アイ・フォー・アイ【完結】   作:ジマリス

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 私に過去はない。あったとしても覚えていない。あるべき積み重ねが、元からないのか失ったのか、どちらにしても、「私」を構成するものが今の私にはない。だから、誰もが私を物として扱うことに抵抗がない。

 十一年前、ラステイションで生まれ、ナタリアという名をつけられた。裕福ではないが、貧しくもない、有名でもなければ、何か特別な能力があったわけでもない。

 ごく普通の家庭だった。ありふれた、どこにでもある普通。その平凡で幸せな日々は突如として崩れ去った。私が十に満たない歳のとき、何かが全てを壊した。

 後に語られる女神と犯罪組織の戦争が、私の世界を奪った。

 ここまでが、ケイが私に話した全て。

 気づいた時には、私は囚われていた。記憶喪失となって。

 いや、喪失とは呼べないかもしれない。奪われたんだ、記憶も感情も。

 外を見ることもなく、ただ一人で何かを待っていた。何もかもを失った私には、待つことしかできない。

 何もすることができなかった。何も思えなくて、何も感じなくて、無力だから。

 

 

 

 食事を終え、ひとしきり話し終わったナタリアは、一息ついた。

 失くしたのは、記憶だけじゃない。

 痛み。家族が感じた痛み、家族を失った痛み。感じるべき怒りも、その身には収まらないほどの絶望も、取り上げられたのだ。

 空っぽになり、どうしようもせず、どうしようもない。それは生きていると言えるのだろうか。ただ命があれば、生を全うしていると言えるのだろうか。

 ナタリアはその答えを知っていた。「私は死んでるのと変わらない」と言ったのが、答えだった。

 自身が歩く死体だと結論づけておいて、俺についてきたのは何故か。

 「何かを待っていた」と彼女は言った。その「何か」は彼女に生を与える希望の手か、それとも本当の死を与える死神の手か。

 「何か」が俺なら、残念ながら後者だ。生が何かなんて俺にはちっともわからない。死神もまた、自らを地獄へ引き連れる死の手を待つのみ。世界への呪いを運ぶ病はやがて、その身すら侵していくだけなのだから。

 胃が重苦しい。いや、ステーキは最高だった。だが、食ってるときにあんな話をされて、むかむかしない奴がいるか?

 

「ナタリア……」

 

 何か言おうとして、結局何も出なかった。この話を続けるのは嫌だったが、話を逸らすのも不自然だ。やがて沈黙が場を支配する。

 立ち上がって、部屋へ戻ろうとすると、ナタリアも無言でついてきた。雰囲気は最悪。部屋へ入った瞬間、仕方なく俺は口を開いた。

 

「この任務に関して知ってることは?」

「ない。私はただ……」

「待ってただけ」

 

 彼女は頷いた。

 あらゆることが気になり始めて訊いてみたが、やはりナタリアは何も知らない、知らされていない。だが、俺の頭には確かに復讐以外の何かが芽生え始めていた。ナタリアの話から生まれた、ケイに対しての猜疑心か、大きな違和感が襲ってくる。

 

「なぜお前が選ばれたんだ。なぜリーンボックスにお前を届けなければならないんだ?」

「わからない」

「何か言われたはずだ。どんな些細なことでもいい。一見関係なさそうなことでも」

 

 黙りこくって考えるナタリアを見て、自分が冷静さを欠いていたことを思い知らされる。任務を聞いた時に見たファイルには、先ほど語られたナタリアの過去も載っていた。しかし、そこには彼女が重要人物である証拠は一切載っていなかった。平凡な過去と記憶喪失で、ナタリア自身もわからないのだろう。糸口となるのは、俺の知らない情報。ケイが発した情報のみだ。

 長考していたナタリアははっとして、俺の目を見た。

 

「犯罪神……そう、犯罪神って、確かに言ってた」

 

 出たのは、思いもよらない言葉だった。それは今生きる者たちだけでなく、死んでいった者たちにとっても「絶望」と同義語だった。

 

「犯罪神……」

「知ってるの?」

 

 犯罪神マジェコンヌ。伝説としてその名は残っていた。かつて大昔に現れたそれは、破壊神とも称され、当時の女神が総出で、しかも命を賭して封印した化け物だ。だが、あくまでそれは架空の神話として、ついには人々の中から薄れていった。

 それが現実の脅威となったのは、今から数年前。女神が捕らわれたことから始まる。犯罪組織、その四天王を名乗る化け物たちが現れ、希望を手中に収めたことで、その後しばらくの世界は混乱の一途を辿ることになる。地獄のような三年が過ぎたあと、妹である女神候補生たちが姉を救い出し、犯罪組織を壊滅まで追い込んだ。

