――始めよう、カルデアのマスター。これから語るのは、虚ろなる物語。

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 少し閃いたことをちょっとだけ。

 うっかり投稿してしまったので投稿しなおしました。


 小舟で三人のお嬢さんと共に。

やあやあ、初めまして。僕は……そうだね、写真家のおじさんとでも名乗ろうか。

 

 なに? どうして君をここに呼んだのかって? ……じゃあ、早速だけど本題に入ってしまおうか。

 

 『――――』君/ちゃん、人理修復おめでとう。君はまさに物語の中の一人になったわけさ。

 

 待って待って、話は此処からだよ。もう少しだけ僕の話に耳を澄まして欲しい。

 

 君はこれから、更に過酷な戦いに身を投じていくのだろうけれど、……今までの人理修復で本当にやり残したことは無いかい? 恐らく、それは君自身でも意識的には気付いていない事さ。

 

 これから君に話す事は、本来『起こりえない物語』。――まあ、人理修復で論理に生じたバグ取りを君に頼みたいんだ。

 

 もちろん引き受けてくれるよね。でなければ、人理に致命的な不具合が生じる。これは君が生きていく上で、解決するべき課題なのだから。

 

 大丈夫、今までと同じさ。君は只、物語の中で自分らしく振る舞っていればいい。肩肘を張らなくても、君には七つの特異点の修復という実績がある。そう難しくは無いはずさ。

 

 ……ありがとう。じゃあ、全てを話す事は出来ないけれど、君が挑むべき場所がどんな所だけかは教えてあげよう。お嬢さん方に邪魔されないように、手短にね。

 

 

 

*

 

 

 

 例えば、もし、IFの世界は数あれど。世界には「そんな馬鹿な」という様な条理から外れた物事も時には起こりうる。これらは、そんな物語達。

 

 

 

 一つ、これは事実への革命。二人の男の物語。一人の男は自らの後始末の為、もう一人の男は自らの矜持を守る為、戦いに身を投じる。

 

「我がクラスはセイバー! そう。セイバー……つまりは騎士なのである! 私の事はオペラのセイバーと呼びなさい」

「私の歩む道は血塗れの大輪に彩られている。けれど、私はこの道を進み続けるしかないの」

「ええ、ええ! 私はフランスを愛しています! それは何時だって、何処でだって! だから、何度だって歌い続けるの、『みんな愛してる』って!」

 

 

 偽装特異点1 『白百合に捧ぐ凱旋歌』

 

 

 

 

 一つ、これは忘却からの証明。少女達の盤上遊戯。湖畔を舞台に、聖杯を賭けた陣取りゲームの幕が上がる。

 

「こんな素敵な事ってあるのかしら。わたし(ありす)はわたし(アリス)、二人で一人。会いたかったわ、ナーサリー・ライム(アリス)」

「例え、あらゆる人に忘れられ『人理』にすら刻まれなくたって私達(霊基)が刻んだ証はここにあるの。――だから、私達の物語を始めましょう?」

「恨めしい、恨めしい! 楔から放たれようと、私は未だに愛する者と逢いまみえることは叶わぬのか! ならばいっそ、全てを水の底へ――!」

 

 偽装特異点2 『ワンダーランド・チェスゲーム』

 

 

 

 

 一つ、これは仮初の神話。嵐、海、空。仮定より生じた三柱の偽神の激突。創世神話の再現。その果てで、誰が笑う?

 

「原初を語りましょう、……神話に轟く天地を拓きしその偉業。名を――“天地拓く創造の刻(エヌマ・エリシュ)”」

「理を最果てへと導く呪いの槍、もはや我とこの宝具は一心同体だ」

「私達より旅だった愛しき子達――、もう一度私は抱きしめてあげたいの」

 

 偽装特異点3 『英霊偽神戦争』

 

 

 

 

 さあ、語ろう。これらは虚ろなる物語、在ってはならない特異点。カルデアのマスター、身構えるといい。この先に君の常識が通用するとは限らない。

 

 

 

 偽装特異点――“Void order” 




 ――続きません。

 もしかしたら書くかもしれないけど、多分書かないんじゃないかな?

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