真龍様は今日もワガママ!   作:虹野衣司

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⑩シエテとスカーサハ、休息する

「おいしいね!2人でよく作ったね!」

「ふん、我も手伝ったのだから当然であろう」

「盛り付けだけだけどな!」

「お兄ちゃん、そんなこと言うと…」

「あー!俺のミックスパイが1切れなくなってる!?なんで!」

「自分で食べたのではないか?」

「スカーサハちゃん、人のを取っちゃダメです。謝りましょうね」

「シエテ。相変わらずうるさい。これではアイルスト王家の人間と変わらぬな」

「若いのがいると、大変楽しいのう」

全員でミックスパイをほおばる。それがいかに幸せなことであるか。シエテはかみしめていた。スカーサハも表情には出さないが声色が昂っていた。

「では、そろそろであるな」

「ちょっと世界救ってきますか」

「シエテお兄ちゃん、頭大丈夫―?」

「ただでさえニワトリみたいな頭してるのにやばくね?」

「ちょっと君たち…言っちゃいけないことってあるよね?」

「シエテ。いいから行くぞ」

「おわ、待って待って、ご婦人もお体をお大事に!」

「この通り元気じゃわい」

「何を言う。左足をかばっておろう。よいからゆっくり休め」

「え、最☆ツヨおばあちゃんケガしてるの?」

「病院行かなきゃ!」

「全く。いいんじゃよ、これくらい。ちょっと休めば治るから。さ、僕たちもおうちに帰るといい」

「えー、もうちょっとここにいるー!」

「そうよ!シエテお兄ちゃんが帰るまでは…キャスターの私がこの家を守るわ!」

「くうぅ…!」

「あ、ありがとうね。じゃあ行ってくるよ。ほらスカーサハちゃんもなんで顔赤くしてるのか分からないけど、行くよ?」

「ふん、言われるまでもないわ。さらばだ。元気でな」

「「ばいば~い!」」

 

こうして、スカーサハとシエテはジータの居場所…つまりジータの家まで行くつもりだったが…。

「お隣だもんね。もう着いちゃったよ」

「よいから中に入るぞ」

「お邪魔します…ってあらジータちゃん、何してるの?」

「見れば分かるわ。ポーションの作成よ」

アルケミストの姿をしたジータが魔方陣を使って怪しい薬物を調合していた。

「確かにポーションのようだな。これを使って何をするつもりだ」

「簡単なことよ。マハトマ・チェーンジ!」

ジータがベルセルクの姿に変身する。

「もしかして戦わないとダメっぽい?」

「うーがおー!」

「高らかに笑い笑えばフレンズという言葉もある。全力で行くぞ、シエテ。笑ってグランサイファーに戻るとしよう」

「著作権大丈夫かな…。ま、そういうことなら仕方ないね。外に出よう」

「レイジⅣ!ポンマス!ミスト!アマブレ!」

「うお、いきなりアビリティ全開だねぇ、ジータちゃん」

「うーがおー!」

「ボサっとするな。相手はバーサーカーだ。やられるぞ。ハート・オブ・ア・ドラゴン」

「あれ、バーサーカーだっけ?まあいいや、本気出しちゃおっかな~」

「出せ。全く…真龍の名、伊達ではないぞ」

「あー、こっち2人もいるのに見事にバフと攻撃アビリティしかないね」

「あちらのバーサーカーは火属性で六道武器・真を装備している」

「もともと風は背水だもんね。しのいでしのいで、最後に俺の3アビでとどめを刺す形かな」

「そんなにうまくいくとは思えんがな。やるしかあるまい」

こうして、最後の戦いの火蓋は切られた。

 




なんと気付けば次回が最終回で、その次のおまけ回でおしまいとなります。
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