__さて、今の状況を説明しよう。ここは比企谷家で家に着いたのはいいが、扉を開けると怒気を孕ませた我がマイシスター小町がそこに立っていた。一色は後ろで少し怯えている。……なんだこの修羅場は。俺超ピンチ
「……ごみぃちゃん?小町を放っておいてどこをほっつき歩いてたの…って、その方は誰?」
「あ…えと…一色いろはです…生徒会長をやらせてもらってます……」
小町の威圧に怯えながらなんとか言い切ると小町の怒気は雲散霧消し、逆にキラキラしたオーラで一色に近寄っていった
「えっ、生徒会長なんですか!?いやー、これはすいませんでした。いつもうちのごみぃちゃんが迷惑かけてます、妹の比企谷小町です。これからよろしくお願いしますー!」
何を思ったのかいつものテンションで一色に接する小町。何かいいことでもあったのだろうか。ふむ…何も思い当たる節が無いな…とさっきまでの記憶を辿っていると「立ち話もなんですしどうぞ上がってください!」と小町が提案してきた。え…俺はスルーなの?
「お兄ちゃんも早く早く、いろはさんについて聞きたいこといっぱいあるんだから」
「お、おう…わかった…」
一人で舞い上がる小町においてけぼりの俺と一色。とりあえず上がるか。客を玄関に立たせっぱなしもどうなんだろうな。
「ほら…行くぞ、一色」
「……いい妹さんですね」
「そりゃあ、俺の世界で一番の妹だからな」
「…出たシスコン先輩」
こらそこ、ぽそっと呟くな。慣れてるけど意外と傷つくんだから。なんて話してると小町から声をかけられた
「お兄ちゃーん?」
「わかったすぐ行くー」
そう言い切り、さっさと一色を上がらせた。……ふぅ、忙しくなりそうだぜっ!
※ ※ ※
場所は変わってキッチンにて、俺…ではなく小町と一色が楽しそうに料理をしている。俺はというと凄く居づらそうにしながら本を読んでいた。…これしか出来ないんだもん、しょうがないじゃないか。そう思って本のページを一枚、また一枚と捲っていくとキッチンの方から声がした。
「いやー、さっきはすいませんでした。兄がこんな時間まで小町を放置するなんて…って思ってたら彼女と遊んでたんですねー」
おい待て小町、一色は彼女なんかじゃない。俺に多大なダメージを与える加害者だ。…いや、一色を生徒会長にしたのは俺だし…被害者でもあるのか……難しいな世の中は!…なんか一人だと悲しいな。
「かっ、彼女……はっ!ぜんっぜん違うから!先輩なんて興味無いからっ!」
……何故だろう。余計なダメージをくらった気がする。しかも致命傷を何のためらいもなく飛ばしてきた気がする。
「あ、あはは…酷い言われようだなぁ…お兄ちゃん…」
…小町から同情というか哀れみというか複雑な視線を送ってきた。あの…小町さん?やめてくれません?すごくその目線が痛いし辛いし隠れたくなるから…
「……ほ、ホントはね…先輩……き……」
「…ほうほう……あん……だ……兄で……」
なんだ!?突然声が聞こえなくなったぞ!あ、うずくまってるからか〜……ごめん、誰か相手してくれ、ほんとに泣きたくなってしまった…一人で二重にダメージを受けた上に楽しそうに会話してる…なんで俺だけハブられてるんだ……いやまぁいつも通りだからいいけどさ…
なんて逃避をしているといい匂いがしてきた。
「…何してるのお兄ちゃん」
俺の頭上から引き気味な声が聞こえてきた。やめて、こんな兄を見ないでくれ、妙に恥ずかしいから。
「…先輩、ご飯できましたよ」
「っ……お、おう…わかった」
急に耳元から優しい声が聞こえてきて変にビックリしてしまった。恐らく…というか絶対一色の仕業だろう。なんでこんな心臓に悪いことをするんだか……まぁ、呼ばれたからにはさっさと行くことにしよう。何故か俺の隣に一色が居たがいつも通り「何ですか先輩隣でご飯が食べれることがそんなに嬉しいんですか、確かに私も嬉しいですけどまだ心の準備ができてないので告白するなら落ち着いてからにしてくださいごめんなさい。」と訳の分からない振られ方をしてしまった。小町はというと仲良さそうだなーとこちらを見つめている。勘弁してくれ、意味不明な振り方をする一色と勝手に振られる俺のどこが仲がいいんだと思いながら。いつもと違った不思議に暖かく、ゆったりとした雰囲気で夕食を摂ることになった
数時間ぶりですね、ゆいでございます。
テンションが乗るとバンバン書いてしまう私の癖が発動し、小説家になろうの作品を放っておき、こちらに専念してしまいそうになっています。区切りのいいとこまで書こう!と思ったら微妙に少ない文字数となってしまいました。楽しみにしていた皆様ほんとにすいませぬ。
いやー、皆さん本当に凄いですよね、軽く3000は超えるんですよ!?これがホントの愛なのかもですねw次は私も頑張ってみます!
次はなんといろはすsideでお送りいたします!ただ…書ける気がしません←
それでも、楽しんで読んでいただけるという方はお楽しみにお待ちください。こんな後書きも楽しんでいただけると幸いです。
それでは次話でお会いしましょう。