最強生物の力を宿した白兎   作:タイルアルゴウ

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一話

【ヘスティア・ファミリア】の団員となった僕ベル・クラネルはギルドに行き、冒険者登録をしに行こうとすると神様がこう言って来る。

 

「気をつけて行って来るんだよ、ベル君。」

 

「はい、神様。」

 

神様の言葉に僕はそう言ってギルドにへと向かう。

 

ギルドに着いた僕は早速受付に行き、話しかける。

 

「あの冒険者登録をしたいんですけど・・・。」

 

僕がそう言うと、受付のハーフエルフの女性がこう言って来る。

 

「畏まりました、それでは此方の用紙に名前・年齢・所属ファミリアをご記載ください。」

 

女性は紙とペンを取り出しながらそう言って来る。

 

僕はそれに従って紙に書いて提出する。

 

「ベル・クラネル氏 14歳 【ヘスティア・ファミリア】ですね。聞いたことのないファミリアですが、新興派閥(ファミリア)ですね。」

 

女性職員は僕の書いた紙を見ながら確認していく。

 

「はい、そうです。」

 

それに対して同意をすると、女性職員はこう言って来る。

 

「それでは、新人冒険者講習と言うものを実施しておりますので受講されますか?」

 

「はい、お願いします。」

 

僕はその申し出を受け入れ、その講習を受けるのだった。

 

二時間後、講習を受け終えた僕は頭がパンクしそうになっていた。

 

すると、女性がこう言って来る。

 

「クラネル氏はダンジョンの知識が足りないようなのでもう少し講習を受けられたほうがいいですね。」

 

「わ、分かりました。」

 

精神的に疲労している僕はそう返事を返すのが限界だった。

 

すると、そんな僕に女性職員はこう言ってくる。

 

「それでは、自己紹介をさせていただきます。私はこの度クラネル氏の専属アドバイザーを請け負うことになりましたエイナ・チュールと申します。」

 

女性職員もといエイナさんが頭を下げながらそう言って来る。

 

「僕はベル・クラネルと言います。こちらこそよろしくお願いします、エイナさん。」

 

僕も頭を下げながらエイナさんにそう言った。

 

 

 

 

エイナさんとの会話を終えた後、僕はギルドで貸し出されている武器の中で小人族(パルゥム)用の大きめのメイスを借りてダンジョンに向かうのだった。

 

ダンジョンに入ると、そこは地上とは違う緊張感が充満していた。

 

僕はメイスを片手に一階層の中を歩いていくと、ゴブリンとコボルトが密集していて通るにはあの群れを全滅させなければならない。

 

そう考えた僕はメイスを構えてモンスターの群れにへと突っ込んでいき、横薙ぎに振るうと風圧だけでモンスターの群れを一掃できたのだがメイスが持ち手からボッキリと折れてしまった、しかも持ち手の方も力を軽く入れただけで壊れてしまっている。

 

「これ、弁償なのかな?」

 

そう呟きながら僕はモンスターの魔石を集めるのだった。

 

魔石を集め終わると、僕は物足りなさを感じているためもう少しだけダンジョンに潜る事にした。

 

襲い掛かってくるモンスターに対しては蹴りで対応するのだが、威力が強すぎて魔石ごと砕いてしまった。

 

色んな事があったけど、まぁいいかという気持ちで地上に戻って換金を済ませた後にエイナさんに報告をする(まぁ、武器が振っただけで折れたって事はちょっと誤魔化したけど)。

 

武器の破損についてはよくある事なので不問ということになっているらしい。

 

換金と報告を終えると、僕は神様の書いてくれた地図を元に本拠(ホーム)に帰っていくのだった。

 

 

 

 

 

僕達【ヘスティア・ファミリア】の本拠は北西と西のメインストリートに挟まれた区画にある廃教会の隠し部屋である。

 

「ただいま戻りました、神様。」

 

そう言って隠し部屋の扉を開くと、神様がこう言って来る。

 

「おかえり、ベル君!!」

 

笑顔で迎えてくれる神様に感謝しながら僕は今日の事を話した。

 

神様は僕のダンジョンでの話を聞いてこう言って来る。

 

「ベル君、君のステイタスだとギルドが持っている武器では運ぶだけならまだしも使おうとすれば一秒も持たないだろうね。」

 

神様は僕が使ったメイスの話を聞いてはっきりとそう言った。

 

それに対して僕は神様にこう言った。

 

「でも、神様僕のステイタスは規格外ですけど、それでもlevel1ってだけじゃないんですか?」

 

神様は僕の言葉を聞いてこう言ってくる。

 

「ベル君、確かにそうは言えるけど君の場合はそうも言ってられない気がするんだ。」

 

「え?」

 

神様の言葉に僕はキョトンしてしまう。

 

「どういう事ですか?」

 

神様の言葉に対して疑問しかない僕はそう問いかける。

 

「うん、君の【ステイタス】にあるスキル【この世における最強生物(カイドウ)】には何らかの意志というものが働いていると言ったほうがいいのかな、そんなものを感じるんだ。」

 

「・・・。」

 

神様の言葉を受けて僕は自分の右手に視線を向ける。

 

何らかの意志、それは僕の意志とは別のものなのかな?

 

そう考え込んでいると、神様がこう言って来る。

 

「ベル君、今は考えていてもしょうがないぜ。だから、今日は休むべきだぜ。」

 

そう言って来る神様に対して僕はそれもそうだと思い、今日はもう休む事にした。




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