 だが払った代償は大きかった。女神七人は姿を消し、国は一つとなった。その結果は、今までに見て、思った通り、悲惨なものだ。

 原因となった犯罪神の名は、実在する悪魔としていまも語り継がれ、形のない恐怖として人々の心に巣食った。

 その恐怖を和らげたのが、皮肉にも「骸の代弁者(スカル・トーカー)」だった。「骸の代弁者」の後に残る転がった死体と銃弾が、彼を実在する人間だと知らせていた。オカルトの類では一切ない、殺意を持った人間の業。ゆえに、影でも亡霊でもなく、「骸の代弁者」。

 殺人鬼への注意と不安は、しかし存在しない恐怖を上回った。

 しかし怒りの対象である犯罪神と比べられるのは、俺にとっては屈辱でしかない。

 感情の部分は隠して、ナタリアに話しても、やはり身に覚えはないようだ。

 

「私が何か覚えてたら……」

「もしもの話はいい。他のことは?」

 

 首を横に振る。俺は大きく息を吐き出した。結局のところ、何もわかっていないのと同じだった。リーンボックスの中でも口外できない秘密を知りうるところにいたが、記憶をどれだけ引っ張り出しても、答えに辿り着けない。

 俺は、俺たちは何かを知ったとき、一つ賢くなったような気がする。世界の一部に触れたような錯覚を覚える。だが実際のところ、それがどれだけ重要であろうとも、0.0一パーセントも中心に近づくことはない。

 犯罪神のことすらも、世界のことも、自分自身のことすら知らないナタリアに、俺は少し同情してしまった。

 孤独は人を殺す。人は独りでは生きていけないとはそういうことだ。孤独であると自覚がなくなった瞬間、人は人でなくなるのだ。心の中にある「人間」が殺されるのだ。

 まだ彼女の中には「人間」が残っているのだろうか。人生を感じることはできるのだろうか。俺はその手伝いをできるのだろうか。

 

 

 

 翌朝、俺はナタリアを連れ、街を回った。彼女の中にある、何かしらに触れるような刺激を求めて。

 試しに屋台で売っていた、これでもかというほどクリームが乗ったクレープを頼んだ。具やクリームがこぼれそうになっても、慌てずに対応するが、クレープを手に持って頬張る姿は、そこらにいる少女と変わらない。

 

「美味いか?」

「うん」

 

 またしても無表情に頷く。だが、俺にはとても「何も感じていない」ようには思えない。感情が動くということがどういうことかわからないから、そう思っているんじゃないか。雑誌を読んでるとき、俺と話しているとき、ハンバーグを食べていたとき、そして今こうやって共に歩いているときも、彼女にはほんの少しの兆候が見える。

 あるいはそれも、俺が求めているからそう見えるのか。

 俺はナタリアの手を引いて、次の場所へ向かう。帽子のおかげで、誰も彼女に気づく者はいない。

 昨日のアイエフの反応や話を伺う限り、教会の人間もナタリアのことはあまり知らないようだった。ナタリアを要注意人物として見ているのは犯罪組織くらいなのだ。堂々と振舞っていれば、バレはしない。

 服屋も菓子屋も、公園だって行った。色々なものを見て、食べ歩いた結果としては、いまいち成果はなかった。

 失われた彼女の十一年は、俺が思ったよりも長く、重い。

 ナタリアをリーンボックスまで届けたら、どうなるかわからない。しかし、今この旅においては、誰かの意思に操られる人形じゃない。自らが考えて動く人間でいていいのだ。

 そう思いながらも、俺はナタリアの手を離せなかった。離してしまった瞬間、世界に蔓延る悪意が彼女を連れ去ってしまいそうで。

 

「あら、ベクター」

 

 アイエフだ。

 兵士たちを引き連れて、そのほとんどが殺気立っている。余裕がないといってもいい。

 対照に、先頭のアイエフは緊張を保ちながらもリラックスしていた。張りと慣れが生む反応の遅れが、戦場でいかに命を危険にさらすかわかっている。その域に達しているのは、彼女だけだった。

 

「私のお願いを拒んでおいて、デート中かしら?」

「そう思うなら、邪魔しないでほしかった」

「あなた、ナタリア……だったわよね? こんにちは」

「こんにちは」

 

 ナタリアはぺこりと頭を下げる。これがまた、彼女の存在を曇らせる姿勢だった。哲学的な話ではない。この普通の反応が、目の前の少女が何の変哲もない人間だと錯覚させる。教えなくてもそういうふうに振舞うことに、俺はいくらか安堵していた。

 ついてきているときも、食べてるときもそう、彼女はただの人間なのだ。

 

「大仰だな。事件か?」

「街の近くまでモンスターが来てるって連絡があったの。今から追い払ってくるわ」

 

 街を出る奴なんてそうそういないし、モンスターだって入ってくるわけじゃないのに、真面目だな。浮かんだ言葉を口に出そうとした瞬間、かすかに異様な音が聞こえた。

 

