最強生物の力を宿した白兎 作:タイルアルゴウ
内容は変わっていませんのであしからず。
ギルドから本拠へと帰ってきた僕は神様が用意してくれた夕食を食べながらこれからの事について話し始める。
「神様、
僕がそう聞くと、神様がこう言って来る。
「その意見には賛成だよ!でも、お金が足りないだろ?」
神様の言葉に僕はこう言った。
「資金の問題は僕がダンジョンに行って稼いで来るので大丈夫ですよ。」
「うん、ありがとうベル君。」
僕の言葉に神様がお礼を言って来る。
「資金が貯まったら改築をどこのファミリアに依頼するんですか?」
僕がそう聞くと、神様はこう言って来る。
「そうだね、【ゴブニュ・ファミリア】に依頼するつもりだよ。彼らなら建築関係の依頼も請け負っているからね。」
「そうですか。」
依頼をどこに頼むかと聞くと、神様はそう答えてくれる。
そうして、食事を食べ終わった後は今日の疲れをとるために眠りにつくのだった。
その日の翌日、神様よりも朝早くに目を覚ました僕は身体を解した後、着替えてダンジョンに向かうことにした。
今回からはきちんと書置きを残してから行くので、神様に心配をかける事は無い。
更に言えば、より多くの魔石やドロップアイテムを入れられるように今までよりも大きな袋を持っていくことにした。
朝の空気を味わいながらダンジョンに向かっていると、上空から誰かからの視線を感じ、その方向を見た。
そこにあったのは、
エイナさんに聞いたことがある、バベルの最上階にはオラリオの最大勢力の一つである【フレイヤ・ファミリア】の主神である女神フレイヤの
ということは、感じた
そう考えはしたが、気持ちを切り替えてダンジョンに向かおうと歩き出した。
「あの…、コレ落としましたよ?」
その途中、歩き始めた俺の後ろから誰かが声をかけてくる。
俺が後ろを振り向くと、そこには手の上に豆玉サイズの魔石を乗せた銀髪ポニーテールの女の子がいた。
「ありがとうございます、えっと名前は?」
俺はシルさんの上の魔石を取り、礼を言いながら名前を問いかける。
「私の名前はシル・フローヴァといいます、そこの【豊饒の女主人】という酒場で働いているんです。」
「僕はベル・クラネル、【ヘスティア・ファミリア】所属の冒険者です。」
俺とシルは互いに自己紹介をした後、シルの指さす場所には【豊饒の女主人】という店があった。
「うちは昼間は喫茶をしているんですけど、夜は酒場をしているので出来ればそちらでお願いしますね。」
それを聞いた僕はこう言った。
「分かりました、ダンジョンに行った後にでも食事に来ますね。」
「はい、お待ちしていますね‼ベルさん、いってらっしゃい‼」
「行ってきます。」
俺がそう言ってからダンジョンに向かうと、シルは満面の笑みでそう言って送り出してくれた。
ダンジョンに着くと、さっそく僕は上層の最終階層である十二階層まで降りると、僕は一度呼吸を整えてから先にへと進み始める。
襲い掛かってくるモンスターを蹴散らして魔石を集めていきながら進んでいくと、中層最初の階層である十三階層に続く道を見つけた。
「ここから中層か、楽しみだな。」
そう呟いた後、僕は中層にへと足を踏み込んだ。
中層は上層よりも薄暗く眼を凝らさないと見えない所もあるが、上層とは違う点がもう一つある。
それはモンスターの出現速度と数である。
中層は上層とは比較にならないほどの速度でモンスターが生み出されて襲ってくる為、僕は見聞色の覇気を常時発動させて十三階層の中を歩いていく。
すると、僕の目の前に数十人のパーティが何かから逃げるように走って現れるが、そのまま俺の横を通り過ぎて走り去っていく。
かなり慌てているのか武器やアイテム、魔石などを落としていくのだった。
その後ろからは無数のヘルハウンドやアルミラージ、ダンジョン・ワームが迫って来ているその光景に僕は何も言わずに拳を構える。
飛び掛かって来るヘルハウンドにただの手刀で頭を砕き、アルミラージは連続蹴りで蹴り飛ばし、ダンジョン・ワームはさっきの冒険者達が落としていった剣に武装色の覇気を纏わせた状態で斬りつけてぶつ切りにしてやった。
モンスターの群れを片付けた後、使い終わった剣に纏わせた覇気を解くと砕け散ってしまう。
それを見ていた僕は専用武器が必要だなと思いながら十四・十五・十六と先にへと進んでいくと、そうして辿り着いた階層が十七階層。
十七階層には僕が五階層で倒したミノタウロスが生み出される場所でもある。
僕は魔石とドロップアイテムの他にミノタウロスの持っている
石斧を集めたとはいっても、手加減を間違えて二本くらいしか回収できなかったけど。
すると、一番奥までやってくると巨大な壁がある空間にへと出た僕。
この十七階層と十八階層を結ぶ
階層主とは、正式名称
「へぇ、思ったよりも綺麗だなぁ。」
大壁を見ながらそんな事を言っていると、突然大壁に大きな亀裂が入る。
どうやら、ここの階層主の誕生の時のようだ。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
