なものだ。基本の中の基本のなかの基本のそのまた基本てところだろうな。]
『うそでしょ?!これで!?』
「そうだよドライグ。この本は僕が3,4歳の時に見たものだよ。」
[ほう・・・その年でこれが理解できるか。流石だな。]
「えへへ、ありがとう。」
『3,4歳、、、、』
[ふむ、ドライグちゃんには少し難しかったかな?]
とニトラはドライグを煽る。
『ニ・ト・ラ!!子ども扱いしないで!!』
ドライグの怒号が飛ぶ。
「ははは・・・・」
僕らはそんな会話をしながら作業を進めていった。
―――そしてしばらく時間がたった。
「よしっ、これで全部確認し終わったぞ。」
僕はあの後、ほんのテーマや似ている内容ごとに整理し直していった。すべてが魔法に関連したものではなかった。比率的には魔法関連が6、それ以外のものが4といったところか。数は馬鹿にならないものだったが。
そして、机には書きかけの魔法陣だったりいろいろな紙が束ねてあった。結構雑に。おとーさんとおかーさん。整理はどっちかっていうと苦手な方だったからなぁ。そんな懐かしいことを思いながら手を動かしていった。
―またさらに時間が経過―
「ふぅ・・・・これできれいになった。」
『お疲れ、イッセー。』
「うん。ありがと、ドライグ。」
机は最初、ひどく物で散らかっていたが、今は机で作業できるレベルにはなっている。
「机、綺麗にしないと、魔法の研究やら、作業やらできないからね。」
僕は椅子に座りながらつぶやく。
[イッセー、これから魔法の研究をやっていくのだろう?]
「うん。そのつもり。」
『え、じゃあイッセーは神器は使わないの?』
ドライグは不安そうな声で言った。
「鍛錬もやっていくよ。神器をもっと使いこなせるようにしないとね。」
[もう十分だとは思うが。]
『確かに・・・・』
二人はこんなことを言っているが、僕としては物足りなかった。
「僕はもっと上を目指したい。そして、ドラゴンと戦えるように・・・・」
『イッセー・・・・』
[・・・・]
二人は僕の望みを聞いて黙る・・・・
[そうか、ならばイッセー。魔法を極めよ。]
「ニトラ・・・・」
『そうね、イッセー。ホントにドラゴンたちと戦うなら、もっと力をつけなきゃね♪』
「ドライグ・・・・」
二人は僕の望みを否定はしなかった。
[そうだ。この世界のドラゴンの強さというものは私はあったことが無いから知らない。ただ今言えることは今のイッセーでは戦えんだろう。そうじゃないか?ドライグ?]
『う~~ん微妙なところね。確かに、
[ほう・・・・龍王か・・・・]
『まあ、もちろんバランス・ブレイカーを使ってだけど。』
[どちらにせよ、今はその時じゃあない。]
「そうだね。僕は頑張るよ。修行も、研究も。だから、ニトラ、ドライグ。力を貸してほしい。」
僕は再び決意を明かし、お願いをする。
[ふっ、いいだろう。だがイッセー。私はな、魔法のことに関してはうるさいぞ?]
「うん!覚悟はしてるよ!」
[そうか、では厳しくいかせてもらう。弱音を吐くなよ?]
「もちろんだよ!!」
[ふふふ、よろしい。]
ニトラは嬉しそうに言った。
『じゃあ、私は神 器のことと、バランス・ブレイカーを教えるわね。といっても、イッセーはバランス・ブレイカーの域を既に超えてしまっているから、私でも教えられることは無いかもしれない。だから、こっちも研究、解析、みたいなことになるかもね。はっきり言って【神 器】の可能性を試すことになるわ。こんなことは前代未聞だから。』
「うん、わかったよ!!あ、そうだ、このこと、取りあえずおじさんに謂わなきゃ。」
こうして、僕の新しい生活がスタートした。
でも、この時の僕は思いもしなかった。まさか、こんなことが起きるなんて・・・
to be continued
はい、8話、いかがでしたか?
これから、イッセーは成長していきます。修行編ですね。
おじさん、が誰かはまだ言いません。しかし、察しがいい人は気づくかもしてません。
悲報(敵対者にとって)
原作にある、龍王、天龍、邪龍は原作より強い模様。はっはっは。
イッセーはこのメンバーのドラゴンと戦いMA☆SU☆
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ハイスクールD×D ―魔法使いと龍― 設定ミニコーナー
魔法:広域殲滅魔道収束砲 〘カルネージ・ストライカー〙
*魔力を集めて圧縮して撃ちだす魔道収束砲。
*威力は倍加を使った状態なら、全盛期の天龍さえも当たれば無事ではいられない。
*FTのジュピターとまおゆう魔王勇者の魔法を参考にしました。
【増 加】 オリジナル。
*アルビオンの能力が4つなのに対し、ドライグは3つ。なのでオリジナル設定として加えました。
*ドライグの知られていない通り名もこの能力のため。
*基本、使うことのない能力。アルビオン対策。