「アイエフ」

「ええ、いまの……」

 

 俺たちは耳を澄ませた。地鳴り? いや、違う。足元はかすかに振動しているが、地震じゃない。

 

「嫌な予感がするわ」

「やめてくれ。お前の嫌な予感は当たるんだからな」

 

 その予感が的中したことは、すぐに理解できた。目の前に広がる光景に、俺は唖然とする。

 地を震わせている張本人が姿を現した。

 

「なんてこった……」

 

 背筋がぞくりと凍る。

 ここにいるはずのない奴が、奴らが真っすぐにこちらへ向かってくる。夥しいほどの数のモンスターがその敵意をむき出しにして、逸れることなく俺たちを狙う。

 何故、に続く様々な疑問の答えを探している隙は無かった。迷えば一瞬で噛み千切られるか、刺されるか、斬られる。

 俺はナタリアを兵士たちよりも後ろ、さらにその後ろに逃げるように退かせる。

 種類は違えど、モンスターたちが一斉に向かってくる。

 迷ってる暇はない。俺はライフルを構え、放つ。スライム、犬、鳥を立て続けに撃ち、その後ろの角ばったブロックのような敵も倒す。

 それに構わず、飛びかかってくる。ようやく兵士たちが動き出した。各々の武器を取り出し、応戦する。だが実戦経験のない、理想の条件で訓練を積んできた兵士たちが、こんな最悪の状況で動転しないはずもなく、弾や矢は逸れ、剣や槍を持つ者は腰が引けている。

 舌打ちして、ライフルを連射する。一撃一撃が敵を砕いていく。同時に、右腕が痛んだ。歯を食いしばって、次のモンスターをポイントするが、兵士が間に入る。またも舌打ちして、すぐさま標的を変える。拙くても、戦力を失うわけにはいかない。盾だろうが囮だろうが、撃ってしまえばそれを失うことになる。そして次に狙われるのは俺だ。

 兵士たちを避けながら、引き金を引き続ける。死と隣り合わせになりながら、過去を思い出す。昔と似た状況に、既視感(デジャブ)を感じたのだ。

 あの時も乱れに乱れきっていた。マジック・ザ・ハードが軍勢を引き連れたあの時。

 国のため、平和のため、人々のためという大義が残っていた。長らく不在だった女神が戻ってきたが、まだ体力が戻っていないために、油断はできなかった。犯罪組織の威はまだ衰えておらず、むしろ四天王の動きが活発化したことで増していた。

 女神復活という希望を感じた人たちにとって、敵の大群の出現はどん底に落とされたも同然。なら小さな光でいい。小さくとも、落とされた人たちが上を見ればすぐに気づく。望みはそこにあると。

 俺は少しでも平和を取り戻すために撃ち続けた。胸には希望と誇りをもって。

 そのときと酷似した状況でもあるが、しかし全く逆の状況ともいえる。

 この中でよく立ち回っているのは、影のようにぬるりと動き、敵を捌くアイエフだけだった。が、他の兵士を邪魔だと感じても、昔の俺たちとどう違う? かかってくるモンスターに向けて銃を撃ちまくっていた時と何も変わらない。

 どこまで行っても、どれほど経っても。変わらないのは世界だけではなく人間も。

 「歴史は繰り返す」とはよく言ったものだ。過去を知ってなお、人は同じ罪を繰り返す。所詮はいつかどこかで起きた、去った過ちでしかないからだ。その罪を身をもって知ったのは、今は限られた者だけだ。

 兵士と取っ組み合う人型トカゲを撃つ。牙を立てようとする狼を撃つ。弾が切れたところで、素早くハンドガンを取り出した。

 撃つ、撃つ、撃つ。

 一発も外さずに頭に穴をあけていく。両手に持った銃が常に火を吹き、そのたびに敵が倒れていく。反動で感じる痛みが、より一層増していく気がする。

 銃の腕だけは自信を持っていた。荒立てずに事を収める隠密特殊部隊には、時には、いいや、始終一撃で仕留める技術が要求される。殺される前に殺すには、何よりも素早さと正確さが必要だったのだ。

 その技が、兵士たちを守るために発揮されている。そんなつもりはないが、結果としてそう現れてしまっている。

 あくまでこれはナタリアのためだ。ナタリアを守って、俺の復讐を果たすためだ。

 結論に至ったと同時、最後のモンスターも撃ち殺した。

 銃をホルスターになおし、振り向く、けがの程度はあれど、死んだ者はいなかった。一番重傷の兵士も、血は流れているが命に別状はない。

 

「相変わらずの腕ね、助かったわ」

 

 ぱん、と背中をたたいて激励するアイエフも、ほとんど傷はついていない。

 

