今週のジャンプ読んで色々妄想が止まらなかったので、オリキャラをぶっこんでみた

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あったかもしれない“未来”のif


【突発ネタ】お茶会にオリキャラぶっこんでみた【続かない】

 きっかけは些細(ささい)な疑問だった。初めて疑問を感じたのは、確か5歳の誕生日の少し前。

 ()()が生まれ育ったのは、祖母の治める国。そこには母と、祖母とその夫たち、たくさんの伯父と叔父と伯母と叔母、そしてその子供たちと祖母の配下と国民たちが住んでいたが、唯一()()の父親だけがいなかった。

 周りの従兄弟(いとこ)たちは皆父親も母親も(そろ)っているのに、()()だけが母親しかいなかったのだ。

「ねぇ、ママ。どうして私にはパパがいないの?」

 5歳の誕生日の当日、()()は母に尋ねた。

 その瞬間、それまで機嫌良く誕生祝いのチョコレートケーキを作っていた母親が、手元を狂わせた。

 綺麗(きれい)薔薇(ばら)の形を形取っていたラズベリークリームが歪み、一部だけクリームが山のように盛られている。

「ど、どうしたの?突然…。」

「前から思ってたの。どうして皆にはパパもママもいるのに、私にはママしかいないの?」

 取り(つくろ)うように笑みを浮かべた母親に重ねて尋ねると、母親が()()に向き直る。

「……ママだけじゃ嫌?」

「ううん。ママは大好き。でも、どうしてかなって…。」

 どこか(さび)()な笑みの母親に、幼心(おさなごころ)に聞いてはいけなかったのだと悟り、慌てて母親に抱き着いたのを覚えている。

「あなたのパパはね、もういないの……!」

 その直後、()()をきつく抱き締めて涙を(こぼ)した母の姿は、その後の()()に大きな影響を与える事となった。

 ――――――――――それから、母は全てを教えてくれた。

 父は海賊だった事、母は昔は父の事が好きじゃなかった事、それどころか祖母の命令に従って殺そうとした事。でも結婚式の日に()()自身も母から受け継いだ()を父が「美しい」と言ってくれた事、そんな事を言ってくれたのは父が初めてだった事。父を心から好きになった事…。父が仲間の女の人を横抱きにして走り出した時に、父の“1番”にはなれないのだと悟った事。

 ……祖母が、父とその仲間を殺した事。

 それを聞いた時、何故自分たち母娘(おやこ)が祖母から監視されているのかが分かった。

 自分を殺そうとした男の子を産んだ母、その血を引く娘。祖母にとっては確かに目障(めざわ)りな存在だろう。しかし、殺さないのは自分たち母娘(おやこ)が秘めている力が祖母にとって有益だからに他ならない。

 母と()()自身が受け継ぐ“三つ目族”の力。それが“真の開眼”を果たす事。それを狙っているのだろう。

 まだ幼かったが、()()は頭の良い子どもだった。

 そして、母が泣きながら()()を抱き締めて、例え“1番”になれなくても良いから父に生きて欲しかったと吐露(とろ)した瞬間、()()は心に決めた。

 いつか祖母の鼻を明かし、母の為に父の(かたき)を討ってやろう、と。

 表向きは従順(じゅうじゅん)に祖母に従いながら、()()虎視眈々(こしたんたん)とその機会を(うかが)っていた。そんな中、転機が訪れたのは、8歳の時。

 ふとした事故で、悪魔の実を口にしたのである。

 その能力を手に入れた時、()()は思い付いた。この能力を完全に()()にすれば、父を助ける事が出来るのではないかと。

 それからは、祖母の目を盗んで能力を磨き続けた。

 相変わらず“四皇”として君臨し続ける祖母を、そろそろ死ねば良いのに、と睥睨(へいげい)しつつも能力を磨き始めて7年。

 15歳の誕生日を迎える直前、(つい)()()は“覚醒(かくせい)”に至ったのだ。そして、機会を(うかが)っていたその2ヵ月後、意図せずして“真の開眼”を果たす事となる。