雄叫びを上げて壁を破壊しながら生まれて来るゴライアスを見ながら石斧を袋から一本取り出すと、普段の武装色の覇気を纏わせるだけでなく、より硬化させて黒く変色させる。
「さて、行こうかな。」
そう言った後、強く地面を蹴り砕きながらゴライアスに向かっていき、武装色を纏わせた石斧の一振りで右の足首を切断し倒した。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」
足首を切断された事に驚くよりもいきなり襲ってきた激痛に悲鳴を上げる。
「うるさい。」
そう言いながら僕は倒れて来るゴライアスの右足に飛び乗り、石斧の刃の部分を足にへと食い込ませてからそのままの状態で頭部に向かって引き裂きながら向かっていくと同時に聞こえて来る途切れる事の無い痛みに耳障りな悲鳴を上げるゴライアスは胴体を動かして暴れようとするが、そんな事お構いなしに僕は頭にへと向かう。
頭の方に着くと、持っていた石斧をゴライアスの眼に向かって投擲し、そのまま左眼にへと突き刺さる。
眼から襲ってくる痛みに悶えるゴライアスを尻目に、僕は次の石斧を取り出して攻撃に移るとするが、ゴライアスが右の拳を放って来たがそれを回避した後伸びきった右腕の手首を切断した。
その瞬間、石斧が砕けてしまう。
どうやら、回収の時点で少し耐久度が落ちてしまっていたらしい。
そして、ガラ空きになっている腹部に覇気で黒く変色させた拳と蹴りを止めどなく打ち込み、ゴライアスは灰にへと変わると同時に砕け散った魔石が周囲に散乱するのだった。
「ふぅ、今日はこのくらいにしておこうかな。」
そう言いながら魔石とドロップアイテムでパンパンに膨れ上がった袋を担いで地上にへと戻っていくのだった。
地上に戻ってくると、すっかり日が暮れて夕食にはちょうどいい時間帯になっていた。
僕は今日集めた魔石を換金しに行くと、そこにはエイナさんが立っていた。
「あっ、ベル君!」
エイナさんは僕の事を見つけるとすぐに駆け寄って来てこう言って来る。
「ベル君、今日はいつからダンジョンに潜ってたの?」
そう聞いてくるエイナさんに僕はこう言った。
「そうですね、早朝からですね。」
僕がそう言った瞬間、エイナさんが小声でこう言って来る。
「ベル君、君がいくら規格外のステイタスやスキルを持っていてでも無茶だけはやめて。ベル君にも死んで欲しく無いんだから。」
それを聞いた僕はエイナさんにこう言った。
「分かってますって。」
そう言いながら僕は到達階層の事について話す。
「そうだ、エイナさん到達階層の更新をしたいんですけどどうしたらいいんですか?」
「あっ、それならこっちに来て更新の手続きをするから。」
「分かりました。」
それを聞いて僕はエイナさんの後ろにへと続いていく。
そうしてやって来た場所が個人的な相談をするために使われる個室である。
「それじゃあ、ランクアップをしてから到達階層を教えて。」
そう言いながら羽ペンに墨を付けて書く準備を整えるエイナさんに僕は到達階層を口にする。
「十七階層の嘆きの大壁です。」
「十七階層・嘆きの大壁・・・、へ?」
僕の言ったことを繰り返しながら紙に記していたエイナさんは突然素っ頓狂な声を上げるてからこう聞いてくる。
「ベル君、私の聞き間違いかな?今、十七階層の嘆きの大壁って言わなかった?」
それに対して僕はこう答える。
「えぇ、言いましたよ。それがどうかしたんですか?」
「どうかしたかじゃないよ、まさか階層主に挑んでないよね!?」
僕の言葉を聞いて声を張り上げながらそう言って来るエイナさんに対してこう言った。
「挑みましたよ、それでちゃんと討伐しておきました。」
笑みを浮かべながらそう言うと、エイナさんはこう言って来る。
「討伐しておきましたよ、じゃないの!!一人で階層主に挑むなんてわざわざ死にに行くようなものなんだってば!!」
それに対して僕はこう言った。
「死んだらそこまでの男だったって事と僕が弱かったと言うだけです。」
僕がそう言うと、エイナさんは黙り込んでしまう。
「それじゃあ、僕はこの魔石とドロップアイテムを換金してきますね。」
僕はそう言いながら魔石とドロップアイテムの入った袋を持って扉から出ていくのだった。
換金を済ませた僕は本拠に戻って来ると、神様にこう言った。
「神様、今日は贅沢に外食にしませんか?」
それを聞いた神様はこう言って来る。
「それはいいけど、お金の方は大丈夫なのかい?」
改築費の事を心配している神様に対して僕はこう言った。
「少しくらいなら大丈夫ですよ、それに使ってしまった分は僕がダンジョンで稼いできますから。」
僕の言葉に神様がこう言って来る。
「ベル君・・・、僕は何て良い
そう言いながら涙を拭うしぐさをする神様に対して僕はこう言った。
「それじゃあ行きましょう、神様。」
そう言って僕は神様と共に【豊穣の女主人】に向かうのだった。
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