最強生物の力を宿した白兎   作:タイルアルゴウ

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五話

「あの、ミノタウロスを・・・見ませんでしたか?」

 

そう言って来る少女に対して僕はこう言った。

 

「それなら僕が倒しちゃいましたよ。」

 

そう言いながら僕は魔石とドロップアイテム(ミノタウロスの角)を見せると、少女はこう言って来る。

 

「ありがとう、そしてごめんなさい。」

 

「どうして謝るんですか?」

 

いきなりの謝罪に僕はそう聞かずにはいられなかった。

 

すると、少女はこう言って来る。

 

「実はミノタウロスを上層に逃がしてしまったのは私達だから。」

 

それを聞いて僕は謝罪についての理由に納得した。

 

「謝罪の理由についてはわかりましたけど、気にしなくていいですよ。」

 

「どういう事、ですか?」

 

僕の言葉に対して少女は首を傾げながらそう聞いてくる。

 

「あなた達が逃がしてしまったのはしょうがないことですよ。何が起こるか分からないんですから、ダンジョン(ここ)は。それじゃあ、僕はこれで。」

 

その言葉を聞いて少女は戸惑うかのような顔をしている中、僕は魔石と角をバッグパックに入れてすぐに上層にへと上がっていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

地上に戻ると、僕は集めた魔石を換金所にへと持っていくとそこにはエイナさんが立っていた。

 

「ベル君、今ダンジョンから戻ってきたの?」

 

「はい、今日もこんなに魔石を取ってきました。」

 

僕はそう言いながらバッグパックを広げる。

 

「ん?ベル君、この魔石と角ってミノタウロスのものだよね?」

 

バッグパックの中を見たエイナさんがそう聞いてくるのに対して僕はこう答える。

 

「はい、五階層に降りた時に出くわしたのでついでに倒しました。」

 

そう言った瞬間、エイナさんの雰囲気が変わった。

 

「ベル君、君は何やってるのか分かってるのかな?君の実力じゃまだ五階層は早いの、それにミノタウロスを倒したってlevel1じゃ不可能なの!!」

 

そう言って来るエイナさんに対して僕はこう言った。

 

「エイナさん、そんなの僕には関係無いんですよ。だって、死ねばただ天に召されるだけなんですから。」

 

僕はそう言った後、魔石を換金してギルドを出ていくのだった。

 

 

 

 

エイナSIDE

 

私、エイナ・チュールはある一人の冒険者の事が気掛かりである。

 

その冒険者の名前はベル・クラネル、ほんの一週間前にこのオラリオにやってきて新興派閥(ファミリア)【ヘスティア・ファミリア】の唯一の団員になった男の子。

 

見た目的にも冒険者には向いていない可愛い顔立ちをしているじゃなかった、雰囲気を持っている。

 

だからこそ、私は弟のようにも思っているベル君が死ぬなんてことにならないように厳しくダンジョンの厳しさを教えてきたと思っていた。

 

でも、ベル君は私の言う事を聞かずに五階層に降りたというではないか。

 

しかも、そこのに対して注意をしたら彼はこう言った。

 

『エイナさん、そんなの僕には関係無いんですよ。だって、死ねばただ天に召されるだけなんですから。』

 

死に対して恐れていないというか達観していると言えばいいのだろうか、そんな感じがした。

 

「どうしちゃったんだろ、ベル君。」

 

私は変わっていくベル君に何か違和感を感じ始めた。

オリ団員はやっぱり大看板や飛び六胞に近付けた方がいいですか?

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