 きっかけは、祖母の“持病”の発作により、母が殺された事。

 怒りで目の前が真っ赤になった、と錯覚(さっかく)した。

 ――――――実際には、激しい怒りによって潜在能力が開花し、“真の開眼”を果たした事の衝撃で流れた血の涙によるものだったのだが。

 しかし、それに気が付いたのは、()()が終わった後だった。

 ()()が我に返った時、祖母も伯父も叔父も伯母も叔母も従兄弟(いとこ)たちも、全てが死んでいた。我に返った()()が最初にした事は、母だけを埋葬(まいそう)する事。祖母の治めていた国で最も美しく、景色の良い場所に墓を作った後、祖母たちの死体を全て焼き払った。

 国民たちはいつの間にか全員いなくなっていた。女王たる祖母を殺した()()を恐れて逃げ出したのかもしれないし、祖母たちを殺した時に巻き添えにしてしまったのかもしれないし、あるはその両方かもしれない。

 いずれにせよ、()()にとってはどうでも良い事だった。

 そして全ての“処理”を終えた後、彼女‐ヴィンスモーク・ココアは能力を使った。

 ココアの食べた悪魔の実は“トキトキの実”。その能力は時間を操る事。初めて能力を使った時、持っていたリンゴが青くなったのをみて時間を戻す事が出来ると分かった。そして、色々と能力を試している時に思い付いたのだ。もし、“覚醒(かくせい)”する事が出来れば、もしかしたら過去にタイムスリップ出来るのではないか、と。

 そして、その仮説は当たった。

 “覚醒(かくせい)”に至った今、ココアはこれまでとは全く違う次元の力を手に入れた事に気付いていた。

 そして、彼女は跳んだ。過去へと。

 

 ヒャアアアアアアアァアアアァアアアア!!!!!!

 鼓膜(こまく)を突き破るかと思えるような奇声(きせい)が響き、ビリビリとした覇気が周囲に放たれる。

 その発生源は、“新世界”を牛耳(ぎゅうじ)る“四皇”の1人、“ビック・マム”ことシャーロット・リンリン。

 彼女が我を失い、心身共に衰弱(すいじゃく)している、その僅か数秒の間に“ビック・マム”の命を狙う者たちがいた。

 猛毒ガス弾“KXランチャー”。1本でも充分なそれを、3本。

 ボボボン!!!

 さすがの“ビック・マム”も終わりかと思われたが、その砲弾は“ビック・マム”に当たる前にその覇気と奇声(きせい)によって破壊される。

「作戦失敗だァ!!!!」

 その作戦の首謀者(しゅぼうしゃ)にして、“ビック・マム”の娘婿(むすめむこ)の1人。“ファイアタンク海賊団”船長のカポネ“ギャング”ベッジの叫びは、止まない奇声(きせい)によってかき消された。

 そこからは、“麦わら一味”や“ファイアタンク海賊団”、そして共に“ビック・マム”暗殺を目論(もくろ)んでいた者たち、成り行きで彼らに同調したジェルマ66(ダブルシックス)の者たちにとっては絶望の時間となる。

 ベッジの能力で一時退避したが、強制的に完全な籠城(ろうじょう)戦へと(もつ)れ込まされた。

「全員城から出て来いィ~~~~~~!!!顔を出せお前らァ~~~~~~!!!」

 ボコォン!!!!!

 正気に戻った“ビック・マム”が、ベッジが変化した城“大頭目(ビッグ・ファーザー)”を外から殴り付け、破壊しようとする。

「お前おれを…!!!裏切ったって…?ベッジィ~~~~~!!!」

 激昂(げっこう)する“ビック・マム”が更に“大頭目(ビック・ファーザー)”を破壊しようと拳を振り上げた時、

 ヴン……!!!

 突然、“大頭目(ビック・ファーザー)”の真下に、巨大な模様が浮かび上がった。発光している()()はまるで時計だった。巨大な文字(ばん)と、カチコチと音を響かせ時を刻む巨大な指針。それが“大頭目(ビック・ファーザー)”を下から照らし出す。

「!?何だ…?!」

 突然現れた奇妙(きみょう)な時計に、“ビック・マム”の動きが止まる。

「“時間停止(タイム・アウト)”」

 カチン…!

 涼し()な声が響いた直後、時を刻んでいた指針が動きを止めた。

 ヴヴ…ン……!!!!

 時計の(ふち)から半透明の黒い壁が()り上がり、円柱状に構築される。“大頭目(ビック・ファーザー)”は完全に円柱の中へと閉じ込められた。

「何だこりゃァ…?!邪魔なんだよ!!!」

 訳の分からない物体を“ビック・マム”が殴り付けようと再度拳を振り上げる。

「!!!ダメだ、ママ!!!!」

 “ビック・マム”の次男・カタクリが警告を発するが、それはわずかに遅かった。

 ボキィン…!!!

