ハイスクールD×D ―魔法使いと龍― 作:shellvurn 次郎
多分こんばんわの人が多いと思います。
これから新章、修行編が始まります。ここまで8話かかりました。
自分的には少し長くなったなぁと思います。
さて、ここからイッセー君は強くなっていきます。
その成長は何処まで行くのか。
No,IX ~新たなるスタート~
―イッセーSIDE―
チュンチュンチュン
空が明るくなってきて、窓に朝日が差し込んでくる。小鳥たちがまるで朝が来ていると知らせるように鳴いている。
その音によって僕は目を覚ました。そしてこの日から、僕に与えられた、新たな日のスタートだ。
昨日、僕はおとーさんとおかーさんのアーティファクトを整理しながら、ニトラとドライグに僕のこれからと決意を打ち明けた。
僕はニトラとドライグに反対されるのではないかと心の中では思っていた。でも、そんな心配はいらなかった。二人は心よくそうか、がんばれ、と認めてもらえた。それどころか、僕を内側から支えてあげる、と言われた。僕はそれがうれしくてたまらなった。
そして日が経って、新らなる日が来た。僕は新たな日に胸を躍らせながらベッドから飛び起きて着替えて、朝食の準備のために自分の部屋を後にする。
『おはよ♪イッセー♪今日も早いのね。』
移動しているとき、ノリノリといった感じの声で僕に挨拶してくれたのはドライグ。僕の宿している【神 器】
そして僕の相棒である。
「あ、おはよう、ドライグ。なんか勝手に目が覚めちゃうんだよ。」
『そうなの♪規則正しくていいわね♪』
「ニトラは起きているの?ドライグ?」
[起きているぞ、もうとっくにな。]
ニトラの様子をドライグに訊くと、ドライグの応答を聞く前にもう一人の声が聞こえてきた。そう、この凛々しくて透き通るようなきれいな声の持ち主、ニトラだ。口調はいかにも清楚な女性ってわけじゃないけど、不思議なほどにしっくり来ている。
「ああ、ニトラも起きてたの。おはよ。」
[おはよう、イッセー。]
僕らはあの日。僕の人生が一気に変わったあの日から、挨拶を忘れずにしている。おとーさんとおかーさんが居たときのように・・・・そんな日常をくれるドライグとニトラには感謝している。
そうしているうちにおとーさんとおかーさんの部屋に入る。魔法の研究はここでやることにした。全てを移動させるのは骨が折れるからね。
「よしと、じゃあ始めるとするか。」
[そうだな。]
「ん~~と、じゃあ最初はこの魔術書から始めようかな。」
手に取った魔術書を開くと僕の知らないことが記してあるものが多い。それらを理解していく。それが基本である。そしてそれを行使できるようにしていく。
「え~~と、ここがこうなって・・・・」
[イッセー、そこは~~~~~~だ。]
「ああ、そうか。わかったよ。」
たまにニトラに助言や指摘をもらいながらやっていった。そんな生活を僕は送っていった。
[イッセー、大分時間がたったのではないか?]
