皆様お待たせしました。ほんとにすいません。
本日3本目の投稿です、もう俺の手が死にそうです。
それではどうぞ!
「は?八幡がテニス部?」
「いや、なんでそんな驚いてんの?」
現在、放課後の奉仕部にて俺と八幡、雪ノ下が八幡がテニス部に勧誘された事について話していた。
「何を言っているのかしら比企谷君、驚くに決まっているじゃない」
「いやなんでお前まで驚いてんだよそんなに可笑しいか?」
いやだって……
「「集団行動できんの?(できるのかしら?)」」
「うぐ……」
八幡、図星である。
「あと魂胆丸見えだぞ、奉仕部辞めて、テニス部で嫌われて段々フェードアウトするつもりだろ。お兄ちゃん騙そうなんてまだ早いぞ」
「ぐ……」
ほんとにそう考えていたらしい、全くこいつは。
「それでも、つくづく集団心理が理解できていない人ね。ぼっちの達人ね」
「「いやお前が言うなよ」」
八幡と俺の台詞が被る。うん八幡、気持ちは良くわかる、俺もそう思ったから。
「もっとも、」
あ、こいつ無視しやがった。
「貴方という共通の敵を得て一致団結することはあるかもしれないわね。けれど、排除する為の努力をするだけで、それが自身の向上に向けられることはないの。だから、解決にはならないわ。ソースは私」
前提は置いといて確かにそうだなその行動は相手を落とすためだけのものでそんなものは自分の向上には繋がらないよな。
ん?ソース?
「なるほどな……。え、ソース?」
「ええ。私、中学のとき海外からこっちに戻ってきたの。当然転入とい形になるのだけど、そのクラスの女子、いえ学校の女子は私を排除しようと躍起になってたわ。誰一人として私に負けないように自分を高める努力はしなかった……あの低能ども……」
何故だろう、雪ノ下の後ろになにか黒い炎が燃えてるように見えるんだか。これは不味いな地雷踏んだな。
「要するに何でもかんでも聞いてあげて力を貸すばかりがいいとは限らないということね。昔から言うでしょ?『獅子は我が子を千尋の谷に突き落として殺す』って」
「「殺しちゃ駄目だろ」」
ここでも口が揃う。正しくは『獅子は我が子を千尋の谷に落とす』な。それでもお前は学年首席かよ。
「お前ならどうする?」
恐らく、テニス部が上がる為にはだろう。
「私?」
自分ならどうするかを考え始める。いやいやいや、もう何となく察せれるわ。「死ぬまでなんたら」だろ?
「全員死ぬまで走らせてから死ぬまで素振り、死ぬまで練習、かしら」
ほらな言わんこっちゃない。おいその微笑みはやめろ、怖いから。
「やっはろー!」
元気な声で入ってきたのは奉仕部の中で唯一高校生らしい高校生の由比ヶ浜が入ってきた。
だが、その後ろには深刻そうな顔をした女の子……じゃないな、よく見たら男の子だな。いやー初めて見たな、オトコの娘。
「あ……比企谷くん!」
深刻そうな顔からぱっと笑顔になるオトコの娘。え?なに?八幡と面識ありなの?
「戸塚か……」
戸塚という名前のオトコの娘は八幡に近づき、八幡の袖口を握る。見てて思う。仕草からして完全に女の子だね、うん絶対。
「それで?戸塚は何しに来たんだ?」
「えっとね、実は……」
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どうやら彼の名前は戸塚彩加という名前らしい。名前だけ見ても女の子だよね。君の両親はどんな神経してるのか気になるよ……。
取り敢えずお互いに自己紹介して、戸塚からは大路先輩と呼ぶことにしたそうだ。うん、行動も言動も女の子だ。そんな彼は由比ヶ浜から奉仕部の存在を知り、依頼、と言うよりはお願いに近い。
彼の依頼は『自分を強くしてほしい』との事だ。
「それで?雪ノ下どうするんだ?」
八幡は自然に雪ノ下にどうするかを問う。ん?違くない?それ俺に向かっていうセリフだよね?俺が奉仕部の部長なんだけど。
「さっき言ったじゃない。覚えてないの?」
「おい、まさかあれ本気で言ってたのかよ……」
八幡はさっきの雪ノ下の練習方法を思い出しているのだろう。
だが……
「ストップだ雪ノ下」
俺が雪ノ下を静止させる。
「何かしら部長、なにかわからない点でもあるのかしら?」
「その練習方法は駄目だ。奉仕部の部長として却下する」
これを聞いた雪ノ下は不機嫌そうな顔をする。
「何故かしら、私の案になにか不服かしら?」
「不服も何も不服だらけだ、流石にそれを毎日やるのは本人の意識にも影響が及ぶ。そしたら練習の意味がない」
俺が戸塚を指差し、雪ノ下に戸塚の顔を見せる。戸塚には顔を蒼くしていた。
「……では、何かいい案でもあるのかしら?とても部長の頭脳では無理かと思うのですが?」
「あるにはある。でも確信ではない」
「は?」
雪ノ下はこいつ頭おかしいじゃないのかという顔をしている。
俺はそんな雪ノ下を無視して話を続ける。
「まずは戸塚のテニスの実力を見てその実力に合った練習方法をする。たったこれだけだ」
「そんなものは素人の考えね」
俺と雪ノ下はもう言葉の暴力と言えるほどの会話をしていた。この状態を見て由比ヶ浜と戸塚はあたふたしている。
「確かに素人の考えかもなだが……」
「?」
「俺は他の連中とは違う」
「!?」
何を驚いてるんだか、さて雪ノ下様に俺の実力をお見せしますかね。
「取り敢えず、今回は俺がメインでやる。雪ノ下と八幡と由比ヶ浜は手伝いと傍観に徹してろ」
「……分かったわ」
ようやく雪ノ下か折れてくれたよ。
「了解だ」
「はーい!さいちゃん頑張ってね!」
「う、うん」
「それじゃあ戸塚」
「は、はい!」
「放課後はテニス部の練習があるだろうから昼休みに特訓するぞ」
「はい!」
いい返事だ。さてやりますかね……
久しぶりの依頼解決に向けて。
如何でしたでしょか?
誤字脱字等があれば教えて下さると幸いです。
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