 鈍い音が響いた直後、

「ぎぃやあああああ――――――!!!いてェええええ―――――――――――!!!!」

 “ビック・マム”の絶叫が響き渡る。

「な?!ママがケガを??!」

「嘘だろ?!ママ!!!」

「何なんだ、あの時計は???!!!」

 “ビック・マム”の右腕からは血が(あふ)れ、あらぬ方向へと曲がっていた。そのあり得ない(はず)の光景に、“ビック・マム”の子どもたちも、思わず自分の目を疑う。

「…誰だ?お前は……!!!」

 そんな中、(いぶか)()に呟くのはカタクリ。彼の未来予知の能力を知る兄弟たちは、皆彼へと目を向けるが、次の瞬間驚愕する事となった。

「自分の力を過信した力()く…。やっぱりあんたは“王”の器じゃないね。」

 ザリッ…。

 そんな言葉と共に、“大頭目(ビック・ファーザー)”の後ろから現れたのは、1人の少女。

「な…?!」

「プ、プリン………?!」

「まさか、プリンはここにいるぞ?!!」

 その少女の容貌に、“ビック・マム海賊団”が目を疑う。

 そこにいたのは、彼らが良く知る少女と瓜二つであった為だった。

 異なるのは、髪が茶色では無く金色であり、肩に付かない程度の長さに切り揃えられている事。そして、目の色が茶色ではなく青である事だった。

 服装はプリンが好むものとは似ても似つかない。ローライズのスキニージーンズにスニーカー、黒いチューブブラの上にデニムのジャケットを羽織っている。そして、黒いキャップと黒い指無のグローブ。

「誰だテメェは?!」

「別に誰でも良いだろ?これから()()あんたに教えたって仕方無い。」

 乱入した少女にがなりたてる“ビック・マム”の覇気にも全く(おく)する事無く、少女が被っていた黒いキャップをゆっくりと脱ぐ。

「「「「「!!!?」」」」」

 ()()を見た者たちが、三度(みたび)驚愕する。

 その額には、プリンと同じ3つ目の目が存在した。

「“三つ目族”だって……?!」

「“死ね”。」

 少女の3つの目が全て(あか)く染まり、“ビック・マム”と目を合わせた直後、彼女の巨大な体が(かし)いだ。

「ママ?」

「どうし…。」

 ズ…ズゥン……!!!

「ママ!?」

「う、嘘だろ??!ママが……!!」

「死んでる…!!!」

 突然倒れ込んだ“ビック・マム”に子供たちが駆け寄った時、既に彼女は事切れていた。

「パパとママの(かたき)だ。…次は、お前らの番。」

 

 

 




設定
ヴィンスモーク・ココア
年齢:15歳(タイムスリップ時)
プリンとサンジの娘(結婚式前に、サンジを騙す為に関係を結んだ時の子ども)。転生でもトリップでもなく現地主。母‐プリンの意向によって“シャーロット”ではなく“ヴィンスモーク”を名乗る。
ルフィたちが“ビック・マム”によって殺されてしまったifの世界に生まれた。母以外との親族との関係はそれほど良くない。母だけが世界の全てと言っても過言でなく、母の為に父‐サンジが生きている世界を作ろうとした。

“トキトキの実”
時間を操る能力。ただし、時間を戻す事は出来るが進める事は出来ない。イメージとしては、D.Gray‐manのミランダさんの能力をもっと負担を無くした感じ。
“覚醒”に至ったことでタイムスリップ(過去限定)が出来るようになったが、未来を変えるのではなくパラレルワールドを作る。ココアもそれは分かっており、プリンとサンジが行きている世界を作る為に過去に跳んだ。あまり過去に干渉し過ぎて本来の時間軸とは違う展開にしてしまうと、パラレルワールドと正史がひっくり返り元の時間軸には戻れなくなってしまうが、唯一心を許していた母‐プリンが“ビック・マム”の“食いわずらい”によって殺された事で元の時代への執着は全く無い。

“真の開眼”
イメージとしてそんだけ“ビック・マム”が執着するなら、相当凄いんだろうな、とハリポタのバジリスクみたいな能力なのかな、と…。後、幽遊白書の飛影のように金縛りや千里眼の能力もあるかもしれない。

…ただし、続かない。

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