しばらく魔法の研究をしていると、ニトラからそう聞かれた。
「う~~と、うわっ!!もう夜になってる。全然気が付かなかったなぁ。」
[イッセーはとんでもない集中力だな。ここまで没頭し続けるのか。]
僕はニトラに半分呆れられながら言われる。
「う~~ん、なんか魔法のことになると他のことが頭からすっぽりと抜けてさ、何も聞こえなくなったりするんだよね。」
僕はニトラにありのままのことを伝えた。そう、僕は魔法の研究をしていると、周りの音が一切聞こえなくなってそれだけにのめり込むこんでしまう。でも、その感覚は不思議で魔法のことのみに集中できるからとても気持ちがいい。
[まあ、それだけ一つのことに集中できるのなら効率もあがるだろう。]
「そうなんだけど、なんかとても疲れるんだよね。」
僕は今ヘロヘロの状態にある。運動しなくても、ここまで疲れるもんなんだ。こんなに力を注いだのはなんだかんだ初めてだ。正直、あのとき悪魔どもを抹殺した時より疲れている。
[それは当然だろう。人間の体にも限度はあるだろうな。しかし、イッセーはもはや常人の域ではないな。]
「え、そうなのかな?」
[でなければ、周りの音が聞こえなくなるほど集中力を極限まで高め、なおかつそれだけの長い時間持続させられないさ。]
僕はニトラにそう評価される。嬉しいな。
そんなやり取りをしながら研究材料一式を整理してまた明日できるようにして部屋を出て、ディナーの準備をしていると、ドライグが話しかけてきた。
『イッセー、魔法の研究終わった?』
「うん、終わったよ。」
僕は少し疲れた声で答えた。
『お疲れ様。そんな長い時間やっていられるなんて凄い集中力だね。イッセー、疲れてるでしょ?』
ドライグに的確に当てられる。
「うん、ホントに疲れたよ。」
『今日は早く寝た方がいいわよ。』
「うん、そうする。」
『ふふ、素直ね。私はそんなイッセーが好きよ?』
「ありがとう。僕もドライグのこと、好きだよ。」
僕はドライグにそう言われてうれしかった。なので僕もありのまま、本心を伝える。
『っ!あっ、ありがと、イッセー。』
ドライグの様子が一瞬おかしかった・・・・顔も赤い。まあいいか。大丈夫みたい。
そんなドライグのことを思いながら、ディナーを済ませ、入浴をして自分の寝室wへ向かった。ベッドに倒れ込むと、睡魔に襲われ、その日はすぐ眠りにつくことが出来た。
―数日後―
「よっと。」
今、僕は人気のない場所にいる。
今日は午前で魔法の研究を切り上げ、【神 器】の扱いを修行するためだ。ここまでは自宅から結構離れている。そこまで重力魔法を自身に掛けながら移動した。
『よし、じゃあ、始めよっか、イッセー。』
「うん。」
僕はドライグの言葉に頷く。僕は集中し、とある名を叫んだ。
「
僕がその名を叫ぶと、自分の左手に赤い籠手が出現する。
『出したわね。まずはその状態だけでやってみましょう。』
「分かった。」
『Boost!!』
一度目の倍加がかかる。そしてそのまま自分の周囲を取り囲む巨大な岩などに魔法も織り交ぜながら攻撃していく。
ドゴォ!!ズガッ!!
岩は大きな音を立てて、粉々になっていく。このとき、僕が自身に掛けた重力魔法は倍加で体が軽くなってしまうのでその都度強化している。
『イッセー、そのまま、禁手よ!!』
「うん!!」
ドライグにいわれた通り、僕は禁手、バランス・ブレイカーに至る体勢に入る。
「よしっ!!
『Welsh Dragon Balance Breaker!!!!』
その発動音と同時に、僕の体を鎧が覆っていく。そして、変身が完了する。あの時発動したものと同じ。方天戟もついている。
『よし、成功ねイッセー。完璧だわ。あの時の感覚は鈍ってないようね。方天戟、ハルバードもあるわね。』
右手には、刃の部分が焱で燃えていた。あのとき僕が発動した禁手と全く同じだ。これを纏うと、自分の力が桁違いに上がるのがわかる。
『イッセー、その状態で、やってみましょう。』
「了解!!」
次は禁手、
ザンッ!!
ハルバードを振るうと、岩は簡単に真っ二つになる。ほんと、これは凄すぎる。
「はぁっ!!」
ドゴォ!!!!
さらに、岩を殴るとそれは一瞬で粉になる。鎧をまとうと、ここまでの力になるのか!
僕は少し物足りなくなって、ターゲットを変える。
そう、近くにある山だ。
『イッセー?もしかして・・・・』
「うん!!その通りだよ、ドライグ!」
『Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!』
僕は何回やったかわからないほど【倍 加】を使って、自分を強化して、山に突進した。そして、
『やあっ!!!!』
ズガァァッン!!!!!!
思いっ切り、拳を山にぶつけた。すると・・・
カッ!!ドゴゴゴゴゴォォォォン!
『・・・・す、すごいわね・・・イッセー・・・』
僕が標的にした大きな山がきれいさっぱり消えていた。これにはドライグも引いていた。解せん。
「まだまだだ!」
僕は倍 加の状態を保ちつつ、空中に浮かび、とある魔法を発動させる。
そう、あの時悪魔を葬った魔法、
「行けっ!!」
ドウッ!!!
