エンジョイ勢による適当な事しか書かれてないのでご注意を。
そうだね。何を語ろうか?
森の竜人の若者が
それとも雪山の
将又海の狩人が身動きが取りづらい水中で村を襲う地震の元凶である海竜や大海龍を討伐しただけではなく禁忌のモンスター
------いや、やめておこう。これらはどれもロマン溢れる伝説でしかない。聞くだけ御伽噺にしか聞こえないだろう。だから今回語るのはどこにでもいる普通の臆病な女の子のハンターの話をしよう。
◆◇◆◇◆
「いやぁぁぁぁ!!?待って!待って待って待って!Wait!!」
夜の砂漠に響き渡る悲鳴。
少女は弓を腰に治めて全力ダッシュ。後ろから迫りくる恐怖を確認しながらどこか適当なエリアに逃げ込みたいと願う。
いやな予感がして後方確認。人間に直すとクラウチングスタートのような構えを取っていた。月光のお陰で見えた黒い靄。走馬灯が軽く走る。大地を蹴る轟音が聞こえてきてから1…2…と、数えて斜め前方へ緊急回避。すると頭上を奴が通り抜ける。躱せた…。と安堵してはいけない。
すぐに立ち上がり即座に右へ前転回避。砂埃が雨のように降り注ぐ。更にもう一回前方へ緊急回避。これで三回目。防具の中が砂まみれ。帰ったらシャワーで洗い流そうと諦めたらしい。その際に砂で水道管が詰まっても彼女の所為ではないのは明らかだ。
立ち上がり弓を構える。背を向けている今がチャンスだった。華奢な腕で目一杯矢を引く。そして奴の尻尾めがけて放つ。矢が尻尾に着弾して悲痛な叫びと共に体を震わせ怯む。それを確認した少女はすぐさま矢を構え強力な追撃を放つ。追撃の一矢が再び尻尾に刺さると、その巨体は自らを支える力を失い地面に伏せた。
「…死んだ、かしら?死んだよね?うん死んだ。寧ろここで起き上がられたら私ハンター辞めるからね!?」
弓を収めてそろ~りそろ~りモンスターに近づく少女。もしかしたらどこかの狂走エキス君みたいに死んだふりかもしれないと疑心暗鬼になりながらゆっくりと歩みを進める。
夜の砂漠は寒い。昼間はベースキャンプの日向に鉄板も置かずにガークァの卵を割り落とすだけで即座に目玉焼きになるほど暑いのに昼夜が逆転するだけで焼きたてのこんがり肉が冷めてしまうほど冷たくなる。
首元に嫌ぁーな汗が流れる。これは先ほどまで走り回って出た運動による汗じゃないと気づくのにそう時間はかからなかった。彼女の直感が危険信号を激しく点滅させ、すぐさま距離を取り武器を構えろと警告する。
涙目になりながら彼女は一心不乱に弓を引き続けた。死体であるモンスターに何発も矢を撃ち続ける。
GGGYYYYYAAAAAAAAAaaaaaaaaa!!
「キェェェェェェアァァァァァァオキタァァァァァァァ!!??」
咆哮と悲鳴が静かな夜の砂漠を騒がしくする。木にとまり睡眠をとっていた野鳥たちが驚き一斉に飛び立つ。互いに声量は大きく、もはやどちらがモンスターの叫び声かは分からない程それはそれは酷かった。
残された一本の角が折られた一本の仇を討つと言わんばかりに鋭く尖らせ彼女に威嚇するようチラつかせる。あれほど鋭く太い角で突進され腹を穿かれれば報酬金が減るだけでは済まないだろう。即死すら脳裏に過る。
「このディアブロスは狂竜化しないって言ってたじゃん!!ウイルスだから仕方なけどさァ!断言したからには言葉に責任を取ってもらうわよ竜人お姉さん!!」
狂竜化したディアブロスが憎悪の眼差しで彼女を見つめる。焦りに焦った少女はすぐさま3つの作業を急いで行う。強撃瓶LV.2を矢に装填。弓に抗竜石【剛撃】を防具に抗竜石【耐衝】を使う。
「いやぁぁぁあ!!来ないで!来ないでディアちゃん!謝るから!散々矢で攻撃したこと謝るから許して!きゃぁ!?」
突進を前転で回避して弓を放つ。しかし尻尾振りで振りで少女は吹き飛ばされる。ところで謝るから攻撃を止めてくださいと泣きながら懇願している癖に自らは矢を引く動作を止めないとはこれ如何に。
立ち上がった少女は『尻尾痛い…これだから尻尾斬れない弓は…。早くギルドさん味方転ばせてもいいから斬撃属性のワイヤーの付いた矢を開発してよぉ』と泣きながら訳の分からないことを願っていた。
自棄になった彼女はポーチから閃光玉を取り出しディアブロスの目をめがけて投擲する。激しい光がモンスターの視界を奪う。目が見えなくなったディアブロスはアタフタしながら回転攻撃で回りを薙ぎ払っている。しかし相手は遠距離から攻める弓使い。何の意味もなさない。
一発。また一発。まだ一発。もっと一発。ウイルスによって蝕まれた精神に痛みなど感じる余裕がないほど最高にハイッ!って状態のディアブロスだが、着実に自らが死に向かっているのが本能で満たされた脳内で感じ取れた。
視界がクリアになりあたりを見渡し、敵である少女を確認した。
イタイ。ニクイ。コロシテヤル。
モンスターにも感情はある。自らをいたぶってくれた敵を殺そうと一歩前進する。だがディアブロスの片脚はもう機能していなく足を引きずっていた。しかし関係無い。最後の力を振り絞って片角の暴君は駆ける。
あと5歩…あと3歩……あと1歩。
まだ比較的動く片脚で地面を蹴り跳躍する。頭から地面に突き刺さり、少女も貫こうとしたのだろう。
だがこの世界は無情だった。
少女はバックステップでその攻撃を躱した。
そして最後の一矢をヒビの入った片角に向けて放った。
角が折れるのと同時に暴君ディアブロスは息絶えた。
少女は倒れたのを確認して全力ダッシュで距離を取る。念のために弱点である尻尾にペイントボールを投げる。確実に死んでいるらしい。今度こそ…。と思い脱力。仰向けに倒れ満点の星々を見つめる。
「もう…いやだ…今度こそはハンター辞める…」
ギルドの気球が見えたので信号弾を天に向けて放ちサインを出す。
どこからか獣人族の声とと大型の台車が揺れる音が聞こえてくる。討伐したモンスターを回収するギルドのアイルー達だ。
さぁ帰って辞職願でも出そう。
ハイ柚子葉です。
他作品の筆が進まずむしゃくしゃして書きました。後悔はありません。
MH4GのHRは850超えたころにXが発売されれてカンストはできていません(´・ω・`)
怯み値 スタン値計算のできないポンコツの書くお話ですがよろしければお付き合いくださいm(_ _)m
超低頻度更新になると思います