「おかげで弾がほとんどない。そっちで補充してくれ」

「任せて。それくらいならお安い御用よ」

「それにしても変だな」

「ええ、モンスターが街の中に入ってくるなんて……」

「女神の加護は?」

「十分効いてるはずよ。シェアが減ってるわけでもない」

「だとすれば……」

 

 ずしん、と音がした。地面が揺れ、その場の全員がバランスを崩す。続いて耳を聾する音、咆哮だ。

 地鳴りは一定のリズムを刻みながら大きくなる。巨大な何かが近づいてくる。それが発する音は空気を震わせ、姿は見えずとも心を脅かす。

 目の前のビルが崩れ、その姿が現れた。

 二足歩行の恐るべき怪物が君臨していた。鋭い牙に、重厚感のある翼、大木ほどもある腕。俺は何度かこいつを見たことがある。

 エンシェントドラゴン。

 危険種と称されるそれは、普段であれば山奥や洞窟など、人目につかない場所を生息地をしている。しかもその領域から出ることはほとんどない。お目にかかるとすれば、開拓のための狩りか、少し腕に覚えのある無謀者が挑戦するときかだ。

 前者にしても、女神に依頼するか、一個大隊が遠くから砲撃するほどの凶竜が、今目の前にいる。

 すぐさま立ち上がり、ナタリアの手を引いて逃げようとするが、

 

「アイエフ! 逃げるぞ!」

 

 アイエフは竜と対峙し、武器を構える。長い袖から覗くカタールの刃は、あいつを仕留めるには心許なさすぎる。

 

「ここで逃げたら被害はもっと拡大するわ。あなたは逃げて。私が食い止める」

 

 馬鹿なことを言う。いくらアイエフだからと言って、圧倒的な質量の前には無力だ。

 俺はまだ死ぬわけにはいかない。女神に復讐するチャンスをふいにするわけにはいかない。それに……くそ、まだナタリアに何も与えることが出来ていない。

 だから逃げることは最善手だ。ここで無駄死にするくらいなら、アイエフや兵士たちを犠牲にしてもかまわない。

 そのはずだ。しかし、自分を正当化しようとすると、死体がフラッシュバックする。

 歯ぎしりして、銃を構える。何をばかやってるんだ、と思いつつも、銃口は敵からそらさない。

 

「ナタリア、逃げろ」

 

 ドラゴンを刺激しないように、ナタリアに言う。だが、彼女は首を横に振る。

 「私は死体と変わらない」

 昨日、そう言ってみせたナタリアの顔を見たとき、悲しそうだと俺は思った。人は独りでは生きていけない。それをわかっていながらも、自分は独りなんだと感じた彼女が一体どんな感情を抱いたのか。

 だからこそ、「待っていた何か」である俺と、死ぬときは一緒だと決めたのだろうか。

 ナタリアは決してその場を動かなかった。

 ドラゴンがゆっくりと大きな口を開ける。その体内に計り知れないほどのエネルギーが溜まっていく。

 火だ、と俺は感じた。過去に見たことがある。映画に出てくる怪獣のように、その口から噴き出されるは辺りを焼き尽くす炎。その前兆。

 エネルギーが最高潮まで高まった瞬間、俺はドラゴンの目、口内、喉を撃った。分厚く堅い皮膚で覆われた喉に弾丸は通らない。しかし、他は別だ。

 目が潰され、口に嫌な衝撃が走ったドラゴンは、たまらず上を向いてしまった。同時に、火炎が空へ舞った。

 吐き出された炎の熱が、遠く離れた俺たちにも届く。だが直撃を食らって灰になるよかマシだ。

 炎が尽きた。ドラゴンは残った片目で俺を睨む。ならもう一方の目も、と引き金を引いたが、カチッという乾いた音が鳴るだけだった。

 撃ち尽くしてしまった。あっけにとられた俺を尻目に、ドラゴンの巨体がぐるりと回る。

 塔のような尻尾が、俺に直撃した。抵抗もなく吹き飛ばされ、崩壊したビルに激突してしまう。砕けるような痛みが襲い、肺の中の空気が一気に吐き出される。視界が定まらず、身体に力が入らない。かろうじて見えたのは、ドラゴンに向かっていこうとするアイエフたちだった。

 戦いに戻ろうとするが、地面はどっちだ。空の反対側のはずだ。しかし、意思に反して、身体は上を向く。

 戦いなんてどこ吹く風で、空は澄み渡っている。と、青空に何かが横切った。とてつもなく速いそれは、急降下したかと思うと、ドラゴンに真正面からぶつかった。

 薄れゆく意識の中でも、輝くそれは鮮明に見えた。

 あれはなんだ。見たことがある。あれは……あれは……

 

「ベクター!」

 

 消える意識の最後に聞いたのは、誰かの悲鳴だった。

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