ぶっとい青白い光が山にぶち当たる。すると、これまた大きな山が一つ、きれいさっぱり消え去った。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
流石に一気に力を使ったせいで、肩で息をするくらい消耗した。だが、高めた【倍 加】はまだその力を失っていないし、禁手も解けていない。
・・・まだやれるな。
『・・・・・・・・・』
あれ?そーいえば、ドライグがさっきから何もしゃべっていない・・・・
そんなことはお構いなく、僕はもう少し、修行を続けた。
―――
ドサッ
乱暴に腰を下ろした。
あれからしばらく修行を続けた。
僕は大分疲労が来ていたので、禁手を解除して休憩を取っていた。ただ、どうせ休憩するなら休憩にピッタリなところにしようと、このあたりで偶然見つけた景色がとてもきれいなところで一休みしている。
ザァーザァーと川の流れる音も聞こえてくる。目の前にはとてもきれいな湖が広がっている。川の水も澄んでいてとてもきれいだ。飲んでも問題なかった。
ホントに、絵にかいたようなところだ。
「ふぅ~~~~~結構やったなぁ~~~」
と疲労もあって、こんなふうに自然と口に出ていた。しかし、とても気持ちの良い疲れでもあった。魔法の研究をしているときは、ずっと座ってばっかだったからな~こんな風に体を動かすのも悪くない。修行も兼ねているけど。
『イッセー、取りあえず、お疲れ様。』
僕が物思いにふけって、視界に広がる景色を遠目で見ていると、ドライグが声をかけてきた。
「うん、中々修行になったんじゃないかな?」
僕はドライグにそう訊いた。
『なったどころじゃないわよ!?何なのアレ?禁手になったかと思えば、倍 加をあんな回数軽々と行使して、拳であんな大きな山を粉砕したり、魔法で山一つ消したりして!いきなり飛ばし過ぎよ!!あんな芸当、もはや普通じゃないわよ!』
ドライグは声を荒げる。
〈ふっ、開いた口が塞がらないとはまさにこの事だな・・・〉
〈アハハハハ・・・〉
すると、ドライグの言葉にベルザードさんとエルシャさんが同調してい言う。そんなにおかしいかなぁ・・・僕はベルザードさんに訊いてみた。
「え?でも、ベルザードさんもあれくらいできるでしょ?」
〈いや、出来ねぇよ!?俺は切り札使ってようやくあれ半分消し飛ばせるかどうかってとこだよ!〉
〈いやいや、ベルザードも十分おかしいからね?〉
「でも、全盛期のドライグの方が凄いよね。あれくらい簡単でしょ?」
僕はドライグに期待をもっていった。
『え?わ、私?た、確かに全盛期の肉体があったころはあれくらいできたけど・・・』
ドライグからは僕の期待していた通りの答えが返ってきた。やっぱ、凄いな~~~ドラゴンは。僕じゃ、まだ届かないな。
「じゃあ、僕はまだまだだね。あれくらい片手間でできないとね。」
『いやいや、イッセー?それはおかしいからね?あれが軽々出来たらもう人間じゃないからね?』
ドライグは声を震わせながら言う。
「うん。そうなるつもりだよ。」
〈・・・・・・〉〈・・・・・〉
『・・・・・・』
と僕が言うと、みんな絶句してた。
〈ハハハ・・・イッセーは一体どこまで強くなるつもりなんだよ・・・・〉
「そりゃ、もちろん、どこまでも!」
『うふふ、どこまでも、か。でも、イッセーならホントにどこまでも行けそうね。』
〈ああ、何となく想像できた。〉〈私も。〉
そんな会話をしながら僕は休憩をしていた。
そんな中、僕は気になっていることを言った。
「ねぇ、ベルザードさん。」
〈なんだ?〉
「ベルザードさんの言っていた切り札ってなに?」
〈ああ、そのことか。〉
〈そういえば、言ってなかったわね。ねえ、ベルザード、この際だから話したら?〉
『私もいい機会だと思うわよ?』
〈そうだな。そんじゃ、話すとするか。〉
僕はとてもわくわくしていた。最強の赤龍帝の真の力とは何なのか。それをとても知りたかったことの一つだ。
〈俺の切り札って言うのはな、言っちまえば、【覇 龍】のことさ。〉
「!?」
僕はその言葉に絶句した。あの力なのか・・・しかし、僕は何か引っかかった。ホントにあの力なのかと。
