続きは書くかは未定。
続きを書くかは未定
話をしよう。
それは神代よりもさらに古き時代。
魔物たちが人と同等に繁栄していた時代。
世界が二分され、強大な力を持った魔王と、数多の勇者たちが争っていた時代。
大地は荒れ、血に染まり、人魔ともに幾多の命が失われていった時代。
人は魔のものを滅ぼそうとした。
魔のものは悪だと。
倒すべき敵であるとした。
魔王は人を滅ぼそうとはしなかった。
人は敵である。
だが、魔王は予見していた。
争わなければ魔物も、人も、先に進むことはできない。
争いの果てにどちらが滅びても、最後に待っているのは停滞の末の衰退であると。
そして、魔王はあまりにも強すぎた。
真の力を振るえば、人があっさりと滅びてしまうほどに。
故に、それは呼び出された。
「いおぬ わのな そむほ」
世界を滅ぼしうる魔王の膨大な力を使って。
「もからな ぱもほへ」
それは破壊と創造を司りし者。
「かとめ ばじき」
それは魔物の神。
「ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺ」
それは自然の調停者。
「どうだ………?」
その名は………。
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人理継続保障機関カルデア。
ある人物によって引き起こされた人理焼却、それに対抗するための、人類最後の砦である。
そしてそのカルデアの一室、召喚室にいる人類最後のマスターは。
「また麻婆か………」
爆死していた。
「ここ最近礼装ばかりですね………」
「そろそろ新しい戦力が欲しいところなんだけどね………」
現行カルデアにはマシュとダヴィンチを除き4騎のサーヴァントが召喚されているが、特異点で運用できるサーヴァントの枠にあと1人分の空きがあるのだ。
戦力が多いに越したことはないため、定期的に召喚は行なっているが、結果は大量の礼装が積み上がるのみとなっている。
「あとはダヴィンチちゃんからもらった呼符一枚ですね………」
「これが終わったらまた石集めか………」
そう言いながら立香は呼符を召喚サークルに放り込む。
「ええい!もう誰でもいいからサーヴァント来い!」
ヤケクソ気味に叫ぶ立香………。
その時だった。
『なんだこの反応は⁉︎』
「ドクター⁉︎いったい何が⁉︎」
光帯が虹色の光を発しながら回り、収束する。
『反応が強すぎる!この規模、神霊クラスだ!』
「「!!!」」
「マスター!下がってください!」
そしてそれは現れた。
召喚時に発生した煙によってシルエットしか見えないが、明らかに人の形ではない。
「………」
その人物?は尖った頭?を立香とマシュに向けた。
身構える2人。
そして煙の中から現れたのは………。
一本のツルハシであった。
『「「………は?」」』
「あれ?ここどこ?君ら誰?魔王また俺のこと呼んだ?」
『「「………はい?」」』
これは人類最後のマスターと、かつて世界を魔の手中に納めた
勇なまVRを見て思いついた一発ネタ
破壊神さまツルハシだけで再臨どうするんだろ………