最強生物の力を宿した白兎   作:タイルアルゴウ

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十三話

僕は神様を抱きかかえてモンスターとの遭遇を極力避けるために裏路地を通って移動しながら本拠(ホーム)に向かっていると、ある光景が目に飛び込んできた。

 

その光景というのが一匹のシルバーバックが僕達の前に立ち塞がったかと思えば突然地面から謎の植物系モンスター数十体がシルバーバックを喰らうというものだった。

 

「な、なんなんだいこれは!?」

 

次々に予測不能な事態を前にして神様はそう叫ぶ。

 

すると、その声に反応してなのか植物系モンスター達が襲い掛かってくる。

 

「チィッ!!」

 

舌打ちしながらも襲い掛かってくる植物系モンスターの触手と噛みつきを躱していく僕に神様がこう言ってくる。

 

「ベル君、ここはひとまず逃げよう‼時間を稼いで他の冒険者達を待てば…」

 

「神様」

 

そう言ってくる神様の言葉を僕は言葉を被せて止め、後ろに跳躍して植物系モンスターと十分な距離が出来たところで見聞色の覇気でこの周辺にモンスターがいないことを確認すると言葉を続ける。

 

「僕は逃げることは出来ません。ここで全部倒します」

 

そう言った瞬間、両拳両足を武装色の覇気で硬化させてモンスター達に向かって駆け出す。

 

僕の事を認識した植物系モンスターは何十本もの触手を使って襲い掛かってくるが、僕はそれを手刀で薙ぎ払う。

 

悲鳴じみた声を上げるモンスターを尻目に僕は頭らしき口のついた場所に一撃を見舞った。

 

その瞬間、一撃を受けたモンスターは灰へと変わり、残ったのは紫紺の魔石ではなく極彩色の魔石だった。

 

でも、今はそんな事どうでもいい。

 

神様に迫るモンスターの脅威を蹴散らすことが今の僕の使命だ!!

 

頭の中でそう考えながら次々と謎の植物系モンスターを倒していくと、突然モンスター達は向きを変えてある場所を向かっていく。

 

その方向の先を見ると、そこには【ロキ・ファミリア】が謎の植物系モンスターと交戦している。

 

だが、何故か金髪金目の少女ばかりが集中的に狙われている気がした。

 

その理由は何だと考えていると、少女の周りに風魔法が発生している事に気づいた。

 

つまり、あの植物系モンスターは魔法に反応している!!

 

しかも、僕が相手をしていた植物系モンスターも魔法に反応してそっぽ向いて少女の所に向かおうとしている。

 

それを見た僕はムカついた。

 

最初に喧嘩吹っかけて来たのはモンスター(お前等)の癖に今更無視してんじゃねぇよ!!

 

そうした怒りに呼応して硬化させていた拳や足から雷が発生する。

 

バリバリと激しく迸る雷を気にも止めずに全力で疾駆(はしっ)た。

 

その瞬間、激雷が轟き僕はその勢いのままに植物系モンスターを蹴散らした。

 

オリ団員はやっぱり大看板や飛び六胞に近付けた方がいいですか?

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