すると、僕が抱いている疑問はすぐに消え去る。
〈ああ。だがな、イッセーの知っている【覇 龍】ではない。〉
「僕の知らない、、、?【覇 龍】、、、?」
僕はますます興味深くおもった。考えてみれば、あの強さを持っているベルザードさんの切り札がただの覇 龍なわけがない。
「その覇龍って・・・?」
〈それはだな、【覇 龍】を進化させた奴といったものだ。〉
「覇龍の進化!!??」
僕は驚きのあまり声を荒げた。あの禍々しい力を・・・進化させた・・・?それは一体どういうものなのか?すると、その先はドライグが答えた。
『ええ。ベルザードは当時、【覇 龍】の危険をいち早く感じ取った。そして、覇龍を使わない方向で生きていった。その選択は正しかったわ。でも、ベルザードはあろうことか、修行を続け、【覇 龍】を進化させてしまったのよ。初めてのことで、私も驚きを隠せずにはいられなかった。こんなこと、初めてだったもの。』
覇龍を進化・・・そんなことをやってのけるなんて、やっぱりベルザードさんはすごいなぁ。これが、歴代最強と言われた所以なのだろう・・・
ここで僕はあることを聞いた。
「ねぇ、それって、その・・・力に飲まれたりとかはしないの?」
『結論だけ言うとね、その心配は全くないの。』
「えぇ?!ほ、ほんと!?」
僕は驚きが頂点に達する。
『ええ、全くね。ベルザードは覇龍を全く力に飲まれない、理性を保てるような方向に独自に昇華させたわ。しかも、その力も普通の覇龍以上。まさに、最強という存在だった。』
「す、すごい・・・・」
僕はゴクッと唾液を飲み込んだ。
『ええ。その名も、朱紅の極覇龍〘エヴァンズヴィル・エクストリーム・ドライブ〙。ベルザードだけの覇龍よ。』
「朱紅の極覇龍〘エヴァンズヴィル・エクストリーム・ドライブ〙・・・紅き覇龍・・・」
かっこいい・・・僕は直感でそう思った。
〈あれを使うときなんてのは滅多に無かったがな。〉
「それでも、凄いよ!!ねえ、もしかして、エルシャさんもなんか覇 龍を進化させてたとか?」
僕はエルシャさんにもなにかあるのではと思い、訊いた。
〈いいえ、私はベルザードみたいな昇華をさせることは出来なかったわ。せいぜい、覇龍を完全に制御することだけだったわ。10分くらいだけど。〉
「ええ!覇龍を完全に制御できたの?!」
僕は予想は外れたが、とても凄いことを聞いた気がする。
『エルシャは女性ながら、覇龍を完全に制御してね。もちろん、命を削り続けるなんてこともなくね。ホント、この三代は驚かされてばっかだったわ。』
「ベルザードさんは覇龍を独自に昇華させ、エルシャさんは覇龍を完全に制御した。やっぱ、凄いね。二人とも。流石は歴代最強の赤龍帝だ!!」
〈うう、イッセー・・・ほめても何も出ないわよ?〉
〈真なる歴代最強のイッセーに言われても嬉しくないぞ・・・それに、俺の切り札をもってしてもイッセーのあの禁手には届いていないかもしれのだぞ。〉
『ホントね・・・さらに私の【燚帟の焱火】までもできるものね・・・』
〈ホント、今代の赤龍帝・・・イッセー君は凄すぎね。〉
みんなが一斉に僕を誉めてくる。うぅ・・・流石に恥ずかしくなってきた・・・
「あ、ありがとみんな・・・よ、よし!!修行を再開しよう!」
『え?イッセーまだやるの・・・?』
「え?そりゃもちろん。」
〈ああ、これでまた地図から山が一個二個と消えていく・・・・〉
「と、とにかくやるんだから!!」
〈頑張ってねー!!〉
「うん!ありがと、エルシャさん!!」
そう言って、僕は勢いよく立って、また修行していた場所に戻っていった。
「よし、
『Welsh Dragon Balance Breaker !!』
その発動音が鳴り終わると同時に、全身を真っ赤な鎧が覆っていく。
そして変身が完了する。
「よし!いける!!」
『Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!』
「はあ!!」
さっきよりも倍加をし、また狙いを定めて攻撃をしていく。
ドゴッ!!ズウン!!!
