最強生物の力を宿した白兎   作:タイルアルゴウ

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二十一話

リガスとダマの喧嘩で予定がずれた為、僕達は昼食を済ませてからダンジョンに潜るのだった。

 

ダンジョンに潜るけども魔石や怪物素材(ドロップアイテム)を集めるのは変わらないが、スキルの確認をすることにした。

 

他の冒険者を巻き込まないように小広間(スモールルーム)に移動するのだった。

 

「ベルさん、スキルの確認をするとは言うが何をするんだ?」

 

「それはね、僕とリガスとダマのスキルになんとかの実ってあるじゃない。それを確認しとかないと土壇場で使うのはどんな事が起きるか解んないからな」

 

リガスの質問に僕は答える。

 

「なるほど」

 

「そんじゃあ、まずはこのダマ様がやるぜ!!」

 

それを聞いたダマがスキルを発動させ、肉体が変化を始める。

 

そうして、まるでインファント・ドラゴンのような首長竜な姿になった後、首長竜と人間の様に立ち上がった姿になった。

 

「ムハハハッ、こりゃいいぜ!!この力と俺の造った魔道具(マジックアイテム)が組み合わせれば敵は無いな!!想像が膨らむぜ~~~~!!」

 

そう言って高笑いをするダマにリガスがこう言った。

 

「一々騒ぐな、耳障りだ」

 

「なんだとテメェ!!」

 

「二人とも、止めろ」

 

今朝の二の舞を避けるために止める。

 

「済まねぇ、ベルさん」

 

「すんません」

 

僕の制止に二人が謝罪と共に喧嘩を止める。

 

「ダマのスキルは確認できたから次はリガスだね」

 

「えぇ」

 

リガスがその言葉に同意した後、頭に長大なトサカがあり長い嘴を持つ黒い飛竜(ワイヴァーン)の姿になり、次に両腕が翼とトサカがある人間の姿になりました。

 

「こんな所だ、ベルさん」

 

「うん、そこからどう戦いに生かすかだね」

 

「あぁ」

 

そうやって話していると、リリが話しかけてくる。

 

「ベル様、モンスターが来ました」

 

それに反応したのはリガスとダマ。

 

「「ベルさん、ここは俺(様)に任せてくれ」」

 

息の合った台詞を言った瞬間、睨み合いを始める。

 

「リガステメェ、俺様の真似してんじゃねぇよ」

 

「それはこっちの台詞だ、ダマ」

 

「「俺(様)の邪魔すんじゃねぇ!!」」

 

「お二人とも、息ピッタリですね」

 

「そうだね、これが喧嘩じゃなかったらなお良いんでけど・・・」

 

二人の言い合いを尻目に僕とリリは襲ってくるモンスターを迎撃する。

 

「よーし、上等だ!こうなりゃ、倒したモンスターの数でどっちが上か決めようじゃねぇか」

 

「フン、良いだろう。まぁ、勝敗は決まりきっているがな」

 

そうして、リガスとダマはモンスターを倒し始める。

 

ダマはその巨体と尾を生かして薙ぎ払うと共に魔道具(マジックアイテム)での攻撃を繰り出してモンスターを倒していき、リガスは人獣型の状態で翼となっている腕から斬撃を飛ばしモンスターを切り刻んでいく。

 

「お二方、凄いですねベル様」

 

「そうだね」

 

二人の猛攻によって襲いかかってくるモンスターは全て魔石と怪物素材(ドロップアイテム)に変わっていくのだった。

 

そうして数十分後には辺り一面に魔石と怪物素材(ドロップアイテム)だけが転がっていた。

 

「ムハハハッ、どうやら俺の勝ちのようだなリガス」

 

「ほざけ、ダマ。どう見ても俺の勝ちだろうが」

 

「「あぁん!?」」

 

結論から言って堂々巡りで喧嘩は収拾が付かなかったとだけ言っておこう。

 

こうして、僕達は四人での探索を終えて地上に帰還するのだった。

 

帰り道の途中、ある事に気付いた。

 

「あっ、僕だけスキルの確認してないや」

 

「そういえばそうでしたね」

 

「まぁ、明日にでも確認すればいいや」

 

自分だけスキルの確認をしていないことに気付いたが明日に持ち越しにすることにした。 

 

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