「へい、ゆぐまぐ!ヘイズ!アマブレ!他心陣!ついでだからエーテルブラスト!」
「ぬおおおお!でやあああああああ!」
「本気出しちゃおっかな~」
「真龍の名、伊達ではないぞ」
そしてスカーサハの3アビ。これは自身のHPを犠牲にしてバリアを貼るものだ。HPを減らせるため、背水を使用する風パでは初速の出る貴重な戦力だった。
そして何より。健康レベルを気にするシエテの介護にはうってつけなのである。
「おお、スカサハやるじゃん!ゆぐまぐでもシエテが活躍するなんて!私の采配に狂いはなかった」
「さすがだよ、スカーサハちゃん。ありがとね!健康に戦えたよ」
「ふん、気軽に呼ぶでない。我を誰と心得ている」
「はいは~い、真龍様だもんね~かわいいなー!」
「少し黙らぬか。してシエテと申したか。おぬし、背水にはめっぽう相性が悪そうであるが」
「うお、今それを言う…?そうなんだよ~、今日みたいな3ターンくらいの戦いだと、ネツァさんの方が火力出してるね」
「長期戦になってもおぬしだけHPが高いのでは、話にならん」
「あはは…HLマルチなら回復飛んでくるからHP減らなくて僕の強さが分かるはずなんだけどね」
「まぁよい」
「それで、お願いがあるんだけどさ…」
「我に介護せよと申すのか」
「いやぁ俺もあんまりお願いしたくないんだけどね?それに介護って俺まだ20代だよ?」
「仕方あるまい。良いだろう。代わりに…この町を案内せよ」
「お、スカーサハちゃん、お出かけしたいの?いいよいいよ、いこいこ!」
「たわけ!人の営みを見ておきたいだけだ。最近は出歩いていないからな」
「またまた~」
「ふんっ…」
「ええ、あ、ちょっとおいていかないでよ~」
「こら!団長に許可取らずに色々決めない!まずはふねに戻るのよ」
「いやじゃー!」
「どこの師匠だよ!」
「我は戻らぬ。口うるさいアイルストの人間どもがいるからな。シエテ。行くぞ。」
「はいよ~ってあれ、俺は十天衆の頭目なんだけどなぁ、なんか完全にお供になってる?」
「何か言ったか?」
「なんでもないでーす、行くよスカーサハちゃん。こっちに行くとね、団長ちゃんのおうちがあるんだ。あ、団長ちゃんとはまた今度デートしようね!このお詫びに、高級レストラン予約しちゃうよ~、そういえばアウギュステのさぁ――」
「ええい、勝手に行ってきなさい、ただし日が暮れるまでには戻るのよ!もう」
こうしてシエテとスカーサハは、ザンクティンゼル島を散策することになったのである。
FGOになんか浮気してないです、平気です。