人の気配が全くないこのあたり一帯には常人が聞けば一発で気絶するくらいの騒音が鳴りひびいていた。
―――
「ふう、今日はこれくらいにしておくか・・・」
またしばらく修行を続けていたが、もう辺りは暗くなっていた。
いい時間になったので今日は切り上げて家路についた。
地形が変わり、クレーターだらけになった地を背にして・・・
『イッセー、これからはもう少し抑えてほしいな。』
すると、家に帰る途中、ドライグは言う。
「いいけど、どうして?」
『神器がね、もう少しでオーバーヒートするところだったのよ。イッセーのパワーについていけてないみたい。』
「ええっ!そんなことあるの?!」
僕は驚いた。まさか神器の方が追い付いていないなんて。
『いいえ、今まではこんなことあり得なかったのよ?』
「なら、それは一体・・・?」
『そうね・・・これは推測でしかないのだけれどね、イッセーのあの倍加といい、無茶な修行といい、急にあのレベルまで力を上げて力を振るった。それもあると思うけど、一番はイッセーのあの亜種とも、上位種とも言えるあの
「僕のバランス・ブレイカーが?もしかして、ドライグの封印された能力の【透 過】だったり、ドライグのあの絶技、【燚帟の焱火】を目覚めさせたから?」
『ええ、恐らくね。しかもイッセー、今日その力をフルに使ってたから。』
「ああ~・・・確かにそうだった・・・」
そう、僕は【倍加】で身体を強化したり、魔法を使ったりだけじゃなく、禁手の武器、
あの焱は本当に凄すぎる。ほんのちょっとでも大地を灰にできる。
『イッセーはあの焱を使い過ぎよ。あれは加減を間違えたらホントにやばいものなのよ?』
「うん・・・そうだね。」
僕は少し反省する。
「それでも、【燚帟の焱火】、凄いねドライグ。」
『ええ、当然よ。全盛期の私の
「ジョーカー、か。ピッタリだね!!」
『まあ、ね。神をも焼き尽くす事も出来たの。』
「ええ!?神をを焼くことが出来るの!?」
『ええ。』
今日一番驚いた。神・・・神格を持つ者でさえ、灰燼に帰すのか。
「す、凄い・・・なるほど、そんなに凄いなら、封印されるのも当然だね。」
『そうね。自分をも殺せる力なのだから、封印したのもあるけど、神器という器でも私の焱には耐えられなかったから封印したのでしょうね。』
「でも、僕はその封印されし力を解いてしまった・・・」
『ええ、しかも、あんなに連発してたら、神器もオーバーロードしちゃうわ。イッセー、これから、気を付けてね。』
「うう、わかったよ。」
ドライグにそう言われては仕方ない。焱の威力を最低にして神器に負担を掛けないようにしないと。
『まあ、これから神器の修行で考えていきましょう。何か方法があるかもしれないわ。私の焱をフルに使える方法を見つけましょう。』
「うん!!頑張るよ!僕。」
『その意気よ、イッセー。あなたは赤龍帝の再来、全盛期の私自身になるかもしれないわ!』
そうして、僕たちは神器を用いての初修行を終え、帰宅した。
―イッセーSIDE OUT―
はい、というわけで、最新話9話にして、新章修行編第一話でした。
いかがだったでしょうか?
神器がもはや別の物になってきている予感、、、
イッセーはもう最強の神器使いとなってきていますねw
中級クラスの神滅具ですが、もう他のを超えてますね。
次も修行回です。
感想、指摘など待っています。
さて、現在、感想、リクエスト、指摘などを受け付けています。
(例としては登場させてほしいキャラなど。)
もしあるならば、【メッセージ】、もしくは【活動報告】←(ここ重要!)によろしくお願いします。
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ハイスクールD×D ―魔法使いと龍― 設定ミニコーナー
朱紅の極覇龍 〘エヴァンズヴィル・エクストリーム・ドライブ〙
歴代最強の赤龍帝、ベルザード・ディーべリウスの切り札。覇龍を進化させた最終形態。覇龍の代償である命を削る危険性を排除し、力を更に引き出す。
覇龍を大きく上回る力を発揮できる。
巨大な力を発揮できるがこれはドライグ本来の力ではない。赤龍帝の籠手、神器の力である。なので、ドライグとの親和性に長けており、その本来の力を覚醒させたイッセーには及ばなかった。